話のおもしろさや高木さんのかわいさや西片のかわいさについてはみんなさんざん語っているだろうからいいとして、ぼくがいちばん衝撃を受けたのは、第1話をなんとなーく観たあとのエンディングだった。
EDテーマが『気まぐれロマンティック』だったのだ!
そ、そうか!そうやって聴かされてみれば、曲名も歌詞も高木さんにピッタリ!っていうかもはや高木さんのための曲なんじゃねえかという気すらしてくる!
ぼくはいきものがかりが好きで、なかでも『気まぐれロマンティック』がいちばん好きなのだが、まさかそこと高木さんが結びつくとは。そしてこんなにハマるとは。
そして、『からかい上手の高木さん』のエンディングは、その後も高木さんが歌う名曲カバーによって紡がれていった。
というわけで、そんなカバーソングをまとめた『からかい上手の高木さん Cover song collection』を最近はずっと聴いている。最低でも1日1時間は聴いており、長い日には9時間聴いていた。
このカバーソングコレクション、ハッキリ言って最高である。なにが最高かというと大きく3つあって、「20〜30代を狙い撃つ選曲が最高」「高橋李依が高木さんとして歌う歌声が最高」「原曲をリスペクトしつつ遊び心あるアレンジが最高」である。
あまりにも最高なので、こまけぇことはいいんだよ!試聴したらよさがわかるから試聴しろ!そして買え!と言いたいところだが、それだとさすがにアレなので、全7曲のなかでもぼくが特に好きな3曲のイチオシポイントをカンタンに紹介しておきたい。
■気まぐれロマンティック
高木さんが歌うともともと高木さんの歌だったとしか思えないくらい高木さん。マジ高木さん。カラオケに一緒に行ってこれを聴かされた西片はどんな顔をするのだろう。
原曲は「元気・明るさ」が前面に出た歌い方だが、高木さんバージョンはそこに「イジワルさ」がプラスされており、まさに気まぐれロマンティック。
「ちょっと心が揺れてる」の「ちょっと」の言い方が最高にかわいい。
■風吹けば恋
チャットモンチーの疾走感あふれる名曲。
ぼくはまあまあ重度のチャットモンチーファンであり、聴き始めた直後は「原曲とキー違うじゃねえか!ふざけんな!」とファン特有のめんどくさい怒り方をしたのだが、歌い出しの10秒くらいで「あっこれいい……高木さんめっちゃ歌うまい……」と手のひらを返した。
テンポが速くて音の上がり下がりも激しく、めちゃめちゃ難しい曲なのだが、それを完璧に歌い上げる高木さん(高橋李依)の歌のうまさがいちばんよくわかる1曲。
キーを落としていることもあってか、アレンジは控えめでほぼ原曲通り。高木さんの歌い方も原曲にかなり忠実。「高木さんがチャットモンチーをマネして歌っている」感じが出ていてすごくいい。
曲の最後、超高音になる「行け!行け!私の両足」のファルセットがすごい。うまい。
■出逢った頃のように
誰もが知る、Every Little Thingの超名曲。1998年なので、少し古めではあるが。
このストレートなラブソングをあえてアルバムの最後にあたる7曲目に持ってくるあたり、制作陣の意図を強く感じる。高橋李依の歌い方も、ELTに寄せるよりは明らかに高木さんらしさを出そうとしている。
すなわち、「最後の最後で、高木さんが素直に自分の恋心を歌にした!」という感動がある1曲。と同時に、「あ、でもひょっとしたら、これすらも高木さんの『からかい』なのかも……」という疑念もやっぱり残り、そういう意味で高木さんらしさが最高に詰まっている。
また、2番の後の間奏にオープニングテーマのメロディーを入れるというアレンジもすばらしい。もともとこういう曲だったんじゃないかというくらい自然に溶け込んでいて、楽曲として非常に完成されている。
というわけで、この3曲だけでもいいのでぜひ聴いてみてほしい。CDでも配信でも買えるし、Apple Musicなどの定額制サービスでも聴ける。
これ、単に「アニメのED曲集」と認識しておくにはもったいない名盤ですよ。
コメント
聞きます。
(`・ω・´)ゞ
これめっちゃいいですよね〜!高橋さんの声が可愛すぎる。
何回聞いても飽きない!!!!!!