デジタルもあるけどあえて紙!アナログ版『シェフィ』を遊ぶ!

スポンサーリンク

 こっ、これは……
 

 プレゼントだ!
 

 最近、Amazonほしい物リストでギフトを複数の方からいただいた!
 ありがとうございます。お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。

 どれも開けてみるのが楽しみなのだが、まずはひとりですぐ楽しめそうな……
 

 『シェフィ』をやってみるか!
 

 シェフィは、「1人用カードゲーム」という珍しいアナログゲーム。
 アークシステムワークスによってデジタルゲーム化もされていて、PC(Steam)スマートフォンSwitchなどで遊ぶことができる。
 ぼくはPC版とSwitch版をともに完全制覇(全称号獲得)まで遊んでいるくらい好きで、じつはこのブログにも『シェフィ』カテゴリーがある。

 なので、機会があったらアナログ版、つまり紙のほうのシェフィも遊んでみたいな、仮に遊ばないとしてもファンとして現物を持っておきたいな、と思っていたのだ。
 

 画面のなかで見慣れたゲームが手元に!
 まあ、本来は紙が先にあって後からデジタル化されたわけで、それをふまえると紙に驚くのは変なわけだが、とてもワクワクする。
 

 内容物は、カード類と、日英の取扱説明書のみ。
 ひつじカードがかわいい。SwitchやPCで見た絵柄だ。このへんは同じだな。
 

 ……と思ったら、この裏面はデジタル版ではあまり見たことがなかった!
 そうか、こっち側もけっこう凝ってあるんだな。

 シェフィに限らず、裏面の絵柄というのはゲーム進行には関係ないか、または重要でないことがほとんどなので、考えてみればデジタル化されたときには描写が省略されやすい部分だ。
 でも、アナログ版ではカードを並べる際やシャッフルする際など、あらゆる場面で目にする。
 

 並べてみた。デジタル版の経験があるので、説明書を見なくてもだいたいわかる。
 シャッフルしたり並べたりする手間がないという点ではデジタル版のほうが圧倒的に便利だが、各カードを並べる位置を自由に微調整できるのはアナログ版ならではだ。
 あと、これは人によると思うが、ぼくは「どんな感じで遊ぼうかな。お、このカードかわいいな」などと考えながらのんびり並べている時間がわりと好きだ。楽しいひと手間だ。
 

 紙での『シェフィ』初プレイ、スタート!

 シェフィは、1匹のひつじからスタートして、これをさまざまな手札(イベントカード)を駆使して1,000匹まで増やしていくゲーム。
 いくつかの遊び方があるが、基本的には3ラウンド(山札3周)までに1,000匹のひつじカードを1枚手に入れたらクリアだ。

 初期手札は5枚で、なにか使うたびに手札を補充する。つまり、手札はつねに5枚。
 基本的にはひつじを増やすカードが多いのだが、なかにはひつじの数が減ってしまうマイナスのイベントカードもある。場を見つつ、先も読みながら、マイナスカードをどうやって処理していくかがひとつのポイントになる。
 

 たとえば、こんなふうに『対策ひつじ』で『シェフィオン』を追放!
 シェフィオンは「(場に出ている)ひつじカード7枚を手放す」という効果なのだが、そもそも場に出せるひつじカードは7枚が上限。つまり、これを使うと場にひつじが1匹もいなくなってゲームオーバーになるという、敗北確定カードだ。絶対に使ってはいけない。
 なので、こうやって『対策ひつじ』や『牧羊犬』などのカードで、使う前に手札から追い出す必要があるのだ。
 

 マイナスカードを優先的に処理しながら、プラスカードでひつじを増やしていく。
 デジタル版とルールはまったく同じなのだが、アナログに慣れていないせいか、少し難しく感じる。同じゲームなのに感覚が少し違うのは不思議だ。紙の漫画と電子書籍の漫画ではなんとなく読み心地が違うのと似たようなものだろうか。
 

 最終ラウンド(3ラウンド目)の中盤。場には300匹のひつじカードが1枚。
 これは……いける!
 

 『繁栄』→『黄金の蹄』というコンボで300匹カードを4枚に増やして、この時点で計1,200匹!
 ただし、これではクリアにならない。必要なのは1,000匹のひつじカードだ。
 なので、最後に1枚だけ残った『統率』を使い、4枚のひつじカードを1枚にまとめることで……
 

 1,000匹のひつじカードにランクアップ!
 これでクリア! 見事に初プレイで1,000匹を達成だ! うれしい~!

 なお、サラッとクリアしているが、これはデジタル版の経験が豊富にあるからであり、完全な初見でいきなり1,000匹を達成するのはほぼ無理だ。
 シェフィはけっこう頭を使う難しいゲームだ。いきなりクリアできる人がいたとしたら、それはそうとう数学的思考力と3~4手先を見通す先見性が高い人だろう。

 ちなみに、シェフィはこのほかにもいろいろな遊び方がある。
 わかりやすいのは、1,000匹を作った時点で終わらずに、理論上の最大数である7,000匹をめざす、などだ。これは慣れた人でもかなり難しいのだが、そのぶん達成すれば一流シェフィプレイヤーを名乗れる。
 

 シェフィ、楽しいな!
 ゲームとしての楽しさはデジタルでもアナログでも同じだし、なんならデジタルのほうが手間暇かからないし場所も取らないし価格も安いしで圧倒的にいいことが多いのだが、不思議なことに、アナログはアナログで「また遊びたい」となる魅力がある。
 それは、並べ方の自由度が高いからかもしれないし、手触りがいいからかもしれない。あるいは、画面で見るよりカードが高精細なので、ひつじ1匹1匹がよりかわいく見えるからかもしれない。
 

 また、独自ルール(ローカルルール)を作って試しやすいのも、アナログ版の魅力と言えそうだ。
 たとえば、「場に置けるひつじカードを7枚じゃなくて6枚までにしたらどうなるだろう」とか、「対策ひつじを除外したら難易度どれくらい上がるだろう」とか。これはデジタル版ではできない。
 もっと発想を広げるなら、お金はかかるが、シェフィをもう1セット買って混ぜて、最大7,000匹どころか14,000匹をめざす巨大シェフィをやってみるのも楽しそうだ。
 発想力・企画力があればあるほど遊びの可能性が広がっていくのは、アナログ版ならではだろう。

 ぼくは基本的にデジタルが好きであり、「紙には紙のよさが」みたいなことをあまり言わないほうなのだが、今回こうやって「デジタルに慣れきったものをあえてアナログで触る」という珍しい経験をした結果、紙ならではの楽しみ方や可能性が少しわかった気がする。
 今度からなんでもかんでも紙にしよう、とまでは思わないが、デジタルで充分だと思っていたものにアナログで再度触れると新発見・再発見があるということは実感できたので、よほどお気に入りのなにかがあるときには、それをあえてアナログ版で再購入してみてもいいのかもしれない。

 ……

 …………
 

 よし!!

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    よしじゃないが

  2. 名無しのゲーマー より:

    最後で台無しにするな

  3. 名無しのゲーマー より:

    アナログゲームの良さでルールを自由にいじれるところに触れていて好感が持てました
    あと、安里さん絶対好きですよねって思ってました

  4. 名無しのゲーマー より:

    前にシェフィをやる配信を見て頭の回転の速さに驚いたなぁ
    やっぱりゲムぼく。くんは地頭がめちゃ良いんだろうなと褒めようと思ったけど最後の性欲つよつよ追加購入で台無しだよ!

  5. 名無しのゲーマー より:

    最後思ったのと違う所に着地しちゃった、確かにデジタルと紙の違いだし伏線あったけど

    紙だとアナログゲーム特有のローカルルールを自由に決めて遊べるから自由度みたいのは高い感じがしますね

  6. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。
    人生終了のお知らせ

  7. 名無しのゲーマー より:

    1人遊びが得意だもんな!ってコメントしようとしたら最後のオチが1人遊びするもので破綻したんだけど

  8. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。

    呪いをかけるな

  9. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。
    どう考えても呪い

  10. 名無しのゲーマー より:

    祝福に災禍を返さないであげてください

  11. 名無しのゲーマー より:

    実際この記事で買ってみてシェフィはめちゃくちゃ面白かったんだけど、起動してアークのロゴが出てきたところが1番面白かった
    シェフィはゲムぼく氏のギルティ道 エピソード0に相当する可能性が?

  12. 名無しのゲーマー より:

    電車内で読んでても大丈夫な記事だなと油断してたよオイ!!

  13. 名無しのゲーマー より:

    よし!じゃないが

  14. 名無しのゲーマー より:

    ムチムチも言わない良い記事だったじゃないか。
    それが最後の最後で……どうして……

  15. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく。は知と痴と恥が同居してるもんなw

  16. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。
    こちら、特大呪い魔法の間違いじゃないでしょうか?

    DMMって紙の単行本も買えるんです…!?と検索したら
    ブックス(電子書籍)じゃなくて通販もやってるのね
    ひとつかしこくなった、ありがとう

  17. 名無しのゲーマー より:

    >>お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。

    それは最悪の呪詛なんだよ。

  18. 名無しのゲーマー より:

    アッ、ハイ……。
    まぁ、デジタル版とアナログ版じゃ修正の入り方が違ったりするものもあるからね、いいんじゃないでしょうか……。

  19. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。

    恩を仇で返すな

  20. 名無しのゲーマー より:

    日本にはこんな変態な呪詛師のブログがあるのですか

  21. 名無しのゲーマー より:

    まあその二冊は名作だとは思いますがシェフィタグにそれが入っていいのか?

  22. 名無しのゲーマー より:

    シェフィって冒険企画局だったのか
    シノビガミや迷キン、サタスペみたいなTRPGもおすすめですよ!前者二つは子供にもとっかかりやすいと思います

  23. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。

    恩を仇で返すとはまさにこのことでは

  24. 名無しのゲーマー より:

    性欲つよつよは本当に名作。
    超シコれる!

  25. 名無しのゲーマー より:

    よし!!(その道を進め

  26. 名無しのゲーマー より:

    私もダウンロードしてみました。

    デジタルとアナログの考察や、アナログならではの遊び方・ルール改変など面白かったです。

  27. 名無しのゲーマー より:

    シェフィなら徹頭徹尾ほのぼの記事やろ!
    そう思っていた時代が私にもありました…

  28. 名無しのゲーマー より:

    モザイクをかけているが、ちゃんとタイトルと作者名だけは読めるようにしておくことで、作品の販促にも貢献しているのだ

  29. 名無しのゲーマー より:

    アナログゲームぼく。さんシリーズ好きなのに最後に穴ぼく。さんになって泣いちゃった

  30. 名無しのゲーマー より:

    サークルの部室にアナログ版が置いてあったのがきっかけでスマホ版にも課金した身だから再びのシェフィ記事、しかもアナログ版でめちゃくちゃ嬉しい!わーい!
    ポストラヴズの疫病まみれとかジンギスカンとかに惚れてスマホ版ずっとやってたけどアナログでも自分で遊び方を工夫するのは考えたことなかった
    そりゃ双子ちゃんも元気で聡明に育ちますわ…

  31. 名無しのゲーマー より:

    やはりもふもふよりむちむちか…

  32. 名無しのゲーマー より:

    羊はムチムチだからね
    やっぱ紙でも持っておきたいよなぁ!!
    え?もちろんシェフィの話ですよ?

  33. 名無しのゲーマー より:

    >お礼にあなたが『ゲムぼく。』の熱心な読者であることが親族一同に知れ渡る祝福魔法をかけておきました。 

    恩をあだで返すスタイル好き

  34. 名無しのゲーマー より:

    俺の昨日使ったオカズさらすな

  35. 名無しのゲーマー より:

    呪いと祝福は裏表って誰かが言ってたけど、祝福を呪いに帰るのは初めて見た。
    そんなことより愛聖天使ラブメアリーを買え…あれはいいものだぞ。

  36. 名無しのゲーマー より:

    祝福の魔法じゃなくて呪いでは?

タイトルとURLをコピーしました