ここが……
多摩動物公園か！
多摩動物公園は、東京都日野市にある、東京都が所有する動物園。
「あれ？ 多摩市じゃないんだ？」と思ったが、東京都の西側あたりを広く指して多摩地域と呼ぶらしいので、その意味では正しい。東京ドイツ村よりはるかに正しい。
その広さは動物園としては日本最大級らしいのだが、入園料はなんと大人600円であり、小学生以下は無料である。いくらなんでも安すぎる。たぶん園内で非合法な何かを売っている。
入口すぐに世界自然保護基金の募金箱があったので1,000円ほど寄付しておいたが、それでも1,600円しか払っていない。
多摩動物公園は、動物たちがいるエリアがアフリカ園、オーストラリア園、アジア園にざっくり分かれている。
どこから見るか迷うところだが、いちばん手前に「ウォッチングセンター」という建物があったので、そこに入ってみることに。おそらく、インフォメーションセンターやカフェ、あるいは資料館などがあるのだと思われるが……
おっ、アオダイショウ！
そういうのもあるのか！ ウォッチングセンターでは多摩地区の地元の生物を飼育・展示しているらしい！
でっかいヒキガエル！ アズマヒキガエルというらしい。
昆虫などの食べ物を見つけたときはすばやく歩いて舌を伸ばして捕食するが、身体が重すぎるのかジャンプは苦手らしい。とてもかわいい。好きだ。もっとたくさん食べてほしい。ジャンプはしなくてもいいので地響きを起こせるくらいの重厚ボディになってほしい。
よし、じゃあ次は動物をどんどん見ていくぞ！
ライオンだ！
ライオンたちはかなり広い飼育場で飼われていて、それを周囲から見るわけだが、「ライオンバス」というのに乗って飼育場内から見ることもできる。いわゆるサファリパークっぽい形式で、ここが日本で初めてそれをやったらしい。
ぜひとも乗ってみたい！ と思ったのだが、さすがに大人気らしくてチケットがとっくに売り切れていた。でも遠くからでもご飯をたくさん食べるライオンが見られたのでうれしい。好きだ。たくさん食べてジャンプが苦手になってほしい。
そして、多摩動物公園はほかにもネコ科の動物がたくさんいるぞ！
チーターだ！
見ただけで脚の速さに説得力を感じるフォルム！ シュッとしてる！ アズマヒキガエルと違って高くジャンプできそう！
おっ、このネコっぽい動物は……？
サーバルだ！ サーバルキャット！
チーターよりはかなり小柄だが、ネコと考えるとかなり大きい！
サーバルは『けものフレンズ』の主役であることもあり、知名度がたいへん高い。見た目もかわいい。「顔かわいい～！」とたくさんの人が柵の前に群がっていた。
そんななか、ぼくはひとり「ああ～！ 脚ふっと～！ 鍛え上げた強靭な太もも～！ 好き～！」と騒いでいた。
サーバルキャットの太ももはすばらしい。身体こそ小柄だが、身長：太もも比で言うとネコ科でもトップクラスのはずだ。フトモモキャットに改名してほしい。
アッ！
アッ、アッ、
アア～～～～～～！ 脚ふっと～！ 好き～！
これ大丈夫！？ セクシーすぎない！？ 脚にモザイクかけなくて大丈夫！？
この動物はアフリカゾウ。脚が太いのが特徴で、ほかには強いて言うなら鼻が長い。
この時点でかなりたくさん見た感覚なのだが、恐ろしいことにこれでまだ敷地全体の5分の1も回れていない。入園料600円の規模じゃないだろ。絶対に非合法な何かを売っている。
疲れたので、園内の自販機でサーティワンアイスクリームを買って食べる。
冬にしては暖かい日なこともあり、アイスの冷たさが疲労回復に効く。中毒になりそうなほど染み渡る。非合法な何かとはこれだったのかもしれない。
よし、アイスで身体をほどよく冷ましてリフレッシュしたところで、次はあったかそうなもふもふ動物たちを見ていくぞ！
もふもふタヌキ！
これはホンドタヌキ。日本にはホンドタヌキとエゾタヌキがいるが、エゾタヌキは基本的に北海道にしかいない。
動物園では、馬肉や煮たさつまいもを食べているほか、イヌ科なのでドッグフードを食べることもあるらしい。かわいい。
もふもふコアラ！
しがみついたまま寝てる！ かわいい！ 周りの小さな子たちが「つかまったままねててかわいい～！」って言ってる！ 夜の通勤電車にいる吊り革につかまったまま寝てるおじさんたちのこともかわいいってホメてあげてほしい！ 我々はねぎらいに飢えている！
もふもふシロフクロウ！
かわいいねえ！ もっふもふだねえ！ まんまるボディだねえ！ たくさん食べてもっとまんまるになろうねえ！ 最終的には球体になろうねえ～！
えっ、ここユキヒョウいるの！？ かなり珍しい気がする！
ユキヒョウは、最近だとポケモン最新作（スカーレット・バイオレット）でパオジアンというユキヒョウをモデルにした伝説のポケモンが登場したので、世間的注目度もちょっと上がっているはず。
いまは建物の中に入っているようで外にはいないが……
あっ、ちょうど出てきた！
しっぽが太い！ 脚も太いがしっぽも太い！ こんなんもう太ももが5つあるようなもんだよ！
かっこいい～！ 太い～！ 全身太もも～！
フトヒョウ～！！
そして、こんなにたくさん見て回っても、これでもまだごく一部。ぜひ実際に行ってその広さと動物の多さを体感してほしい。
さらにじつは、動物以外でものすごく楽しかったものがある。それは……
昆虫園だ！
昆虫はちょっと苦手という人も多いと思うので写真はあまり載せないでおくが、世界中の何十種類もの昆虫が飼育・展示されている。
特にわかりやすくすごいのは、20種類以上のチョウが広い温室のなかで自由に暮らしている昆虫生態園大温室。
人間がそのなかにお邪魔して歩かせてもらうという形で、チョウを間近で見ることができる。
ギラファノコギリクワガタやヘラクレスオオカブトをはじめとする、人気の高い世界の昆虫もたくさん！
この昆虫館だけでもちゃんと見て回ると2～3時間くらいは平気で過ごせてしまう。
ラッキーなことに、獲物を捕食するタガメの姿なども見ることができた。
その場でスタッフの方が解説してくれたのだが、「タガメは肉食でして、ドジョウやフナ、ヤゴなどを捕まえて針を突き刺して、なんと！ 消化液を注入して溶かした肉を吸い取るんですね～！ いままさに吸い尽くしてますね～！」とのこと。語り口のわりに中身が怖すぎる。
こういう小さな昆虫などの飼育・展示が充実しているのは、個人的にはかなり魅力に感じた。
昆虫は季節によって展示内容が変わることもあるだろうから、また見に来たい。いいところだな、多摩動物公園。
動物園というと、どうしても大きな動物が人気者になりがちだ。まあ、それはもちろんいいことなのだが、こうやって小さな生物にもみんな目を向けてくれるといいな、と思う。
あなたはどうせ脚が太かったり全身が太かったりするむちむちボディの生物にしか興味がないのだろうが、ぼくは決して
アアア～～～～！
好き～～～～～～！！！
コメント
前半太もも…？
むちむちに狂う男、ゲムぼく。
来たのかうちの学校の裏に…
ヒョウは他のネコ科を見てからみると脚ぶっと！！！！ってなって眼福ですよねわかります…
けものフレンズきっかけで電車乗り継ぎで行ける範囲の動物園に探検に行ったのが懐かしい…
(全体的に)太くね？
自販機はセブンティーンアイスでは？って思ったけどサーティワンの自販機ほんとにおいてるんだ…
＞この動物はアフリカゾウ。脚が太いのが特徴で、ほかには強いて言うなら鼻が長い。
象をなんだと思ってるんだこの人は
象は鼻が長いの主語問題を象は脚が太いの主語問題にする人はじめてみた
多摩動にようこそ！
昆虫園、じっと観察してるとチョウが身体に止まりに来たりしてかわいいですよ。
敷地のかなり奥の方なので少し行きづらいけど、レッサーパンダやゴールデンターキンの展示もおすすめです。
特にゴールデンターキンのふとさはゲムぼくさんにも一度見ていただきたいですね。
多摩動物園ペンギン居ないけど大丈夫？と思ったけどなにも問題なかったな
コアラって生態的には疲れ切ったサラリーマンと変わらんらしいですね…悲しい…
>>ギラファノコギリクワガタやヘラクレスオオカブトをはじめとする、人気の高い世界の昆虫もたくさん！
この組み合わせに尊みを感じるニチアサ民
この人ゾウやサイに一番興奮してる・・・
前の記事における伏線が生きたな
ネコみが強くてサーバルかわいいな…
このギラファはケイスケですね
アオダイショウにアズマヒキガエル…となるとヒガシニホントカゲにニホンイシガメもいたんだろうか？興味深いものです
非合法アイスはまずいですよ…
ゲムぼくもフトモモニンゲンに改名しろ
多摩動物公園って昆虫園もあるんだ。いいなあ。
昆虫といえばフェモラータオオモモブトハムシという太ももの太い昆虫がいます。かっこいいよ。あと、おいしいらしいです。
昔ここに職業体験に言ったら１日ゴキブリの餌やり手伝わされてトラウマになったなぁ…
なんで丁度世界のゴキブリ博覧会とかいうイベントやってんねん
いたるところでこっちの常識にボディブローを打ってくるのに耐えられない
シロフクロウ、いいですよね。手前の子も可愛いし、写真の右奥で眠そうな表情の一羽が堪らない……
この大規模動物園、なんと都民の日はタダで入れます
＞語り口のわりに中身が怖すぎる。
(口調は柔らかいのに、ムチムチの話になると途端に語彙力とIQが一桁になって狂う)ゲムぼくさんと同じじゃん！
値段お安いのに、施設が充実してて凄い
虫の展示はじぶんの住んでる地域の動物園とかにはあんまりないから、ちょっと気になりますね
お疲れ様です。
割とケモ趣味もイケるようだったりケモナー人気が高いポケモンもイケるゲムぼく。さんが「『太ももが太い動物も好き』と興奮している」様子を見ると、どこまで本気でどこまで「太ももが太い美少女は大好きです。ロボ娘や異種族娘などある程度人外娘もイケます。“ここまでは”本当ですよ」を意図的に性的な意味で好みの範囲を本来より誇張してネタにしているのかが判別し難いのが気になりますね……。
モデル体型が売りのサーバルを強靭な太ももで見る人初めて見た
大抵ブログって狭く深く攻めていくと思うが、広い、そしてそれでもキャラがぶれなくて強いのが凄い
動物を脚メインで撮る人初めて見た
ユキヒョウといえば兎(野生の闘牌)ですね
＞かっこいい～！ 太い～！ 全身太もも～！
＞フトヒョウ～！！
こんなんユキヒョウへのヘイトスピーチやろ……。
家から近いので学校行事などで子供のころよく行ったけど、広すぎて歩き疲れた記憶ばかり残ってる…
久しぶりに行きたくなってきた
ユキヒョウの注意書きの「手を出すとかじるよ！」が結構サラッと書かれてるけど、小さい子とか手入れられそうで怖い
太ももで生存競争してる？
面行ったことない面白い動物園や水族館紹介してくれるから楽しい。虫の温室気になる
ゲムぼく。が理想とするむちむちの最終形態が球なの哲学みがあって好き
ゾウの特徴で、鼻より先に太ももに注目する人とか初めてみました
まさかサーバルキャットも本人の預かり知らぬところで
改名を迫られているとは思うまい……
ここは、けもフレの時に人が来て凄かったですね。
ジャンプ力ぅ…
まさか自分の生活範囲内にゲムぼく。さんが来るとは思わなかった
ようこそ
> 東京ドイツ村よりはるかに正しい。
千葉県民としてぐうの音も出ない
浦安のネズミリゾートとドイツ村への熱い風評被害を見た。
いや、間違ってねぇから風評被害ではないか。
事実陳列罪！
毒持ちのユーカリを主食にすれば他の動物と争奪戦しなくていい！食べ放題！かしこい！
→だから食料探しに使う分の体力を解毒する為に使うね…副反応で体温上がりすぎるからミズナラの木にしがみついて冷やすね…
ってざんねんないきものだからねコアラって
いつも通りむちむちバーサーカーだった
私ももちもち腹部は大好きだが
チーターのほっそいウエストも好き
サイって冷静に見ると鎧感パないな……すげぇや
>サーバルは『けものフレンズ』の主役であることもあり、知名度がたいへん高い。
この多摩動物公園は、アニメ1話の解説パートの収録が行われた場所なので、けもフレ的にはマジの聖地ですわよ
ジャンプ力ぅ…ですかねぇ…
横浜のズーラシアもそうなんだけど市営の動物園はだだっ広い敷地面積に充実した設備で入場料数百円だからなんかのバグだと思う
群盲象を評す（太ももしか目に入ってない）
小さな子じゃないけど、私はさりげなく募金してるおじさんを褒めます。えらい。
ホモサピエンスでよければ競輪またはスピードスケートは太もも天国ですよ
むちむちのユキヒョウに興奮するゲムぼく。さんにアークナイツのプラマニクスを勧めたい
もう知ってるかな