千年戦争アイギスには、「これ、○○(作品)の○○(キャラ)を意識して作ってない?」と言いたくなるようなユニットが複数存在する。
たとえばゲームつながりで有名RPGからネタを引っ張ってきていたり、流行を意識して旬のネタに乗っかっていたり。
もちろん、公式が直々に「○○を参考にして作りました」なんて言うわけではないが、元ネタを知っている人が見れば自然とオマージュだとわかる。
そこで、アイギスに登場するユニットのなかでも、誰でも「絶対○○が元ネタだろ!」と言い切るほど類似点が極端に多い、オマージュ度の特に高いユニットをまとめた。
なお、「○○に似てる部分がある」程度の微妙どころは言い出したらキリがないので扱わない。(例:魔導重装兵ジェシカ⇔FFTのアグリアス・Fateのセイバー、格闘家ダン⇔ストIIのダン、踊り子マーニー⇔DQ4のマーニャなど)
凍氷の守り手エリザ
(元ネタ:映画『アナと雪の女王』 氷の女王エルサ)
オマージュ度:100%
氷を操る魔女(⇔氷の魔法を操る女王)、名前がエリザ(⇔エルサ)、登場したイベント名が「アンナと雪の美女」(⇔アナと雪の女王)ということで、「大丈夫か?怒られるんじゃないか?」と心配になるほどわかりやすすぎるオマージュ。
ちなみに、右手を肩の高さに掲げて氷を浮かべる立ちポーズにも元ネタがある。こだわりがスゴい。
http://www.disney.co.jp/movie/anayuki/character/character01.html
なお、「アナ雪」の日本公開は2014年3月。アイギスでの「アンナと雪の美女」実装が2014年12月。
ネタの鮮度が落ちないうちに、しかもきっちり冬にイベントを仕込んでくる仕事の早さと質はすばらしいのひとこと。
神秘の術士シャルル
(元ネタ:『アトリエ』シリーズ。特に『ロロナ』『トトリ』『メルル』のアーランドシリーズ)
オマージュ度:95%
クラスがアルケミスト(=錬金術士)、名前がアーランドシリーズの命名法則「カタカナ3文字でうち2文字は同じ文字の繰り返し」に一致、服装がロロナに酷似など、これも「寄せすぎだろ!」と言いたくなるほどわかりやすいオマージュ。
好感度0%時のセリフ「私のアトリエ、ちょっとのぞいてみる?」も含めて考えると完全にアウトの領域である。
忍者アザミ
(元ネタ:アダルトゲーム『対魔忍アサギ』 アサギ)
オマージュ度:85%
忍者、名前がアザミ⇔アサギ、髪型・髪色がほぼ同じ、服装もシルエットと網タイツ部分が似ていると、類似点多数。
元ネタがエロゲーで少々マイナー(と言ってもアサギはリリスソフトの代表作だが) なので、エリザやシャルルほどのやらかした感インパクトはないのが少し残念。
武王姫アリス
(元ネタ:『ドラゴンクエストIV』 アリーナ)
オマージュ度:80%
拳を武器に戦う武闘派の姫。髪型・髪色もそっくり。マント・スカート・ブーツ・グローブなど服装にも類似点が多い。
ただ、名前はアリス⇔アリーナで似ていると言えば似ているが、そこまででもない。エリザで見せてくれた運営のチャレンジ精神からいくと「アリナ」くらい攻めてもおかしくない気がするが、さすがに相手が同じゲームで大物すぎるのでちょっと遠慮があったのかもしれない。
しかしいっぽうで、好感度15%のセリフ「お城では、おてんば姫って呼ばれてました。」 は完全にアウト。そのまんまやんけ。
ちなみに、覚醒後のアビリティ「獣王爪大旋風」の名称もドラクエモチーフの可能性あり。「獣王○○」という技名は『ダイの大冒険』のクロコダインなどでおなじみのものであり、「爪」はアリーナの武器である。
神官クリストファー
(元ネタ:『ドラゴンクエストIV』 クリフト)
オマージュ度:70%
男性のヒーラー(僧侶)であることが完全一致。名前と服装も似ている。特に服装はクリフトの特徴である帽子とマフラーをクリストファーもそのまま着用しているのが大きなポイント。
とはいえ、服の色や口調など相違点もいくつかあり、「たまたまでしょ」でギリギリ押し切れるレベルのオマージュに収まっている。全プレイヤーにとって序盤から入手機会のあるユニットということもあり、それなりに気を遣っているのだろうか。
レアリティがゴールド以上だったら覚醒スキルで即死魔法(ザラキ)を覚えそうな雰囲気があるが、残念ながらシルバー。
猛き爪獣ウル
(元ネタ:マーベル・コミック『X-MEN』『アベンジャーズ』など ウルヴァリン)
オマージュ度:65%
「爪を武器に戦う野生児」という最大の特徴が一致。爪の本数も同じ。名前もやや似ている。
また、ウルの覚醒後アビリティは「オートヒール」(自動回復)であるが、ウルヴァリンも強力な自己再生能力を持っている。
ただし、向こうは男性でこちらは女の子だし、ウルの野性味は「自然を愛する心」に起因するものであるなど、異なる点も多い。元ネタをリスペクトしつつ、うまくアイギスのキャラクターとして昇華させている印象を受ける。
伏龍の軍師アイシャ
(元ネタ:『恋姫†無双』シリーズ 朱里(諸葛亮孔明))
オマージュ度:60%
ロリ諸葛亮という異常な属性を持つ時点でもう明らかにそれ。ドジっ娘属性も一致。
軍師である、風を操るなどの特徴も同じだが、それはそもそも三国志演義の諸葛亮孔明が元ネタなので朱里とは関係ない。
ちなみに、恋姫†無双の主役級キャラにも「愛紗(アイシャ)」が登場する。モチーフは関羽。アイギスのアイシャの名前はここから来ているのかもしれない。
【番外編:クラス設定のオマージュ】
ダークファイター→ダークナイト→パラディン
(元ネタ:『ファイナルファンタジーIV』 セシルの暗黒騎士→パラディン)
暗黒騎士から一転して聖騎士になるのは明らかな『FF4』オマージュ。
ペガサスライダー
(元ネタ:『ファイアーエムブレム』シリーズ ペガサスナイト)
天馬騎士という概念はFEシリーズの発明である。「ペガサスナイト」はインテリジェントシステム社の登録商標にもなっているほど。
「女性しかなれない」「槍を武器とする」といった点もFEシリーズのペガサスナイトとまったく同じ。よく怒られなかったな。
ちなみに、ユニットを個別に見ていくと、ステラは髪型・髪色、鎧の形状、元気な性格、経験が浅いことなどが初代FEのエストに似ている。ある程度参考にしたのかもしれない。
コメント
メメントさんは見た目がほとんどそのまんまVOICEROID兼VOCALOIDOの結月ゆかりさんなのですが、いれてみてはいかがでしょうか?