キミは超速&激アツの四輪駆動自動車プラモ『ハンディレーサー』を知っているか!?
ハンディレーサーは、株式会社ホビイが長年に渡り展開するレーシングカー型の駆動プラモデルシリーズ。
その組み立てやすさ、速さ、カスタマイズの奥深さなどに、子どものみならず大人まで夢中になり、漫画やアニメなども並行展開されて数十年前に大ブームを巻き起こした。全国のおもちゃ屋にコースが設置されて毎週のように大会が開催されていたほどだ。
現在は当時の子どもたちが親世代になったことや、漫画のリバイバルヒットなどもあり、より幅広い世代に浸透。ブームの枠を超え、定番おもちゃとしての地位を確立している。
そんなハンディレーサーは、現在でも多くの新商品が発売中!
アニメ『天火三走!』の主人公・勝利が最新作において愛機としており、初心者でも扱いやすいバルカンシャーシタイプのブレイズスピアや、これまでの常識を覆しパワーユニットをセンターに配置するカスタムシャーシ『シヴァシャーシ』の登場など、入門用から高度なものまで幅広いラインナップがそろう。
特にシヴァシャーシは、複雑な立体コースに適応させやすいことから上級者向け大会では高い割合で採用され、実績を残している。
最近は、ハンディレーサーを専門に取り扱う動画配信者なども多い。
有名どころでは、初心者向けから上級者向けまでさまざまなカスタム例をわかりやすく紹介する「ミッカネン」チャンネルがよく話題に挙がる。親子そろって動画を観ながらハンディレーサーを改造して週末を過ごす、なんて微笑ましい家庭も少なくないようだ。
このように、『疾駆!ハンディレーサー』はいまや単なる玩具の枠を超え、いっそ文化とでも言うべき……
……
…………
ウソです! ぜんぶウソです!
ぜんぶ架空です! 『アリス・ギア・アイギス』という変なゲームが一ヶ月くらいの期間限定イベントのためだけに緻密に練り上げた架空のおもちゃと架空の設定です!
ホビイも天火三走もブレイズスピアもシヴァシャーシもぜんぶ初出の言葉です! 初出なのにずっと前からある常識みたいなノリで話が進んでいくし当たり前のようにマシンやコースの専用グラフィックが用意されています! 怖!!
しかも悪質なことに、この『疾駆!ハンディレーサー 成子坂GP』イベントに登場する新キャラたちは、明らかにふだんのアリスギアキャラとは違う絵柄で描かれている。具体的にはだいぶコロコロコミックの雰囲気を取り入れたデザインがされている。なんかコラボイベントっぽい雰囲気が醸し出されている。
さらに悪質なことに、この手のアリスギアのイベントではいつも当たり前に登場しているアリスギアのレギュラーキャラたちの登場シーンにもわざわざテロップで名前紹介が入る。「ハンディレーサーきっかけでアリスギアを始めた人にもわかりやすいように」みたいな、いかにもコラボイベントっぽい配慮がされているように見える。
これらの演出のせいで、ぼくはこのイベントを始めて十数分は真剣に「ん? 予告なかった気がするけど、アリスギアってコロコロとコラボしたのか!? すごいじゃん! でも予告なしで急にやるの怖っ!」と思っていた。
しかし実際はコラボではなく、アリスギア運営が勝手に緻密すぎる設定を練り上げて勝手に独自作品を生み出して勝手に妄想でコラボっぽいことをしているだけなのでもっと怖かった。
イベントの主役は、ふたりの小学生。
ひとりは、三江原 真羽(みえはら まっは)。名前の由来はF1ドライバーのミハエル・シューマッハ。もうひとりは、相庭 世那(あいば せな)。名前の由来は同じくF1ドライバーのアイルトン・セナ。なぜ未来の宇宙を舞台にしたシューティングゲームで1990年代のF1ネタが出てくるのかは誰にもわからない。
このふたりのうち、世那は生粋のハンディレーサー好き。おそらく、小学生ならば日本全体で見ても有数だろうという本気度の高さであり……
なんと、自らの愛機であるあのミカヅチに、自分であのシヴァセパレートカスタムを施している! しかもわざわざ有名配信者であるあのミッカネンの治具(補助工具)を使って精密に加工するというこだわりぶり!
なお、ミカヅチもシヴァセパレートカスタムもミッカネンもこのイベントで急に誕生した初出の概念なのだが、イベント内では「みなさんご存じの」くらいの雰囲気でずっと進んでいく。怖い。読んでいると「あれ? もしかしてわからない自分がおかしいのか?」と不安になってくる。
ミッカネンさん、ミッカネンさん!
ミッカネンさんは次のワールドGP、タイヤ径は何ミリでいくんですか!?
えっ、22.6ミリ!?
うわぁ~~♡
やっぱり! やっぱりミッカネンさんはワールドGPでも独自性のある攻めたセッティングで魅せてくれるんだぁ~♡
念のため言っておくと、ワールドGPとタイヤ径もこのイベントでいきなり登場した謎の概念である。
意味がわからないが、世那がミッカネンに多大な尊敬と憧れを抱いているのが一瞬で伝わるこの会話自体は秀逸だと思う。でも秀逸さへの感心より謎の概念が常識としてポンポン出る恐怖が圧倒的に勝つ。
いっぽう、世那に比べると真羽は、ハンディレーサーのカスタムの腕はまだそこまで。
運営スタッフからも、高度なカスタム禁止の「プレーンカスタム」ルール(初出の概念)での大会参加はどうか、と提案されるが……
真羽はこれを断り、世那と同じキッズクラス(初出の概念)でのエントリーを敢行!
なぜなら、ハンディレーサー公式ルール(初出の概念)によると、学年や年齢によって出場可能クラス(初出の概念)が区切られており、世那と同じクラスで競えるのはこの成子坂GP(初出の概念)が最後だからだ!
真羽はなんとしてもバルカンシャーシ(初出の概念)搭載でコーナリング&ブレーキングに定評のある(初出の概念)ブレイズスピア(初出の概念)で世那のシヴァセパ成子坂仕様(初出の概念)ミカヅチ(初出の概念)に勝ちたいのだ!
もう逆に初出の概念じゃない言葉を探すほうが難しくなってきた。ただふつうにイベントをプレイしているだけで、同じ日本語のはずなのに言葉の意味がわからない異世界に転移したような気分を味わえる。
真羽の決意と想いにキュンキュンする大人たち!
はたして、勝負の結末は!? そして、淡い初恋の行く先は!?
衝撃の結末は、キミの目で確かめろ!
『疾駆!ハンディレーサー 成子坂GP』は、アリス・ギア・アイギス ゲーム内にて好評放送中! なんだこのゲーム?
しかもレースシーンは、わざわざこのためだけにマシンやコースがフル3Dグラフィックで描き起こされていて大迫力で展開されるぞ! そこまでする必要あった?
さらに、ストーリーを読むだけでなく、実際に自分でハンディレーサーのマシンを作れるお楽しみ要素も実装!
ステージをクリアしてパーツを集め、60人以上(過去のコラボキャラも含めると100人以上)のアクトレスから誰にカスタムを担当してもらうか決め、自分だけの最速マシンを作ろう! そこまでする必要あった?
パーツを集める際は、得意パーツを意識して編成を組もう! 60人以上のアクトレスにはひとりひとりに得意パーツが設定されているぞ! そこまでする必要あった?
作れるマシンは、全部で16種類!
イベント本編で活躍したブレイズスピアやミカヅチをはじめ、イベントには名前すら登場しなかったマシンも多数! もちろん16種すべてに独自設定と3Dグラフィックが用意されているぞ! そこまでする必要あった? 絶対ないよね?
怖すぎる。アリスギア公式のこの並々ならぬ情熱はどこから来るのか。
おそらく、この手のホビーを愛してやまないスタッフが開発・運営チーム内にいるのだと思うが、それにしても力の入れようが尋常ではない。
たぶん、「せっかくだからこのイベントを機に自動車模型やミニ四駆に興味を持ってくれる人が増えれば」的な意図も多少含まれているのだと思うが、コラボしているわけでもなんでもないのにその意図があることが怖いし、意味不明すぎて、こんなのに影響受けて買っちゃう人なんているわけが……
……
買っちゃった!
(2024/06/14(金)22:00- 作ろうぜ!ミニ四駆! ライブ配信)
コメント
ゲムぼく。もアリスギアアイギスもあいも変わらず狂しておられる
あら~♡
初出の概念で会話するって聞くと、富野アニメみたいだな
特にコラボをしていない方面の売上が伸びるゲーム
怒涛の(初出の概念)で流石に笑っちゃった
いいお客さんで草
ここが超速グランプリ難民のキャンプ地ですか・・・?
瀬那ちゃんの「わあ~♡」すき
判断が早い
アリスギアのイベントをこんだけ丁寧に説明するゲムぼく。さんもおかしいよ…
先日バンナム製タミヤ公式ソシャゲのミニ四駆超速GPがサ終になったので、それをやり込んでいた△のスタッフの怨念がこのシナリオを作ったんだろうけど
なおシールと色変えたタミヤ製アリスギアコラボミニ四駆販売自体はやろうと思えばできなくはない。倍の値段になるけど
ミニ四駆〜!
一体アリス・ギア・アイギスはその細かすぎて伝わらない情熱とこだわりを実現するためのリソースをどこから持ってきているんだ……
ミニ四駆を嗜んでるので初出の概念の数々も何となくアレのことかな〜と当たりを付けながら真羽少年の行く末を見守った
おそらく皆思ったツッコミ
ま た ア イ ギ ス か
静岡住まいで幼き頃はタミヤ主催の市内レースに参加しまくり
一度も予選突破できなかった俺が通りますよ
ちなみにレッツ&ゴーのアニメは数十週遅れでしか観れなかったぜ
アバンテいいよね。なんか、複数あるミニ四駆の世代の中間みたいな感じで
本当に申し訳ないんだけど
パンティレーサーに空目してゲムぼくさんの記事だからそうゆうものがあるんだなって勘違いしちゃいました
なるほど、ゲムぼく。がジャパンカップを目指す挑戦が始まるんだな。
コラボ予定であれこれ作ってたけどご破算になったから
独自設定を用意してパロディイベントにしましたってなら筋は通る
でも実際はスタッフの趣味なんだろうなって謎の恐怖がある
でも俺も変なブログの記事に影響されてコンビニスイーツ買いに行っちゃったしな……
最初から最後まで皆さんご存じみたいなノリで進むから自分がアリスギア始める前になんかイベントはさんでたのかなって思ったけど怒涛の(初出の概念)で「やっぱそうだよな…」って納得したわ
もうね、頭おかC。最高。
そしてきっちりミニ四駆沼入りの気配を漂わせている、ゲムぼく氏の前途に幸あれ
ゲーム内とはいえ自分専用のマシン作れて走らせれたら楽しそう
もしや記事の途中にあった子供たちとマシンを改造しても今後大きな振りに?
最後に買っちゃったするゲムぼく好きだよ…複数買ってお子様とレースしようねぇ
アバンテ…それはいつの時代もミニ四レーサーの憧れのマシン…
はたしてゲムぼく。さんはアリスギアの影響でどんだけ新しいジャンルのお買い物をしたのだろうかw
多分msシャーシのフレキ治具とかが元ネタなんだろうけどこれが書けるのは絶対に内部にミニ四駆好きがおる・・・
シヴァセパレート(MSフレキ)製作配信待ってます
これもしかしてボーボボが唐突に敵と謎のゲームで戦い始める回みたいなイベント?
これ(コラボイベント)見てミニ四駆買うと思ってました!
お疲れ様です。
……こんな調子だと割とマジで往年のコロコロキッズホビーアニメとのコラボを本当にやり始めそうなのがまた……w
材料集めて組み合わせるお菓子作りイベント初出のイベントフォーマットが
料理以外に始めて応用されたイベントです。
お菓子作り→バレンタインチョコ作り→ミニ四駆作り
うん…この方式生かすの苦労してそうだ…
このゲーム、いつも変なところに金を使ってるな……(困惑
皆さんもう忘れたかもしれませんが
これは先週の記事で紹介した勇おねえさんの御披露目イベントです
勇おねえさんこの記事にほとんど出てないけど
初出の概念を畳みかけてくるところでダメだった
このゲームいっつも新キャラ実装イベントで肝心の新キャラを置いてけぼりにしてるな
今までアリスギアくんの事「なんなのこのゲームwwww」って笑いとばしてたんだけど、今回は割とガチで恐怖を感じたわ。
ミニ四駆より綺麗なお姉さんに囲まれていた時の思い出ばかり思い出しちゃうだろこんなの
あっさり流されてますね…と言いたいですが自分もあるむちむちブログに影響されて先日ローソンの増量キャンペーン楽しんできたところなので人のこと言えないですね
いつものノリなので、まあいつものヤツだねって軽く流してたけど、やっぱり普通にあたおかだよね、このゲーム
なんか雰囲気がシャイニングスコーピオン感あるな…1本のゲーム並みに作り込んでてこわ…
ミニ四駆沼はRCカー沼より深いので、ゲムぼく。がハマって抜け出せなく…なったら面白いかもしれん
烈豪当時にミニ四駆のバッタモンあったからマジでそれのアプリの紹介記事かと思った
キャラ名が入る演出は最近の他イベントでも導入されてるので、今回が特別というわけでもないんですよね。…と一応ツッコミ。
復刻イベントは対応してないので、気づきにくいのは仕方ないんですが。
3Dアクションシューティングゲームの影響で美少女プラモを作ってダライアスバーストをプレイして旅行に行ってコードギアスを視聴して鰹節を削ってミニ四駆を作った男
なんで??
結果的にアリスギアアイギスがゲムぼく記事のジャンルに幅を持たせてくれてるまである。
アバンテって35年前位に出たような
まだ現役なのかあ
以前アリスギアの生配信だったか運営チームが出した同人誌だかで「成子坂製作所ハンディレーサー部」の記述がありました。そう言う意味ではハンディレーサーの存在自体が初出と言う訳ではないのですが
まさかここまで作り込まれた概念だったとは思いもよらず……
桐生ちゃんといいどうしておぢさんはミニ四駆にはまるのか
レッツゴー作品のモデルじゃなくてエアロアバンテ選ぶ所がしぶい
美香さんがハンディレーサーやってるとか、イベント方式が昔からあったのの改訂版だとか下地はあるんだけど、ハンディレーサー周りの単語は初出だらけだし、フル3Dのレース画面出されるし、アリスギアアイギスは頭おかしいな!ってなるのよ…
この必要以上に力の入ったイベントがアリスギアの恐ろしいところなんですよ
降って湧いた新設定や新キャラクターが
さも当然のようにしれっと出てくると
カブトボーグ感がある
俺も駒添絵伝ちゃん以外にも目を向けるべき時がきているのかもしれない……
以前にもナデちゃんのイベントの為だけにわざわざバイクの3Dモデル作ったりしてたから今更では?
と思う辺り毒されてるんだろうか
昔は600円だったのに高くなったなあ
と思ったら、電池以外はついてるのか…
モーターやグレードアップパーツまで…
むちむちにしちゃいけないミニ四駆とかゲムぼく。さんに1番合わない趣味だろ
読者に対し平然とニンジャ動体視力やら
ニンジャ第六感やらを要求してくる、
某ニンジャが出て頃す小説めいている
ミニ四駆沼へのダイブおめでとうございます。
お買いになったエアロアバンテスターターは付属モーターがレブチューンなこと以外はそつなく安定して走れるマシンなのでアトミック辺りに変えてやるとどこのコースでも楽しめる一台になるかと思います。
ARシャーシはいいぞ。クセもすごいけど。
その勢いで来月から3ヶ月連続で発売される爆走兄弟レッツ&ゴー!!全3シリーズの廉価版Blu-rayBOXも買うんだよ!
アバンテが出た頃は抱き合わせ商法全盛期だったので
小学生の財布には厳しかった思い出
でもゲムぼくさんも勝手にコラボしたり勝手にPRしたりするから似たようなもんですよね?
何ならミッカネンさんも、ミカ・ハッキネン由来だろ!誰が分かるんだよ!どんなおっさんホイホイ何だよ!
俺はジオグライダーで行く
仮にゲムぼくさんがミニ四輪初めたとして攻略情報無し、トライ&エラー自分で得た知見のみで現代のジャパンカップ優勝チャンピオンズ入りは沼どころかサポートチーム無しで太平洋泳いで横断するようなもんなんじゃ。