「お待たせしました。ラーメンと半チャーハンのセットです」
「ありがとうございます」
大人の「ありがとうございます」には、さまざまな意味が込められている。
料理を作って運んできてくださり、ありがとうございます。ていねいに接客してくださり、ありがとうございます。こんなに入りやすい場所に、安くておいしいお店を設けてくださり、ありがとうございます。店内も清潔で心地よい雰囲気にしてくださり、ありがとうございます。
そして、本当はチャーハン+半ラーメンのセットをお出ししたいでしょうに、それが叶わず、その無念を押し隠して精いっぱいの笑顔でラーメン+半チャーハンのセットをお出しくださり、ありがとうございます。
ぼくは、我々は、わかっています。あなたが、この店が、本当はチャーハン+半ラーメンセットを出したかったのだということ。
だって、この店は顧客を想う、いいお店ですから。そして、その顧客の真のニーズとは、チャーハン+半ラーメンセットなのですから。
我々は、チャーハン+半ラーメンセットが食べたいのだ。
おぼんの左側に大きなチャーハン、右側に小さなラーメン。主役は金色に輝く脂ぎったチャーハンだ。お皿が平たいぶん面積が大きく、視覚的にはおぼんの2/3をチャーハンが占めている。
半チャーハンだと量が少ないのでいつ手をつけるか悩んでしまうが、これならば迷いなく初手チャーハンだ。
いただきます、のかけ声とともに、こんもりとしたチャーハンの山にレンゲを深々と差し込む。食のトンネル工事だ。山に大きな穴が空き、その先端がほろりと崩れる。
レンゲいっぱいに掘り起こされた黄金の米と角切りチャーシューは大きく開けた口元に運ばれ、たしかな噛み応えと油のなめらかさでもって口内を支配していく。
日本人の魂たる米。油と卵によって強固にコーティングされ、存在感を増した米。それはしっかりと腹にたまり、心にたまる。
しかし、チャーハンとて完璧な存在ではない。ときに汁気や喉越しがほしくなる。
そこで半ラーメンだ。初手でチャーハンをいただいたことにより、半ラーメンは湯気がほどよく落ち着き、食べやすい温度になっている。
チャーハン、チャーハン、ラーメン。チャーハン、チャーハン、ラーメン。
そうだ。このリズムだ。このリズムを我々は探していたのだ。
念のため言うが、ラーメン、ラーメン、チャーハンを否定したいわけではない。あえて言うなら、可能性を模索しないことを否定したい。
タッ、タッ、ズンのリズムがあるなら、ズン、ズン、タッのリズムもあってよいはず。学び、気づき、考え、挑戦すること。それが人間の強さのはずだ。
世の中には、ままならないことがいくつかある。どんなに正しくても、どんなにすごくても、ひとりの力では変えられないことがある。
たとえば、政治。独裁政権を除けば、国や自治体や、そこに住まう人々の暮らしは、みんなで作っていくものだ。ひとりでどうにかできるものではないし、もしできたとしても質は知れている。
たとえば、チームスポーツや会社事業。「この人はスターだ」「この人でうちの組織は持っている」と思える状況は多々あるが、本当にその人だけで組織が成り立っていることはまずない。みんなに存在価値がある。ひとりの力で勝ち続けようとする組織は持続性と安定性を致命的に欠き、遠からず破綻する。
そして、たとえば、ラーメン+半チャーハンセット。
この世に本当に必要なものはチャーハン+半ラーメンセットであると、潜在意識下では誰もが理解している。しかし、我々ひとりひとりに骨の髄まで染みついた前例至上主義と、挑戦を許容するだけの「遊び」を効率化・最適化の名のもとに抹消した社会構造により、我々は2025年現在においても現状を変えられないでいる。後世の歴史書では、この人類史の停滞はどう評価されるのだろうか。
もちろん、見渡せば、チャーハン+半ラーメンセットを出しているお店はある。見たことはあるし、食べたこともある。なんなら、それがあるお店をわざわざ探して訪ねたこともある。
しかし、チャーハン+半ラーメンセットは、100店に1店あるかないか。極めて希少だ。
これは、「そのニーズにお店側も顧客側も気づけていないことが多い」という問題と、「気づけたとしても、半ラーメンに高い技術とコストが要求される」という問題がある。
米に比べ、麺は量の調整が難しい。麺は「1玉」単位の管理が多いが、メニューに半ラーメンを追加するなら「半玉」単位での管理にシステムを切り替えなければならない。管理コストが激増し、業務も煩雑になる。
また、ラーメンは繊細な料理であり、麺の量を半分にしたらスープと具も単純に半分にすればよいというものではない。作って、提供して、食べてもらうまでの冷める速度も変わる。ベストなおいしさを顧客に届けるための方法論がラーメンと半ラーメンとではまったく変わってくることがある。
なので、チャーハン+半ラーメンセットはなかなかない。誰もが心の底から欲していながら、実現することは極めて難しい。まるで世界平和だ。
チャーハン+半ラーメンセットとは、世界平和である。
それは、極めて難しいが、だからと言ってあきらめていい話ではない。ひとりの力では変えられなくても、ひとりの力がほかの誰かの心を動かし、力を引き出し、やがて大きな力になっていくことはあるかもしれない。
だから、我々は今日も言うのだ。めいっぱいお腹をすかせて中華料理屋に入り、世界を少しでもチャーハン+半ラーメンセットに近づけるための、勇気あるひとことを。
「ご注文はお決まりですか?」
「はい。チャーハンと、ラーメンをお願いします。半チャーハンじゃなくて、普通サイズのチャーハンで」
コメント
チャーハンとラーメンを全世界の人類が毎食食べたらむちむちになるもんね
何これ…何…?
ムチムチ狂いの孤独のグルメ?
大学時代通ってた店で
チャーハンについてくるスープを半ラーメンにするやつあったの思い出した
また行きたいな
今年のゲムぼく。記事大賞が決まったな
俺、ゲムぼくさんがこれを公約に掲げて出馬したら投票するよ。
急に質の高いコラムをぶち込むな
孤独のグルメinゲムぼく。
グルメ小説書いて欲しい
ゲムぼく。なら一つずつ頼めばいいのでは?と思いながら読んでたら最後よ
晩ご飯時にこんな名文を出すんじゃないよ
初見で朗読してしまいました。
ゲムぼく。さんも朗読配信してください。
そんなゲムぼくさんにこく一番というラーメン屋さん。
チャーハンを注文するとスープとしてラーメンが付いてくる。
(ただし店舗は札幌)
ラーメン+チャーハンに餃子を足す事を提案したい。そこにあるのはセットとしてのお得感のある魅力ではなく、ただあるがままの衝動だけを満たす快楽。巡り巡るトライアングルの中で人は逡巡を続ける。次はどれだ。どれでも良い。もっと寄越せと。だがいつか底は尽き、自然と気付くのだ。おかわり下さい、と。
なるほどチャーハンにラーメンを付けて汁気を補うのかと感心し
チャーハンの汁物といえば中華屋の謎スープがあるよなと思い立ち
口がもう完全に中華屋の謎スープの口になっちゃったぞ
どうしてくれるんだ
倍チャーハン+ラーメン=超世界平和だ!
「一人前のチャーハンと一人前のラーメンを一度に頼む大食いの客」としてやがて記憶される事だろう
文章のリズム感よき……
バーミヤンでバミ得セットを頼めばいいと思う
バミ得セットじゃなくてお得な飯セットでした。すみません
ここまで飯テロを感じる文章初めて読んだしいっぱい食べられる健康な胃袋が羨ましい
他の記事でもたくさん食べてるもんな…
このブロガー…夕飯時に文章だけで飯テロしてくるぞ
それはそれとしてたくさん食べられる健康な胃袋が羨ましい
いっぱい食べて偉いね!
新しい怪文書かと思ったけど良いこと言ってんだよな
昨日の雑談配信で話題に上がったチャーハン半ラーメンの話来た!
確かにチャーハンと比べて半玉管理しなくちゃいけない半ラーメンは難しいな…
一見すると、まるでオチを付けたコラムのように見えるが、我々は知っている、
このムチムチモンスターはただたくさん食べたかっただけなのだと
ゲムぼくさんが飯をハーフサイズなんかにするか?妙だな…とか思いながら読んでたら最後で安心した
いっぱい食べれてえらい!
そう考えると福しんのおともラーメンすごいな
ゲムぼくさんは福しんの店近くに引っ越せばいいと思う
ギョーザ忘れてない?
ラーメン、チャーハン、ギョーザのフルセットじゃなきゃ立派なむちむちにはなれませんよ??
ラーメン大盛り+チャーハン並を注文わい「並+並で満足…だと…?」
ラーメン半チャーハンセットだろと思ってたらラストよ…
健啖だなあ
えっ?
チャーハン大盛り+ラーメン+餃子二人前をペロリと召し上がられるんじゃないんですか?
ついに来たなこの記事が
いっぱい食べましょう!
いやわかる。俺はわかるぞ。
ラーメンと半チャーハンじゃなく、チャーハン多目がいいんだ。
チャーハンをワシワシと食いつつ合間に半ラーメンが食いたいんだ。俺もそうなんだ。
しかし店側の半ラーメンの管理の難しさにまで考えが及んだことはなかった。すごいなゲムぼくは。
ラーメンを無視して大盛りチャーハン派です
短編小説を読んだ満足感
賢者タイムで出した記事
明日はムチムチドスケベかな
全チャーハン全ラーメンは流石に多くない??
ほんと文章力と胃袋の強さに脱帽する
ラーメンチャーハンは許されるのに白飯お好み焼きをバカにするのは許せない
まるで抹茶スイーツ紹介ブログみたいなグルメコラムだぁ…
一方スガキヤはチャーハンの代わりに五目ごはんを付けた
ラーメン屋のチャーハンってめっちゃうまいから気持ちわかる…
口の上手い食いしん坊
僕はハンラーハンチャーが欲しい
ムチらせる目的で文章を書かないで
さながら孤独のグルメの後書きにありそうな小説だ…
ちょっと何言ってるか分からない
前から思ってたけど健啖家ですよねゲムぼく。さん
わかるけど餃子3つに杏仁豆腐もつけたい
これほんと、死ぬほどわかる。チャーハン半ラーメンセットのあるお店、探してみようかな。
塩分大過ぎです
言えたじゃねえか
日高屋って半ラーメンなかった?
わかるぅ……
夜鳴きそばみたいのがどこにでもあればいいのに
ただの大食いで草
めっちゃわかる
できたらその時々のコンディションで半にする方が選べたらなぁって思う
たくさん食べて可愛いね
並と半のセットが食べられるなら並と並もイケる!なるほどね
分かる分かる。幸楽苑によく行くんだけど半チャーハンしか置いてなくて辛い。
二つ頼むとホントに二つですか?って毎回確認されるの辛い。
しまった。今日は普段と別方向に思想が強いぞ。
すみませんラーメン+半チャーハン派です
ラーメンのスープのお供に米が欲しいんだ
近所の食堂でラーメン大盛りと鳥ハラミ炭焼きを頼むよ
美味しいんだこれが
チャーハンと半ラーメン食べたいという話でここまで壮大にかけることに驚きが隠せない
チャーハン食べたくなる
セットにないメニュー食べたくて高くなってもいいから単品ずつで頼むのすごいわかる
チャーハンと餃子セットよりチャーハンと唐揚げセットのほうが嬉しいよね
なので気の利いた店だとラーメンやチャーハン含む割と広範囲なメニューにそれぞれハーフサイズがあるし、
荒ぶる店だと半ラーメン半チャーハンセットを頼んだのに両方フルスペックのが出てくる
明日はチャーハンにしよう
チャーハンを大盛りにして、当社比半ラーメンにしよう
今すぐ広島の朱華楼へ行って中華そばといなり寿司を食べてくるんだ。
チャーミングチャーハンでチャーハン付けまくってくれ
ゲムぼくさんが時々繰り出してくる真摯で美しい文章シリーズ
千葉のどこかだったか、ラーメンに300円で半チャーハンがつけられるお店でチャーハン欲とラーメン欲が拮抗してラーメンに普通のチャーハン付けたことを思い出した。
普通のチャーハンは800円だった(850円だったかもしれない)のでそれなりのボリュームを期待していたのだけれど、運ばれてきたのは普通の大きさのラーメンと大目に見て茶碗一杯分をひっくり返したくらいのチャーハンだった。
僕は確認したよね、これは普通の一人前のチャーハンですか?って。
店員さんはそうです、これが普通の一人前のチャーハンですと答える。
でも僕の右横にいる人は僕のチャーハンよりでかいチャーハン食ってるし、左横の人はセットの半チャーハンを、僕のと同じ大きさに見える半チャーハンを食ってるんだ。
もう一度言ったよ、これは半チャーハンでなくチャーハンなのですか?って
店員さんはちょっと嫌そうな表情を少し漏らしながら言うんだ。はい、チャーハンですって。
そこまで言われたら納得するしかないと思って食べた。でも三か月経った今も、実は納得してないんだ。
ラーメン+半チャーハンが欲しい店と半ラーメン+チャーハンが欲しい店がある。
美味い不味いとか量が多い少ないではなく、その組み合わせが黄金比となる何かがあるのだ。
日高屋のラ・餃・チャセットに単品半チャーハンを追加で頼んじゃえば近いことは出来るかもだけど、ちょっと頼みづらくはあるよね……
残念ながら意見が合ってしまった
わかる
なんなら白飯もほしい
名文
まあ、例えばカツ丼の店に行ったらミニうどんのセットあるもんな
もちろんうどん屋にはうどんとミニカツ丼がある
どっちも選べる
翻って、ラーメン屋はあれどもチャーハン屋はないから、ままならない
王将に行こうや
とても良くわかる…だったのに最後に裏切られた気持ちでいっぱいです
福しんの半ラーメンもとい手もみラーメンの革命的ポジション
タイトル見た瞬間になぜチャーハンを半分にする必要があるんだい?彼は空腹なんだよって思ったけどオチで言いたいこと言ってくれたので満足
めちゃくちゃ分かる。たまに日高屋でチャーハン+半ラーメン頼む。
もはやコンテンツクリエイターとしての才能が爆発している
応援してます
半ラーメンはスープだけのタイプか麺だけのタイプかで評価が分かれる
この記事読んで、しばらく町中華に行ってないことに気が付きました。
物価高の影響か、ランチのご飯おかわり無料が大盛り無料に書き変わってて、それ以来行かなかったのですが、たまには訪れようかなという気持ちになりました。
今度はランチではなく、ラーメンとチャーハンのセットで。
なんという美しい文章でしょう。
言ってることは、ムチムチだけど(笑)
チャーハンに+150円でおともラーメンがつけられる福しんがおすすめ
量食べられないから羨ましい
なんでこの人ラーメンセットだけでこんなに語れるの…?
自分過ぎて自分が記事書いてるのかと思った
ラーメン頼むと最後にチャーシューが2枚残るような自分にとってのラーメンは麺と麺に絡む汁の味なので「並ラーメンの器の中のバランスはそのまま半分にすると失われる…」という美的感覚は持ち合わせてなくて、「並ラーメンを同行者と分ければいいじゃん」と思ってしまった
ごめんね…
餃子、餃子を付けずして何がムチムチ教か!何がムチムチによる世界平和か!
分かる
ラーメン+半チャーハンも否定しないしよく頼むけど、チャーハンが食べたい時に半ラーメンセットがなかった時の絶望感よ
チャーハンのみでは口がリセットされないんや
チャーハン+半ラーメン+ギョーザがいいんや…
ただ元気よくたくさん食べるだけの記事
クソ!!めちゃくちゃ同意だよ!!
チャーハン食わせろ!!
唐揚げと餃子、中ジョッキも追加しよう
結局全チャーハンと全ラーメン食ってるじゃねーか!
わかる (わかる)
おかしいな…ゲムぼくならチャーハンとラーメンを普通サイズで頼んでも食べ切れるだろうに…と考えていたらちゃんと普通サイズ頼んでて安心しました
思う存分むちむちになってください
上の方のコメントでもあったけど、チャーハンにプラスする汁気ならラーメンより謎スープの方がいいな
基本チャーハンで満足できるから、具や麺がノイズになる
地元のラーメン屋チェーンはラーメンと半チャーハンのセットに+100円することでラーメン+チャーハンのセットにすることができるので家計が助かっていますっす
ゲムぼくの記事で今までで一番素直に100%同意できたわ。
私がいつも思ってる「うどんに小どんぶりじゃなくて、どんぶりに小うどんがいい」に似た話かと思ったら、
セットを頼むと通常サイズのうどんと通常サイズのどんぶりが出てくる、宮崎県的なオチで終わった
物足りないからラーメンとチャーハンと餃子と後2個オカズ欲しい
そんなゲムぼく。さんにおすすめのお店があるんですよ。
こく一番って札幌にあるお店なんですが、チャーハンやカレー、定食を頼むとスープとしてラーメンがついてくるんです。もちろんどちらも半ではありません。むしろ両方大盛りでムチムチになれます。
ちなみに札幌に来るならAOAO SAPPOROと言う水族館に行ってみてください。
道内初のフェアリーペンギンの常設展示やキタイワトビペンギンが間近で見られるのが目玉なようです。
あと、ちょっと足を伸ばして小樽水族館にも来てください。
可愛いフンボルトペンギンとジェンツーペンギンに会えるだけでなくフンボルトペンギンの遠足やペンギンショーが可愛すぎて萌え死にそうになります。あと、ムチムチのアザラシやセイウチもゲムぼく。さん好みかと。。セイウチのお父さんは芸達者でウインクや投げキッスもしてくれ、サービス精神旺盛でとてもかわいいですよ。
ぜひ北の大地まで足を伸ばしてムチムチをみてムチムチになってください!!!
写真もない記事でこんなに腹が減るなんてすごい文才だなぁ…
炒飯半ラーメンかラーメン半炒飯だったら、自分はラーメン半炒飯派かな。
これに餃子か唐揚げをつけよう!ってなった時に炒飯だと胃が限界を迎えちゃうんだ……
理想はラーメン炒飯餃子唐揚げなんだけどね
この流れのもってきかた銀魂の某ゴリラにちょっと似てるの笑う文才ある人が好きなもの語っていい感じにオチを決めて書くとどこか似てくるのかな
食の官能小説だろ
胃袋若いっすね
首都圏チェーンなら東秀(れんげ食堂)には昔からあるっす
>この世に本当に必要なものはチャーハン+半ラーメンセットであると、潜在意識下では誰もが理解している。
ほんとかな?望月さん世界の一般教養かなにかですか?
読んだ後ニチレイの本格炒め炒飯一袋全部とお椀で食べるカップヌードルを作って食べました。おいしかったです。
ちなみに冷凍炒飯を一袋丸ごと作る時ラーメンどんぶりに入れて作ると、炒飯がこぼれないし食べたあとの満足感も凄いのでオススメです。