自家製血統で三冠馬！#19『エピファネイアを種付けさせて』[ダービースタリオン]

【前回】自家製血統で三冠馬！#18『勝負の10代目！実績と安定を重視せよ！』[ダービースタリオン]

　シシャモファーム史上最強馬ながら、繁殖牝馬としては短命に終わってしまったオカシヅクリ（第9世代）。
　本当なら春に元気な仔が生まれるはずだったのだが、母子ともども還らなくなってしまった。

　あまりにもショックでしばらく手が止まってしまっていたが、そろそろ前に進まねば！
　久しぶりの人や初めての人にカンタンに説明しておくと、これは「ダビスタで初期繁殖牝馬からの代重ねだけで牡馬三冠馬または牝馬三冠馬を出す」というだいぶ無謀な長期チャレンジ企画です！
　

　オカシヅクリが亡くなってしまったので、いまいる産駒、具体的にはミルクコーヒーとワタシノヨアケのいずれかを次代の繁殖牝馬にしていくしかない。
　幸い、2頭とも入厩時期が同じことから成長タイプはほぼ同じと推測できるので、比較はしやすい。同じ馬齢まで育てて、戦績がよりよいほうを繁殖牝馬に上げていけばよい。
　

　まず、姉のミルクコーヒー。4歳で新潟記念（GIII）を制覇！
　1番人気に推されての完勝なので、ちゃんと実力のある馬だ。
　

　スプリンターズS（GI）でも、○○△△○の予想印を獲得。
　

　さすがに勝てはしなかったが、4着に入る大健闘を見せた。
　これくらいの実力があれば、繁殖牝馬としてもある程度やっていけそうな気がする。

　あとは、妹のワタシノヨアケしだいだが……
　

　ワタシノヨアケは、姉と同じく3歳後半ごろから予想印の付き方が目に見えてよくなってきた。典型的な晩成タイプだ。
　たとえば、オパールSでの予想印は◎◎▲◎◎。真ん中（気性）だけはイマイチだが、それ以外は文句なし。

　まずは、オープンレースであるこのオパールSを……
　

　スタートからゴールまで先頭をいちども譲らない逃げ切り勝ち！
　

　さらに、強豪ひしめく高松宮記念（GI）を……
　

　史実のGI馬であるレシステンシアを差し切って！
　

　勝利！
　思えば、この高松宮記念は亡き母オカシヅクリが二度制したレース。いまごろ「悲願の親子制覇」としてダビスタ世界のテレビやネットは賑わっているに違いない。
　

　そして、以降のレースでも◎◎◎◎◎の予想印を安定的に獲得し……
　

　人気通りに勝利を重ねていった！
　

　5歳の3月4週で引退。通算戦績は20戦12勝！
　総賞金5億680万は母のオカシヅクリにこそ及ばないが、シシャモファーム歴代2位だ。
　

　決まったな。第10世代の繁殖牝馬はワタシノヨアケに決定だ！
　オカシヅクリが早逝してしまったときはどうしようかと思ったが、文句ない形で後を継いでくれる馬がいてくれてよかった。

　さて、キリよく第10世代まで進んだところで、第1～10世代の流れを表とグラフにして振り返ってみると……
　

 

　こうなる。
　いい感じだ。第9世代（オカシヅクリ）は突然変異なので例外だが、第7世代まで上がったり下がったりをくり返していた総賞金が、第8世代から『凝った配合』の成果が出てきて右肩上がりになりつつあることが可視化されてきた。
　

　さあ、ここからも自信を持って凝った配合を続けていくぞ！
　

　今回は1,000万円の高額種牡馬、エピファネイアを種付けしていく！
　成長タイプが持続で距離適性は1,800～2,600mなので、かなり3歳クラシック向きだ。
　これを種付けしまくって、1頭でもクラシック三冠に挑めるような馬が出てくれれば……！

　ウオオオオ！ いくぞォォォ！！
　

　あっ……高額の人気種牡馬だからすぐBookFullになっちゃう……
　しかたない……今年は適当にほかの馬を種付けして、また来年に……
　

“BookFull”

　えっ、今年も……？
　しかたない、来年こそ……
　

“BookFull”

　ウガアアアアアア！
　3年連続BoolFullはやめろ！ こちとら繁殖牝馬1頭だけでほそぼそと世代をつなぎ続けてるんだぞ！ 牝馬を産めなかったらその時点で終わるんだぞ！ BookFullで試行回数ムリヤリ減らしてくるのやめろ！

　どうするどうなる、第11世代！ クラシック挑戦以前に、エピファネイア産駒を産めるのか！？
　

【次回】自家製血統で三冠馬！#20『暗雲！第12世代……』[ダービースタリオン]

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