2025/01/23(木)は!
『ギルティギア ストライヴ Nintendo Switch Edition』の発売日!
さっそく買ったぞ!
これでいつでもどこでもギルティギア ストライヴが遊べる!
ぼくはもともとPC(Steam)で同作をプレイしている。
ゲーム内容は基本的に同じはずなので、スイッチ版を買う必要があるのかと問われればほぼないわけだが、いちファンとして記念に買っておきたかった。記念しすぎてパッケージ版もダウンロード版も買ってしまった。
あと、まっとうな目的としては、外出中や移動中などにちょっとトレーニングモードで遊んだり研究したりしたいときに便利かもと思った、というのがある。
以前、「旅行先でも気軽にギルティギア ストライヴをやる手段はないものか」と思ってSteam DeckなどのポータブルゲーミングPCを調べたことがあったのだが、そういうPCは10万円前後かかってしまう。しかし、スイッチ版ならスイッチ本体はもともと持っているのでソフト代だけで済む。かなり安価にギルティギア欲を満たせる可能性が高い。
ただ、正直なところ気になるのは「ニンテンドースイッチの性能やコントローラーで、ギルティギア ストライヴがまともに遊べるのか?」ということだ。
おそらく、同じ疑問を抱いている人は多いはず。特に、「ギルティギア ストライヴに興味はあるがゲーミングPC/PS5/PS4/Xboxを持っていない」という理由でプレイを断念していた人は、今回のスイッチ版に期待を寄せると同時に「ちゃんと遊べるの?」という不安もあるはず。
じゃあ、他機種版をすでに知る身として、実際に触って比較してみるしかない!
さっそくあれこれプレイして気になる部分をいろいろ確認・検証してきたので、特に「スイッチ版を機に初めてギルティギア ストライヴに触れることを検討している人」や「他機種版もやっているが練習用にスイッチ版も検討している人」向けに、スイッチ版の特徴を伝えていくぞ!
【遊べるモード】
他機種版(PC/PS5/PS4/Xbox)とほぼ同じモードが遊べる。
たとえば、オンライン対戦、オフライン対戦、アーケードモード、トレーニングモード、ストーリーモード、デジタルフィギュアモードなど、おおよそ主要と思われるものはぜんぶある。
ただし唯一、『Team of 3』という3対3の特殊な6人対戦モードがスイッチ版には存在しない。
これは個人的には納得で、6人対戦をニンテンドースイッチで描画するのはさすがに無理があったのだろうと思う。スペックの問題だろうから、今後も実装されないと予想する。まあ、こればかりはしょうがない。
正直、Team of 3は現状では遊んでいる人が少ないモードなので、これがなかったとしてもプレイ体験が大きく損なわれることはないわけだが、「あるけど遊ばない」と「そもそもない」はだいぶ違うので、理解はしておいたほうがよい。
また、この仕様の違いや「Nintendo Switch Edition」という名前からして、スイッチ版が他機種版とはある程度別のつくりになっていることは明白なので、今後のアップデートでも、スイッチ版だけ一部の機能が追加されないとか、実装までに時間がかかるとか、そういうことが起こる可能性はちょっとあるので要注意。
【使えるキャラ】
ここは他機種版より圧倒的にお得! 初期15キャラに加え、現時点で実装済みの有料DLC(ダウンロードコンテンツ)14キャラが最初から全員使える!
厳密には、発売日時点ではクイーン・ディズィーだけロックがかかっていてまだ使えないのだが、これは2025年2月に無料DLCとして配布されることが宣言されている。
他機種版だと、有料DLC全部入りのパック(ブレイジングエディション)を買うと8,800円くらいかかる。いっぽう、スイッチ版は定価で5,940円。
価格はセールなどで変動することがあるし、今後の有料DLCキャラについてはスイッチ版での扱いは不明なわけだが、現時点ではキャラに関してはスイッチ版のほうがお得だ。「とりあえず全キャラをちょっとずつ触ってみたい」というニーズには安く応えられる。
【他機種版とのクロスプレイ】
これは他機種版より明確に不利な事項。スイッチ版は、他機種版とのクロスプレイができない。つまり、スイッチ版同士でしかオンライン対戦ができない。
「スイッチ版を買えばPC版やPS5版の人と対戦ができるかも!」と期待していた人もいるかと思うが、それはできないので気をつけよう。ちなみにぼくはスイッチ版を買ったので、もし「スイッチ版を買ったからゲムぼく。と対戦したい!」という人がいたらいつでも起動するぞ。
個人的な意見だが、格ゲーのおもしろさというのは人の多さにある程度依存する部分がある。対戦できる相手は多ければ多いほど楽しい。
「マッチングまだかな~」とトレーニングモードで練習しながら数分待って、ようやくマッチングしたかと思えばさっきと同じ人、みたいなのは人口の多くない格ゲーだとよくある話なわけだが、やはりそれはちょっとさみしいものだ。
「基本はオフラインで遊ぶつもり」とか、「オンラインは同じくスイッチ版を持っている友達と対戦するだけ」とかならまったく不都合はないが、不特定多数の人とたくさん対戦することを考えているなら、スイッチ版は他機種版よりもどうしても総人口が少なくなるはずなので、不利と言わざるを得ない。
ここはおそらく、スイッチ版を買ううえでもっとも覚悟すべきポイントだ。ただ、逆に言えば、ここさえ許容できるならスイッチ版はかなり魅力的だ。
【グラフィック】
ギルティギア以前に、そもそもニンテンドースイッチの仕様として「TVモードで遊ぶとフルHD(1980*1080)画質、携帯モードやテーブルモードで遊ぶとHD(1280*720)画質になる」というのがある。ちなみにスクリーンショットはどれで遊んでいてもHD(1280*720)固定。
これをふまえたうえで、グラフィックをチェックしていこう。
まず、画質以前の大きな違いとして、「体力ゲージ、バーストゲージ、テンションゲージなど、各種ゲージ類の表示が他機種版より大きい」というのがある。
携帯モードの小さな画面でのプレイを想定しての仕様変更だと思われ、似たような調整はほかのゲームでもしばしば見られる。これは親切な変更。
次に、画質。わかりやすい比較として、解像度を携帯モード相当(1280*720)にそろえたうえで、他機種版(ここではPC版)の描画設定をいろいろ変え、エルフェルトの立ち姿を並べてみる。
結論としては、少なくともキャラクター描画に関しては、スイッチ版は「他機種版の『高』くらい」と言える。これはすごい! めちゃくちゃがんばっている!
1280*720とはいえ、これくらいの美麗さをPCで実現しようと思うとそこそこのスペックが必要になるので、PC/PS5/PS4/Xboxを持っていない人にとってはこれはかなり魅力的な話だ。
次に、TVモード時、つまりフルHD(1920*1080)の画質も比較してみる。
なお、前述の通り、スイッチの標準機能ではフルHD画質のスクリーンショットは撮影不可能なので、キャプチャボードを用いてPC経由で撮影した。
これも、キャラクター描画に関しては「他機種版の『高』くらいある」と言ってよい。超すごい! スイッチでそんなゲーミングPC顔負けの高画質が出せるとは!
ただ、細かく見るとわかるのだが、スイッチ版はステージ背景の描写がわずかに簡略化されていることがある。後ろにいる人物が他機種版よりちょっとのっぺりして見える、みたいな感じだ。
おそらく、スイッチのスペックでキャラクターの美しさを保つための苦肉の策だろうが、個人的にはめちゃくちゃ英断だと思う。ギルティギアはかっこいいキャラがガンガン動き回るのが大きな魅力のひとつなので、キャラクター描画を優先するのは正しい選択のはず。
ちなみに、フレームレートも調べた。
結論、ちゃんと60fps出ている。これもすごい。どういう技術を駆使して実現してるんだ。
画質「高」相当で60fpsを安定して出せるゲーミングPCを買おうと思ったら、本体だけで100,000円前後はかかる気がする。これはおおいにスイッチ版を買う理由になりうる。
【操作感】
や、やりづれぇ~!
さすがにJoy-Conはやりづれぇ~!!
たぶん、「このスイッチ版で初めて格ゲーをやります」という人なら、そもそも操作感の基準がない状態なので、Joy-Conで操作しても特に違和感はないと思う。
が、なんらかの格ゲー経験がある人なら、絶対やりづらいと感じるはず。ただ、これは最初から想像がついていたので、しょうがない部分。
……と言いつつ、十数分やってみたら、基本的なコンボくらいは問題なくできるようになった。
ボタン設定も自由に変更できるので、ふだんゲームパッド(コントローラー)でプレイしている人なら、Joy-Con操作への順応は早そうだ。本気の対戦はともかく、「外出先でトレーニングモードをちょっと触ってコンボやカウンターの調べものをしたい」程度なら充分できそう。個人的にはそれがスイッチ版でいちばんやりたいことだったのでひと安心!
なお、コマンド入力をアナログスティックでなくその下のボタンで行うのは死ぬほど難しいのであきらめたほうがよい。やるなら、一部のメーカーが疑似的に十字キーを再現するカバーを発売しているので、そういうのを買ってかぶせるのがよさそうだ。
テーブルモードやTVモードでプレイするときは、Proコントローラーなどのゲームパッドを使うのが無難。HORIの『ファイティングスティックmini』のようなアケコンを買うのもいいだろう。
個人的には、ホリパッドがおすすめ。HORIなので品質がよく、純正プロコンよりかなり安いのでガンガン使える。ぼくはPC版のギルティギア ストライヴを遊ぶとき、箱コン(Xboxコントローラー)を買う前はこのホリパッドをPCにつないで遊んでいた。
【エルフェルト】
ご安心ください! 全国のお子様、保護者の方々、ご安心ください!
ニンテンドースイッチ版でも、我らがエルフェルト=ヴァレンタインは!
太ももがぶっといです!!
エルフェルト 太もも太くて かわいいね! スイッチ版でも 変わらぬむちむち!
(2025/01/23(木)22:00- やろうぜ!ギルティギアストライヴ!ニンテンドースイッチ版SP)
コメント
珍しくガチで役にたつブログじゃん
Switchは持ち運ぶにはとっても便利なんですけど、スペック的にどうなんかなーと思ってたので検証ありがたいです!
特に格ゲーとなるとラグは致命傷ですもんね…
その辺りがうまく最適化できているのはとても魅力的!
通信を噛ませるとまた事情は変わってくると思いますが、オフラインメインでキャラを動かすのは十分いけそうなので買ってみます!
珍しくむちむちに言及しないから真面目な記事かと思ったら最後の最後で裏切られた
むちむちオブジェクトに触れる時の手袋つけてる……
うわあ下の句が生えた!
研究気質バリバリのしっかりした比較も、Switch版購入者が対戦したいなら付き合うぞの姿勢もありがとうなんだけど、それはそれとして何故おなじゲームを3本……?という動揺は拭いきれない。
シェフィみたいなノリで揃えててびっくりした。双子がもう少し早く生まれてたら一緒に遊んでいたのかしら。
格ゲーの中で優先度を落とすとしたら背景になっちゃうのよね
トレーニングモードのステージで戦ってるのを見て
「もったいないなぁ」と思うくらいには、どのゲームも作りこまれてるんだけど
この前の対談記事読んでからggstめっちゃ気になってはいるけど、スイッチ版から始める初心者どのくらいいるのだろう
steam版から始めるよりは敷居低いのかな
検証ありがとうございます!
エルちゃんの太ももはぶっといままってことは、ファウストの細もももほそほそのままってことですね…悲し…
昼間普通に会社行ってて
発売日にこのクオリティの記事が上がる理屈を教えて欲しい
睡眠ちゃんと取ってる?
画質がんばってるなぁ
ゲムぼく。はギルティギアの事になると正気に戻るな
GGXrdの後のストーリーがずっと気になっていたので買いました。
非常にわかりやすい比較と、ラスト申し訳程度のゲムぼく要素。
発売日にガチ検証記事書いてるの感心していたら最後は結局ふとももだった
むちむち〜〜〜!!!
ちゃんと遊べるぐらいの仕様になってるのね
これは素晴らしい
DLC全部入りだからうちのゲーム本体だけ買ったやつよりキャラいっぱい使えるのはうらやま
悔しいので今度DLC全部買います
とりあえず買ったけど仕事でまだ触ってなかったからなるほどってなってる
クロスプレイはモンハンライズとかでも問題になってからSwitch2はクロスプレイ対応になって欲しいなー
情報まとめありがとうございます。
GGを触ってみたい。TVやPCが使えない時でも遊びたい。とりあえず手軽に格ゲーをやってみたい。
みたいな人向けって感じですかね。
アニメのメインビジュアルも発表されたし新規を呼び込むのにもよさそう。
ロード時間の長さはいかがな感じでしょうか?
個人的にPS4版はめっちゃ長く感じたのですがそれと比べてどうなってるのか気になってます。
ギルティギアは青リロで止まってた人間ですがSwitch版が出たなら買っちゃおうかな……
3月にはアトリエを買うので、それまで&通勤時間にちょこっと触るのは良さそう
ロードに関してはDL版買えば早いのかな
スイッチ2だとより快適に動くのかな
PS4版を買って対戦前のロードが永久に続くのがキツくて1週間でやめちゃったから、そこが快適ならSwitch版買うのもありかもな〜
ギルティ興味あってswitchのアクセントコア?を買ったはいいけど複雑すぎて辞めちゃってたので、やりやすくなったと噂のストライプが来たの嬉しい。かなりお安めっぽいし買っちゃおうかな
【エルフェルト】で草
すごい!めっちゃわかった。ありがたい記事!
こんなぶっとい太ももは親御さんがビックリしてまうやろ…(任天堂といえば良くも悪くもこのネタかなぁと。色んな意味で今更だけど)
小学生はむちむちキャラクターで目覚めていけ〜!
キャラ全盛りすごい助かるけど、今から何も知らんまま買うと「知らん人がなんか30人近くいる……」って感じにになるのか。でかい引っ越しの後の散策みたいに、少しずつのんびり知っていくつもりの方が良いかもだな。