ぼくはお酒を飲まない。弱いし、自分からはまず飲まない。
さらに、ぼくは高い飲食店に行かない。ガストは私服で行けるがロイヤルホストはスーツじゃないと追い出されると思っているし、牛角アイスを誕生日以外に食べたら贅沢しすぎで炎上すると思っている。
もし「特別な日に食べたい物と言えば?」と聞かれたら、たぶん「ファミマの爆盛チャーハン」と答えると思う。
そんな生活をしていると、なにが困るかと言うと……
……
どうやって開けるんだ、これ?
これは、『ピュアポム スパークリンググレープジュース』という、スパークリングワインのような見た目のジュースらしい。
「らしい」というのは、これがAmazonギフトで贈られてきた物だからである。贈ってくださった方、ありがとうございます。
そしていま、いかにも知ったふうに「スパークリングワインのような」と書いたが、ぼくは実際のスパークリングワインを見たことがないのでホントにそんな見た目なのかは知らない。
スパークリングと聞くと脳内にピーカブースタイルでにじり寄ってくる幕之内一歩が現れるのだがそれはたぶんスパーリングだし、よく考えたらワインの定義や他のお酒との違いも知らないし、赤ワインと白ワインがあるのは聞いたことがあるが紅白饅頭みたいに色だけ違うのか赤身魚と白身魚みたいにぜんぜん別物なのかはわかっていない。サイゼリヤのワインが安くておいしいらしいことだけは知っている。ちなみにサイゼリヤのアイスは誕生日以外に食べても炎上しないのでオススメだ。
総じて、ぼくはいま雰囲気だけでスパークリングワインの話をしている。人は雰囲気だけでも文章を書けるのだということを世間に知らしめたい。
息子「パパ、それどうやってあけるの?」
ぼく「わからん」
娘「パパでもわからないことがあるの?」
ぼく「人生はつねにわからないことのほうが多いものだよ」
話をムダにデカい方向に持っていくことで己の無知をごまかしておいた。
でも、いい機会だ。
これを機にスパークリングボトルの開け方を実践をもって知ることができれば、自分や子どもの学びになるし、もしもいつか人前で開けなきゃいけない機会が来たときにもビビらずに済む!
よし……やってみるか!
今回は100人中99人が「その程度のことでわざわざ記事1本書く?」と思いそうな、スパークリングボトル初開封チャレンジの軌跡をお届けするぞ!
ぼく「まあ、まずはここでしょ。このヒモみたいなのをピーッとはがします」
娘「あっ、それやりたい!」
ぼく「はい、どうぞ。おっ、いいね、キレイにはがしてるね」
なんか出てきた。貞操帯で締め付けられたおちんちんみたいなのが出てきた。
なんだこれ? どうやって開けるんだ? 貞操帯ならカギ穴がどこかにあるはずだが……
娘「上からひっぱったら、あくんじゃない?」
ぼく「うーん、いや、ガチガチに固められてるよ、これ。ぜんぜん動かなさそう」
息子「ねじねじってなってるところを、ハサミで切るんじゃない?」
ぼく「うーん、金属だからなぁ。ニッパーなら切れるかもしれないけど、そういう感じじゃなさそう……」
よく観察すると、貞操帯が押さえつけているのはコルクっぽいおちんちんだ。
ということは、コルク抜き的な道具が必要なのか……? でもそんなの持ってないし……おちんちん抜き的な道具ならTENGA SPINNERを持っているが……
ぼく「……あっ、わかった! ここだ! この、ちょっと金具が余ってるつまみみたいなところを、緩めるようにねじっていくんだ! これで外れるはず!」
ほら、できた! コルクが見えた!
娘「おお~!」
息子「すごい!」
ぼく「わはは、すごいだろう」
……でも、ここからどうするんだ?
素手で引っ張っても抜けなさそうだし、やはりコルク抜きが必要なのか……?
ぼく「うーん、まあ、いいか。とりあえず途中まで開封が成功した記念に写真でもパシャパシャ撮ろう」
娘「わたしもうつりたい」
ぼく「よし、じゃあそのへんに座って。おっ、いいね。じゃあ、記念写真いきますよ。3、2、」
ボーーーーン!!
ぼく「アダッ! 痛ァァァァい!!」
娘「えっ」
息子「だいじょうぶ!?」
なんと、コルクが急に発射されてぼくの激カワおでこに直撃してしまった!
息子「はい、これ」
ぼく「ヒィーン……ありがとう。これが飛んできたのか……けっこう痛いな。音すごかったし」
ふつうだったら、不意にコルクが飛び出しても顔に当たることは少ないと思うが、ちょうどカメラを構えて覗き込むような姿勢を取っていたので直撃してしまった。目に当たらなかったのは不幸中の幸いか。
なんとか開封できたので、飲んでみた。
感想としては、とてつもなく豊潤&濃厚! 原材料が「ぶどう」「炭酸ガス」だけなのがよくわかる。ルームフレグランスかと思うくらいぶどうの香りが広がるし、柔らかい甘さと同時に泡の粒が舌の上で踊るさまもしっかりと感じられる。
娘はぐびぐび飲み切ってすぐ「おかわり!」と叫んでいた。元気があってすばらしい。
息子は炭酸が苦手なのだが、「ムリそうなら飲もうか?」と尋ねると「やだ!」と言い、30分くらいかけてちびちび飲んでいた。炭酸は苦手でも味はかなり気に入ったらしい。じっくり味わえてすばらしい。
そして、この1本(750ml)を飲み切った翌日……
ぼく「よし、きょうは白のほうを飲むぞ!」
娘・息子「おー!」
きのうはおでこにダメージを受けてしまったが、もう「貞操帯を外すと数秒後におちんちんが飛び出す」ということを学習したので、もはや恐怖心はゼロだ。
ぼく「これね、そういえば何かのドラマで観た気がするんだけど、たぶん、うまい人はめちゃくちゃ静かに開けられるんだよ。コルクを飛ばさずに、持ったままスッと開ける感じ」
息子「えっ、そうなの? パパできるの?」
ぼく「できるよ。もうぜんぶわかったから」
娘「パパすごい! ビデオとってあげるね!」
ぼく「おっ、いいね。これをお手本だと思って、今度からは自分で開けてみるといいよ」
ぼく「つまみをねじって緩めたら、金具を下からやさしく持ち上げて外していきます」
娘「おお~」
息子「なんかプロっぽい」
ぼく「……あれ、ちょっと引っかかっちゃった。まあ、落ち着いてやさし」
ボーーーーーン!!
ぼく「アギャッ!!」
ぼく「ヒッ、ヒヒィィィィーン!!」
娘「うまだ」
息子「うまがいる」
ぼく「……とまあ、ざっとこんな感じですよ。飲みましょうか」
娘「そんなかんじではないでしょ」
息子「パパががんばったのは、つたわってきたよ」
結論:雰囲気で開けられないことはないけどめちゃくちゃ怖いので、開け方をちゃんと調べましょう。
コメント
子供の反応が同じとはさすが馬マスク所有者だけある
よく観察すると、貞操帯が押さえつけているのはコルクっぽいおちんちんだ。
……変態め
開け方知らなかったので自分は何も言えない…
ぼく「ヒィーン……ありがとう。これが飛んできたのか……けっこう痛いな。音すごかったし」
この時点でちょっと馬になってるの草生える
安定と信頼のゲムぼく。親子記事。
ゲムぼく。が飲酒や喫煙する所はイメージできない確かにと思った。
テンポの良い掛け合い、丁寧な味のレビュー、そして中身はマジでスパークリングジュースの開封一本であるというストロングスタイル
真似できぬ…!
下半身も馬並みってか
ただボトル開けるだけで面白いの凄いな
ゲムぼく。がウマぼく(種牡馬)。になった
ファミマの次はサントリーの案件か
すごいなあ
最近知ったばっかだけど素直に尊敬する
前回や前前々回との温度差で昇華しそうだよ….
お洒落なものからお洒落成分だけを取り除いてレビューする事に関しては日本一だと思う
>おちんちん抜き的な道具ならTENGA SPINNERを持っているが……
何上手い事言ってるんだ
もうコルクの留め具が貞操帯にしか見えなくなった
スライムグラス可愛い!って方に目がいってしまった
欲しいそれ
いやー、蛍光灯とか割れなくてよかったですね。
まだ残ってるっぽいので一応、コルクを抜く時は濡れ布巾かぶせながら良いですよ。
色んなところにあたったら危ないので
開封動画ってあるし、初めてのワイン開封記事ですね
パパぼく。は子供達をすぐ褒めるからいいパパって思ったけどムチムチな子もすぐ褒めるからただの褒め上手だった
コルクがおでこに当たるの危ないけどマンガみたいでちょっとかわいいなって思ってしまった悔しい
私はあなたの事を平和の象徴だと思っています。
もうゲムぼじゃなくてウマぼくに改名したらよろしいのではないでしょうか?
コルク二つ並べてるのは乳首の暗喩か?
「貞操帯を外すと数秒後におちんちんが飛び出す」
何の話をしてるんだ…?
>>スパークリングと聞くと脳内にピーカブースタイルでにじり寄ってくる幕之内一歩が現れるのだがそれはたぶんスパーリングだし
スパークリングと言えば仮面ライダービルドの初期強化フォームを真っ先に思い出しました
調子に乗って痛い目を見たパパに気を使ったコメントができるお子さんたち偉いなあ
馬がいるのくだりめちゃくちゃ笑っちゃった
>元気があってすばらしい
>じっくり味わえてすばらしい
いいね!すくすく育て!!
パパはむちむちによるおちんちん飛び出し防止に
シュエリン貞操帯をつけるといいんじゃん?
サントリーの案件でこんな記事書いたら世に出してもらえるわけ無いだろ、何いってんだ。
これはTENGAの案件だよ
牛角アイス食べても食べなくても炎上するから食べたほうがお得では?
娘さんのパパでもわからないことがあるの?ってセリフ
本当に普段いいお父さんで子どもからの信頼も厚いんだなって
でもゲムぼくなんだよなぁ
家族団欒でほほえましい。
ゲムぼくさんの性欲はやっぱり馬だからだったんだ、ちんちんはコルク栓くらいの大きさなのに
みんな当たり前のようにほしいものリスト無視して送ってくるの笑うわ
写真撮ろうとしてちょうどよくデコに当たるとかある?って思ったけどゲムぼくさんだからな・・・
開栓動画にあるやっちゃいけないことを知らずにやっちゃってるゲムぼくさんだしな・・
食べ物の例えにおちんちんを使うあたりが実にゲムぼくしてる
おちんちんと同じで時に優しく、時に激しくということですね
この記事を読んでよくわかりました!
ありがとうございます
ワイン飲まないからこれを知らない事がどれくらい恥ずかしい事なのか分からない…
開け方?手刀でやるんでしょ
おちんちんに当たると期待してたのに
お子さんに当たらなくてなにより。
シャンパンコルクはしっかり握ってゆっくりひねるように抜きましょうね。
TENGAのスパイラルのやつといっしょ。
大きさといい、すぐ飛び出しちゃうところといい、まるでゲムぼくさんですね
鳴き声は馬並
スパークリングワインのコルクってこんな小さいのにちょっと触っただけですぐ暴発しちゃうんだ
ゲムぼくさんのコルクとそっくり
ゲムぼく。おでこにコルクが高速で当たってるの可哀想で可愛い。
目に当たらなくてよかった
あぁ…うん。なんでこどもふたりは真っ当に育ってるんだろう。
その程度のことで記事一本書く?
電車内でラスオリやってる人見かけた記事と同じくらい
どうでもいい事を最大限に膨らませてておもしろかった
パパぼく記事ほんと好き
おちんちんの話題を出す事でサントリーの案件じゃないと安心出来るゲムぼくブランド
と思ったけどコメ欄でTENGAの案件って言われてて草
パパぼく。さんとお子さんたちがたくさんの初めてを一緒に積み重ねてくの本当に微笑ましくて好き
そのジュースおいしいよな!
カルディコーヒーとかに売ってるぞ
そのシリーズは全体的にクセ強めだが、ぶどうが美味しかったなら同じシリーズのリンゴスパークリングもきっと気に入ると思う
1ヶ月つけっぱなしの貞操帯は丁寧にとらないと暴発して顔にかかっちゃうって話で合ってる?
炭酸苦手だけど頑張って飲む息子さん微笑ましい
逆に手持ちのスパイラルに先端を突っ込んだらコルクが飛んでも大丈夫なのでは?
ゲムぼく氏がとんでもないモノと兄弟になってしまうが
ゲムぼく。さんは種牡馬入りできるかな…
うまっ気出し過ぎでたまたま取られちゃうかも…
そのジャンルに疎くて、ピーカブースタイルという名称を初めて知りました。ゲムぼく。さんから学ぶ日が来るとは、、。
写真撮ろうとしたらコルク直撃は持ってるなぁ
ちょっと頼りないけど優しいお父さん好き
お前の息子に産まれたかった
パパぼく。回のはずなのにエロぼく。が出てきてますよ
シフト勘違いして休みなのに出勤してきたバイトかな?
>ぼく「人生はつねにわからないことのほうが多いものだよ」
ここ夏目漱石感ある
開け方を調べなくても引っ張れば開くだろうからヨシッ!
スパークリングワインもそうだけど、こういうのはキンキンに冷やしておいてから開けような!約束だぞ!