2019年1月に幕張メッセで開催された、JAEPO(ジャパンアミューズメントエキスポ)2019。
目当ては同時開催の闘会議だったのだが、ついでに行ってみたら驚くほど楽しかった。最新のゲームを試遊できるし、グッズももらえるし、子ども向けのアミューズメント機器もいっぱいあって親子で楽しめるし。詳細は前に記事にした通りだ。
そして、約半年が経ったいま、ゲームセンターに遊びに行くと……
あっ、水でっぽう大冒険(バンダイナムコテクニカ)だ!これ試遊した!子どもと一緒にやった!ホントに水で射撃するシューティングで、パワーアップアイテムを取ると実際に放水の量や勢いが変わってめっちゃおもしろかったやつ!夏に遊ぶと涼しくもなれて一石二鳥のやつ!
あっ、スーパーヘリコプター(加賀アミューズメント)!これもやった!グルグル回ったり上下動したりしてそれだけでも楽しいのに、モニターとハンドルで運転遊びもできる神ゲー!子どもたちが2回も3回も試遊させてもらってたやつ!
JAEPOに展示を出して宣伝して、興味を持ってくれたところと商談に入って、交渉して、受注して、納品して、稼働開始して。
その期間が、たとえば半年くらいなのだろうか。最近、これらに限らず「あっ、JAEPOで見たやつ!」という新型機器をあちこちのゲームセンターで見るようになった。
この体験、ふたつの意味でめちゃくちゃ気分がよい。
まず、世間的には最新のはずのゲームを自分はすでに知っている、という優越感。なんだか業界人っぽい気分に浸れる。
そして、もうひとつ。
JAEPOでうちの子たちが楽しそうに遊ぶ様子を「よかったぁ〜」と心底安堵した顔で眺めてくれていた、メーカーや販売店の人たち。あの人たちの情熱を垣間見てきたからこそ、その成果物が実際にゲームセンターに置かれていることが、うれしくなる。こっちまで幸せな気分になれる。
あのときタダで遊んだ水でっぽう大冒険とスーパーヘリコプターを、今度はお金を払って遊んだ。お金を払うのがイヤどころか、むしろお金を払えてうれしいとすら思った。
両ゲームはどちらも、数人の順番待ち列と、大勢のギャラリーが発生していた。なんとなく物珍しくて見ていただけの人も多いだろうが、「えっ、あれホントに水鉄砲で攻撃するんだ。おもしろそう」とか「ママー!あのヘリコプターのりたいー!」とかいう声が聞こえてきた。
メーカーの人たち、販売の人たち、この光景を見たら、うれしいだろうなあ。
家庭用ゲームやソーシャルゲームに比べると、ゲームセンターのアミューズメント機器は、その作り手にスポットが当たることは少ない。
でも、ぼくは少しだけ見てきた。みんな本気なのだ。作る人も売る人も、本当にいいゲームを世に出して、遊ぶ人を笑顔にしたいのだ。
なにも知らなくてもすぐ楽しめるのがアーケードゲームの魅力だが、作り手や売り手に思いを馳せながら楽しむアーケードゲームも、けっこうおもしろい。いや、そうとうおもしろい。
みなさんもぜひ、JAEPOに行きましょう。そして、もっともっとゲームセンターに行きましょう。アーケードゲーム業界で働く人たちを大金持ちにしていきましょう。
コメント
ゲーセンの楽しみって本来これなんだってすっかり忘れてた
普通にゲーム業界に貢献する記事で引いた
樹村さんってサイコパスなのかな?
少し前の記事はちんちん連呼してたよね?二重人格なの?
引くなや
引いたとか冗談でも言うほうが引くわ
一生懸命仕事をする人やそれを讃える気持ちをも嘲笑って何になるんだか
確かに体感型遊具もゲームですよね
今まで当たり前にあって、作った人とか考えた事なかったです。
子供向けだから適当とかじゃなくて子供向けだからこそ真剣に向き合って作ってるんでしょうね。
いつものアレな記事の合間に突然真面目なの入るのホント好き。どっちも最高です。
大金持ちにしていきましょうで笑ったし今日はゲーセンに行こうと思った
ゲーセン小僧だった大昔はAMショーとか行っていたけど、やっぱりメーカーの人にもちゃんとリアクションした方がwin-winだよね
良い記事でした
最寄駅の徒歩5分圏内にゲーセンが10軒以上あったけど、5年間で2軒になった。
小規模な所はもう殆ど残ってないけど、タイトーステーションとかの大きい施設だけでも生き残って欲しいな。
プチ炎上しとる