雷竜こと『雷鳴と共に現る者』に文字通り秒殺され、出直しを余儀なくされたレンジャー5人。
最近ではラミアやヨルムンガンドにかなり苦戦したことが記憶に新しいが、今回はそれ以上に苦しい。さすがクリア後だ……
かれこれ3時間以上は全滅と分析と実験を繰り返しているが、いい抜け道がなかなか見つからない。
しかし、偶然の産物として、こんな発見もあった。
あれ?必中のはずのサンダーブレスを避けることができた?
過去数十回の実験では一発も避けられなかったのに、なぜ急に避けられたのか。
過去とこの回で違ったのは、たまたまエイミングフットが入って雷竜が脚封じになっていたことだが……
このことから考えられる可能性は、下記のふたつ。
1. サンダーブレスが必中攻撃なのは間違いないが、なんらかのバグによって回避できた。
2. じつはサンダーブレスは「極めて高い命中補正がある攻撃」なだけで必中ではなく、脚封じでAGIが下がったことにより回避できた。
2の可能性を検証すべく、AGI特化装備を用意して再度実験。
AGI差が理由なら、雷竜のAGIを下げる形でも、こちらのAGIを高める形でも、同じ結果が得られるはず。すると……
検証成功!全弾回避で2ターン目を迎えることができた!
どうやら、雷竜のステータスとサンダーブレスの命中補正が異常に高いせいで必中に見えていただけのようだ。
さらに数時間かけて検証を重ねた結果、下記のようなことがわかった。
・サンダーブレスを安定して回避するには、AGI200以上+ミラージュアロー+夢幻陣形+トリックステップ+チェインダンス+潜伏が必要。なお、AGI200を得るには、AGI↑↑↑の武器ふたつとAGI補正のある防具と疾風のお守りを装備する必要がある。
・その他の攻撃を安定して回避するには、AGI160以上+ミラージュアロー+夢幻陣形+トリックステップが必要。なお、AGI160を得るには、疾風のお守りか、同等のAGI補正を得られる何かを装備する必要がある。
前者は準備がかなり大変なうえ、回避盾を務めるアリスがAGI以外すべてを捨てなければいけないので、パーティーの火力がかなり落ちる。そのうちミラージュアローが切れて負けてしまうだろう。
よって、サンダーブレスは防御で耐えるなどして、ほかの攻撃は後者のパターンで回避を狙っていく作戦に落ち着いた。
【装備・スキル】
共通スキル:朧矢6、素早さブースト8、仕留めの一矢8、エイミングフット8
全員がAGI160以上を確保できるよう、装備を調整。
ナンナは削弱の瘴気を他メンバーより先行して入れたい場面があるので、AGI180を確保させる。
ララパはサブウェポンを持たず、ターミナスブーツである程度の雷耐性を確保。
【戦闘開始!】
■TURN1
アリス:防御
ユーリ:防御
チグサ:防御
ナンナ:防御
ララパ:防御
サンダーブレスが来るので、全員防御。
それでも極彩のベスト装備のせいでMDEFが皆無に等しいので、250程度のダメージを受けてしまう。ターミナスブーツも装備しているララパのみ160程度の被ダメージ。
■TURN2
アリス:ミラージュアロー
ユーリ:夢幻陣形→ソーマプライム
チグサ:逆袈裟
ナンナ:トリックステップ
ララパ:予防の号令(>後列)
分身したいアリスは早々にミラージュアロー。
サンダーブレスで削られたHPは、ソーマプライムで回復。やや回復量不足だが、ララパだけはHPMAXにしてあげられるので、ロイヤルベール(サブプリンセス)が発動するようになり不足分を徐々に補える。ララパにターミナスブーツを装備させたのはこのため。
雷竜の行動は、全体攻撃の『竜の鉄槌』。全員回避!
■TURN3
アリス:忍法 分身
ユーリ:朧矢
チグサ:朧矢
ナンナ:朧矢
ララパ:予防の号令(>前列)
朧矢チャンス!手の空いた3人が朧矢でアタック。
雷竜はアリスに通常攻撃。問題なく回避。
■TURN4
アリス:朧矢
ユーリ:ミラージュアロー
アリス2:幻惑の剣舞
チグサ:夢幻陣形→ダブルショット
ナンナ:トリックステップ
ララパ:予防の号令(>前列)
アリス2が幻惑の剣舞。これで、雷竜の弱体化枠はミラージュアロー、トリックステップ、幻惑の剣舞で埋まった。徹底的に命中率を下げる構成。
ララパは再度、前列に予防の号令。効果ターン延長と、リインフォースによるHP回復が狙い。
雷竜はふたたび竜の鉄槌だが、ここも全員回避できた。
ターン終了時、ドラゴンハート輝が出現。
■TURN5
アリス:防御
ユーリ:防御
アリス2:防御
チグサ:防御
ナンナ:防御
ララパ:防御
ドラゴンハート輝は、雷竜の物理・属性防御力を高める強化スキル『雷の共鳴』を使い続ける。
放置すると面倒なので倒したいが、5の倍数ターンはサンダーブレスが来るので防御せざるを得ない。
■TURN6
アリス:ダブルショット(>ドラゴンハート輝)
ユーリ:ダブルショット(>ドラゴンハート輝)
アリス2:ダブルショット(>ドラゴンハート輝)
チグサ:ミラージュアロー(>雷鳴と共に現る者)
ナンナ:夢幻陣形→削弱の瘴気
ララパ:ダブルショット(>ドラゴンハート輝)
使われてしまった雷の共鳴を削弱の瘴気で打ち消したあと、ダブルショット連発でドラゴンハート輝を仕留める。ここがナンナをAGI180にした理由。
雷竜は、全体に全封じの『呪縛の演舞』。封じは免れたが、アリス2の予防の号令を剥がされた。
■TURN7
アリス:幻惑の剣舞
ユーリ:ソーマプライム
アリス2:幻惑の剣舞
チグサ:ダブルショット
ナンナ:ダブルショット
ララパ:予防の号令(>後列)
幻惑の剣舞を早めに重ねがけしつつ、ダブルショットで攻める。
雷竜は炎が弱点なのでフレイムアローのほうがTP効率はいいのだが、エイミングフットによる脚封じを狙いたいので、発動チャンスが2回あるダブルショットを選択している。
雷竜は『古竜の呪撃』という貫通攻撃。ユーリ、ララパが回避。
■TURN8~
アリス:ダブルショット or 幻惑の剣舞 or フレイムアロー
ユーリ:ダブルショット or ソーマプライム
アリス2:ダブルショット or 幻惑の剣舞 or フレイムアロー
チグサ:ダブルショット or 逆袈裟
ナンナ:ダブルショット or トリックステップ or 削弱の瘴気
ララパ:ダブルショット or 予防の号令
朧矢チャンスがあれば狙いつつ、上記の行動が基本パターン。
分身したアリスはTPが少ないので、フレイムアローを織り交ぜないとTPが尽きてしまう。
STRとLUCが高いのは、ユーリとチグサ。エイミングフットを決めてくれる可能性が高い彼女らに、より多くダブルショットを撃たせてあげたい。
12ターン目。
雷竜のHPは半分を切ったが、こちらは夢幻陣形を使いきってしまった。
17ターン目の終わりでミラージュアローの効果も切れるので、そこまでに倒せなければ完全に終わる。いけるか……?
13ターン目、全体攻撃の竜の鉄槌をアリスがくらってしまい即死!やはり夢幻陣形が切れると安定しなくなるか……
しかし、大きな朧矢チャンスを得た!再度の分身はせずに、5連朧矢で一気に決めにかかるぞ!
5連朧矢のあとの15ターン目。
雷竜のHPバーは残りわずかだが、ドラゴンハート輝が出現し、サンダーブレスも来るターン。そして、アリスは腕封じなのでダブルショットを撃てない。
判断が難しい。雷竜の残りHPは具体的にどれくらいだろうか?ダブルショット4発+仕留めの一矢で倒せるだろうか?
もし攻めて倒し損ねたら、サンダーブレスで全滅必至。しかし守ったところで、竜の鉄槌や古竜の呪撃をかわし続けられるかどうか……17ターンまでに倒せるかどうか……
うーん……悩む……この瞬間だけの判断ならともかく、ここまで約5時間も雷竜が倒せなくて試行錯誤してきた背景があるので、判断ミスは絶対にしたくない……もう何十回目かわからない再戦はイヤだ……
たしか、アナライズで見た雷竜のHPは、64,298だった。ということは……
(注:画面に定規をあてて計測しようとしています)
HPバーの全長が36mmで、残りHPが1mmだから、64,298×(1/36)=1,786くらいか……?
だとすれば、ダブルショット2~3発でいけるはず!
頼む!倒れてくれ!
やったァァァァァァ!!
雷鳴と共に現る者、撃破!
軽く20回以上はゲームオーバーになり、最後には画面を定規で測るというハイパー激ダサアナログ攻略術を披露してしまったが、勝てばいいんだよ勝てば!それくらい長くつらい戦いだった。
回避率にはAGI差が大きく影響するため、回避戦術は同格~格下の相手にはめっぽう強いが、高ステータスにモノを言わせてぶん殴ってくる格上の相手には通用しづらい、ということがよくわかった。勉強になったが、今後の戦いが心配だ……
しかしひとまず、レベル109まで上げられるように!
これで探索が少しはラクになるぞ!
コメント
まるで詰め将棋…
まるで詰め将棋…
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定規いいですね。
定規いいですね。
定規いいですね。
いつも楽しくみてます
最高じゃないですか!
いつも楽しくみてます
最高じゃないですか!
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かっけぇ…
あ、定規はだっせぇ…
かっけぇ…
あ、定規はだっせぇ…
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あ、定規はだっせぇ…
回避AGI研究に定規・・・これぞ縛りプレイの醍醐味ですね
回避AGI研究に定規・・・これぞ縛りプレイの醍醐味ですね
回避AGI研究に定規・・・これぞ縛りプレイの醍醐味ですね
めっちゃかっこいいじゃないすか
めっちゃかっこいいじゃないすか
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定規は草
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