運動してぇ~!
アスレチック的なところで有り余る体力を解き放ちてぇ~!!
ぼく「……ということで、小旅行がてらアスレチック施設に行かない?」
娘「いきたい!」
息子「パパもアスレチックするの?」
ぼく「するよ。ぼくはかつて電脳世界の韋駄天と呼ばれた人間だぞ」
息子「だれによばれてたの?」
ぼく「2ちゃんで自分で名乗ってそういうコテハンやってた」
というわけで……
やってきたのは、神奈川県横須賀市!
ぼく「横須賀って知ってる?」
息子「しらない」
娘「パパはくわしいの?」
ぼく「詳しいよ。来たことはあまりないけど、少し昔に横須賀のことは調べ尽くしたからね」
娘「なんで?」
ぼく「艦これスレで横須賀住民を名乗ってマウント取るために」
JR横須賀駅から、ヴェルニー公園を徒歩で通り抜けること約10分……
コースカベイサイドストアーズという大型商業施設に入り、5Fに上る!
着いた!
バンダイナムコアミューズメントが手掛ける室内型アスレチック施設、『スペースアスレチック トンデミ横須賀』だ!
複数のアスレチックコースのほか、トランポリン、クライミング、エアーラン、各種スポーツ、バンナムならではの最新技術を駆使した体験型ゲームなどがさまざま遊べるらしい。全年齢対応なので、大人も子どももみんなで楽しめる。
娘「あっ、フィッシャーズのサインある!」
息子「ホントだ!」
どうやらここは、娘と息子がよく観ているYouTuberも来たことがあるらしい。
ぼく「お~、すごい! フィッシャーと言えば、ぼくもかつてニュー速で数々の釣り師にだまされて」
息子「ほかの人のサインもある!」
娘「すご~い!」
ぼく「聞いておくれ」
トンデミは、時間制&定員制。
事前に予約していれば時刻通りに入れるし、定員制なので混みすぎて遊べないということもない。
利用時間は店舗によって多少異なるようだが、この横須賀店は90分制らしい。
ざっと見る限り、体験できるアクティビティ数がかなり多そうだから、90分で遊びきれるかは不安だな。遊び足りない感じにならないといいのだが。
受付を終え、専用のリストバンドと靴下を受け取る。
リストバンドは利用時間帯を可視化するために、靴下は運動時に滑らないために必要なものとなる。
なお、今回の利用時間帯は12:00-13:30の90分間。
初利用時は会員登録手続きがあったり説明を聞いたりする必要があるので30分前には着いてください、とWebサイトに書いてあったので、11:30には着いておいた。
とはいえ、あらかじめWebで事前予約や仮会員登録を済ませておいたおかげか、手続きはすぐ済んだ。
利用開始時刻(12:00)までちょっと時間があるので、場内を見学して回る。
娘「わー! アスレチックのコースだ! これぜったいやりたい!」
ぼく「これがエアーランってやつか! このなかを走り抜けるのか。Fall Guysっぽさがあるね」
息子「たしかにフォールガイズっぽい!」
ほかにも、かなりの数のアクティビティがあることを確認。
やはり時間内にぜんぶ遊びきろうと思ったら、テンポよくあちこちに行く必要がありそうだ。
利用開始時刻直前になると、場内中央の広場みたいなところで準備運動が始まる。
これはとても大事だ。ケガしないように、しっかりやっておこう。
スタッフ「では、ご利用開始時刻になりました! お楽しみください!」
娘「わ~!」
息子「わ~!」
ぼく「ウオオオオオオオオオ!!」
まずはトランポリンだ!
いろんな形のものがあって楽しい~!
トランポリンを使って前方に勢いよくジャンプし、的に向かってダイブするアクティビティ!
これは盛り上がる! ふたり同時に跳べるので対戦すると盛り上がるぞ!
トランポリンを使ってダンクシュートを決めるアクティビティ!
かっこいい~!
娘「これ、トランポリンだけで90分たっちゃいそうなくらいたのしいね!」
ぼく「ホントにね! あっ、ここに『技に挑戦してみよう』みたいなの書いてある。こう、跳びながら横にくるっと1回転してみる感じのやつとか。スケートのジャンプみたいだな」
娘「えっ、むずかしい! パパできる?」
ぼく「まかせろ。なんなら5回転でも10回転でもやってやる! 見てな!」
……
ぼく「ウッ……ウェッ……ウッ、ウェェェ……」
娘「パパ、だいじょうぶ?」
ぼく「だ、大丈夫……ちょっと酔っただけだから……気にせず跳んできていいよ……」
楽しすぎて自分の三半規管の貧弱さを忘れてしまった。
ぼくはバスに5分乗っただけで酔うタイプの人間である。
次は、空中に張り巡らされたロープの道を歩く『ロープウォーク』!
これは上からの撮影はできないので下からだけ撮ったのだが、なんなら下から見るだけでもめちゃくちゃ怖い。
実際に上に登って歩いてみると、床がすべてロープの網なのでスケスケであり……
ぼく「あっあっ、落ちる、これは、あっ、もれっ、こわくておしっこもれちゃう」
息子「パパがんばって、こっちがすすむコースだよ」
ぼく「あっあっ、ありがとう、あっ、もれっ、おトイレは? おトイレはないの?」
息子「おトイレはないよ」
ぼく「あっあっ、ああ~~~~」
減速装置つきの安全ロープをつけてさまざまな形のクライミングを楽しむクライミングウォールエリア!
娘「えっ、こわい! たかい~!」
ぼく「大丈夫!? 途中で降りてもいいんだよ! それたぶんいちばん高いところで5mくらいあるよ! ヤバいよ!」
娘「こわいよ~、こわいよ~」
娘「いけたよ~」
ぼく「いけるのかよ?」
ぼく「おっ、すごい! いちばん上まで登れたね!」
息子「てのあせがやばかった! あ、これ、ここにタイムがのってる」
ぼく「お~、ホントだ。てっぺんでボタン押すまでの時間を計ってくれるのか。本格的だな」
息子「これって、せかいいちはやい人だと、なんびょうくらいなんだろ」
ぼく「どうなんだろう……範馬刃牙と野見宿禰なら1秒くらいでいけるのか?」
息子「だれそれ?」
赤チームと緑チームに分かれ、ステージ内にある光るボタンを押しまくっていく対戦ゲーム!
クイックアクションアリーナエリアと言うらしく、全6ステージある。これはアツい!
息子「パパ、たいせんしよう」
ぼく「おっ、いいのか? このステージは身長あるほうが有利そうな気がするけど、いいのか?」
息子「いいよ! ジャンプすればぜんぶとどくもん」
ぼく「わはは、よかろう。リーチの差と体力の差を見せつけてやろう」
息子「やった! かった!」
ぼく「オエエエエエ! ウッ、ウェッ、オエエエエエ!!」
娘「パパ、だいじょうぶ? いきてる?」
ぼく「ウッ、ウェッ、だいじょっ、だいじょウヒュ、ヒュゥ、ウヒュウ」
娘「やばいおとのいきがでてる」
場内の自販機で売っているアクエリアスを買って30秒くらいで飲み干した。
汗だくだったので一瞬でなくなった。
よし、体力回復!
スポーツアトラクションエリアのドッジボールで勝負だ!
娘「これ、どうやってあそぶの?」
ぼく「ええっと、ここに柔らかいボールが10個くらいあるから、これを拾って投げて、相手側のコートのゴールに当てるとポイントが入るっぽいね」
息子「たのしそう!」
ぼく「だから、とにかく時間内に投げまくってポイントを稼いだり、逆に相手が投げてくるボールを弾き返して防いだりするんじゃないかな」
娘「やってみよう! スタートボタンおしていい?」
ぼく「よし来い! ふたりまとめてかかってきやがれ! ぶっつぶしてやる!!」
娘「かった!」
息子「やった~!」
ぼく「……ヒュゥ……ウヒュゥ……グッ、グェホッ! ゲホッ! ゲッヒュ! バヒュッ!」
娘「パパがしんでる」
息子「おみずのむ?」
ぼく「アッ、ありがっ、ゲッヒュ、ヒュッ、パヒュッ、パフュー、ムッ!」
息子「パフュームっていってる」
その後も、ディスクゴルフをしたり……
自分の身体をコントローラーにして遊ぶアクションゲームをやったり……
リアルFall Guysのようなエアーランをしたりした!
このエアーランはふたりで対戦ができるようになっており、タイムも計ってくれる。並んでいる人もそんなにいなかったので、子どもたちは何度もくり返して遊んでいた。
ちなみに、ぼくはこのころには体力が完全に尽き、なにもしていないのに「コヒュー、コヒュー、パフューム」と変な息が出るようになっていたのでやめておいた。
そして、主要なアクティビティをおおよそ一周したあたりでちょうど90分が経過し……
退場の時間!
息子「たのしかった~!」
ぼく「楽しかったね!」
娘「もうおわりなの!?」
ぼく「けっこうたっぷり遊んだでしょ。90分って短いかと思ったけど、意外としっかり遊べるな。ヘロヘロになるくらい疲れるし」
娘「え~、あと90分いけるよ」
ぼく「いけないよ」
娘「いけるよ」
ぼく「保護者がパフュームパフューム言いながら倒れちゃうかもしれないよ」
娘「いいよ」
ぼく「いいのかよ?」
体力を回復するために、建物内にあるフードコートでドーナツをたらふく食べた。
息子「トンデミまた行きたい! つぎはいつにする?」
ぼく「いやいや、けっこう遠いから、そんなしょっちゅうは行けないよ。これ小旅行みたいなものなんだから」
娘「あしたもう一回いこうよ」
ぼく「あしたなんて絶対筋肉痛で動けないよ」
娘「あさっては?」
ぼく「あさってもだよ。大人はね、筋肉痛が2日くらい続くことが平気であるんだから」
息子「なんにちつづくの? 4日くらい?」
ぼく「うーん、4日はさすがにないかな。4日も続くのはけっこうなおじちゃんか、おじいちゃんかも」
5日続いた。
コメント
おじちゃん……
いけるのかよ?でむせるほど笑ってしまった
おじいちゃん……
おじいちゃん,,,
急に運動するとしんどいよね…
電脳世界の韋駄天も筋肉痛には勝てなかった
もはやゲロぼくじゃん
あと有り余るのは体力じゃなくて性欲でしょ
平和親子シリーズほっこり
口を開けば2ちゃんとバキの話しかしてないの
インターネットに育てられたバケモノ感があって好き
自販機の価格がこういう施設にしては結構良心的でいいなって思いました
おじいちゃんだ……
横須賀に詳しい理由が最悪すぎて好き
余りにも貧弱な肉体で草生えた
性欲の漲りからしてそんなに年齢いってないだろうし、単純に運動不足なのでは?
筋肉痛5日継続はおじいちゃん通り越してもう長老レベルなんよ。
ゲロとおしっこ漏らしてませんか?
おじいちゃん、変な声で泣くようになって大変だったね
ヌくまでの速度は今でも韋駄天だよね
負けることが運命に決められてるレベル
おじいちゃん…
わっふるわっふる!
パパぼく。ガチ嗚咽シリーズ好き
電脳世界の韋駄天なのは普段のゲームブログからも伝わってくるよ、ナニが韋駄天かは言わないけど
いつまでも10代20代のつもりで身体を動かそうとするけどもう取り戻せないものがあるんですよね。わかるわ。
パパぼく。はほんと面白いな
もしかして祖父が陸奥の乗員だったとかなんかの飛行機乗ってたとかの方ですか!?
同じビルに入ってるよこすか軍港めぐりもでっかい船を近くから見られるのでぜひお子さんとどうぞ
ゲロぼく。
ゴリゴリの地元来てて草
レゴランドと違って人がいるのか
パパぼく。本当に好き
トンデミの魅力が伝わるし面白い記事なのに
一日前がfanzaなの頭おかしいだろ
パパぼくの小物悪役ムーブだいすき
パパぼく。ほんとおもろくて好き
この後にいつもの変なやつ来たら寒暖差で体調悪くするくらいには好き
子供が2人もいる年齢になるともう無茶できないのわかりみ。
フォールガイズを話題に出した時にようやく会話成立してて草
ゲムぼくファミリーが地元に来てたの嬉しいし生で見たかった
曽祖父が陸奥の乗員だった都合でうちの家系横須賀に縁があるんだが、俺自身は全く横須賀について詳しくないのでゲムぼくにマウントとられてしまう。
やっぱりパパぼくが子供に勝てるのはひとり遊びだけなのか……
冒頭につらいエピソードはさむのやめてもらえません?
旅行ネタは毎回面白い
家のすぐ近くに来てて滅茶苦茶笑ったw
横須賀のCoCo壱は裏メニューに海軍カレーがあるらしい
今日も楽しい記事だった だいぶ子供たちからの扱いもいい意味で雑になってきてますね
また子供の前で尊厳破壊されてる…
でもこういう風に遊んだり連れてってもらった事って子供が大人になっても案外覚えてるもんだから何年か後になっても思い出せる日になってるといいね。
ちゃんと健康体でいてね
>娘「やばいおとのいきがでてる」
この発言、狂おしいほど好き。
ん~、ゲムぼくはよく一人で下半身の運動してるはずだがダメだったか
>> バスに5分乗っただけで酔うタイプの人間
ちょっとハードモード過ぎないか?
その体で頑張ってるのはマジ尊敬するわ…
もう、おじいちゃん!さっき抜いたばかりでしょ!あまりやり続けると血が出ますよ!
最後に出てきたポケモンのドーナツかわいくていいね
それを食べるゲムぼくはかわいくないぞ身の程を弁えろ
艦これ関連で横須賀によく行くようになった自分が言うのもなんだけど詳しい理由がひどい
ちょくちょく黒歴史暴露したり死にかけたりと自虐が過ぎますよ。
死にかけの父親のパフューム発言を聞いた息子さん娘さんの気持ち考えたことあるのかよゲムぼく。おじいちゃんは
たぶん語ってもない恥しかない過去の話を盛り込んだ記事を書いてる暇があったら毎週アクティビティに連れて行ってやって一緒に体力を鍛えてこい
ゲムぼく。さんは二児の父のエミュが上手くてすごいです尊敬します。
久々のまともな記事だ!賢者タイムか?
ゲムぼく。のブログって先入観のせいでヴェルニー公園がいかがわしい言葉に思えた
頑張りすぎてダースベーダーみたいになってるパパぼくさんえらい
これじゃもうゲムぼく。じゃなくてジジぼく。かゲムわし。じゃないか…
はwww腹いてえwwwwww
アスレチックで遊んだだけでここまで面白くなるのはずるい
行きたくなるほどすごくいい記事なのに、会話や体力から衰えを感じて読んでる私まで無駄に傷ついた……
それはそうとお子さんとのやりとり可愛くてよかったです。
ドヤ顔で子供に勝負挑んで負けるまでの流れがもはや名人芸の域。
パパぼく。記事好き。
お子さん連れなら本当に楽しそうな施設だ。
パパぼく回好き
最近娘さんに扱い方が何となく理解られてるゲムぼく。さん可哀想で可愛い。
読んでるとそういうアミューズメント施設に行きたくなる良記事。
トンデミは、チョコレートディスコのように甘くない、てか。
おじいちゃんお大事に
コースカはJRで行けば降りてすぐだし空いてるしいいよね