【前回】みんなの名盤限定旅!#11『ロジカルに育てよう』[モンスターファーム]
グレードBで安定して勝てるようになるまで、大会での賞金稼ぎ⇔賞金での修行、を繰り返すマリコ。
もしかしたら公式戦でもいい線いけるのかもしれないが、モンスターファームは急いで昇格すると昇格後のグレードで勝てずに資金繰りが苦しくなる、ということがよく起きる。あせりすぎてはいけない。
実戦をかなりのペースで積んでいるおかげで、ぼく自身の戦闘中の指示出しスキルも向上した。
たとえば、ゴーレム種は「ガッツ回復が遅い」「隣接~近距離に強い技が多い」「回避が低い」という特徴があるので、「戦闘開始直後にゆったりと中距離まで近づいてガッツダウン技のハエたたきでガッツを削り、その後は一気に隣接距離まで迫って技を使うスキを与えず瞬時に吹き飛ばしで遠距離戦へ。その後またゆったりと近づいて中距離でハエたたき」を繰り返すことで、ほぼ封殺できる。
吹き飛ばしが遅れるとチョップをくらうし、遠距離から中距離への詰めを急ぎすぎるとハエたたきを使うガッツが溜まっていなかったりするので、操作難度は高い。でも、グレードBでこれだけ練習できていれば、Aになっても使えそうだ。
『チャレンジ杯』では、隠し種族『ラウー』のソンムと対戦。
隠し種族のモンスターはみんな能力値がワンランク高く、ソンムで言えばグレードBで出てくるのにグレードA相当の実力を持つ。かなり手ごわい。
まともに戦っては勝ち目がないことはわかりきっている。
ここまでの星取り表でソンムが1敗しているのは事前に見ていたので、この1試合は捨て、2勝1敗どうしの優勝決定戦に持ち込む作戦に出る。
ぎりぎりまで粘って各技の威力や命中率を見極め、ギブアップし……
優勝決定戦に突入。
ソンムは中距離技を持たないほか、遠距離技もあまり強くない。また、ガッツ回復も遅いことが1戦目でわかった。
ということは、ゴーレム種と戦うときとほぼ同じ考え方で、中~遠距離を保ってハエたたきを主力に攻めれば……
あっぶねー!
でも、ギリギリ判定勝ち!
1敗がついたので人気は1ポイントだけ下がってしまったが、優勝!
我ながらなかなかの頭脳プレーだった。自分で自分をホメたいと思います。こんにちは、有森裕子です。
1006年1月1週。マリコは2歳を迎えた。
その2ヶ月後……
満を持して、グレードBの公式戦へ!
先代のあさこ(セイラー)が3歳8ヶ月でようやく突破したグレードBの壁に、マリコはたった2歳2ヶ月で挑む。
じつはステータス面では、マリコはすでにあさこの最終値を追い抜いており、
こんな感じ。
なので、グレードB公式戦も……
ズドーン!
ボス格のリストン戦でちょっと危ない場面はあったが、遠距離必殺技『ゾウのふみつけ』で一撃必殺して、全勝優勝!
マリコ、グレードAに昇格!
ファンレターももらった。マリコ、うれしそう。
ここからも、基本的な育成方針は変わらない。
ちからと命中をメインに伸ばし、サブでライフと丈夫さも育てる。
また、資金繰りに多少余裕が生まれ、なによりマリコが極めて優秀であることから、毎月のエサを通常の『サカナもどき(100G)』から『ニクもどき(300G)』に変えた。
ニクもどきは寿命がわずかに伸びる効果があり、本気度の高い育成には欠かせないエサだ。
あさこはグレードAに昇格したところで引退してしまったが、マリコはまだ歩ける。
さあ、ここからは未知の領域だ。鬼が出るか蛇が出るか。
うわっ、なんかスタジアムが変わってる!
グレードAから芝生になって壁にツタが生えて観客も超満員!
なんかすごいぞ!マリコ、スターへの道を駆け上がれ!

コメント
原作経験があるからかやたら策士だな
頭脳的でけっこう毎回感心してるよ
頑張れ
これマリコでクリア出来てしまうのでは…?
ラウーみたいなふまじめ系って敵で出ると強いのに味方にすると頼りないんだよな
更新ペース安定してて嬉しい
毎週地味に楽しみにしてます
昔自分がやってた時は育成方針がすぐスパルタになってた記憶があるんだが、ゲムぼくさんは溺愛になりがちなのか?
リメイクじゃなくて移植だからゲームバランスは多分変わってないよね
やる人の性格が出ちゃうのかね…
育成系ゲームに定評のあるゲムぼく
お金がないなら、マリコを冬眠させて他のモンスターで稼ぐのもありなのでは?