UNDERTALE感想(ネタバレなし)。 1日で一気にクリアすべきゲーム。

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 ニンテンドースイッチで『UNDERTALE』を初めてプレイし、とりあえず初クリアした。
 PVを観た段階では、そのグラフィックや雰囲気から「ダークな要素を強めたMOTHERみたいなもんでしょ?」と思っていたが、その先入観すらいいように利用されたというか、「なるほど、ここまでは手のひらの上ってことか。わかったぞ」と思ったらそう思うことまで手のひらの上だったというか、かつてない不思議なゲーム体験だった。

 で、強く感じたことがひとつある。反省も込みで書いておきたい。

 もし、これから初めてUNDERTALEをプレイする人がいたとしたら、休日をまるまる使うなどして、さっさと1日で初クリアまでいくべきだ。
 UNDERTALEが流行り始めたころならともかく、いまから始める人は、その評判を当然知っているはずだ。世界中のレビューで超高得点を叩き出し、数多の受賞をし、いまなお日夜ファンによる考察や議論がかわされていることも、当然わかっているはずだ。

 そして実際に、UNDERTALEは練りに練られたRPGだ。
 熟練したゲーマーであればあるほどそれにすぐ気づくし、そのうえで騙されるし、裏をかかれる。唸らされる。
 プレイ開始1時間もすれば「これはどうやら本当にとんでもないゲームだぞ」と悟り、すべての存在やあらゆる行動の意味を考えずにはいられなくなる。「さっき、あれをしていれば(していなければ)、こうなったのでは?」という脳内分岐が無限に増え続ける。

 すると、どうなるか。
 調べずにはいられなくなるのだ。

 攻略情報は見たくないとしても、ネットにはいまやUNDERTALEに関する無数の考察や感想が載っているとわかっているので、それを確認したくてたまらなくなる。いい感じにネタバレを避けて書いてくれているサイトがあるのではと探してしまう。この記事を見に来ている時点で、あなたはその典型かもしれない。
 でも、それは当然、しないほうがいい。見てはいけない情報を見てしまうリスクが付いて回るし、そうじゃなくても、プレイ途中で中途半端に他者の視点を取り入れてしまうことは没入感の減退につながる。

 ぼくは1日1時間ずつのプレイで、たぶん7日くらいかけてクリアしたが、本当につらかった。調べたい衝動と戦うのが。
 通勤中や休憩時間にもついUNDERTALEのことを考えてしまう。あの単語やこの言葉をGoogleの検索窓に入れたくなる。
 何度か誘惑に負け、ネタバレというほどではないけど他者の感想を目にしてしまい、かなり後悔した。形成されつつあった「ぼくだけのアンダーテール観」にノイズが混じってしまった想いだった。
 ぼくは元来、情報を仕入れずにゲームをプレイするのは得意なほうなのだが、UNDERTALEにはところどころ勝てなかった。それほどまでに、同作の脳を揺さぶってくる力はすさまじい。それをぜひ忠告しておきたい。
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 人にもよるが、おそらく初クリアまでは10時間もかからない。
 また、とりあえず1回クリアすれば、ネットで調べるときの危うさからだいぶ解放される。(それでも慎重さは必要だが)

 『UNDERTALE』は、評判通り、すさまじいゲームだ。どうせクリアするまでその魔力からは逃れられないので、潔く世界に全身どっぷり漬かるべきだ。
 事前に睡眠をたっぷり取り、インスタント食品とジュースを買い込んだうえで、まずは1日で一気にクリアしてほしい。
 一生に一度しかないUNDERTALE初体験、ぜひ大切に。

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    非常に納得できる内容だった
    …あれ?ここゲムぼく。??マジで??乗っ取られてない?

  2. 名無しのゲーマー より:

    記憶を消して何度でもプレイしたいものなあ
    この作品のみならず、RPGの初プレイって本当に大事にして欲しいものだね

  3. 名無しのゲーマー より:

    真面目な記事書くとか何があったの

  4. 名無しのゲーマー より:

    この感想読んで買ってクリアした。
    マジで感謝しかないありがとうイチジク浣腸の人

  5. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくさんの記事を見てUNDERTALE始めました!ありがとうございます!

  6. 名無しのゲーマー より:

    今日クリアしました。あなたのこの記事を読んで、始めて、感動して、仮性包茎が治りました。
    感謝の言葉が見つかりません!!

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