キッズカードゲームを装った麻雀風頭脳バトル!『レシピ』で子どもをねじ伏せろ!

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 ある日、Amazonから謎の箱が届いた。
 最近買ったボクサーパンツにしては箱が小さい。ぼくのおちんちんは虹よりも大きいので、それを包み込めるパンツは特注品であり、真空圧縮されたうえで専用ヘリで届くはずだ。

 ということは……
 Amazonほしい物リストのプレゼントか!?
 

 ウッ、ウワアアアアアアア!
 ギフトだ! ありがとうございます!
 

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 届いた品は、大きく3点。
 まず、ポケモンカードなどに使えるカードスリーブと、映画『ULTRAMAN』のDVD
  後者はリストに入れているわけではなかったので「なぜ?」と思ったが、同作は「子のために戦う父親」が主人公になっており、そのあたりが贈っていただいた理由につながっていそうだ。ギフトメッセージにそれが感じ取れる文面が入っていた。ふわっとしたあらすじしか知らなくて本編を観たことがなかったので、じっくり観ようと思う。

 そして今回、メインで取り上げていくのが……
 

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 テーブルゲーム『わしょくレシピ』だ!

ぼく「レシピって、あれでしょ? 何種類もあるんだよね?」
娘「うん。スイーツレシピとか、ふつうのレシピとか、いろいろあるよ」
息子「あと、ワールドレシピも、見たことある」

 そう。この『レシピ』シリーズはたくさんのバージョンが発売されており、娘・息子はそのうちいくつかを小学校などで遊んだことがあるらしい。 
 しかし、この『わしょくレシピ』はやったことがないらしく、ぼく自身も興味があったので、ほしい物リストに入れて忘れないようにしておいたのだ。
 

 夜遅い時間だったのでもう寝ようとしていたのだが、子どもたちが「すぐあそびたい!」と言うので、テーブルではなくふとんの上でささっとやってみることに。
 

ぼく「ええっと、ルールは、メニューカードぐざいカードがあって……?」
娘「みんな、さいしょにメニューカードを1まいずつランダムに手に入れるの。ぐざいカードは6まいね。それで、じゅんばんにぐざいカードをいらないのをすてて、あたらしいぐざいカードを引いていって、ざいりょうをそろえていくんだよ
ぼく「なるほど。狙う役が指定されてる麻雀みたいな感じかな?」
息子「ほかの人がすてたぐざいカードを『レシピ!』って言って、もらうこともできるよ
ぼく「めちゃめちゃ麻雀じゃん」

 ぼくは麻雀を麻雀幻想曲でしか知らないので最低限のルールしかわからないが、それでもこれが麻雀に近いゲーム性を持ったカードゲームであることはすぐわかった。
 

 となれば、これ……
 かわいい見た目だが、その実態は本格頭脳バトルなのでは……?

 この初プレイ、ぼくのメニューカードは『鮭のホイル焼き』。必要な具材は、鮭、玉ねぎ、にんじん、レモン、えのき、バター。
 自分が鮭のホイル焼きを狙っていることを悟られないようにうまくぐざいカードを捨てたり集めたりしつつ、逆に娘・息子がなにを狙っているかを予想して捨て札を調整する必要がありそうだ。
 悪い例として、せっかく自分がもうすぐ上がれそうというときに娘や息子が求めているぐざいカードを捨てると、先に上がられてしまうことになる。麻雀っぽく言うと「振り込んでしまう」ことになる。ぼくの知る麻雀では振り込んでしまうと脱ぐ必要がある。
 

 ゲームスタート!
 料理に必要な具材を手に入れたらキッチンカウンターに裏返して出すのがルールなのだが、スタート時点でぼくはすでに2枚も出せている!
 娘は1枚、息子は0枚なので、配牌はぼくが圧倒的有利!
 

 ぐざいカードを順番に捨てては引いていく。
 娘・息子は、この『わしょくレシピ』こそ初めてだが、ほかのレシピシリーズは遊んだことはあるので手慣れている。経験面ではぼくが不利だ。

 しかし、ぼくには配牌のよさと「知識」がある。
 初プレイなのでどんなメニューカードがあるのかは把握していないが、「和食」というテーマなので、まったく予想がつかないわけではない。
 娘・息子がどんなぐざいカードを捨て、拾っていくのかを見れば、ある程度の想像はつきそうだ。これは、いままでさまざまな料理を作って食べてきている大人ならではの優位点だろう。
 

 たとえば、ゲーム序盤。
 息子は、娘が捨てた『ごはん』をレシピをコールして拾った。そしてその後、ぼくが捨てた『みつば』もコールして拾っていた。
 白米と三つ葉が必要な和食。それも、こういうゲームの題材になるくらいメジャーな料理。とすると……

ぼく「もしかして、親子丼じゃない? 狙ってるの?」
息子「えっ!? えっ、どうだろう? ちがうんじゃない? え~、なんでそうおもうの?」
ぼく「フフフ、なんでだろうね」

 明らかに動揺している息子。
 間違いない。息子が持っているメニューカードは親子丼だ!

 親子丼ということは、『ごはん』『みつば』以外だと、おそらく『たまご』『とりにく』あたりが必要なのだろう。もしかしたら『たまねぎ』も必要かもしれない。
 つまり、そのあたりをこっちから捨てなければ、勝てる確率は高い!
 

 さらに、娘の狙いもだんだん見当がついてきた。
 娘はここまで、『ごはん』『バター』『うどん』などを捨て、『ぶたにく』『だいこん』『ごぼう』などを拾っていた。そしていま、『ふ』を捨てた。
 明らかにご飯系や麺類ではないし、大根やごぼうが入るということは汁物っぽい気がする。味噌汁かな、と思ったが、だとすれば麩を捨てたのは引っかかる。

 「味噌汁ではないが、豚肉や大根やごぼうを使う汁物」というところから予想して、ゆさぶりをかけてみよう。

ぼく「あ~、お麩を捨てたのか。お麩って、豚汁には使わないもんね」
娘「えっ? え、なんで? とんじるなんてだれも言ってないでしょ、あっ

 よし、キレイに引っかかった! 間違いない、娘のメニューカードは豚汁だ!
 豚汁の定番の具材と言えば、あとは『こんにゃく』『にんじん』あたりだろうか。あとは当然、『みそ』も必要だろう。
 

 さあ、ゲームはいよいよ終盤!
 娘と息子は上がり(メニュー完成)まであと1枚、ぼくはあと2枚。

 単純なそろい具合だけで言えばぼくが一手遅れているが、ぼくには彼らのメニューカードが完全に透けているという圧倒的アドバンテージがある。息子は親子丼、娘は豚汁だ。
 そしておそらく、息子が求めている最後の1枚は『とりにく』か『たまねぎ』で、娘は『みそ』のはず。

息子「つぎ、パパのばんだよ。1まいすてて、1まい引いてね」
ぼく「オッケー」

 つまり、『とりにく』『たまねぎ』『みそ』さえ捨てなければ、絶対に振り込むことはない! ぼくの1位は揺るがない!
 この勝利を持って教えてやる! レシピシリーズを遊んだことがあるかどうかの経験の差より、人生経験の差のほうが圧倒的に大きいんだよ!
 

ぼく「……あっ
娘「どうしたの? はやくすてて
ぼく「……うわっ、もうこんな時間! そろそろ寝ない? ずいぶん遅い時間だよ」
娘「はやくすてて
 

結果:惨敗。
 

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コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    育児担当ゲムぼく。キジは相変わらずホッコリする

  2. 名無しのゲーマー より:

    パパ可愛い

  3. 名無しのゲーマー より:

    キレイな悪役ムーブメントだ…

  4. 名無しのゲーマー より:

    子供に惨敗シリーズ部すき

  5. 名無しのゲーマー より:

    令和に残る秀逸コント。

  6. 名無しのゲーマー より:

    パパぼくの記事はゲームパートに入ってしまえば安心して読める

  7. 名無しのゲーマー より:

    夜のオカズもちゃんとコンボしてね
    パンツは汚さないように

  8. 名無しのゲーマー より:

    >娘「どうしたの? はやくすてて」
    この勝利を確信したセリフの威圧感よ…!

  9. 名無しのゲーマー より:

    麻雀幻想曲はPC9801版だと1992年、Windows版でも2001年のゲーム…ゲムぼく。さん、歳がばれますよ!(知ってる俺もな

  10. 名無しのゲーマー より:

    対人ゲームの経験は子供に負けてるからね?

  11. 名無しのゲーマー より:

    子供の前で全裸になったんですね

  12. 名無しのゲーマー より:

    素晴らしい家族やな

  13. 名無しのゲーマー より:

    このままだと娘さんにわからせそうな日も近いですね。

  14. 名無しのゲーマー より:

    >ぼくの知る麻雀では振り込んでしまうと脱ぐ必要がある。
    自分の知る麻雀は振り込まなくても開幕役満役でアガられるからなあ……え?そういう話ではない??こりゃ失礼。

  15. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく、もうなんのブログか分かんねえよ。

  16. 名無しのゲーマー より:

    エンゼルスや中日ドラゴンズでもちゃんと勝てるのになんでゲムぼくさんいつも負けてんの

  17. 名無しのゲーマー より:

    いつだって父親は娘に対してはうだつの上がらない存在なのだ

    いずれ貴様もそうなるのだろう?

  18. 名無しのゲーマー より:

    真面目な記事が多いと不安になる

  19. 名無しのゲーマー より:

    タイトルの時点で結末が見えてる鉄板記事
    オークなんかに絶対屈しない女騎士かな?

  20. 名無しのゲーマー より:

    ゲームで子供に惨敗したゲムぼく氏、ぜひULTRAMAN(2004)をじっくり見て、
    カッコイイ父親像を学習してみてほしい

  21. 名無しのゲーマー より:

    理性担当のゲムぼくが性欲担当の人格に一瞬汚染されるパートすき
    かわいそう

  22. 名無しのゲーマー より:

    これみそを捨てれば娘が一位に、とりにくを捨てれば息子が一位になるわけだけどどっちを選んだんだろうか

  23. 名無しのゲーマー より:

    麻雀なら相手の当たり牌を止めつつ役を作るとかできたのに

  24. 名無しのゲーマー より:

    息子さんのほのぼの感と娘さんの強キャラ感好き

  25. 名無しのゲーマー より:

    タイトル見た時点であぁまた負けたんだなって思ったけど家族との時間を楽しめてるのはここの読者たち含めても大勝では?

  26. 名無しのゲーマー より:

    ガチで負けてるのか狙って負けてるのか分からないくらいにいっつもダサい負け方してるのなんなん?

  27. 名無しのゲーマー より:

    お手本のような悪役ムーブしてくれるパパぼくさん見てて面白いし、実際に子供が出来たらこんなお父さんになりたい
    でもゲムぼく。さんにはなりたくない

  28. 名無しのゲーマー より:

    お子さんとほのぼのゲームするパパぼく。好き
    タイトル見た瞬間オチが予想できる安心の記事でした

  29. 名無しのゲーマー より:

    ちゃんと脱ぐところまで描写して欲しい

  30. 名無しのゲーマー より:

    タイトルの時点でオチが見えて、虹のように儚いおちんちんは見えなかったよ…
    しっかし本当に良いお父さんしてるし、子供もかわいいなぁ

  31. 名無しのゲーマー より:

    脱ごうとして、パパなんで脱ぐの?って言われるオチだと思ったのに・・・

  32.   より:

    逆に麻雀幻想曲でしか知らないのレアだろ
    もっとじゃんがりあんとかやれ

  33. 名無しのゲーマー より:

    脱がれる子どもたちの身にもなれ

  34. 名無しのゲーマー より:

    ここ最近ブログを間違えたかと思ってたけど、脱衣麻雀でゲムぼく。だと判明して安心した。

  35. 名無しのゲーマー より:

    このIQの高さならFANZAレシピを作れそう

  36. 名無しのゲーマー より:

    娘「どうしたの? はやくすてて」

    ここだけ洋画の遣り手ヒロインみたいな声で脳内再生された

  37. 名無しのゲーマー より:

    真空パックされたパンツの記事、お待ちしております

  38. 名無しのゲーマー より:

    で、何枚脱いだんですか?

  39. 名無しのゲーマー より:

    子供とゲームやって勝ったらスケベスキンを買ってよしというルールにすればいいんですよ
    負けたら当然おあずけで

  40. 名無しのゲーマー より:

    手牌が全部当たり牌は麻雀あるあるやなw

  41. 名無しのゲーマー より:

    見事なクズ運で笑う

  42. 名無しのゲーマー より:

    全然ねじ伏せてないやんけ

  43. 名無しのゲーマー より:

    ULTRAMANはいいぞ。

  44. 名無しのゲーマー より:

    オチがそれだからこその途中で調子に乗りまくってたのか……さすがゲムぼく。さんだ……

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