
格ゲー(対戦格闘ゲーム)のリアルイベントと言えば、大会か対戦会。eスポーツラウンジなどに集まって、対戦するか、観戦するか。
……と、思いきや!
eスポーツラウンジに集まるが対戦も観戦もいっさいしない、でもたしかに格ゲーのイベントではあるという、奇妙かつ画期的なイベントが誕生!
その名は、

グランブルーファンタジーヴァーサスライジング スーパーアルティメットカジュアルイベント!
名前が長い! ピカソの本名かと思った!
🔰スーパーアルティメットカジュアルイベント開催!
対人戦や格ゲーが苦手な向けのイベントです!
自分流の #GBVSR の楽しみ方、推せるシーン・セリフがある方…同じ目線で共感できる仲間同士で集まり運営チームと語りあいましょう。✅抽選参加エントリーはこちらからhttps://t.co/Al1fDu5qv6 pic.twitter.com/7nDMlQIfTg
— GBVS/Granblue Fantasy Versus (@gbvs_official) October 8, 2025
これは、グランブルーファンタジーヴァーサスライジング(GBVSR)の公式イベント。2025/10/25(土)に開催された。
「対人戦や格ゲーが苦手な方向けのイベント」と明言されているが、内容まではわからない。
どんな感じなんだろう? とりあえず申し込みフォームを見てみるか……

……えっ!?

なぜか『ゲムぼく。』の名前がある!!
どうやら、2025年5月にガレヲンの試遊をさせてもらい、そのときにふたりの公式スタッフの方と対戦もしたのだが、そのときのふたりが企画・運営しているようだ。
まさか、自分が遊んでいるゲームのイベント申込フォームに、唐突に自分の名前が載っているとは。これは……行くしかない!
というわけで、ふつうにフォームから参加申し込みをして、無事に当選したので……

会場に到着!
大画面があり、それを囲むように半円状に席が並べられている。席数は30以上あり、参加者もそれくらいいるようだ。
ふつうのイベントだったら、対戦や観戦が好きな人たちばかりが集まり、この画面を囲んで大盛り上がりするところだが……

スタッフB「こちらのスライドによると、今回の参加者のみなさんは、ランクマッチをやったことがない方が50%でした」
ぼく「(半分も!? そんな格ゲーのイベントある!?)」
スタッフB「ちなみに、グラブル本編については、ランク400に達している方が約40%いました」
ぼく「(4割も!? そんな格ゲーのイベントある!?)」

スタッフB「では、チームに分かれてクイズです。ランスロット、パーシヴァル、ジークフリート、ヴェインを身長の高い順に並べてください。これはちゃんとGBVSR内のルリアノートに答えがあります。なお、身長が同じ場合は年齢が高い順に並べてください」
ぼく「(わ、わかんねぇ〜!)」
参加者A「いちばん低いのはランちゃんですね」
ぼく「(そうなの!? ランスロットってランちゃんって呼ばれてるの!?)」
参加者B「パー様とジークさんが身長同じで、年齢順だからジークさんが先ですね」
ぼく「(そうなんだ……みんなうなずいてる……一般常識なんだ……)」
参加者C「で、いちばん身長高いのがヴェインくん」
ぼく「(たしかにGBVSRのグラフィックでもでかくてご飯いっぱい食べていちばんかわいいな……)」

スタッフB「では、次のクイズは音楽問題です。……はい、これは誰のテーマBGMだったでしょうか?」
参加者A「和風だ」
参加者B「アニラかユエル?」
ぼく「ぼくアニラの曲ならわかりますけど、イントロこれじゃなかったと思うので、ユエルですかね? 曲名はわかりませんけど……(アニラ使いでよかった)」
参加者C「曲名は難しいですね。あっ、隣のチームは曲名も書いてるっぽい! ユエル好きな人がいるのかも」
ぼく「すげぇ〜」

スタッフB「次の問題です。この音声をお聞きください。……はい、この戦闘前のかけ合いは、1P、2Pが誰と誰のときのものでしょう?」
参加者A「ゼタだ」
参加者B「2Pはゼタですね」
ぼく「(なぜみんな声だけで一瞬でゼタってわかるんだ……)」
参加者C「買い物って言ってましたね」
ぼく「アウギュステとも言ってたから、1Pはメグですかね?(よかった、いちおうついていけたぞ)」

スタッフB「ではこちら、参加者の方からいただいた質問です。『グラブル本編からGBVSRに取り入れた技は多くあると思いますが、なかにはGBVSRオリジナルの技もあると思います。そういう技はどうやって考えたり命名したりしているのでしょうか?』とのことですが、これはクリエイティブ・ディレクターの福原さん、どうでしょうか」
福原さん「基本的には、GBVSRの技はぜんぶ僕が名前をつけています。考え方としては……」
……という感じで、4時間にわたり、参加者アンケートの結果発表や、GBVSRゲーム内の図鑑(ルリアノート)・音楽・ボイスを用いたクイズ大会、クリエイティブ・ディレクターの福原哲也氏を招いての質問会などが行われていった。
格ゲーの上手・下手関係なくユーザー同士で会話できて楽しいし、原作(グラブル)中心で遊んでいる人もGBVSR中心で遊んでいる人も一緒に盛り上がれるし、公式の方々から貴重な裏話も聞けるしで、楽しさ大充実! なぜこれが無料イベントなんだ!?
ちなみに、いちおう途中に「GBVSR基礎講座」という、いかにも格ゲーイベントっぽいコーナーもあったのだが、

スタッフB「え〜、では基礎講座として、これがトレーニングモードなんですけど、いろいろ自由に設定して技を出して遊べます。では基礎講座は終わりです」
終わりかよ!
誇張抜きに1分で終わった。怪奇! ゲーム画面はトレーニングモードを1分映して終わりの格ゲーイベント!

あっという間に4時間が終了。楽しかった!
いままで、格ゲーの大会や対戦会には行ったことがあったが、こんなイベントは初めてだった。
というか、そもそもこんな「格ゲーのない格ゲーイベント」が公式で開かれること自体、ほかのタイトルを含めてめったにない。実際、かなり実験的な試みだったようだ。
……が、個人的にはかなり納得感があった。
これは、前に作った「格ゲーマー分類表」で言う、左下の人たちを主役にしたイベントだな、と。

関連記事:やろうぜ!ギルティギア ストライヴ!プロゲーマー・ナゲさんと魅力を語り合う!
分類表とは、これである。
大会や対戦会は、[1]競う人をメインターゲットとして、[2]研究する人や[3]交流する人も楽しめるように設計されている。
今回のスーパーアルティメットカジュアルイベントは逆で、[4]愛でる人がメインターゲットで、[2]研究する人や[3]交流する人も楽しめるように設計されている。
一般的な格ゲーのイベントでは、[4]の人が主役になることはまずない。格ゲーに限らず、競技性のあるゲームはほとんどそうだろう。
「[4]の人も楽しめますよ!」とうたうイベントはよくあるが、どうしても多くの人に「そうは言っても競技者が主役」というイメージがあり、実態もまあそうなので、[4]の人はなんとなく肩身の狭さを感じ、ちょっと遠慮しがちになる。これはぼく自身が[4]から格ゲーに入っているのでよくわかる。

そこにこの、明確に「[4]の人が主役ですよ!」という位置づけのイベントである。しかも公式!
これは、個人的にはかなり感心したし、今後もっと拡大していっていい方向性だと思った。
特にGBVSRはキャラや音楽の魅力が大きく、「全キャラの組み合わせ(対戦カード)に固有の戦闘前会話があり、しかも1P・2Pが入れ替わると会話も変わる」というキャラゲーとして異常なまでに力の入った仕様もある。
「格ゲーに興味はないがグラブルは好き」という人も楽しめるゲームなので、[4]の層は厚く、大切にする意義も大きい。

すごいぜ、グランブルーファンタジーヴァーサスライジング!
ほかの格ゲーでもマネしてよいアプローチだと思うが、たしかにこれを率先してやれるのは、格ゲーファン以外の熱心なファンが多く、チャレンジ精神のあるCygamesが運営している「グラブル」しかないよな、という納得感があった。
いつもは大会や対戦会に積極的に参加し、二言目には「対戦しましょう!」と言っている対戦バーサーカーのぼくだが、今回ばかりはこの取り組みに素直に感動し、そのまま会場をあとに……

……
でかい画面とPS5があるな……
ぼく「イベントお疲れ様でした! あの、あそこのPS5と画面で対戦しても大丈夫ですか? コントローラーも持ってきてて」
スタッフB「おっ、大丈夫ですよ。ご自由にお使いください」
ぼく「やったぜ。やりましょう長友さん!」

ウオオオオオオオオ!
同じ会場内に『ギルティギア ストライヴ』公式アンバサダーの長友愛莉さんがいたのでお誘いし、イベント終了後の会場でビカラVSアニラの十二神将ガチバトルをさせてもらった。対戦バーサーカーが出てしまった。

その後も数人の参加者の方と対戦させてもらったほか、なんと公式スタッフの方々や、福原さんとも対戦させてもらえた!
ガレヲン試遊会で戦ったスタッフAさん(ソリッズ)には今回も勝てたが、福原さんには歯が立たなかった。練習しなければ!

というわけで、対戦してもしなくても楽しいぞ、グランブルーファンタジーヴァーサスライジング!
こんなに「競う人」ではなく「愛でる人」が明確に主役になれて、かつユーザー同士や公式の方々との距離が近い公式イベントはそうそうない! すばらしいイベントだ!
不安要素があるとしたら、実験的すぎて次回があるのかないのか謎すぎるところだけ! 今後に期待!





コメント
コントローラー持って行ってる辺りバーサーカー感があっていいですね
>(たしかにGBVSRのグラフィックでもでかくてご飯いっぱい食べていちばんかわいいな……)
男女関係なく基準がいつもこれしかないなこの人
「4の人も楽しいよ」はあるけど「4のためのイベントですよ」は公式でやる事は無いですもんね
流石サイゲ フットワークが軽い
フォームに名前出されてるのにただの一般参加枠なの草
羨ましい
スト6はバーサーカーしかいないので…
参加してましたが終了後に戦ってるアニラビカラ見られて幸せでした!(自分だと全然動かせないので)
アニラはゲムぼく。さんだったんですね…
グラブル関連コンテンツを盛り上げたいサイゲームスとカジュアル層も格ゲーに触れて欲しいアークシステムワークスの利害が完全一致した良いイベント
対戦しないけど好きという層を拾い上げる施策って古くは(もう古くは、なんだよ)ぶるらじとかあった訳だしやっぱり良いよね
ヴェインは元気で明るくてご飯いっぱい食べるよ
ゲムぼく枠だね
フォームに書かれてた「あの人」がゲムぼく枠だろ!と思って読んでたけどFKHR(グラブルユーザーの福原氏の呼び方)のことだったのか…
本編の特典目当てに買ってほぼ遊んでない人も多いだろうから
こういうイベントで興味を掘り起こしてくれるのはいいね
こんなにしっかりしたレポートなのに
ただの一般参加者の日記という事実が一番面白い
ジータで対戦させて頂きました!最近アニラもきになってたので直で動き見れて良かったです…!
運営も存続のために声を大にして欲しいと言ってたのでこういった記事にして頂けるのが凄く嬉しいです!
格ゲー界隈、かなり活気づいてる感あってうらやましい
これだけ堪能してフォームに名前もあるのに一般参加枠なんだ……?
次は公式側に呼ばれそう。
> ランク400に達している方が約40%
グラブルの地獄みたいな経験値テーブル知ってるかどうかで恐怖の度合いが変わる台詞じゃん
ちなみにランちゃん呼びは公式 幼馴染のヴェインがそう呼んでる
格ゲーが先でコミュニティができたわけじゃなくて、
グラブルってコンテンツがまずあって、格ゲーが派生で作られたからこそのイベントって感じですな
ゲムぼくさんきっかけでグラブル知らないのにGBVSR買った民としては
いつか公式イベントに正式に呼ばれて欲しいと思っているよ
>『ギルティギア ストライヴ』公式アンバサダーの長友愛莉さん
ギルティギア対ブラウンダスト2の公式アンバサダー対決だ…
当日行ってました!
参加者は30人程でしたね
当たり前のようにFKHRさんがいて驚きました(笑)
終了後に公式アンバサダー同士の野試合やってるの面白すぎる
それで1コーナー作れたでしょ
グラブルの会場でギルティギア対ブラウンダストがあったのアツい
戦闘前会話は1キャラ増やすだけで80個くらい増えますからね…
作業量どうなってるんだろう
ヴェインは実際でっかくてご飯をいっぱい食べて大きな口を開けて笑うのがかわいいのでぜんぶ正しい
格ゲーじゃない所に十年以上の積み重ねがあるのがでかいわね
戦う以外の楽しみ方を主役にしてくれるのは凄いね…
自分も格ゲーじゃないけどイベント企画やる事あるので参考にしたい
グラブルだからこそ出来るイベントって感じあっていいな
もしかして、パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソの話してました?
アニラの問題が出るのをワクワクしながら待ってそう
楽しそうなイベントだ
次回あったら行ってみたいな
ゲムぼくさん一般参加だったんだ…
最後の突発対戦会楽しそうだな~と思いながら観てました(観戦勢なので)
気になってたのでレポートを読めてよかったです。
よく見たらイベント名にβ版とあるんですね。続ける意欲はありそう…
「β版」って書いてあるから、次回もありそうじゃない?