「読め」と言われたので、仕事用の本を会社から借りてイヤイヤ読んでいる。
本当はこんなのより始まりの魔法使いを読みたい。
とはいえ、借り物の大事な本だ。読みたくはなくても、管理には気を使っている。
わざわざAmazonでサイズが合うブックカバーを探して買ったほどだ。
これなら、折れたり汚れたりする心配はいっさい
えっ!?
ウッ、ウワアアアア!
なんか汚れてるゥゥゥゥゥ!
よく見ると、本の「小口」というか「地」というか、とにかく底面(下側の側面)にいくつかの汚れが見つかった。
黄ばみのような汚れもあればコーヒーのようなシミもあって、原因や時期などの詳細は定かでない。
うーん……これ、どうしよう……なんで汚れちゃったんだろう……?
まあ、ページ内部にまで汚れやシミが到達しているわけじゃないし、そんなに目立たないから、スルーでもいいか……?
いや、でも借り物だしな……しかも、たぶんもう絶版になってる本だし……いちおう、担当の人にメールしとくか……
“お疲れ様です。
2022/XX/XXに申請してお借りした社内図書の○○ですが、
昨日、本の底面部(地の部分)にいくつかの汚れがついてしまっていることに気づきました。
写真を添付してお送りいたします。
元からこうだったのか、どこかで私が汚してしまったかは定かでないのですが……
急ぎ、返却などなんらかの対応を取ったほうがよろしいでしょうか?”
“お疲れ様です。
大丈夫ですよ!たぶん元からあった汚れじゃないですかね?
気になるようだったら適当に拭いてみてください〜笑”
なに笑ってんだ。軽いわ。対応が軽いわ。でも助かるわ。
よし。
どうやらぼくは無実っぽいし、幸いなことに「拭いてみてください」という言質も取れたので……
拭いてみるか!
【用意するもの】
・キッチン用漂白剤(今回はキッチン泡ハイターを使用)
・綿棒
・ポリエチレン手袋(漂白剤が手につかないようにするため)
ざっと調べたところ、こうした本の汚れ・染みを家庭でできるレベルで取る方法には、たとえば「漂白剤で目立たなくする方法」や「紙ヤスリで汚れ・染みを削る方法」などがあるらしい。
リスクとしては、前者だと漂白剤に厳しい漂白剤警察が、後者だと紙ヤスリに厳しい紙ヤスリ警察がやってきて怒られるというのがあるのだが、それ以前に本の話題を出した時点で本警察がやってくることは確定しているので、もう気にしないことにした。今回は漂白剤を使って漂白剤警察を召喚する。
キッチン泡ハイターを綿棒に吹きかけ、濡らす。
塩素系漂白剤はたいへん危険なので、くれぐれも目や手につかないよう気をつけよう。
綿棒を汚れやシミの部分にトントンと当てて、漂白剤を浸透させていく。
強く押し当てたりこすったりするとページの折れ・破れなどにつながるかもしれないので、優しく。
うーん……
こうやって当てている段階では、あんまり汚れが取れそうな感じはしないな……むしろ汚れが広がっているようにすら見える……大丈夫だろうか……?
でも、やりすぎてもよくないだろうしな……まずはいったん乾くのを待って、ダメだったらもう1回くらいトントンやってみるか……
待つこと約30分。
そろそろ最初にトントンしたぶんが乾いただろうから、見てみると……
えっ!?
めちゃめちゃキレイになってる!
汚れもシミもぜんぜんわからなくなってる!
大成功じゃん! ホメろ! 会社ホメろ! ぼくを昇給しろ!!
やる前は、かなり年月の経った汚れかもしれないのでどうだろう、と思っていたのだが、まさかこんなにキレイに取れるとは。
すごいじゃん、漂白剤パワー。
ただ、もちろんこの方法は万能というわけではなくて……
たとえば、紙の材質によっては汚れが取れにくい場合がある。
今回で言えば、表紙の白い厚紙の部分にもコーヒーのシミのような汚れがあったのだが……
これは「けっこう取れたが、消えたとは言いがたいレベル」くらいの成果だった。
パッと見ではぜんぜん目立たなくなったが、よく見ればシミ跡があるのがわかる。
さらに、漂白剤を使う以上、白くないページには無力であることも注意が必要。
本の扉や見返しのページはもともと色がついていることが多く、ここに漂白剤を当てると汚れは取れてもその部分が白っぽくなってしまう。汚れているよりはマシかもしれないが、一長一短だ。
また、そもそもの話だしあたりまえの話だが、自分が個人で所有する本ならなにをやっても自分の勝手だが、人や図書館などから借りた本に対して無断でこれを試すのは厳禁である。
うまくいくとは限らないし、仮にうまくいくとしても自分の所有物でないものを勝手にいじくり回してはいけない。図書館の場合はほぼ確実に規約違反になる。なんらかの事情でどうしてもやる必要があったとしても、正当に許可を得てからにしよう。
いくつかの注意点はあるが、もろもろ理解したうえでなら、家にある物ですぐできるし難しくもない。
もし汚れやシミが気になる本があったら、あくまで自己責任ですが試してみてください。

コメント
やさしい
召喚士
2日連続まともな記事書いてますけど熱中症にでも罹ったんですか?
急に清楚になるな
薄い本とかに誤射してぶっかけてしまった時のシミ抜きとか言い出すのかと思ったら違った
まったく関係ない本の汚れの話でそれとなく友達の著作を擦るの、重い…
普通にためになる記事だった
バズネタやって昨日、今日と真面目だから明日辺り暴れるな
一瞬見るブログ間違えたのかとおもった。むちむちがないし、これは家庭科ブログ?!と思ったけど、よく見たら笑うヤカン氏との友達アピールがあったので、友達が少ないゲムぼく。さんの記事とわかって安心した。
おいおい綿棒の案件か?
ソクラテスは「無知の知」を提唱したが、ゲムぼく。は「ムチムチの痴」を提唱した。
ためになるいい記事だった
昨日、今日と真面目な記事書いてるし、そろそろゲムぼく。さんの第二人格が顔を出しそう
タイトルだけ見てどうせ
「FANZAで購入した本にカピカピの汚れがついちゃった!」
って話だろうなぁと思ってました
深くお詫びします
これ本当にゲムぼく。さんのブログ?
社会のシミが集まるブログでなんてことを
ためになるなぁ、偽物か?
混ぜるな危険!ヨシ!
ゲムぼく。?マジでコレ本当にゲムぼく。かわからなくて怖い
家の汚れが気になってたやつに試したらガチで綺麗になったわ
サンキュームチムチの悪魔
普通に社会人っぽいメール送れてることに驚いた
異常者なのに会社勤めとか出来るのか
長い賢者タイムですね
> それ以前に本の話題を出した時点で本警察がやってくることは確定しているので、
厄介なインターネットに慣れすぎでは?
でも普通にためになった
ゲムぼくさんは本警察より本物の警察が来る心配をしたほうがいいと思うんだ
でも、この情報はガチで参考になったので、さっさと昇給されて絶対値資産減らされろ
貯め回ってやつですな
真面目な記事が連続しちゃうとまた「花王からの案件だ!PR記事だ!」とあっちの界隈が騒ぎそうですから
最後にちゃんとTENGA記事のリンクでも貼っておきましょうよ
綿棒案件か漂白剤案件の記事ですやん
お役立ち記事だし、図書館の本や借り物にはやらないでねって書いてあるのもすごくありがたい
それはそれとして真面目な記事とむちむちの記事の温度差がすごい
誰だお前は
俺たちのゲムぼくを返せ
てっきりエロ本に付けたいやらしいシミを取るのかと…
今度試してみるわ
ゲムぼくなのに気持ち悪い文章がない。
案件か?
書いてないだけで、誤射によりぶっかけたことによる汚れですよね?
明日は綿棒を使ったプレイの記事かな
全くスケベな記事じゃないから、次の記事は絶対にドスケベ
これは確定事項である
一件真面目っぽい記事書かれると「その綿棒、尻に入れたやつじゃない?」と邪推してしまう
今更真面目になってもムチムチフェスティバルをはじめとしたイメージというシミは抜けませんよ
いつものゲムぼく。ではないな
ブレインをスナッチャーされたか?
内容とはあまり関係ないんだけど本の内容も気になる
流石に本舐めたりはしないか。
本を漂白しても今までの印象が白紙に戻る訳ではないという事が分かるコメ欄
もしかしてふるいにかける前触れですか?
君誰?
さては、普段のムチムチで叫んでる人格じゃないな
ヤバい!ブログが真面目な人に乗っ取られてる!
ちゃんと言質取ってから行動するゲムぼく。さんすき
それはそれとしてちょっとまともすぎて心配になる
記事のタイトルを見た段階だとエロ漫画を読んでて昂まった挙句に変態的行動に移ったんかなぁ…と思ってしまったけど、案外マトモな記事でびっくりしました。
案件を疑われたファミマが清楚系ブログに調教しようとしてるな?
ゲムぼく。の子ども達を解放しろ
普通に良識ある社会人のメールが書けるのに、どうして普段のブログは「アーーーー!!!!!」なんですか?
ゲムぼく。は言うならばシーソーゲーム
片方に強い衝撃が来たならもう片方はこの記事なのさ
(ゲム)ぼく。なんて~ 言わばエロとエコの シーソーゲーム Ah~
ってことかぁ、なるほどなー
傾向からして色白ムチムチ記事が来るってコト!?
絶対エッチな本におかしなシミがついてるという、常連ですらドン引き間違いなしの記事だと予想していたのでちょっと安心しました……
お前は誰だ
どうした乗っ取りか?そうだ乗っ取りに違いない!
だっておかしいじゃないかゲムぼくがまともだなんて!
大成功じゃん! ホメろ! 会社ホメろ! ぼくを昇給しろ!!
の部分好きすぎるww
誤って漂白剤をこぼしてしまい、本がメモ帳になってしまった。とても愛用している。今度メモ帳にサインください