ふと懐かしくなって、思い出したようにニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで『スーパーマリオブラザーズ』をプレイしてしまうことがある。
で、そのたびに思うのが、「あれ?無限アップってどうやるんだっけ?」ということ。
ワールド3-1のゴール手前の階段ってことまでは覚えてるんだけど……位置取りは?ジャンプのタイミングは?
いろいろ試していたら安定してできるようになったので、VC版でのやり方をここにメモしておく。
ファミコン版の発売(1985年9月13日)から32年が経ったいま、世界でいちばんいまさら感がすごい攻略情報をここにお届け!!
【0】下準備
3-1までたどり着き、ゴールの少し手前で「まるごと保存」しておこう。これがあれば、失敗しても何度でもすぐにやり直せる。
リアルタイムでファミコンをやっていた世代からは「そんなヌルい機能を使うなんて」と怒られそうだが、せっかくのVC版、使えるものは使っておいて損はない。
意図して無限1UPが用意された後のシリーズと違い、初代「スーパーマリオブラザーズ」のそれは製作者も意図していなかった裏技(バグ技)のため、手順通りにやっても成功率は100%ではない。そういう意味でも備えは大切。
【1】1匹目のノコノコを倒す
まるごと保存を済ませたら、スタート。
このすぐ先の無限増殖ポイント(ゴール直前の階段)では、2匹のノコノコが立て続けに迫ってくる。
1匹目のノコノコをなんらかの手段ですばやく倒し、2匹目のノコノコで無限増殖に挑むのがセオリーだ。
おすすめは、階段手前の高い足場から前方に大ジャンプ(ダッシュはなしでよい)して、ジャンプの頂点でファイアボールを放つこと。そうするとちょうど1匹目のノコノコに当たり、自身は階段のいちばん下の段といういい具合のポジションに着地できる。
ファイアフラワーは3-1の道中で取っておく機会があるので、忘れずに。
【2】位置につき、2匹目のノコノコを待つ
ここからが本番だ。
前提として、マリオはどの段にいてもよいが、必ず右端(壁)にくっついた状態で立っておくこと。
そうすれば、あとはタイミングを見計らってAボタンを押すだけでよくなる。
2匹目のノコノコはリズムよく「トン、トン、トン、トン」と階段を降りてくるので、それをよく見て……
【3】ジャンプ!そしてA連打!
ジャンプのタイミングの取り方はいろいろあるが、個人的にやりやすいと思ったのは下ふたつ。
(A)二段先にノコノコが着地した瞬間に「大ジャンプ(A長押し)」
つまり、この瞬間。
(B)二段先からノコノコが降り始める瞬間に「小ジャンプ(Aチョン押し)」
つまり、この瞬間。
そして重要なのが、ジャンプしたらAを連打しておくこと。
無限増殖はジャンプのタイミングが安定して軌道に乗れば放置できるようになるのだが、最初の数回は安定しづらいので手動で連続ジャンプしたほうがよい。
上記(A)の手法だと長押しの直後に連打ということになり、意外と難しいため、基本的にはハナから連打で済む(B)のやりかたを推奨。
【4】状況を見つつ、ときどきやり直し
いつまでもA連打をしていては疲れるので、1UPが始まったらもう手を離してもよいだろう。マリオがノコノコを踏み続けるさまをニヤニヤしながら眺めよう。
ただ、後のシリーズとは違い、本作の無限増殖は途中で途切れてしまうことがよくあることに注意。文字通りの「無限」ではないのだ。
ジャンプのタイミングが少しずつズレていき、こういう感じでストップする状況が必ず訪れる。
とはいえ、あせる必要はない。またAを連打して、ノコノコを踏み直せばよいだけだ。
これを数分なりタイムアップになるまでなり、己の気が済むまでくり返せば……
【5】残機のバグ表示を見て満足する
マリオの残り人数が99人を超えると、残機が王冠マーク(バグ表示)に!やったね!
なお、128機を超えると内部の数字がオーバーフローして残機がマイナスになってしまう(1回でもミスすると即ゲームオーバーになるようになる)ので注意。無限増殖とは言うが、正確には128限増殖なのだ。
1UP数をいちいち数えながら無限増殖をやるほどではないが、なんとなく99~128の間をめざす感覚を持ちながらやるとよいだろう。
VC版は「まるごと保存」「まるごと復元」のおかげでかなりチャレンジしやすくなっているので、ファミコン以来プレイしていないおじさんや無限増殖を動画でしか知らなかった若い人もぜひ試してほしい。
いまさらでもなんでも、名作はやっぱり楽しいですよ。
コメント