毎年4月25日は、世界ペンギンデー！ 世界中でペンギンの保護について考える日！
そして日本では、ちょうどそのころからゴールデンウィークが始まる！ 行楽シーズンだ！
さあ、
ペンギンを見に行こう！
日本は、じつは世界一のペンギン大国！ あなたの帰省先や旅行先にも、きっとペンギンがいるはず！
ぼくはペンギンが好きなので、どこかに旅行に行くときはほぼ必ずその地域の動物園・水族館にも行っている。おかげで、ペンギンに関する知識も着々と身についている。
たとえば、日本には11種類（イワトビペンギンをキタとミナミで分けると12種類）のペンギンがいるのだが、なかには非常に珍しい、飼育館数が極端に少ないペンギンがいるのを知っているだろうか？
具体的には、コウテイペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギン、フェアリーペンギンあたりだ。特にコウテイペンギンは2館にしかおらず激レア。これらを見たことがある人は、じつは自慢してもいいくらいなのだ。
ただ、レアだろうとレアじゃなかろうと、ペンギンはみんなかわいい！
ここからは、ぼくが実際に行ったことのある動物園・水族館のなかから観点をペンギン関連に絞り、「ペンギンを見に行くならここはオススメ」という動物園・水族館を8つ紹介するぞ！
週末や大型連休などを利用して、ぜひ行ってみよう！
①長崎ペンギン水族館（長崎県）
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フンボルトペンギン、ケープペンギン、マゼランペンギン、オウサマペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、キタイワトビペンギン、ミナミイワトビペンギン、フェアリーペンギンの計9種が見られる。
特にすごいのは、「フンボルト・ケープ・マゼラン」の3種と、「キタイワトビ・ミナミイワトビ」の2種が同じ場所で飼育されていること。これらの種は外見がかなり似ていて交雑も可能であることから、飼育難度や生態系保護の観点からふつうは一緒に飼育されないのだ。同じ室内にいるキタイワトビとミナミイワトビを「おっ、冠羽（金髪のような部分）が長いから、こっちがキタイワトビかな？」と見比べることができるのは全国でここだけ！
ペンギン特化型の水族館なので、グッズショップのペンギングッズの充実ぶりもすさまじい。入館料が大人520円と異常に安すぎて心配になるレベルなので、グッズを買いまくってお金を落とそう！
②アドベンチャーワールド（和歌山県）
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レアペンギンの宝庫！ コウテイとヒゲとアデリーとフェアリーがぜんぶ見られる！
水族館と動物園と遊園地が一体になった和歌山が誇る超巨大施設だが、ペンギン好きなら水族館部分だけで1日が潰れてしまうほど見どころ満載。
たとえば、見た目がよく似ているコウテイペンギンとオウサマペンギンが両方見られるのは全国でここだけ。それぞれ単体の写真で見るとそっくりだが、アドベンチャーワールドで同時に実物を見ると違いがハッキリわかる。コウテイは120cm、オウサマは90cm。コウテイは南極に住むので脂肪が多く手足が短いむちむちもちもちボディで、オウサマはそれに比べるとややスラッとしている。
難点は、場所が和歌山県の白浜なので、近畿地方の人以外にはアクセスが微妙なことか。幸い、南紀白浜空港からはかなり近いので、関東など遠方から行く人は飛行機がおすすめ。
③名古屋港水族館（愛知県）
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名古屋駅から電車で20～30分で行けてアクセス抜群！ それでいて延床面積はなんと日本最大！ そしてなんと激レアペンギンのコウテイペンギンまでいる！ 最強か！？ 愛知県民はもっと名古屋港水族館の存在を全国に自慢しろ！
日本最大級の水族館という時点で見どころ満載なのだが、コウテイ、ジェンツー、ヒゲ、アデリーが一緒に暮らす「南極の海」ゾーンは圧巻のひとこと。動かないコウテイ、元気なジェンツー、怒りっぽいヒゲ、奇行が目立つアデリー。観察しているとそれぞれの違いがハッキリ見えてかなりおもしろい。
さらに、温帯に住むペンギンであるケープペンギンも別室で飼育されていて、「ペンギンよちよちウォーク」というケープペンギンのお散歩を見られるイベントもあるぞ！ かなり広い水族館なので事前にペンギンよちよちウォークの時間を調べておき、それに合わせて館内を回ろう。
④伊豆シャボテン動物公園（静岡県）
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エサやり体験が異常に充実しており、ほとんどの動物にエサをあげることができる！ 片っぱしからあげてたらエサ代だけで6,500円くらいいっちゃった！
ペンギンとしてはケープペンギンがいて、岩場とプールでのびのび暮らしている。ケープペンギンももちろんエサやり対象なのだが、その体験がかなり独特。なんと、ケープペンギンエリアの横に生きたドジョウの水槽があり、そこから網でドジョウを2匹すくって、流しそうめんの要領で竹筒の上からドジョウを流すのだ！ すると、ケープペンギンがそれに気づいてくれて、竹筒の下で待ち構えてキャッチしてくれる。めちゃめちゃかわいい！
ペンギンにエサやり体験ができる動物園・水族館はいくつかあるが、このタイプはかなり斬新。行ったら絶対にやっておこう！
⑤掛川花鳥園（静岡県）
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鳥好きなら知らぬ者はいないと言っても過言ではない、日本屈指の鳥の楽園！ かなり珍しいハシビロコウや、四方八方からインコに襲撃されるエサやり体験が有名だが、ペンギンもすごい！
ケープペンギンがいるのだが、特筆すべきはふれあいイベントの多さ。魚の切り身をトングで渡すエサやり体験、ペンギンの背中やフリッパー（腕）を実際に触ることができる体験、そして極めつけにペンギンをひざに乗せ、抱きかかえて写真撮影ができる体験！ 一生の記念になる！
ぼくはそれらすべてを体験したが、そのなかで写真撮影イベントだけは参加組数がかなり限られていて競争率が高いので要注意。写真撮影をしたい場合は、開園より少し前から並んでおいたほうがよい。
⑥鳥羽水族館（三重県）
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水族館としては、飼育している生物の種類数がなんと日本一！ 意外とでかい鳥羽水族館！
飼育しているペンギンはフンボルトペンギン。フンボルト自体はよくいるペンギン……なのだが、鳥羽水族館は飼育数が非常に多いことと、透明度の高いペンギンプールが美しいこと、なにより「ペンギン散歩」イベントが距離がめちゃくちゃ近くて時間も長めで大満足なことがポイントだ！
温厚でマイペースなフンボルトペンギンたちが、10分ほどペタペタ足音を立てながらうろうろしてくれる。統率が取れているようで取れていないふわふわ感があまりにもかわいい。
ここのペンギン散歩はかなり人気のあるイベントで、開始時刻に合わせて行くと席が埋まっていることが多い。本気で観たい場合は早めに行こう。
⑦仙台うみの杜水族館（宮城県）
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フンボルトペンギン、ケープペンギン、ミナミイワトビペンギンなどの温帯ペンギンと、オウサマペンギン、ジェンツーペンギンなどの寒帯ペンギン、合わせて5種類が見られる東北を代表するペンギン水族館！
仙台の気候は多くのペンギンにとってちょうどよく、行く時期や天気によっては温帯ペンギンと寒帯ペンギンが一緒に外に出ている光景が見られる。これはほぼ日本唯一と言ってもいいくらい激レアな光景。
そして、ショーやふれあい系のイベントも豊富！ 季節によってさまざまなプログラムが組まれており、いつ行っても楽しい体験ができる。特におすすめは、ケープペンギンの飼育エリアに立ち入ってケープペンギンにエサをあげたり並んで写真を撮ったりできる「ペンギンライフツアー」。これはさすがに人気があるので、参加したいときは朝早めに行ってチケットを購入しよう。
ほか、ケープペンギンのエサやり体験などもあり、これは比較的ラクにチケットを購入できる。ほかにもいろいろあるので、せっかく行ったならなにかしらのイベントにもぜひ参加しよう。
⑧のとじま水族館（石川県）
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2024年1月の能登半島地震で甚大な被害を受け、一時は営業休止、その後も縮小営業を余儀なくされていたが、2025年3月に完全復活を果たしたのとじま水族館！
ペンギンはフンボルトペンギンとマゼランペンギンの2種類がいて、フンボルトは屋内、マゼランは屋外で飼育されている。ここのフンボルトペンギンは海が近くておいしいご飯が豊富な能登の環境のおかげかとんでもないむちむちボディをしているのでぜひ見てほしい。
そして最大の見どころは、マゼランペンギンたちが館内通路を歩く「ペンギンのお散歩タイム」！ ぼくが知る限り、どの水族館のペンギンお散歩タイムよりも雰囲気がゆるい！ 柵もなにもなく、マゼランペンギンたちが本当に自由にペタペタ歩く！ 最高！
もちろん写真も動画も撮り放題なので、ぼくはずっとペンギンたちの横をついて歩いて「あら～かわいいねぇ～！」と言いながら撮影し続けていた。というかほかのお客さんもみんなそうなっていた。きっとあなたもそうなる。
難点は、和歌山のアドベンチャーワールドと同様、多くの人にとってはアクセスに難があること。金沢観光とセットにしたり、能登の温泉旅館に泊まったりして、複数日の旅程の中にのとじま水族館をうまく組み込むとよい。
これら8施設は超おすすめだし、もちろん、ほかにもペンギンが見られる魅力的な動物園・水族館はたくさんある。特にフンボルトペンギンやケープペンギンは日本の環境に適応しやすいので、「えっ、こんな小さな動物園にもいるの？」ということも多い。
もしかしたら、あなたがまだ気づいていないだけで、あなたの地元の動物園や水族館にも素敵なペンギンがたくさんいて、あなたを待っているかもしれない。
あなたが動物園や水族館に行ってお金を落とすことで、あなたはペンギンが見られてうれしいし、ペンギンはご飯がいっぱい食べられてうれしい！
さあ、ペンギンを見に行こう！ もちろんぼくも今後さらにいろんな動物園・水族館に行くぞ！
コメント
あれ？ペンギンギンがいない。
というかペンギンには真面目だこの人。
これはお役立ちブロガーのゲムぼく
知り合いにオススメしなきゃ
珍しく正気を保ってる
地元（静岡）に帰省中なのでシャボテン公園行こうかな
ゲムぼくには珍しく役立つ記事だ
「和歌山からパンダを取り上げたら何もない」みたいな言われ方してたけど激レアペンギンコンプリートとかパンダよりそっちのほうが行く価値あるやんアドベンチャーワールド
ありがとうございます。
本気で観光を進めていくペンギン好きの鑑
富山県の古城公園内の無料動物園にもペンギンいたなぁ
帰省ついでに寄って行こうかな
おかしい、最後までおかしくなってない
ここで紹介してる水族館、ゲムぼくさんは全部巡ってるんだよな……
現地で見てきた人の書く、しっかりした観光紹介記事なのよ
関連記事で突然むちむち狂いになるリスクを除けば
ゲムぼく。さんの記事をきっかけにペンギンの見分け方が分かるようになってきたので水族館に行くようになりました。かわいくてむちむちで何をしていても癒されます。
今回載っている水族館も改めて読んでとても魅力的だと思ったのでいつか行きたいです。
いつも素敵な記事をありがとうございます。
ｴｯﾎ､ｴｯﾎ
みんなにもペンギンの動物園水族館まとめ記事を紹介しなきゃ
なお他の記事での篩が…
いつもいつもお世話になってます、長崎ペンギン水族館めちゃくちゃ良かったです
旅行の機会には行ったことがないところにもぜひ行きたいと思います
ペンギンはいろんな施設にいるけど、見せ方がそれぞれ違って面白いですね
横浜八景島シーパラダイスがレアペンギン３種いるなんて始めて知りました。
幼稚園の頃から何度も行っているのにそんなに凄い施設だったのですね。
今回の記事で、ゲムぼくさんがとてもペンギン好きなのが伝わってきました。
連休中に、この記事には取り上げられてない、愛知県にある南知多ビーチランドという所へペンギンを見に行ってきました。
フンボルト、キング、ジェンツーの3種が見れますので、是非行って見て下さい。
いつもみたいに急に変なスイッチ入るだろうなと思ってましたが、常に丁寧な文章なのでブログ間違えたか心配になりました。
真剣にペンギンを愛してるけどきっかけはラストオリジンなんだよな…
ペンギンいいよね…
こういう記事こそバズるべきよ
おおゲムぼくさんのフルルとケープだ
近年ではコウテイペンギン以上にマカロニペンギンがレアになってる印象がある
今いるのは箱根園と休館中の下関だけかな？どっちもJAZAに入ってないっぽくてJAZAの検索でマカロニペンギンが見つからない
八景島にもいたと思うけどJAZAの検索で引っかからないってことは今いないのかな
しれっとけもフレタグついてて笑う
真摯な紹介すばらしいです
けもフレと駅メモコラボしてるから、これだけ飛び回ってるからいっしょにやると楽しいかも。でもムチムチいないか
これだけで90分くらいの講義作れそう
ペンギン博士になろう
小樽水族館のペンギンショーがペンギン達全然言うこと聞かなくて自由気まますぎるって聞いたことあって気になってる
小諸の動物園がコンパクトだけどペンギンエリアがあってお得感があったのを覚えてる
自分が行ったときは小屋からビタイチ出てこなかったけど
ゲムぼくさんの記事見て今度のとじま水族館へ行くことへ決めました
楽しみです！
おたる水族館のペンギンは本当に自由でなんも言う事聞かないよ
冬の雪の中の散歩は結構レアなのかな？
トドのショーも圧巻なので札幌近辺に観光に来られた際には是非
ゲムぼく。のお出かけ記事大好き。人生って楽しいんだなって思える。
長崎ペンギン水族館の記事の
>あなたの身近にある小さな水族館や動物園にも、ぜひ行ってみてほしい。何十年ぶりかもしれないし、初めてかもしれないけれど。きっといい経験になると思う。
って文章が好きすぎて、このあいだ幼少期ぶりに地元の水族館行ってきた。テンション上がって、1人だったのに写真撮影サービスまでしてもらっちゃった。
なんか普通に参考になった…あと絵がお上手…
>愛知県民はもっと名古屋港水族館の存在を全国に自慢しろ！
これはマジでそう
愛知県民じゃないけど、名古屋一の観光名所といえば、名古屋城じゃなくてこっちだと思ってる
②のアドベンチャーワールド(AVS)は来月くらいまでパンダ要るぞ。
しかも東京の上野動物園より多い4体と、そして多産したパンダも要るぞ！
契約切れまで近い、急げ！
愛知県民ですが、名古屋港水族館の近くにイタリア村という商業地区があったんですよ。
しかし今はもう…。
名古屋港水族館行ってきたけどふっとい子いるのね
水面飛び出る様子も見れて楽しかったです
まとも回の中の神回
掛川花鳥園って休業してなかったけ思ったら休業してたの別の花鳥園だった
まるでペンギン博士みたいだあ
ゲムぼくのペンギン情報うれしい
東海地方はペンギン天国なの？
絵がお上手で驚愕
ふとももは？