
2025年、某日。
人知れず、熱い戦いが幕を開けようとしていた……

出典:https://tokyo-kodomo-hp.metro.tokyo.lg.jp/
ここ、東京都こどもホームページで!

出典:https://tokyo-kodomo-hp.metro.tokyo.lg.jp/document/
【解説:東京都こどもホームページとは?】
東京都が2022年に開設した、子どもと都政をつなぐ情報プラットフォーム。
小学生をおもなターゲットに、子どもたちが楽しみながら東京の魅力や都政への関心を高めることをめざしており、実際に学校現場の「社会」「生活」「総合」の授業や自主学習などでも活用されている。
もちろん、東京都以外に住む人や大人も利用できる。子どもがメインターゲットであることは念頭に置きつつ、ルールやマナーを守って楽しく学ぼう。
たまたま見ていて発見したのだが、東京都こどもホームページには、遊びながら学べるミニゲームが3つ用意されている。
しかもそれらは、対戦ルームを作り、最大4人でブラウザ上でオンライン対戦できるのだ! すごくない!?

第1種目、『東京なるほど白書 オンラインクイズ大会』!
東京に関係のあるクイズが最大10問出題され、その正解数を競う!

第2種目、『東京の魅力すごろく』!
サイコロを振り、止まったマスのクイズに答えながら進んでいく! すごろくだが全員同時スタートで相手の手番を待たない、「クリアタイム」と「正解率」の両方を競うリアルタイムバトルだ!

第3種目、『東京こどもタイピングレース』!
東京にまつわる単語や文章をすばやく正確に打って走り抜けろ! 難易度選択や問題数設定が可能で、問題は競技者全員に同じものが出るのが平等! かなり本格的なタイピングレース!
一緒に遊んでくれる人が身近にいないので、YouTubeライブで参加者を募集して遊んでいくぞ!
よいこのみんな、おいで~! いっしょにあそぼ~! ボコボコにしてやるよ!!
■第1種目:東京なるほど白書 オンラインクイズ大会

ホストとして大会を開くと「大会番号」が表示されるので、それを入力するとほかの人が同じルームに参加できる、というしくみ。参加者を募集したところ、さっそくルームが埋まった。
みんな、遊びに来てくれてありがと~! 一緒に楽しく遊ぼうね~! ボコボコにしてやるよ!!

【問1】国立科学博物館附属 自然教育園に植えられたスダジイの木は何年前からあるでしょう?
約400年前/約4000年前/約40年前
いきなり難しい! ぜんぜんわからん! なんならまずスダジイがわからん!

うーん……たぶん、400年前か……?
4000年前はさすがに昔すぎて記録がないだろうし、40年前だとしたら問題にするにはインパクトがなさすぎる……

よっしゃ! 正解! 不正解者が2名いるので、一歩リードだ!
こういう感じで、どんどん問題を進めていくしくみ。
対戦相手が回答したかどうかや正解したかどうかも見られるので、かなり本格的だ。まさかブラウザベースでこんな熱いリアルタイムオンラインクイズバトルができるとは!

【問3】東京2025デフリンピック 試合中に客席から選手をおうえんしたいとき、どんな方法で伝えるのがいい?
クラッカーを使う/手話を使う/みんなで水を飲む
うーん……クラッカーか手話だよな……
デフリンピックの名前は聞いたことがあるが、視覚障碍者のための世界スポーツ大会か、聴覚障碍者のための世界スポーツ大会か、あやしい……勉強不足だ……
なお、これの正解は「手話を使う」。
デフリンピックは聴覚障碍者のための世界規模の総合スポーツ競技大会であり、おおむね4年に1回の頻度で開かれている。第25回が2025年に東京で開催される。

【問10】沖ノ鳥島はどのような気候でしょうか?
年間を通して寒い/四季がある/年間を通して暖かい
これはさすがに「四季がある」では? と思ったら、正解は「年間を通して暖かい」だった。
沖ノ鳥島は、日本でただひとつ北回帰線より南に位置する島で、熱帯気候に属するらしい。なんとなくの場所くらいは認識しているつもりだが、熱帯気候だということまでは知らなかった!
「こどもホームページ」と言っておきながら、問題のレベルが意外と高いし、大人でもかなり勉強になる。ふだん知ったフリをしているだけで、ちゃんと問われると知らないことが多い……
そして、10問すべてが終わると、結果発表!

やった! 80点で優勝!
みんな、対戦ありがと~! 楽しく遊びながら学べたね~! 二度と逆らうなよ!!
ちなみにこのあとも何回か対戦したが、それはすべて2位以下だった。しっかり懲らしめられた。
ただ、何回かやってみて、問題がほぼ1回もかぶらなかったのがすごい。これ、そうとう問題数のストックがあるぞ。
■第2種目:東京の魅力すごろく

みんな、集まってくれてありがと~! なかよく楽しくぶちのめす!!

このすごろくは、サイコロを振る→止まったマスの問題に答える、を繰り返すリアルタイムバトル。ほかのプレイヤーの現在地や正解状況も逐一表示される。
最後に問われるのは「クリアタイム」と「正解率」なので、勝つためには、速く正しく回答を続けなければならない。本格的すぎる。ちなみにすごろくのマップは実際の東京都の地形をある程度模している。勉強になりすぎる。

【問】高尾山の高さは何メートル?
599m/799m
あっ、これはわかる! 599mだ!
なぜなら、登ったことがあるから! ぼくは3Dアクションシューティングゲーム『アリス・ギア・アイギス』きっかけで高尾山に登ったことがあるから!

ほれ見ろ! 大正解!
やっててよかったアリスギア! 高尾山に詳しくなれる3Dアクションシューティング! なにその変なゲーム?

【問】国分寺市で日本で初めて行われた実験は?
ソーラー発電実験/ロケット発射実験
わからないが……これはまあ、ソーラーだろう。ロケットはさすがにない。

あるのかよ! ロケットなのかよ!
難しすぎる! なんなら国分寺市で生まれ育った人でも知らない可能性あるんじゃないか!?

参加者全員がゴールして、結果発表。
まずはクリアタイム部門だが……これはぼくが最下位になってしまった。まあ、これはしょうがない。スピードを気にせず、問題や解説をじっくり読んだし。
本命は正解率部門だ。時間をじっくりかけて考えたぶん、ぼくの回答精度はしっかりと

最下位じゃねーか!!
■第3種目:東京こどもタイピングレース

これは大本命の種目! 正直、自信がある!
なぜなら、ぼくはブロガーだから! 毎日タイピングしているから! これが1位じゃなかったらアイデンティティが崩壊してしまう!
まとめてかかってこい! 蹴散らしてやるよ!

ウオオオオオオ! 爆走する『ゲムぼく。』パンダ!
ここで動物豆知識ですが、パンダはなんと時速32kmほどで走ることができます! のんびりしたイメージのパンダですが、じつは人間と同等以上に速いんですね!

よっしゃ! 優勝!
これがブロガーの力だ! インターネットしか遊び相手がいなくて中学生当時からずっとパソコンをカタカタし続けてきた人間の末路だ! 言ってて悲しくなってきた!

その後、難度や参加者を変えながら何回も対戦するが……

ことごとく優勝! 『ゲムぼく。』最強伝説ここに爆誕!
あれ? いったいみんなどうしたんだ? 俺はただふつうにタイピングしただけだが……? この世界では、タイピングはそんなに難しいことなのか……? 俺のタイピング速度が変って、「遅すぎる」って意味だよな……? 『ゲムぼく。』異世界転生伝説ここに爆誕!

しかし、この優越感を味わうために調子に乗って何度もやっていたら、ついに……

グオオオオオオオ!
2.81秒差で負けてしまった! アイデンティティ、崩壊! 中学生からずっとパソコンをカタカタし続けてきた人生が無に帰した! 『ゲムぼく。』異世界転生最強伝説ここに終了!!

……という感じで、めちゃくちゃ楽しい東京都こどもホームページ!
これを社会の授業などでやらせてもらえる小学生、かなりいいな。楽しいし、これきっかけで友達もできそうだし、もちろん学びにもなるし。ふつうに教科書を読むよりもよほど脳に染みつく。
あなたもぜひ、こんな素敵なサイトを作ってくれた東京都に感謝しつつ、楽しく遊びながら学んでみてほしい。
ぼくもまたやろうと思う。今度こそボコボコにしてやるよ!!





コメント
たのしそうでニッコリした
ゲムぼく。さんに負けました。くやしい…
次リベンジしに行きます!!
タイピングのボコボコにしてやるよだけは誇張じゃなくガチで早かったなー
他県バージョンもあったらいいなー
お、大人気ねぇ…
ゲムぼく。さんって普段は他責思考を自戒したり荒らしやアンチにも一定の礼儀を払うタイプの人なのに、対人戦ゲームになったとたん民度が著しく低下するのはなぜなんだ?
格ゲーやってるときはそうでもないのに!
ゲムぼく、子ども向けゲームになると分かりやすく小物ムーブするの好き
いっぱい遊べてよかったね…ってすごくほっこりした記事
三日天下の意味がたのしく学べる良記事
謎の面白ゲームを発掘してくるブログ
まるでゲームブログみたいだ
この配信 かなり当たり回だったな
中学校のパソコンの授業でこういうサイトで遊んで盛り上がったの覚えてる。もっとチープだったけど。
調べ物にもなるから教師も何も言わなかったし、楽しかったなあ。
いまの子供たちはパソコンにはほとんど触らないスマホのヘビーユーザーだから
こんなサイト作っても物好きな大人しか訪れないことを
ゲムぼくさんと東京都にこっそり教えてあげたい
キッズGooとかYahoo!きっずとかの謎のミニゲーム集に入り浸っていた時のことを思い出した
どこからこんな物見つけてきたんだ
こどもたちがこのサイトに辿り着いてしまわないかどうかだけが、私は心配なのです
すっかり精神性が格ゲーマーになりましたね
一応一人プレイもできるのか
親切で助かる
変な方向(ってか宇宙空間)から放たれたアリス・ギア・アイギスは反則的だった
笑うやろそんなん
ありがとう大関小結!
山イベントの時、小結さん登場してたっけ?まぁゲムぼく。が登場させるからセーフか!
ボドゲの時の悪役ムーブがここで出てくるとは
こどもホームページでイキってるおじさん
結構いそう
タイピングゲーム不足で悩んでたからやってみたけど面白いな
仕事の合間にやってしまいそう
昔のFlashゲーみたいだぁ
これ対戦参加させてもらったけど楽しかった
ゲムぼく。さんはよく学生時代はぼっちであると言っているが数々の体験談
旅行 ゲーム パンまつり 育児 むちむちの面白い記事や配信などからは想像もつかない
しかし大槻ケンヂと同じと考えれば納得出来る、負の遺産からくる抑圧、反動でもう一つのペルソナが現れたのだろう
子供とボドゲやってる記事の時のカスぼく(カスのゲムぼく)だ
ボコボコにしてやるよ!絶対リアルで言った事無さそうで面白い
よっしゃ じゃあみんなでハンゲームやるか
ぶちのめされてて草