先日、Amazonほしい物リストから『Blokus(ブロックス)』というテーブルゲームをいただいた。
対象年齢は7歳以上。
うちの子どもたち(娘・息子)は6歳だが、もうすぐ小学校に上がる。対象年齢には数ヶ月満たないが、まあ大丈夫だろう。
さあ、さっそく開封だ!
なかに入っているのは、遊ぶときの台になる白いボードと、4種類の……
娘「わー、なんかとうめいできれい!あか、あお、き、みどりがあるよ!」
息子「テトリスみたいなかたちしてるね」
ぜんぶ言われてしまった!
「赤・青・黄・緑のテトリスのようなパズルが入っている」って言おうとしたら、まったく同じことを先に言われてしまった。血は争えないな。そして子のほうが反射神経がいいな。
ルールはとてもカンタン。
覚えるべきは、大きく言えば「ボードの端からスタートする」「角がくっつくように置いていく」の2点しかない。
テーブルゲームの記事を書くたびに思うけど、世の中、シンプルで覚えやすいテーブルゲームがこんなにたくさんあるってすごいよな。テーブルゲームの開発者は天才だらけだ。
複雑で例外だらけのルールなら誰でも作れるが、単純明快なルールでゲームを成立させるというのはそうとうの頭脳や修練がなければできない。
何個かピースを置く実演をして、娘・息子にやり方を説明する。
ぼく「こうやって、角と角がちょっとくっつくようにしてどんどん置いていって、いちばん多く置けた人が勝ちだよ」
娘・息子「わかった!」
理解はやっ!と思ったが、そのあと実際にプレイし始めてみるとホントにちゃんと理解していた。
すごいゲームだし、すごい子たちだ。
しかし、「ルールを理解する」と「勝ち方を理解する」はぜんぜん別の話だ。
ブロックスは最終的に「より多く自分の色を置けた人が勝つ」ゲーム。となると、ただ角をくっつけることだけを考えて置けばいいという話ではない。戦略性が必要だ。
娘と息子は対象年齢にも満たない子どもなので戦略なんて当然わかるはずもないが、できればこういうゲームを通して少しずつ教えてあげたい。ただやるんじゃなくて、こうやって考えてやると勝てるんだよ、と。
娘(黄色)と息子(緑)が適当に散らして置いていくなか、ぼく(赤)は整然と、手元一列をなぞるように並べていく。
ブロックスは多く置いた人が勝ちなのだ。ヘンに隙間を空けてしまうともったいないので、こうやって詰めて詰めて置くことこそが……
……
…………あれっ?
息子の緑がだいぶこっちに侵食してきたな。娘の黄色もけっこう来ている。
思ったより赤が置けるスペースが狭くなってき……た……
あっ!ああああっ!
そ、そうか!ダメじゃん!最初から端に沿って詰め詰めで並べてたら相手にぶつかった時点でもう置けなくなるじゃん!
序盤は中央を取りに行くようにふわっと領域を広げていって、衝突後は領域の内側をメインに置いていくようにしたほうがいいんだ!
ぼく「あっ、やばっ、このままだと緑と黄色に押されて置けなくなっちゃう」
息子「そうなの?パパたいへん」
息子「じゃあ、とじこめてあげるね」
ギャアアアアアアアアアアアアアア!
鬼畜ゥゥゥゥゥゥゥ!!
ぼく「あっ、もう置けるところがない……パスで……」
娘「パパおしまい?」
息子「どうしてもうおけないの?」
お前たちが!的確に攻めてくるからだよ!!
初プレイ終了。
娘「パパが3ばんだったね」
ぼく「……」
息子「パパ、なんかね、どんどんまんなかにおいていったらね、つぎはかてるかもしれないよ」
ぼく「……」
結論:対象年齢に満たない子どもから勝ち方を教わるゲーム、それがブロックス。
コメント
息子君全力パパ殺しに来てない?
有利な位置取りで始まっておいてこの体たらく…
ブロックが足りなくなって並べて遊ぶ板と化しました
ポケモンでも負け、アナログゲームでも負け、それでもパパと呼び慕ってくれる子供達の素晴らしさよ
「じゃあ、とじこめてあげるね」の言葉のチョイスよ
ブロックス面白いよね。
アプリで出してくれんかなぁ
面白そう
綺麗にくっつけてテトリスみたいにするゲームかと思ったら全然違った
結構難しそう
ゲムぼく。さんがお子さんに勝てるゲームを募集しよう!
(閲覧開始)まずはエリアの分断から…なんで横に並べてるんですか(読了)
娘より優位な立ち位置から敗北する父親の鏡
今見返して思ったけど、初見プレイで真っ先に赤陣地に切り込んでくるお子さん二人やべーな
あっという間にリスキルされてて草。ナワバリみたいに塗り替えしできないからねぇ(´・ω・`)
ゲムぼくテーブルゲームクソ弱部すき
このゲーム ホント難しいというかままならない 攻略法がわからないですよね
ウボンゴ ていうゲームもおすすめです
おもしろいですよ