Steamのギフトで、『Heroine of the Sniper』というゲームをいただいた!
ありがとうございます。
“この「ヒロインオブザスナイパー」は、あの「マテリアルスナイパー」をリスペクトして作られた作品です。”
……とのことらしいのだが、ぼく、その「マテリアルスナイパー」を知らないんだよな……
調べてみると、2009年前後に流行ったFlashゲームらしい。Flashゲーム自体はけっこうよくやっていたはずなのだが、どうやらそこは追いかけきれていなかったみたいだ。
でもまあ、先入観なしに新鮮な気持ちでプレイできると考えればいいことなので、よしとしよう。
ストアページを軽く覗いてみると、通常価格は980円のようだ。
いわゆるフルプライスよりはだいぶ安いが、Steamによくある500円以下のミニゲーム的なタイトルよりは高い。ということは、そこそこ本格的なボリュームのゲームなのだろうか。
ゲームスタート!
おそらく主人公と思われるこの女の子、かわいいな。この子がスナイパーなのか?
例によって、ギフトでいただいたゲームは予備知識ゼロの状態で始めていくスタイルなので、この時点ではなにもわからない。ゲームジャンルがなんなのかすらわかっていない。
うーん、スナイパーということは、シューティングだろうか? ぼくはRPGやシミュレーションみたいなじっくり考える系のジャンルは得意だけど、アクションとかシューティングとかは苦手なんだよな……特に対人要素のあるやつ……スマブラなんて初代からほぼ全作やってきてるのにいまだにピカチュウでかみなり連発するしかできないからな……
あと、なんか人を撃つ系のゲームも苦手なので、とりあえずFPSじゃないといいのだが……
……
FPSじゃねーか!!
最初ゲームパッドで操作しようと思ったらぜんぜん動かなくて「あれ?」と思ったのだが、どうやらこれはマウスとキーボードで操作するゲームらしい。FPSになじみがなさすぎてそんなことすらわからない。
最初のステージは時間無制限でドラム缶を相手に狙撃練習するチュートリアルなので、ここで操作を覚えていく。
ええっと、マウスでおおよその狙いを定めて、右クリックでスコープを覗いて、ホイールを回してズームして、Shiftで息を止めて照準のブレを抑え、左クリックで射撃。弾がなくなったらRでリロード。
なるほどなるほど。やってみると意外とわかりやすいな。ヘタすぎてぜんぜん当たらないけど。
目標をセンターに入れてスイッチ……目標をセンターに入れてスイッチ……
一定年齢以上の男性が射撃練習で絶対言うであろうセリフをぼくも言ってしまった。意味がわからない若者はTV版エヴァンゲリオンを見てください。
うーん、思ったより操作はカンタンだし、「息を止めて狙い撃つ」というシステムがゲームの緊張感にもスナイパーらしさの演出にも役立っていてすごいと思うけど、やっぱりこのジャンルが苦手なド素人には難しい部分もあるな。
仮に、うまくいったときの気持ちよさみたいなのが大きかったらやる気も出そうだが……
ギュゥゥゥーン!
ドカーーーーン!!
えっ、なにいまの!?
気持ちいい! めちゃめちゃ気持ちいい~!!
どうやら、各ステージの最後の一撃は、狙撃が決まると特別なカットインみたいなのが出るらしい。
映画じゃん! 映画のヒロインじゃん! ヒロインオブザスナイパーじゃん! タイトル回収~!!
チュートリアルの1ステージ目を終え、2ステージ目からは本格的な任務が始まる。
このステージは市街戦で、キーボードでの移動が操作として加わってくるようだ。
えっ、怖いな……なんかこう、入り組んだ街中でテロリスト的な人間と戦う感じのやつか……?
あっ、違った! ロボットだ! なんかクモみたいなロボットがカサカサ来た!
人を撃つやつじゃなくて安心! でも怖っ! 人じゃなくて安心だけど敵は敵なので怖っ!
落ち着いて息を止め、撃つ! デストロイ!
ヘタな人がプレイするとゲーム中の息止めとプレイヤーである自分の息止めがリンクするので、緊張感と没入感がすごい。ただドラム缶や機械を撃っているだけなのに心臓がバクバクする。
なお、どうやらこのHeroine of the Sniper、プレイ後に調べてわかったのだが、人を撃つことは最後までいっさいないらしい。
それ自体がいいか悪いかはどうでもいいのだが、個人的にはちょっと安心。ドラム缶相手でもドキドキしてるのに人が出てきたら心臓が出ちゃうもん。弾より先に心臓が出ちゃうもん。
えっ、目標遠くないですか!?
いや、まあスナイパーだからそれくらい狙えってのはわかるんですけど、私まだ10m先のドラム缶ですらドキドキする人間ですよ!? ドラム缶に恋してんのかって思われそうな人間ですよ!? くびれがない体型が好きって意味ではドラム缶に恋してるようなもんですけど!
ギャーー! やっぱり!
いや、しかし、敵の場所がわかったし、敵に発見されたらいったん隠れなきゃいけないってことも学習できたから、次はいけそうな気がするな……
1ステージが3~5分程度でわりと短く、途中にチェックポイントもあるので、失敗してもリトライしやすいのはありがたい。
目標をセンターに入れて……
スイッチ! デストロイ!
難しめの狙撃を成功させるとオペレーターの人がホメてくれる! 自己肯定感が上がる~!
このステージ最後のミッションは、敵の戦車を引き付けてからスイカ型爆弾を撃ち、戦車を爆破すること。
いや、そんな……ヤバすぎるでしょ……もしミスったらこっちの居場所がバレて殺されるじゃないですか……長距離からスイカ程度の大きさしかない爆弾をピンポイントでタイミングよく狙い撃てなんて、そんな……私そんなこと……
できらぁ!
ドカーーーン!!
超気持ちいい~!
FPSに苦手意識あったけど、こういうFPSなら超楽しい~!!
その後も少しずつプレイし続け、いまは8個目のステージを攻略中。
難易度イージーもあるのだが、まだまだノーマルでがんばるぞ、という高いモチベーションで楽しめている。
このゲームのターゲットがどういう層なのか知らないが、結果的に、FPSが実力的にも精神的にも苦手なぼくにとってもめちゃくちゃ楽しいFPSだ、と思った。
操作はわりと覚えやすいし、1ステージが短いし、失敗してもやり直しやすいし、対人・協力要素がないので誰にも迷惑がかからない。さらに、人を撃たないし、主人公がかわいいし、オペレーターがホメてくれるし、かっこいいカットインが入るし、全体的にコミカルで雰囲気が重苦しくない。
あとは、価格が980円なのもメリットだろうな。「FPS苦手だけど、遊びやすくて怖くなくてちゃんとしたゲームがあるならやってみたいな……でもいきなりフルプライスのタイトル買うのはリスクがな……」という初心者にとって、ちょうど手を出しやすい金額な気がする。
もともと人気Flashゲームをリスペクトしたゲームであることから、おそらく多くの人にとって遊びやすいゲームなのだと思うが、個人的にはぼくのような「FPSはちょっと……」という先入観がある人にこそオススメしたいゲームだ。
オススメですよ、Heroine of the Sniper。PCの必要スペックも高くないのでぜひ。
絶対がんばって全ステージクリアするぞ。
コメント
マテリアルスナイパー懐かしい
Flashだからもう遊べないのか…
対人センス0のゲムぼくが楽しいって言うなら確かに初心者でも楽しそう
順調に調教が進むゲムぼくさん
ケモゲー、FPSときて次はどんなゲームで調教されるのだろうか。
準備は一任するわ
人を撃つのは苦手ですか…減るのがHPではなく服の布地のゲームならどうですか?
これギフトという名のPR依頼だろ
switchに出ないかな
「できらぁ!」の辺ほんとに楽しそうですき
語彙力無い記事が目立つけどレビュー普通に上手よな
普通に欲しくなったわ
ん?銃を構えてる女の子は横向いてるけどそれは照準と関係ないの?
はしゃいでてかわいいな
“ドラム缶”というワードが出た瞬間に察した
だがいつもよりマイルドだったな
マテスナ10年以上前か…
懐かしい
人を撃たないって所もきっちりマテスナリスペクトを感じてあぶなげないな
息止め限界や連続カラ撃ちとかで特殊演出とかもあるのかな?
紹介上手すぎ
さすがラスオリの売り上げに1番貢献している男
スイカとかドラム缶て単語に騙された
賠償
本家マテスナのhtml5版が公開されたので記念カキコ
これ当時本気でマテスナ発売かとぬか喜びした思いで