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先日、Amazonほしい物リストからいただいたギフトのなかに……
ポケモンカードゲームのハイクラス拡張パック『VMAXクライマックス』1BOX(10パック入り)が入っていた!
改めて、ありがとうございます!
ぼく「よし、開けていくか!」
娘「あっ、パパ、ビデオカメラある?」
ぼく「ビデオカメラ? iPhoneでビデオ撮影ならできるけど」
娘「それでかいふうどうがとりたいな。ユーチューブにあげようよ」
息子「いいね! とってみたい」
いままでもパック開封の様子をビデオ撮影したことはあったが、それはあくまで家庭内での記録用であり、強いて言うならこのブログの画像素材にするくらいの用途しかなかった。
しかし、娘も息子もさっきYoutubeでポケカ開封動画を観ていたので、自分たちもマネしてみたくなったのではなかろうか。特に今回は、VMAXクライマックスというレアカードが出やすいシリーズだということも影響したのかもしれない。
よし……
ぼく「やってみよう!」
娘・息子「やった~!」
ぼくが促したわけではなく、彼らが純粋に自分から「撮りたい」と言った初めての機会。貴重だ。このチャレンジ精神は育てていきたい。
世の中にはよく「もし自分の子どもがYouTuberになりたいと言い出したら止める? 止めない?」という議論があるのだが、ぼくは圧倒的に止めない派だ。
YouTuberなんてブロガーと同じで「すぐ始められる」し「名乗ればそうなれる」レベルのものなので、挑戦のハードルは皆無だ。だから、個人情報や法律まわりだけしっかり守ってあげて、あとは好きにやらせてみればいいじゃん、といつも思っている。
そして、いざ本気でやってみれば、人に観てもらえる動画を作ることがどれだけ難しくて大変か、なんてことはすぐにわかる。安易な憧れや甘えは一瞬で消える。
本気だったらそれでも続けたくなるだろうし、本気じゃなくて辞めたとしても、本気でやっているYouTuberたちをリスペクトする気持ちが必ず生まれる。それはすばらしいことだ。
ちなみにこれは、かつてのテキストサイトやブログとよく似ている。
それらが流行り始めたころは多くの人が「あんなの誰でも書けるだろ」と嘲笑したが、いざやってみると人に読んでもらえる文章を書き続けることがいかに難しいかにみんな気づき、挫折や淘汰を経て、バカにする人は徐々に減っていった。
うまくいってもいかなくても、どっちに転んでもいいことしかない。
いまこそ、クリエイターとしての一歩を踏み出そう!
ぼく「よし、じゃあ撮影スタートするよ。カメラはこの角度でいい? ちょっと画面見てみて」
娘「えっ、うーん、わかんない。こんなかんじなのかな?」
息子「なんか、くらくない?」
娘「そうかも。なんでだろう?」
息子「あっ、かげができちゃうからじゃない?」
娘「あ~! じゃあ、すわるばしょをこっちにしなきゃ! むずかしいな~」
よしよし、さっそくいい学びができてるな。
そうなんだよ。YouTuberはみんなあたりまえにうまくやってるけど、光の当たり方や座り位置ひとつひとつにもちゃんと考えが必要なんだよ。
ぼくの主戦場は動画じゃなくてブログだけど、それですら句読点をひとつ入れるか入れないかだけで数分考えこむことがよくある。クリエイティブとはそういうものだ。
ぼく「じゃあ、ビデオONにするよ。最初と最後はカットしてあげるから、好きなタイミングで話し始めるといいよ」
息子「えっ、なにしゃべったらいいの」
娘「さいしょはあいさつじゃない?」
息子「こんにちは? こんばんは?」
娘「パパ、あさでもひるでもよるでもだいじょうぶなのって、こんにちは?」
ぼく「おっ、そうだね。そうだと思う。こんにちはがいちばん万能な気がするね」
娘「わかった! ……こんにちは!」
息子「こんにちは」
娘「きょうは、ポケモンカードの、この、クライマックス、あ、ブイマックスクライマックスの、……」
息子「……」
娘「え~、むずかしい! パパ、いっかいとめて」
ぼく「オッケー。でも、初めてしゃべったにしてはすごかったと思うよ! 聞きやすかった!」
あいさつをして何をするかを説明するだけなのに、うまくできないもどかしさ。カメラの前だと急にできなくなる怖さ。
これは、実際にやってみないとわからないよな。やはり、すごくいい学びになっていると思う。
その後は、「途中で失敗したと思うところがあっても、カットできるから回しっぱなしでいこう」と決めて、撮影を続けていった。
ぼくもアシスタントとしてカメラをチェックしたりパックをハサミで切ったりしてあげたが、主体的には動かない。これは企画から撮影まですべて娘と息子が主役であるべきだ。
娘「サイトウのタイレーツがでました! かわいいです! わたしは、とうタイプのデッキをこのまえつくったので、いれたいとおもいます!」
おっ、すごい! 元気かつ流暢にしゃべれるようになってきたぞ!
息子「れんげきウーラオスVMAXの、CSRです。れんげきのかたのウーラオスはソードシールドだとみず・かくとうタイプだけど、このポケモンカードだととうタイプです」
娘に比べればふだん寡黙な息子だが、レアリティやタイプなどのポケモン知識を活かしたトークを披露! 負けてないぞ! すばらしい!
そして、約20分後。いったん撮影が終了。
ぼく「お疲れさま! どうだった?」
息子「わかんない」
娘「とりあえず、みてみたい」
ぼく「そうだね。じゃあ、最初は飛ばして、しゃべり始めたところから見てみようか」
……
…………
ぼく「どう?」
娘「うーん……まあ、がんばったとはおもう」
息子「じぶんでみるのはたのしいけど、ユーチューブにアップするかんじじゃないかも」
娘「うん。もっと、ふたりではなしながらあけたり、○○(有名YouTuber)みたいにカードのせつめいしたりしたほうがいいとおもう」
えっ、すごくない? なんでそんなに自己客観性が高いんだ?
正直、「おもしろいじゃん! すぐアップしよう!」って言い出してもおかしくないと予想していたのだが、ここまで冷静に評価できるとは……これには心底驚いた。
その後もふたりで何度か映像を見返していたが、やはりこれは彼ら自身の判断でアップ見送りとなった。
ぼく「でも、いい勉強になったね。うまくできてたところもいっぱいあったし!」
娘「たしかに! がんばったよ!」
息子「もうパックなくなっちゃったけど、またこんど、とってみたいね」
ぼく「きょうの動画は、アップはしないとしても、30分くらい軽く編集してみようかな。ムダなところをちょこちょこ切ってテロップ入れたらそれっぽくなるだろうから、それ観たら雰囲気つかめるかもよ」
息子「えっ、すごい! へんしゅうってすぐできるの? みてみたい!」
かくして、残念ながらお蔵入りに終わってしまったという点では失敗かもしれないが、さまざまな学び・気づき、そしてさらなる意欲を得たという点では、彼らのオリジナル動画初挑戦は大成功に終わった。
そうやって今後もどんどん楽しく挑戦して、成功も失敗もたくさんしてほしいな、と思う。
息子「ユーチューバーって、とりながら、いっぱいしゃべれるから、すごいね!」
ぼく「そうだね。台本なしにパッとおもしろいこと言えるような人もいっぱいいるからね」
娘「どうやったら、おもしろいこといえるようになるの?」
ぼく「うーん。まずはなんでもいいから、自分がおもしろいと思う言葉を言ってみるのがいいんじゃないかな」
息子「パパはどんなことばがおもしろいとおもう?」
ぼく「えっと……うんことかちんちんとか……」
娘「それはだめでしょ」
ぼく「えっ」
息子「それは、しょうがくせいがおもしろいだけだよ」
ぼく「えっ……」
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ごめんなさい……
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ごめんなさい……
コメント
お子さんが父親を反面教師にしてまっすぐに育ってるようでなによりです
最後の方の露骨なバランス調整、給食費の帳尻合わせで月末の給食が豪華になったり寂しくなったりする現象を思い出した
ゲムぼく。の子育て担当者のIQは本当に高いn…いや、そうでもないな(最後のうんこちんちんを見ながら)
子育て記事の時だけ良い人間面をしてるところが好き
父親の佇まいを見せながら、読者のニーズに応えてちんちんを出すことを忘れないブロガーの鑑。
いい記事だなーと思って見てたらオチで全部台無しになって笑った
そのパパ、YouTubeで鳥のマスク被ってドスケベゲームの話ばっかしてるよ…
まじでいい娘さん息子さんすぎて辛い。お父さん頑張れ。
そんなお子さんたちの参考になりそうな月200万PVのブログがあるんだよなぁ
うんことかちんちんは本当は大人でも面白いんだよ、面白がってると幼稚と思われるからみんな隠してるだけ。
理想的な親すぎてほんと見てて辛い
うんこちんちんでキャッキャ言ってる読者よりゲムぼく息子娘の方が優秀で草
うんこちんちん!!!
親子ネタをみると、本当は知性と理性が高いということがわかるゲムぼく氏。なお、性欲はもっと高いと最後に分かる今日の記事(最悪だ
お父さん担当のゲムぼく。はいいな
おちんちん担当も見習ってほしい
>息子「それは、しょうがくせいがおもしろいだけだよ」
ゲムぼくさんを的確に殴る言葉に笑っちゃった
ゲムぼくは何のクリエイターなんだ
ここまでやっても未だ娘と息子の存在を疑われるゲムぼく氏
小学生のお子さんにその言動はしょうがくせいがおもしろいだけだよって言われるの面白すぎる
ゲムぼく。パパが急激に知能下がるのすき
息子さんたちが小学生が面白いだけだよって言うけどウケてないってことはもしかして気、遣われてます?
本格的にクリエイターの道を歩み始めたらこのブログを発見してしまう可能性があることだけが心配だ
息子さんも娘さんもお父さんのクリエイター魂をしっかり受け継いでるんだね……とほっこりした
でもゲムぼく。みたいにはなるなよ
ゲムぼくさんの肩書きは
ハイパーメディアクリエイターでいかがでしょうか?
人に迷惑かけない事ならとりあえずやらせてあげるパパぼく。さんのスタイル普通に尊敬するわ
うわあああああおちんちん
つ、つまりそれを面白がって読んでた僕は……うう………
謝っても遅い
子が親から学び親が子から学ぶ良記事
途中まではお子さんたちのクリエイティビティを伸ばす素敵な内容だったのに…
最近お子さんたちにたしなめられてること多くない? 大丈夫? パパとしての尊厳保ててる?
インターネット老人会だが、笑いのツボはインターネット学童保育レベルなことでおなじみのゲムぼく。
つまり読者は小学生だった・・・?やったぜ!
そんな事言われても
うんこ好きなんだもん…
このブログの読者のレベルなんて小学生以下なんだから間違ってないちんこ。
子供さんの「YouTuberになりたい」は必ずしも「=実際に動画配信をやってみたい」ではなく、「=YouTuberが画面の中でやってるような楽しげなことをしたい」だったり「=YouTuberに必要なさそうなこと(勉強とか)から逃げたい」だったりするので、これは単純にゲムぼくさんのお子さん達のリテラシーがメチャ高いんですね
息子ボクさんと娘ボクさん普通にアラサーの俺より人間出来てて凄いと思う
はぁぁぁ…あったけぇなぁ…人間の温もり感じるなぁ
ちんこ。
いいお父さんなのにこのブログでは…
うんこちんちん!
結局大人になるとうんこちんちんに回帰するんだよな
このブログの読者みんな小学生だったんか…