『うんコレ』本気のプレイレポート!世界一おもしろい&すばらしい「クソゲー」だ!

 2020/11/15(日)、『うんコレ』というゲームがリリースされた。

 キャッチコピーは「うんこで救える命がある」
 タイトルはおそらく「うんこコレクション」の略であり、『艦これ』のパロディだろう。

 それだけ見たら「なんだ、出オチみたいな一発ネタのゲームかよ」という印象なのだが、目に留まったのは下に小さく書かれている「大腸癌検診率の向上を目指して開発された」という点と、リリース日を11月15日(いいうんこの日)に合わせてきたという点。さらに、開発・運営ともにすべて有志のボランティアで成り立っているということも気になる。

 これ、もしかして、思いつきの一発ネタとはある意味で真逆の、ものすごく熱心で、かつ計算されたゲームである可能性があるのでは……?
 いや、もちろんそうじゃない可能性もあるけど……ただのクソゲーかもしれないけど……うんこのゲームでクソゲーって言葉を使うとなんかややこしくなるな……

 とある一件から、肛門には縁が深いぼく。
 これはもう、やってみるしかない!

 ためしにプレイしてみたところ、想像よりはるかにおもしろく、かつすばらしいゲームだったので、今回はそのレポートをお届けします!一本グソのようにしっかりした太く長いレポートです!
 
 

うん、コレにしよう!世界一おもしろい「クソゲー」がここにある!
『うんコレ』本気の初プレイレポート&レビュー!
 

 アプリを起動すると、かわいい女の子が「日本うんこ学会!」と開発元を大音量で叫んでくれるところから始まる。
 いや、もうヤバいでしょ。開始1秒で殺しに来てるでしょ。うっかり音声ONにしたまま電車内で起動したら終わるゲーム大賞2020でしょ。
 

女の子の声「う・ん・こ・れ!」

 艦これの言い方じゃん。艦これを1文字変えただけでこんな下品にできるとは思わなかったよ。これに対抗できるのもう「ち」か「ま」だけじゃん。
 

 利用規約には「病歴の申告を求めることがあります」という、ゲームとしてはおそらく史上初の文言が。
 開発目的が「大腸がん検診率の向上」だから、必要に応じ適切なアドバイスをするために必要なのだと思われる。
 でもこうやって、いろんなユーザーの病歴や大便のデータが多く集まれば、ビッグデータとして医療界の発展に役立ちそうだな。大便のビッグデータってなんかあれだな。「大」と「ビッグ」がかかっててムダにややこしいな。すげえ茶色そうなデータだな。
 

カンベンヌ様「ようこそ、【ウントピア】へ。」

 固有名詞にパンチが効きすぎている。うんこ要素を詰め込みすぎている。これ絶対ゲーム作ってるとき楽しかっただろうな。企画会議めちゃめちゃ盛り上がるでしょこんなん。
 ちなみに「カンベンヌ」とは「観便(便の観察)」のもじりである。
 

 大天使ベンジェルもダメでしょ。おもしろすぎるでしょ。絶対「このキャラクターの名前、天使ベンジェルってどうですか?」「いいね!あ、大便だから大天使にしたほうがよくない?」「いいですね!略して大ベン!かわいい顔してぶっとい名前っすね!」みたいな会話あったでしょ。
 

 実際の自分のうんこ(排便)を報告することからゲームが始まるので、カンベンヌ様にいきなり「便はちゃんと出ましたか?」と聞かれる。ボイスありで聞かれる。報告したらホメてもらえる。
 なんかこう、なにかに目覚めてしまいそうだ。思春期の男子がプレイしたら成長に深刻な影響を与えそうだ。
 

 ファーストカンベンってなんだよ。あたりまえにある言葉みたいに言うなよ。初耳だよ。ファーストキスの対義語かよ。イヤすぎるだろ。
 

 チュートリアルを兼ねたプロローグがスタート。
 異世界に召喚された主人公(プレイヤー)はなぜか不思議な力を持っていて、メディウム(女の子)がその力を借りてコロナイゼーション(変身)して戦う……みたいな、流れ自体はソシャゲの王道展開。
 ただ特殊なのは、不思議な力というのがうんこ(大腸菌)の力である、ということ。
 

「あなたの最初のパートナーを選んでね」

 敵とのバトルのパートナーを選んでねって意味合いなんだけど、このうんこまみれの流れでパートナーって言われたら意味深すぎるでしょ。「自分のうんこを見守ってくれるパートナー」みたいな感じに受け取っちゃうでしょ。いや、それはそれでいいんだけど。見守りたくて見守ってくれるならWin-Winなんだけど。あっ、やばい、なにかに目覚めてきてしまった。
 

 バトルはシンプルだが独特で、「メディウムはボスと自動戦闘するので、プレイヤーは画面上から次々に出現するザコをタップで倒していく」というシステムになっている。アクションっぽいというかなんというか。落ちものシューティングとでも呼べばいいのかな。
 

 スキル発動中の味方から黄土色のオーラがモワモワ出るの、悪意ありすぎでしょ。おもしろすぎるでしょ。こんなに近寄りたくない味方、史上初でしょ。
 

 ステージクリアすると「寛解」と表示されたり、ステージ難易度が「軽症」「中等症」「重症」で示されていたりと、医療用語が豊富に盛り込まれている。地味に勉強になる。
 

 また、ロード中にはうんこに関する豆知識がランダムで表示される。これであなたもうんこ博士。

 さて、チュートリアル(プロローグ)をクリアすると、自由に行動できるようになる。
 たとえば、プロフィールから自分の称号を設定できるようにもなるわけだが……
 

 いや、おかしいでしょ。プロローグを終えた称号が「変態さん」っておかしいでしょ。ユーザーをなんだと思ってるんだよ。ぼくはただメディウムたちに自分のうんこを見守ってほしいだけで……あっ、ホントだ!変態さんだ!プロローグを終えた時点で立派な変態さんに調教されてしまっている!ぐうの音も出ない!出ないかわりにうんこが出そう!
 

 さあ、カンベンヌ様にカンベン(うんこを報告)しに行こう。
 カンベンは意外と簡素で、うんこの「色」と「形」を報告するだけになっている。
 観便というのはまず簡単でもいいから習慣づけることが大事なので、あえて手軽な設計になっているらしい。なるほどなあ。
 

 報告すると、スタンプと雲母(うんも)がもらえる。雲母はソシャゲにおけるいわゆる「石」のことで、メディウムの培養(ガチャ)に使える。
 雲母って。うまいネーミングだけど、雲母とうんこを結びつけるのって小学生以来でしょ。絶対楽しいじゃんこんなの。開発現場、男子小学生よりもうんこうんこ言ってるでしょ。
 しかもこのスタンプ、よく見ると「たいへんよくでました」なんですよ。うんこだから。うんこ出たから。もう楽しさしかない。うんこネタの宝石箱でしょ。ゲーム業界のコロコロコミックでしょ。
 

 さらに、ぜひお伝えしておきたいのは、このゲームは単に「おもしろい」だけではない、ということ。
 思い出してほしい。このゲームの開発目的は「大腸癌検診率の向上」だ。
 そのため、ユーザーのうんこ知識や健康意識を自然に高めるための工夫が随所に為されているのだ!
 

 たとえば、メディウムの親密度は、コロナイゼーションしている菌に関わるクイズに答えることで上がるしくみになっている。大腸菌に関する知識が自然と身に着く。
 

 ステージ難度は「軽症」「中等症」「重症」の3段階があるが、重症はケタ違いに難しくなっており、初見ではまずクリアできない。
 これには、「実際の病気も症状が軽いうちに治療することが大事だということをわかってほしい」という意図が込められているらしい。
 すげえ。めちゃめちゃいい話だ。こんな文句のつけようがない高難度設定の理由ある?
 

 さらに、ホーム画面左上には『腸内会』という掲示板のようなユーザー同士のチャット機能があって、
 

 ゲーム攻略に関する話からうんこの話まで、自由にできるようになっている。
 誤った医療情報が流れることがないように「医療相談は×」となっている点もすばらしい。複数の医師が開発に関わっているらしいので、このへんはものすごくしっかりしている。
 

 リアルではなかなかする機会のないうんこの話が、ここではし放題。
 これ、マジメにすごくいいことだよな。解決まではしなくても、うんこに関する同じ悩みを持つ人が見つかるかもしれないし。ちょっとした悩みや苦しみを吐き出せるだけでも気分的にぜんぜん違うし。コミュニケーションを取りながらゲームを進めていけば、腸も心もスッキリしそうだ。

 また、長期的に見たとき、「カンベンシステムによって健康な人のうんこデータも収集できる」というのは医療的に極めて有意義な気がする。病気の人のうんこデータは世にたくさんあるだろうけど、健康な人ってわざわざ観便しないからな。
 通常ではなかなか集まらない層のビッグデータが入手できると考えると、わりと冗談抜きで、このゲームが流行るとうんこを取り巻く医学は大きく発展するかもしれない。
 

 うんコレはボランティアで成り立っている関係でサーバー費用が潤沢ではなく、ユーザー登録数には制限があるらしい。興味を持ったら、早めに開始してみることをオススメする。
 そして、やってみたらすぐにわかると思うが、驚くほどおもしろいし、健康増進の観点でもすばらしいゲームだ。ぜひ毎日楽しんで、観便の習慣もつけて、医療の発展にも少しだけ貢献しよう。
 

 ぼく自身、ささやかだが『うんコレ保険証(30日)』を購入する形で、370円だけ募金しておいた。
 医療の発展にごくわずかだが貢献できるし、開発・運営への感謝も伝えられるし、「買ったからには30日ちゃんとやろう」と思えて自身のプレイ意識も高まるので、一石二鳥ならぬ一石三鳥である。うんこをしたらおしっこもおならも出たみたいな感じである。いや、違うか。
 

 すごいぞ、うんコレ。ぜひ流行ってほしい、うんコレ。
 唯一の注意点は、外での起動時には必ず音をオフにしておく、ということだけだ。「ブシモ!」とか「アズールレーン!」とかの比じゃないぞ。「日本うんこ学会!」だぞ。
 

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コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    腹抱えて笑ってしまった
    今まで読んだ記事で一番読み応えあった
    うんコレやります

  2. 名無しのゲーマー より:

    ツッコミが秀逸すぎてツッコミ所満載のゲームと相性よすぎる
    メルカリコメントシリーズ思い出した

  3. 名無しのゲーマー より:

    肛門と縁が深い時点でもう目覚めてるんだよなあ

  4. 名無しのゲーマー より:

    沢山送られた浣腸使って頑張れ!

  5. 名無しのゲーマー より:

    ファーストカンベンでダメだった

  6. 名無しのゲーマー より:

    数年前に事前登録したけどあまりに音沙汰なさ過ぎてクラウドファンディング詐欺疑い始めてたゲームだ!
    いや、とても精力的でご本人も消化器系で苦労してきた先生がやってるのでそんな事ないのはわかってたんですけどね!

  7. 名無しのゲーマー より:

    こんな仕事を受けるなんて、絵師も声優もすげーなぁ……
    なんて思いつつ、うんこについて憚ることなく真面目に会話できる場があるのは相当にありがたいことだと思う。

    「よくできました」ではなく「よくでました」なのが一番笑った

  8. 名無しのゲーマー より:

    これ笑ってコラえてでやってたやつだよね。
    開発の人、元医者でめちゃくちゃ頭いいけど指定難病持ちで
    医者やめてこの学会作ったってやつ。

  9. 名無しのゲーマー より:

    うんコレ公式に見つかってて草

  10. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくさんの特殊性癖がまた一つ増えてしまうのか…

  11. 名無しのゲーマー より:

    日本うんこ学会の書体の勢い

  12. 名無しのゲーマー より:

    これはお子さんにもやってもらわないといけませんね。
    学校で排便すると笑われるという誰しもが経験するけど良くないことに一石を投じるかもしれません。

  13. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくさんのために用意されたような称号ですね!
    真面目にちょっとDLしてみようかと思いました

  14. 名無しのゲーマー より:

    うんもってヒロインの漫画が
    最近アニメやってましたよね

  15. 名無しのゲーマー より:

    緑のブルーレットで観便しにくくなるの笑った

  16. 名無しのゲーマー より:

    日本うんこ学会に入って欲しい

  17. 名無しのゲーマー より:

    気合の入ったいい記事でした
    若い子が未健診故に人工肛門になってしまうのとか悲しいので、救えるのなら救われて欲しいところ

  18. 名無しのゲーマー より:

    面白かった

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