VRテーマパーク『RED° TOKYO TOWER』で遊ぶ!最新VR技術に打ち勝て!

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ぼく「いや~、すごい景色だな。東京って感じ。ワクワクするね」
娘「でも、下を見ると……?」
 

ぼく「ヒエーーー! おそろしい景色! ゾクゾクする!
娘「わはは」
ぼく「大人で遊ぶのはやめなさい」

 ここは、東京都港区にある東京タワー高さ約150mの展望台メインデッキまで徒歩で登ってきた
 言わずと知れた観光名所だが、日本を代表するランドマークタワーの座を東京スカイツリーに譲ってから、もう10年以上。そのせいか、思ったよりもずっと人が少ない。
 

 タワーの足元にあたる1F~5Fには複合商業施設『フットタウン』があるのだが、やはりそこも人は少ない。
 いや、正確にはそれなりに人はいるのだが、「土日の東京の観光地って考えたらぜんぜんじゃない?」という感じ。トイレやエレベーターは並ばないし、休憩用のベンチみたいなところもふつうに座れるし。ヤマダ電機よりは明らかに混んでいるがヨドバシカメラよりは明らかにすいている。必要ないところでヤマダ電機を敵に回してしまった。

 ということは、もしかして……
 


出典:https://tokyotower.red-brand.jp/

 これにも行けるか!?
 Webサイトで見てちょっと気になったが、「混んでそうだし、やめとくか……」と思っていた、このVR体験施設に!
 

 あっ、行けそう! 人ぜんぜんいない!
 えっ、人いないけどこれ大丈夫!? ホントに営業してる!? 最新のVR技術でほかのお客さん消されてるとかじゃなくて!?
 

 チケットを買って……
 

 フットタウン内にあるデジタルアミューズメントパーク『RED° TOKYO TOWER』に入場だ!
 公式の説明によると、「AR/VRなどのデジタル技術とアスレチックが組み合わさった新しい体験」ができるらしい。

 ……とはいえ。
 はりきって入場しておいてなんなのだが、じつは個人的には「VR系のテーマパークって、けっこう微妙なこと多くない?」と思っている。
 たとえば「最新VRゴーグルでジェットコースターを再現!」みたいなのがあったとして、それだけだと「じゃあ本物のジェットコースターでよくないか……? コストとともに体験価値も下がってしまっているのでは……?」と思ってしまう。

 ……などと懐疑的になりながら進んでいくと、入口付近に……
 

 なんだこれ? 『ロボットファイト』……?
 


出典:https://tokyotower.red-brand.jp/

 なんと、パワードスーツのような外骨格を装着し、1対1で実際に殴り合って戦うアトラクションらしい!
 当たり判定体力ゲージ必殺技の概念があり、それらにVR含む各種技術が取り入れられている!
 

 しかも、バトル前に必殺技を自分で選べる形式らしい。こんなん絶対楽しいじゃん。

 しかし、これはさすがに超人気アトラクションで、別料金が必要。かつ、外骨格の装着に時間がかかることなどもあって、並んで待っている人がけっこういた。
 時間に余裕があればぜひと思うところだが、いったん先へ進もう。ただ、こんなアトラクションがあるくらいだから、なかなか期待が持てそうだ。
 

 フロアはぜんぶで4つに分かれているが、メインとなるのは3Fと4F。
 ちょっとしたミニゲーム程度のものから、大がかりなものまで、さまざまなアトラクションがある。総数で言うと20以上はあるだろうか。

 実際に身体を動かすものがほとんどなので写真や動画をなかなか撮りづらかったのだが、たくさん遊んできたので、そのなかで特におもしろかったものをどんどん紹介していくぞ!
 

 『ジャンプロープ ランニング』。2人まで同時プレイ可能。
 ざっくり言うと「縄跳びレース」。プレイヤーが縄跳びをすると、それに応じて自分のキャラクターが走る。連続で速く跳ぶとキャラクターが加速するが、引っかかってしまうと急減速するので、速く跳ぶか確実に跳ぶか、作戦が問われる。
 

ぼく「ウオオオオオオ!」
息子「二重とびしてる」
ぼく「ぼくは! 人と関わらないひとりの運動なら! めちゃ得意!!

 わざわざ跳びながら威張って語るような内容ではない。もっと人と関わったほうがよい。
 

 『バグハンター』
 身体を自機にしたスペースインベーダー。敵の弾を実際に左右に動いて避け、自分の弾は両腕を上げると発射される。
 これは単純だが、かなり楽しい。フロアの隅にあって気づかれにくいアトラクションということもありほかに人がぜんぜんおらず、10ゲーム以上は繰り返し遊んだ。
 ただ、腕がめちゃくちゃ疲れる。たとえば50体の敵を倒すには最低でも両腕を50回は上げ下げする必要がある。実際には弾はけっこう外すので100回は上げ下げすることになる。10ゲーム遊べば1,000回は上げ下げすることになる。
 プレイを通じて腕が鍛えられすぎて、体感だが太さが10倍になってしまった。ポチョムキンの腕かエルフェルトの太ももみたいになってしまった。
 

 ちなみにポチョムキンの腕とエルフェルトの太ももはそれぞれこれくらいである。凶器か?
 

 センサーとプロジェクションマッピングを組み合わせた『サイバースタジアム』
 床を譜面にした音ゲーが楽しめたり、
 

 クイズの正解を蹴る(踏む)ことでボールを飛ばしてゴールを奪う、クイズとサッカーを組み合わせたようなゲームもあったりする。ほかにブロック崩しのようなゲームもあった。
 「ひとつのフィールドで複数のゲームが楽しめる」というのは、こういうデジタル技術を用いたアトラクションならではだな、という気がして感心する。ちょうど、ゲームハードとゲームソフトみたいな関係か。ハードの制約はあるが、作り手のアイデアや技術しだいで遊びがいくらでも広がる。
 

 『エスケープアクション』
 高速で迫ってくる壁に人型の穴が開いているので、それと同じポーズを取ってくぐり抜ける、というもの。これはテレビ番組などでも似たものをよく見るのでわかりやすい。
 

 自分の身体のシルエットがそのままゲーム内に反映されるので、体型が細い人ほど攻略上のメリットが大きい。でも体型が太い人はぼくに愛されるという人生のメリットがあるので、結果トントン。好きだよ。
 

 レーシングゲーム『フラッシュレーシング』
 本物のレーシングカーに近いコックピット型コントローラーを使用して、マリオカートのようなアイテムを用いたレースゲームが楽しめる。アイテムのエフェクトやダメージはVR映像、音響、振動などを組み合わせて表現される。
 カーシミュレーターとしてのリアルの追求ではなく、「アイテム要素のあるハチャメチャレースゲームを現実でやったらこうなるよね」というのを表現しようとしているのはおもしろい。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に『マリオカート ~クッパの挑戦状』というマリオカートを再現したアトラクションがあるが、体験の方向性はあれに近い。
 

 VRゴーグルと銃型コントローラーを装着し、何種類かのFPSをプレイできる『VAR BOX』
 「VRゴーグルを着けてFPS」だけなら正直さほど珍しくないのだが、銃型コントローラーの重量感や射撃時・リロード時のフィードバックがかなりあってリアリティが感じられることと、隣にいる人と協力プレイができるのでその場で声をかけ合って連携が取れることが特徴。
 連携できるなら楽勝……と思いきや、「右は頼んだ!」「右って誰から見て右!?」みたいになるのでだいぶめちゃくちゃになる。それはそれで楽しい。
 

 そして、『ダルマさんがころんだ』
 子どもたちがいちばんハマっていて、ぼくも「これはおもしろいな」と思った。
 ちょっとホラーっぽい雰囲気になっているが、これは韓国ドラマの『イカゲーム』っぽくしているらしい。
 

 ルールは我々がよく知る『だるまさんが転んだ』とまったく一緒。振り向かれたときに動かないようにしながら少しずつ進み、鬼がいる画面端まで到達すればゴール。
 ただし、制限時間があるし、コースにはロープが張られていてうまくかいくぐらないと進めない。さらに、鬼が振り向いたときに動いてしまったかどうかはかなり厳しく判定される。おそらく、何台かのカメラでチェックされているのだろう。もちろん動いたのが見つかったら即アウトだ。

息子「ぜんぜんクリアできない」
娘「いま何回くらいやった?」
ぼく「もう10回くらいやったんじゃない? 人いないからまだやっても大丈夫そうだけど」
娘「大人のほうが有利なのかな?」
ぼく「いや、これは関係ないか、むしろ子ども有利だと思う。ロープかいくぐるのは身体が大きい大人のほうが大変なはず」
 

息子「ちょっと1回やってみて」
ぼく「え、ぼく? まあいいけど」

 ……

 …………
 

ぼく「できたわ。クリア
息子「すご!」
娘「なんで!?」
ぼく「もう1回やってみようか? 本気で存在感を消せばけっこうカンタンかも。学校の休憩時間に隅っこでひとりで黙々と本を読んだり文章を書いたりしてたときの感覚を思い出せば余裕だよ
 

 わざわざ進みながら威張って語るような内容ではない。もっと人と関わったほうがよい。
 

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    レゴランドのように混雑していないアミューズメント施設に詳しいゲムぼく。さん

  2. 名無しのゲーマー より:

    東京タワー回、なんでこんな闇が深いんだ

  3. 名無しのゲーマー より:

    だるまさんが転んだはちょっとやってみたいな

  4. 名無しのゲーマー より:

    パパぼくさんの記事は親戚の子供を連れてと出かける際にいつも役立っています

    こんな人があんなムチムチ狂気を隠しながら一般人の仮面を被って生活しているなん
    まさにジキルとハイドですね

  5. 名無しのゲーマー より:

    所々にむちむちを混ぜるな

  6. 名無しのゲーマー より:

    > でも体型が太い人はぼくに愛されるという人生のメリットがあるので、結果トントン。好きだよ。

    嫌な乙女ゲーすぎる

  7. 名無しのゲーマー より:

    >でも体型が太い人はぼくに愛されるという人生のメリットがあるので、結果トントン。好きだよ。

    さらっとこういう文章を混ぜてくるのほんと卑怯。私もゲムぼく。好きだよ♡

  8. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく。だって胸を張って生きていると思うと涙が出ますね

  9. 名無しのゲーマー より:

    (ゲムぼくに愛されるのはマイナスでは…?)

  10. 名無しのゲーマー より:

    のんびり遊べそうなのはいいね
    友達と行ってVRシューティングやってみたい

  11. 名無しのゲーマー より:

    健康的な東京タワーの観光日記のはずなのに
    ところどころで遭遇する闇が深い

  12. 名無しのゲーマー より:

    VRシステムの感知すら潜り抜ける存在感の消し方とかプロだなー

    VR系って結構体動かすイメージあるから体も遊びつつ体も鍛えれそう

  13. 名無しのゲーマー より:

    最後のちいかわの本 大人が読んでもいいらしいから買おうかな……

  14. 名無しのゲーマー より:

    好きだよ♡

  15. 名無しのゲーマー より:

    600段の階段登ってこれやったらだいぶ体力使いそう。
    でも楽しそうだなあ。

  16. 名無しのゲーマー より:

    むちむち〜〜

  17. 名無しのゲーマー より:

    スカイツリーってもう10年以上経つの?嘘でしょ?

  18. 名無しのゲーマー より:

    最近は人と係わってること多いですよね
    幾つになっても変わろうと思えば人は変われるんだなぁと

  19. 名無しのゲーマー より:

    スカイツリーが10年以上……?
    またまたぁ、スカイツリーって2〜3年前くらいでしょ。
    えっ本当に10年以上…?そっかぁ……

  20. 名無しのゲーマー より:

    VRのゲームって体動かすのもあるんだなあ。楽しそう

  21. 名無しのゲーマー より:

    高いところで闇に呑まれるのはやめなさい…

    てか、いつの間にここまではっちゃけ変身してたんだ、東京タワー。おもろいじゃん

  22. 名無しのゲーマー より:

    急に告白されても困る
    階段登った後にVRで運動する体力残っているのが凄いですね

  23. 名無しのゲーマー より:

    いつものパパぼく記事はほのぼのするんだけど、今回は読んだらこっちにも刺さって痛かった

  24. 名無しのゲーマー より:

    >> でも体型が太い人はぼくに愛されるという人生のメリットがあるので

    ダイエットする決意を固めることができました!
    ありがとう、ゲムぼく。さん

  25. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく。に紹介されているところは全て行きたくなるからすごい

  26. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく。さん忍者とかアサシンとかに向いてるよ多分

  27. 名無しのゲーマー より:

    楽しそう!
    > 本気で存在感を消せばけっこうカンタンかも。
    ここ強者感があって好き

  28. 名無しのゲーマー より:

    絶の達人か?

  29. 名無しのゲーマー より:

    これ5回ぐらいやり直してようやっとクリア出来たんですけど……?

  30. 名無しのゲーマー より:

    誕生日無料なので向かおうと思ってたところだ

  31. 名無しのゲーマー より:

    パパぼく。で遊ぶ娘ちゃんかわいい
    体動かす系のVRめっちゃ楽しそう〜

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