エンプレス(ペンギンのバイオロイド)を育てたり、ペンギンフードとペンギンぬいぐるみを持って動物園にペンギンを見に行ったり、果ては鳥マスクをかぶって自ら鳥類に近づこうとするなど、太ももごんぶとペンギンだいすき協会としての活動に余念がない『ゲムぼく。』。
そんなペンギンブログに、一通のお便りが……
“高校生です ペンギンについて興味があるんですが 関連することを研究できる大学などご存じありませんか?”
す、すごい! ペンギン研究を志す高校生だ!
「ありがとう」と思う以上に「送り先間違ってるだろ」という感想しか出てこない!
いや、でもこれ、ネタじゃなくて本当に進路に悩んでいる高校生の可能性あるよな。
質問箱に入っていた直前の質問がこれだったから疑ってしまうけど、だからと言ってふざけて答えていい理由にはならない。
あと、たまたまだがぼくは昔、趣味を半分兼ねた研究で日本の約780大学のうち400大学ほどの学部・学科構成を調べたことがあるから、その知識を多少は活かせるかもしれない。
そこで今回、過去の知見と最新の調査結果をもとに、こちらをお届け!
太ももごんぶとペンギンだいすき協会プレゼンツ
ペンギン関連の研究ができる大学5選!
【はじめに】
まず知っておかねばならないのは、ペンギンを含む鳥類のみに特化した学部・学科は現在の日本にはない、ということだ。「鳥類学部」とか「ペンギン学科」とかはないのだ。
しかし、研究室単位で見ていくと、鳥類の研究を行っている教授はそれなりにいる。また、地元水族館や官公庁との産官学連携が盛んな大学を探せば、フィールドワークなどのアクティブラーニングにも期待できる。
それらをふまえたうえで、自分がやりたいのはペンギンの生態研究なのか、ペンギンを取り巻く生態系へのアプローチなのか、はたまた保全活動なのか、社会科学やビジネスなのか、などをしっかりと考えて選んでいくとよいだろう。
なお、質問の内容から獣医志望ではなさそうだと推測して、獣医学はいったん除外している。
1.北海道大学 理学部 生物学科
野外鳥類学研究室(高木昌興 教授)など
野生動物、特に鳥類の研究において、やはり北海道は地の利が大きい。ゆえに高名な研究者や意欲ある学生も集まりやすい。北大(北海道大学)はその筆頭である。さすがに高木昌興先生はぼくでも知っている。
ペンギンだけを研究するというのは学部生の段階では難しいだろうが、北大のすぐれた環境でのフィールドワークをまじえた鳥類、ひいては野生動物全般に対する学びは、その後、研究に進むとしても鳥関連の仕事に就職するにしても必ず役立つと断言できる。最終的に行く行かないはともかくとして、絶対にいちどは調べておくべき。
2.北海道大学 水産学部
綿貫豊 教授など
これも北海道大学。水産学部は海洋生物に関する研究が非常に進んでいる。実地での学びも多い。
綿貫豊先生は海鳥の生態、行動の多様性、進化に明るい。ペンギンの研究にも多大な助言をもらえるかもしれない。もちろん、相応の意欲と努力が必要だろうが。
また、北大の水産学部は就職にも強い。農林水産省や北海道庁、漁協、造船、商船、水産加工品など、海に関わり得る分野への就職実績はかなり豊富。水族館なども狙えるだろう。研究者としてだけでなく、公務員や企業人として海やペンギンに関わっていく道も考えたい、という場合には有力な選択肢になりそうだ。
3.東京海洋大学 海洋生命科学部/海洋資源環境学部
国内唯一の海洋系大学。
生命科学としては魚類やイルカ、クジラの研究が盛んで海鳥の類はあまり見ないが、ベースの研究環境は整っている大学なので、意欲と実力があればやれることは多いはず。
また、都内かつ国立大、という点も強み。産官学連携の機会に恵まれ、学費面もある程度安心。
4.日本大学 生物資源科学部
キャンパスは神奈川県藤沢市。
生態研究に関しては北大や東京海洋大ほど盛んではないが、生物資源科学(生物を資源としてとらえ研究する学問)は強い。そのため、動物園や水族館への就職実績が豊富。
「とにかくペンギン関連の仕事に就きたい」と考えるなら、動物園や水族館の飼育員または研究員は有力な選択肢のひとつになるはず。首都圏にキャンパスがあることはフィールドワーク的には難点もあるが、就職活動においては逆にメリットとして働くことが多い。
5.帝京科学大学 生命環境学部
アニマルサイエンス学科(森貴久 教授)
これに関しては帝京科学大というより完全に教授頼みなのだが、森貴久教授はペンギンやオットセイを主な研究対象としている。専門は動物行動学。
「潜水動物の最適採餌戦略」という素人目にもおもしろそうな研究課題を挙げられており、ワクワクする。ぜひ「森貴久」でググろう。
【その他プチ情報】
■ペンギンに特化した学術サークル『ペンギン大学(https://penguin.ikimonoacademy.com/)』のWebサイトはぜひいちど見ておこう。「学長」の上田一生先生はペンギンに関する著書も多数。ぼくは『ペンギン図鑑』を図書館で読んだことがあるのだが、めちゃくちゃおもしろかった。
■研究ではなく「ペンギンと関わる」が目的なら、大学ではなく専門学校という手もある。神戸動植物環境専門学校では学内でペンギンを飼育しており、在学中からペンギンの飼育に実際に関わることができる。
■本気でペンギンの生態研究や生態系保全を生業としていくなら、国立極地研究所などの研究機関もたくさん調べておこう。将来やりたいことのイメージから逆算して進路を選ぶことが大事。
■輪るピングドラムを観ろ。
■太ももごんぶとペンギンだいすき協会に入れ。
【おわりに】
ここまで書いておいてなんだが、もっとも大事なのは自分で調べ、自分で考え、自分で決断することである。人の意見はあくまで参考材料でしかない。
大学や専門学校などの高等教育機関を選ぶ機会は、人生で1回か、せいぜい数回しかない。だからこそ、「自分の人生を決めるのは自分だ」という気持ちを忘れないでほしい。その気持ちがあれば、人に流されず、また、人のせいにせず、意欲と覚悟を持って学ぶことができるはずだ。
応援してるよ。がんばって。
コメント
T京K洋大学OBですが、生態研究はしてなかったけど、海鳥の数量調査とかはしてた気がする…
ペンギンの何を学びたいかで入る大学決めた方がいいと思う。生態学びたいなら水産学部じゃなくて獣医学部がいいと思うし。
ちなK洋大は研究室によっては砕氷船に乗って南極に行く調査もあったし、ペンギンに会えるチャンスはいくらでもあると思う。
おちんちん
今までで一番何のブログか分からなくなる記事来たな
この真面目な内容を肛門ゆるゆる野郎が尻に単3電池入れながら書いてると思うと日本の将来が心配になりますね。
感動しました。勉強時間を確保するためハチナイやめます
おかしい
ゲムぼく要素がおちんちんしかない
こんなにも真面目に返事がくるとは質問者も思ってなかったかもしれない。
ペンギンのおちんちん見てみたいわ。
なんでこの人に質問した
これは性欲解放後の賢者モード中の記事だな
普通にへーって勉強になったわ・・・おちんちんの中の人はときんたま優秀になるな
高校生のうちからイチジク浣腸ブログに入り浸って金払って質問するとか将来有望やな。
>>もっとも大事なのは自分で調べ、自分で考え、自分で決断すること
これほんと大事
やりたい事が無い、わからないからってとりあえず勧められた所行くとかは絶対やめた方がいい
なんで浣鳥人に質問する?
どんな理由で大学の学部や学科を調べたのかが気になる
真面目に解説していて違うブログ見てるのかと5分ぐらい悩んだわ
名古屋港水族館とか意外なところが研究機関だったりする。学会で使用したポスターが掲示されてるから、興味があればみてみるとよいかもしれない。
本格的になんのブログなのかわからないし、趣味で400校も調べてるの訳わからなくて好き。
まず780大学もある事から知らないんですが
浣鳥人のくせに、何真面目に記事書いてんだよ
高校生です イチジク浣腸について興味があるんですが 関連することを研究できる大学などご存じありませんか?
時々、真面目なブログになる。いいね。
記事中に出てきてる大学の院生の包茎ですけど多分国内の大学だとがっつりペンギンの生体研究はできないですね
水族館は研究してはいるところがいくつかありますけど学芸員として入ると単純に他の業務が忙しすぎてやりたい研究ができないって似たような思惑で水族館に就職したOBがイチジク浣腸の中身みたいな顔色しながら言ってました
本気で目指すなら国外の大学ないし院もありかもしれないですね オーストラリアなんかは政府がわりとペンギンの研究に熱心なのと英語なので相対的に難易度は低いです
あと好きなバイオロイドはタロンフェザーですもっとスキンください