ラミアを撃破し、最強の弓『フェイルノート』を手に入れたレンジャー5人旅。
最強装備は価格が異常に高いのが一般的に難点だが、われわれは金なら腐るほど持っている。意識して貯めたわけでもないのにすでに2,000,000enを持っている。
レンジャー5人旅は、「5人分の野生の勘+自然の恩恵で採集アイテムの入手量と売却量がすごい」「どうせ当たれば死ぬので防具は極彩のベストから買い替える必要がない」「死んで撤退してスキル構成を見直してレベル上げしてそれでもまた死んでの頻度がハンパではない」などの理由があり、所持金だけは超一流なのだ。自慢げに書いたが最後の理由のしんどさはぜひ察してほしい。
さっそくフェイルノートを購入し、もっともATKの高いチグサに装備させる。
さてさて、どれくらい強いものか、と朧矢を試し撃ちしてみると……
ろ、6,000!なんじゃこりゃ!
いままでの最強武器だったハンティングボウ+5だと2,500くらいだったのに、急に2~2.5倍の与ダメージに!
強い!強すぎる!これは絶対5本ほしい!こんなん全員持ったら絶対無敵じゃん!!
冒険を進めながら少しずつ増やしていけばいいかな、と思っていたが、優先順位変更。まずはフェイルノートを5本そろえることに。
そっちのほうが、冒険の効率だって上がるはず。
ボスは2週間(14日)周期で復活するので、宿屋で14泊する。
外出もせず、毎朝フロントに来て連泊の手続きだけして客室で寝るのを14日間繰り返す冒険者を見て、ヴィヴィアン(宿屋の少女。頭上の猫はマーリン)はなにを思うだろうか。案外、彼女も自堕落だから特になにも思っていないかもしれない。
頭封じがうまく決まらなかったときのために、解剖用水溶液も持っていくことに。
この時点で3個しかない超貴重アイテムだが、ここで使わずにいつ使うんだ、という感じ。
基本的にはラストエリクサー病であり、貴重なアイテムを使うことにためらいのあるぼくだが、この旅では不思議と迷わず使っていける。おそらく、「そんな躊躇ができる難度ではない」と心底理解しているからだろう。
フェイルノートのおかげで与ダメージのペースは上がったとはいえ、それでラミアの脅威を封じられるわけではぜんぜんない。けっきょく勝率は50%くらいしかない。重要キャラが混乱や即死したらほぼ負ける。
たとえば、もし分身で器用に動けるアリスが死んだら終わりだし、盲目付与や状態異常治療ができるユーリが死んだら終わりだし、フェイルノートを持つチグサが死んだら終わりだし、デバフやバフを一手に引き受けるナンナやララパが死んだら終わりだ。ぜんぶ終わりじゃねーか!なんだこの虚弱パーティーは!!
そんな逆ギレと数度の全滅を挟みつつ、ようやくラミアをいい感じに追い込んだ。
フェイルノートの武器固有スキル『魅惑のボディ』は「敵全体に混乱付与+封じ耐性低下の効果」を持ち、「敵が状態異常時のみ、高確率で頭封じを付与する」巫剣:霊封頭斬と強烈なシナジーがある。うまくいけば、魅惑のボディ1回で頭封じのお膳立てがすべて整う。
ババアの魅惑のボディってなんだよと思わなくもないが、混乱付与という効果を考えると謎の納得感がある気もする。
無事にレアドロップ条件を満たしつつ撃破!
撃破したら街に戻って素材を売りフェイルノートを買い、宿屋で14連泊してまたラミアを狩りに行き撃破したら街に戻って……を繰り返す。やがて5人分のフェイルノートを入手することができた。さらっと書いたが2時間半かかったことはぜひ知っておいてほしい。
しかし、苦労の甲斐あって、パーティーの火力は爆発的に向上!
道中のF.O.E.相手なら、初手ミラージュアロー×5で強引に瞬殺できるようになった。倒し損ねても、2ターン目で全員でダブルショットを撃てば仕留められる。強いぞレンジャー5人旅!
また、いままでは誰かがミラージュアローを使ったら即座に宿屋に戻ってフォースを回復しないと危険だったが、これだけ攻撃力が上がれば余裕も生まれる。べつに夢幻陣形やミラージュアローがなくたって、フレイムアローやダブルショットの火力も大きく上がったわけで、それでガンガン押していけば余裕余
あっ……
教訓:冒険者たるもの調子に乗ってはいけない。
コメント
やばい!めちゃくちゃ楽しそうだ!
私もブシドー5人とかやってみようかな。
落ちまでついているとか本当に最高!次もお待ちしてます
ぜんぶ終わりじゃねーかで笑ってしまった
紙装甲すぎじゃないですかね…
極彩のベスト×5という実質全裸パーティ