【前回】スラッシュ直系一匹旅!#25『最大最強の敵、その名はネオ・ドーク!』[DQMイルルカSP]
狭間の世界を統べる魔王にしてメインストーリーのラスボス、ネオ・ドーク。
Gサイズ(3枠)の巨体にモノを言わせ無敵を誇ってきたスラッシュ5世(勇車スラリンガル)だが、ネオ・ドークはそれを上回る超Gサイズ(4枠)。
巨体VS超巨体の怪獣大決戦、勝つのはどっちだ!?
超Gサイズが相手ということで、スキル『巨大モンスターつぶし』で覚えたギガ・マホトラを使いたくなるが、それでMPを吸い尽くせるとは思えない。
また、巨体を活かした物理攻撃が多そうなのでアタックカンタもよさそうに見えるが、ドークの時点でいてつくはどうを使ってきたことを考えると、ネオ・ドークもいてつくはどうを持っていると考えるべきだろう。
となると……斬撃よそくで様子を見るのが最善!
斬撃よそくは、そのターン限りだがすべての斬撃を打ち返す特技。アタックカンタは一部反射できない斬撃があるのだが、それすら反射できる。
これは、前作の裏ラスボス戦でもお世話になった特技だ。
ネオ・ドークの初手は、せいけんづき。
口から黒いせいけんづきを吐いてきた。どんな正拳だよ?
せいけんづきは斬撃ではなく体技なので、斬撃よそくは通じない。しかし、ダメージは70ほどなので、あまり痛くない。
ただ、本作のせいけんづきは溜め技で2ターンかかるはずなので、それを1ターンのうちに撃ってきたということは、ネオ・ドークは2回行動ということか。
……いや、違う! 3回行動だ!
同じターンに『修羅の獄』という特技も使ってきた! なんだこれ?
えっ!? 最大HPにダメージ!?
そんな特技あるの!? キツいに決まってるじゃん、こんなの!
……と思いきや、これは斬撃だったので斬撃よそくで打ち返せた。
ただ、修羅の獄はネオ・ドーク自身には効かないらしく反射してもミスになってしまった。ずるくない?
結果、この1ラウンドだけでもネオ・ドークについてかなりの情報を得られた。
斬撃よそく、便利だな。しばらくこれをくり返して情報収集しよう。
【収集できたネオ・ドークの情報】
・3回行動
・イオナズン、はげしい炎、せいけんづき(体技)、修羅の獄(斬撃)、スーパーハイテンションなどを使用
・いてつくはどう(特性)をときどき使用
・修羅の獄(斬撃)は斬撃よそくで反射できるがミスになる
・せいけんづきは通常70ダメージ程度だが、スーパーハイテンションからのせいけんづきは350~400ダメージになる
このなかで言うと、最後がいちばん怖い。
3回行動なので、1ターンのうちにスーパーハイテンション(テンション100)→せいけんづき(溜め)→せいけんづき(攻撃)の理不尽コンボを決められてしまうことがあり、そうなるとめいそうでは回復が追いつかなくなる。
また、斬撃よそくで返せるのがけっきょく修羅の獄だけなので、斬撃よそく連打ではネオ・ドークにダメージを与えられないことも判明。ということは、修羅の獄をくらうことを覚悟で殴りに転じないといけない。
ただ、これだけ情報が集まれば充分だ。勝てる。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があるが、一匹旅をやっていれば己のことはイヤというほど知れるので、あとは敵のことさえわかればよい。
一匹旅では自分のパズルのピースはひとつしかないので、相手の守りが薄いところを見つけてピースの尖った部分をぶっ刺すしかないのだ!
めいそうでHPを満タンにし、バイキルトで攻撃力を高めてから一気に殴る!
スーパーハイテンション→せいけんづきが3回来たら死ぬが、逆に言えば2回までなら耐えられる!
ネオ・ドークの攻撃の手が緩んだらギガ・マホトラ→めいそうで回復し、またぶん殴る!
極めてシンプルだが、斬撃よそくは通じないし即死級の攻撃は来ないとわかった以上、最善手は明らかにこれ。
単なる力任せではなく、研究し尽くしたうえでの戦法なので、自信はある!
ウオオオオオ!
がんばれ、スラッシュ5世! きっとあと少しだ!
これが!
小さなスライム一匹から5代にわたり積み上げてきた!
スラッシュ一族の力だ!
スラッシュ5世、見事にネオ・ドークを初見撃破!
ドークの財宝コレクションからマルタのへそは見つからなかったが、その代わりになりそうな金のワルぼう像があった。
これを使えば、マルタの国の崩壊は止められる。
こうして、マルタの国はかつての平穏を取り戻し……
スラッシュ一族と、スライム使いのミナコの大冒険も無事に幕を閉じた。
……が、ふたたび幕が開く!
モントナーが「これからが本当の戦い」と告げに来た!
そうだと思ったよ! 知ってるよ! DQMはクリア後こそが本番だ!
ただ、これでこの連載シリーズは最終回。
じつはすでにクリア後の世界の冒険もある程度進んでいるのだが、それをいつ記事にできるかわからないので、いったんここで区切ろう。
第1回から最終回まで、2年2ヶ月かかった。長かった。
そもそも急ぐつもりがなかったことが大きいが、前作のテリーSPに比べ、イルルカSPの難度が明らかに高かったことも影響がある。テリーSPで得た知識を駆使してなお高難度。イルルカは多属性や搦め手を操るテクニカルなボスが多かった。
ステータスも各種耐性も高いスラッシュ5世(勇車スラリンガル)になってからはグッとラクになったが、それまでは苦労が多かった。即死攻撃だけは絶対に許さんぞといまでも思っている。
でも、楽しかったな。5世代に渡る大冒険。
ぼくのなかでは、ドラクエVにも負けない……かもしれない、親子の絆の物語になった。
ありがとう、スラッシュ(スライム)、スラッシュ2世(タマゴロン)、スラッシュ3世(トロピカルスライム)、スラッシュ4世(スラッピー)、スラッシュ5世(勇車スラリンガル)。そしてスライム使いのミナコ。
お世話になりました。5世とミナコは、クリア後の世界も引き続きよろしく。
スラッシュ直系一匹旅!
~おわり~
コメント
あれだけ、仲間になってから無双してた勇者スラリンガルでもかなり削られてたからラスボス相当だなー
とても熱い戦いで読んでて面白かったです
あれ普通に良いまとめだぞ?ゲムぼく。さん、年末でなんか悪いもの食べた?
3枠モンスターなら余裕ではと思ったけどそう簡単でもないのね
斬撃予測を使いこなしての勝利お疲れ様でした
最終回ということでちょっと感動するかと思っていたら、スラッピーのキモさで中和されて感情が無になりました。
はやくむちむちブログに戻ってください。
最終回楽しみにしてました!更新ありがとうございます!!
スラリンガルの強さはステータスと言うよりザキ反射が凄かったですね
一匹旅では神
クリア後は5世でもキツそうだなぁ
のんびり続編を楽しみにしてます
このひとムチムチ発狂でゲーム遊んでるのを見ると忘れがちだけど、
普通に攻略の筋道立てるの上手いよな……
少人数や同職縛りで手札の少ない状態を経験しまくってるので
パズル的なRPG攻略屋としてはスペシャリストと呼んでいいかもしれん
たまにその磨かれた叡智を乱されたえっちに変換してしまうのが問題だが……
一年の終わりに気持ちいいエンディングが見られてうれしい
最終回来そうな予感してたけど
大晦日に来ると思ってたから一日早かった
完走お疲れ様でした
テリーの経験があるからスキル選びが安定してましたね
ウォッチャーオブネイチャーが主役張ってるラスオリイベを差し置いて
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そして明日はおそらくあの大賞が…
超大作完走お疲れ様でした!
コツコツと進む力、折れない心での記事更新感謝です
面白かった!
もう2年以上にもなるのか・・・
続編も楽しみにしてます!!
確かイルルカの裏ボスは普通にやっても難しかったし最終回も仕方ない。
むちむちを求める姿勢も最終回にしません?
裏ボス編に入ったら他プレイヤーとの交換とか解禁してもいいかも
超Gサイズ作れればいけそう
自分がむちむちモンスターなのでモンスター育成ゲームの腕には定評があるゲムぼく。
最近は健全良記事が多いですね
これは明日相当なムチムチ記事が来る前触れなのだろうか?
主人公の名前がミナコである事を除けば健全なエンディング
そもそも小向美奈子ネタが通じる人今時いるのだろうか
最終回だからミナコが逮捕されるかと心配しましたが良かったです
スラッピーだけ段違いにキモいの何回見ても凄い
ゲムぼくマトモ回
最終回お疲れさまでした。
一人旅シリーズは毎回読みごたえがあって楽しいです。
今気づいたんですけど、ミナコはスライム使いなのではなく本人がスライムなのでは?
第1回からみてたけど2年と2ヶ月経ってた事に衝撃を受けた、全体即死攻撃やめてくれよ…
ゲムぼくのゲム担当の方
お疲れ様でした
お疲れさまでした
今年最後の記事はもちろんムチムチですよね?
むちむちに狂いつづけているがそれはそれとしてゲームは非常に上手いんだよな……
最後に小向美奈子のリンクがある記事は健全とはいえるのだろか
完走おめでとうございます!