進め！ハウンド5人旅！#12『弓の固有スキル』

【前回までのあらすじ】
　おめでとう！SRB（双翼閃連発ババア）はSHRB（双翼閃&氷嘴撃連発ババア）に進化した！！
　

　二つ名とマスタースキルのおかげで戦術に広がりが出たのはいいが、第3階層ともなると、敵もそうとう多様化してくる。
　

　ハウンド5人旅が特に苦手とするのは、「封じ耐性を持つ敵」「突・斬・氷耐性を持つ敵」「行動が早い敵」あたり。
　ザコ戦では、「最速双翼閃で敵の数を減らし、残りは氷嘴撃で倒すかハンターショットで弱体化」というのが基本戦術となるため、それを崩してくる相手にはめっぽう弱いのだ。
　ハウンドは防御が貧弱な後衛職なので、ザコ戦であっても一発もらえば致命傷になりうる。つらい。

　そこで、ぜひ計画的に使っていきたいのが、弓の固有スキルだ。
　これまでも老木の弓の『祈祷：鎮守』にはお世話になったが、それ以外にも必須レベルの固有スキルがこの旅には多くあると気づいた。
　

　その筆頭が、8Fで手に入るゴルゴンアローの『石化打ち』。
　名前の通り石化攻撃で、成功率はまあふつうといったところだが、なんと消費TPがたった3。通常攻撃とあまり変わらない感覚で使えてしまう。

　ハウンドは石化攻撃を覚えられないので、その時点でまず貴重。
　さらに、ハウンドの攻撃スキルは鷹や猟犬の攻撃力で威力が決まるものが多いというのも重要なポイント。
　たとえば、鷹が斬攻撃（+頭封じ）するだけの飛来爪撃なら、武器の攻撃力が40だろうと200だろうと与えるダメージは変わらない。むしろ、石化打ちという選択肢が増えるぶんだけ、ゴルゴンアローのほうが終盤の武器より優秀な可能性すらある。

　というわけで、武器攻撃力に依存しない攻撃手段が豊富なハウンドは、間違いなく武器固有スキルのシステムをもっとも有効に使える職である。これはぜひ、ふつうの冒険をしている人にも覚えておいてほしい。
　

　また、前もちょこっと触れたが、キリングショットのパッシブスキル『不意打ち警戒』も超重要。
　防御が貧弱なハウンド5人旅は、敵に先手を取られたらほぼ終わりである。誰かが死ぬことを避けられない。
　しかし、キリングショットを装備していれば、なんとイベント戦闘での奇襲も含めてすべての不意打ちをほぼ確実に無効化できる。率直に言ってめっちゃ強い。
　希少種に不意打ちされたところを華麗に無効化して双翼閃で逆にしとめる快感は、筆舌に尽くしがたい。
　

　あとは、第3階層の冒険中に作れるようになったファントムアーチの『ヘルファイア』。
　ハウンドには本来不可能な炎攻撃で、これまためちゃめちゃ貴重。第3階層にいる不死者どもはたいがいよく燃えるので超便利。
　パーティーにルナリアの弓使いがいるなら高いINTを活かしてかなりのダメージを叩き出せるので、ぜひみなさまも覚えておいていただきたい。

　というわけで、13Fまでたどり着いた5人の装備はこんな感じである。
　

　生粋のアタッカーであるSHRBことチグサだけは攻撃力重視だが、ほかの4人はいずれも固有スキルを優先した武器選びをしている。
　パーティーリーダーのアリスは不意打ち警戒、LUCが高く抑制ブースト持ちのユーリは石化打ち、INTの高いナンナはヘルファイア、回復役のララパは祈祷：鎮守。
　こうして弓の豊富な固有スキルをフル活用することで、ハウンド5人の第3階層での冒険は、ここまで全滅なしどころか誰かが戦闘不能になることすらなく順調に進んでいる。F.O.E.と正面衝突しても、1戦か2戦なら余裕のよっちゃんである。当たり前田のクラッカーである。巨人大鵬卵焼きである。さすがに古すぎである。

　この調子なら15階は近いぜ！
　調子に乗るとだいたい痛い目に遭うことはわかってるけど、この厳しい旅で調子に乗れるチャンスはめったにないからいまのうちに乗っとくぜ！！イエーイ！！
　

【おまけ】

　うちの2歳の双子は3DSの画面をよく興味本位で覗いてくるのだが、ゴーストを見ると「おばけ！おばけー！」と指をさしてはしゃぐ。小さい子というのはおばけが大好きなのだ。
　喜ぶのはいいのだが、双翼閃で瞬殺すると高確率でふたりそろって「おばけいない！おばけぇー！うええーん！！」と泣き出すので困る。おかげでゴーストと出遭うたびに全力逃走する日々。
　

【次回】#13『対F.O.E.戦法チャート』