Amazonほしい物リストのギフトで『Quoridor(コリドール)』というボードゲームをいただいた! ありがとうございます!
これは、YouTubeでの配信中に紹介してもらい、「ほしい物リストに入れてくれたら送りつけます」と言われたので「そんな怖い熱量の人がいてたまるか」と思いながらリストに入れたら本当に贈られてきたものだ。怖くない?
でもきっと、それだけおもしろいゲームだということだ! それか、一部のボードゲーマーは熱量がやばいということだ! 後者な気がしてきたな。
コリドールはもともと、フランスのゲームらしい。
それが人気となり世界各国で販売され、日本もその一部。日本語のルールブックも入っている。
ええっと、内容物は、ルールブックと、ゲームに使うボード。ボードは木製でずっしりしており、高級感がある。
あとは……
息子「この白いふくろは?」
ぼく「それは……コマかなんかが入ってるんじゃないかな? 収納袋つきなのは親切だな~」
これは育児あるあるだと思うが、子どもと遊んでいると小さいコマなどのパーツがすぐどこかにいってしまってなくしがちなので、ちゃんと収納グッズが付属しているのはありがたい。
収納袋からコマと板を取り出し、見本写真を参考に並べてみる。
ぼく「こんな感じか?」
息子「なんかかっこいい」
娘「どうやってあそぶの?」
ええっと、説明は書かれているが……
ぼく「あ、こっちのほうがわかりやすいな。末尾に図解がある」
【コリドールのルール(ざっくり)】
[1]先手・後手を決める。
[2]自分の順番が来たら、「自分のコマを前後左右いずれかに1マス進める」か「自分のフェンス(全10枚)をフィールド上に1枚設置する」かを選び、実行する。ただし、フェンスを置く際は、相手の進路を完全にふさいではいけない(閉じ込めてはいけない)。
[3]自分のコマを前後左右に1歩進めるときは、もし相手と隣接していれば、相手を飛び越えて実質2マス進めることができる。飛び越え先(相手の背後)にフェンスがある場合は、相手の横に着地できる(実質ナナメ移動ができる)。
[4]相手を妨害しながら前に進んでいき、先に相手側の陣地(ゴールライン)にたどり着いたほうが勝ち。
ためしに、娘と対戦してみる。
コマが赤っぽいほう(手前)がぼく、白っぽいほう(奥)が娘だ。
娘「フェンスをおかれたから、横ににげないと」
ぼく「なるほど、まあそうなるか。ならば……」
ぼく「こうだ!」
娘「ええ~、前にすすめない!」
ぼく「フフフ……」
なるほど、わかってきたぞ。
このゲーム、おそらく数学的思考力がかなり問われる!
脳内で整理してみた。
コリドールは、大きく言えば自分の番での選択肢は「A.自分が1歩進む」か、「B.フェンスで相手を邪魔する」か、だけだ。
両方がAを選択した場合は、お互いに1歩ずつゴールに近づくので、損得はない。±0だ。
重要なのは、B。つまり、フェンスの使い方だ。ここの工夫でプラスが生まれる。
たとえば、上図。[1]のように1手使ってフェンスを置くと、当然、相手は向かって右に逃げる。これだけだと、相手は1手でふたたび前進できるようになるので、消費したのはお互い1手ずつ。プラスマイナス0だ。
しかし、[2]のようにもう1手フェンスを置くと、相手はそこからの脱出に2手かかる。1手の消費で、相手の2手を奪えるわけだ。こうなるとこちらが+1の得。
さらに、[2]でフェンスを置いたあと、もう1手フェンスを縦に置いたとする。
すると、相手は左に逃げざるを得なくなり、4手かけてようやく前が空くところまで出られる。こうなると、1手の消費で相手の4手を奪ったことになるので、かなり強い。
もちろん、全10枚しかないフェンスを3枚も使っているので、相応のリスクは伴うが。
よし……早くもコリドールの原理原則を把握した!
あとは娘をボコボコにするのみ!
ぼく「フフフ……この緻密な計算を前に勝てるかな……」
娘「あっ、そっか」
ぼく「えっ?」
娘「これでどうだ」
ぼく「アアアアアアアア! 動けない! めちゃめちゃ後ろに下がらないと脱出できない!」
娘「このスキにどんどんすすんでゴールしよう」
ぼく「えっ、あっ、ちょっと待ったりしない?」
娘「しない」
ぼく「……」
ぼく「もう1戦だ!」
コマを入れ替えて再戦。今度は濃い赤のほうが娘だ。
今回はフェンスを意図的に複雑に置き、混戦をしかけてやる!
これなら、冷静かつ多角的に盤面を見極められる大人のほうが有利に……
娘「ゴール!」
ぼく「……」
娘「何回かやってたらきっとかてるよ。がんばって」
ついに励まされ始めてしまった。
その後、4回ほど再戦したが、惜しくもぼくの全敗に終わった。惜しかった。
でもいいんだ。たかがボードゲームひとつの強い弱いがなんだって言うんだ。誰だって苦手のひとつやふたつあるだろう。ぼくは他のことならば娘を圧倒するセンスを……
ぼく「ん? なにやってるの?」
娘「えっとね、コリドールのロゴ作ってるの」
ぼく「ロゴ……?」
娘「フェンスが足りないから、コマをかわりにおいて、こんなかんじかな」
ぼく「……あっ!」
ぼく「これかあ! スゲェ~! めっちゃいい発想! クリエイティブ~!」
結論:勝負もセンスも完敗。
コメント
コリドールめっちゃすき
昨日さまぁ~ずチャンネルで見たやつだ!!!
パパゲムぼく。シリーズ好き。
この手の反射神経を伴わない思考ゲームならパパぼく。の勝ちかなと思ってたけど
やはり対人となると相手の行動を読むという作業が入るから苦手になるのか
っていうか単純に娘さんが強いしセンスも抜群にいいな
アシュラマンになってソシャゲのデイリー消化をしながらほのぼのボドゲ記事も書く男
対人能力無さすぎてボドゲ全部弱いの好き
丁寧な図解まで作って負けるやつがあるか
ゲムぼく。さんがシャボいんじゃなくて、娘さんが天才すぎるだけな気がしてきた
娘さん、センスまで天才的ですね。楽しんでくださったようで送りつけたかいがありました。
コリドールは毎回違った展開になるのでフェンスの迷宮も毎回違った形になるので、それを見るのもとても楽しいと思います。長く楽しんでいただければ幸いです。
娘さんの将来が楽しみすぎる
娘さんすごくない…?
ボードゲーム記事は大抵パパぼく記事だから好き
娘さんの発想、天才すぎる
面白そう
でも友達いないのでできない
娘さん凄いな
芸術的なレベルで毎回パパぼく。が負けるために娘さんの評価が上がり続けるの好き
変な記事たくさん上げてるけど
子供を積極的に遊びに連れた上で家でも遊び相手になってるしあまりにいいお父さんすぎる
変な記事たくさん上げてるけど
コリドールやった事あるけど面白いよね
毎回やる度に展開変わるから飽きない
こんなお父さん欲しいって人多そう
でも変な記事書くお父さんはイヤだな
面白そう!ありがとうございますボドゲガチ勢の人!!
勝負にもセンスにも負けたけど素敵な子供が2人もいるって点では大勝利してんだよなぁ
このブログってよきパパさんと、スイーツや大盛り大好きさんと、変態の3人で運営してる?
普段のゲーム記事を拝見してると管理人さんがどうこうというよりお子さんが聡明なだけでは?
頭の回転が速い娘さんと優しく思いやれる息子さんで素晴らしいです
なんでこの人から生まれたんだと本気で首をかしげるレベルで
本気でやっても勝てないパパを演じることで子どもに達成感を覚えてほしいから敢えて負けてるんだよ
勝とうとしてない人に勝っても嬉しくないからね!
コリドール、ほんっっっっとーーーに面白いですよね。放課後デイサービスで働いていたとき子どもたちにも大人気で何戦もやりました。戦略的に動かないとどうしようもないところまで追い込まれて詰むので子供相手に私もいつも苦しめられてました…笑
パパぼく。回のおかげで癒しのエネルギーを得た
ほんといいお父さんすぎるしお子さんたちも素敵だ
パパに似て優秀なおつむ
パパに似ずお友達をつくれるコミュ力
素晴らしいじゃないか!
ゲムぼくのボドゲ記事は面白いし、新しいゲームも知れるから大好き。今後も負け続けてほしい
娘さんも息子くんも賢くて優しくていい子たちすぎる
壁を作られたくない場所に90度逆に先に置いて通路を確保するとかは見てて思い付いたけど、他にももっとたくさんセオリーがありそうだな
この手のシンプルなボードゲームはすごい極めたガチ勢がいそう
優しい世界
パパとボドゲしようと提案して娘が乗ってくれるのって普段から育児やってないとならんよね
いい話や
タワーディフェンスのジャグリングみたいなのできて楽しそう…
あれムチムチ好きの変態ブログを見に来たはずなんだがここどこ?
毎回お子さんにボコボコにされる様式美
コリドールは本当に奥深くて好き
ガチ勢同士の対戦は特に見ていて飽きないんだよね、2〜3歩進めたら突然自分の背後で訳わからん位置に壁をいくつも立て始めるから地頭の違いをありありと見せつけられる
ゲムぼく。がドスケベに全振りしたセンスを子供達はまともな方向に成長させた、素晴らしいことじゃないですか
先読みではなく先走りのゲムぼく
汁
親モードの時は限りなくまともなのに、他の記事は大体狂ってる