
ゲームのエイプリルフールは、いま流行っているものをパロディするのがいちばん盛り上がる!
いま流行っているものといえば、そう!

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B34MJKJV
チクタクバンバン(1981年)だよな!
は?

ということで、約400年後の宇宙を舞台にした3Dアクションシューティングゲーム『アリス・ギア・アイギス』に、古のボードゲーム『チクタクバンバン』をオマージュしたミニゲームが登場!
チクタクバンバンは、1981年に野村トーイから発売された。400年後の宇宙じゃなくて45年前の日本じゃん。
ちなみに、この大昔のゲームを元ネタにしたミニゲームをエイプリルフールで実装する流れは、まったく同じタイミングで『ブラウンダスト2』でもあった。
あちらは『ギャルズパニック』という1990年のゲームが元ネタなのだが、ギャルズパニックは『クイックス』という1981年のゲームが元ネタなので、45年前。奇跡的にアリスギアが元ネタにしたチクタクバンバンと同期である。ぜんぜん違うゲームなのに変なところでシンクロしてんじゃないよ。

この最新ミニゲームは、ホーム画面に置かれている最新パソコンから遊ぶことが……

ぜんぜん最新じゃない! もうやだこのゲーム!
これなに!? PC-9801かなにか!? だとしたら1982年だが!? あっ、さっきのチクタクバンバンは1981年だから、1年進んでる! 最新だ! 最新じゃねーよ!!

当時のマウスや各種コネクターの形状も忠実に再現されている。するな。
ちなみに、この大昔のPC自体はエイプリルフールネタでもなんでもなく、アリス・ギア・アイギスでは平常時からときどき出てくる。出てくるな。

では、さっそくプレイしてみよう!
公式の説明文によると、最新ミニゲーム『山手通四十六次』とのこと。1981年のゲームを1982年のPCで遊ばせておいて最新を名乗る根性がいっそ清々しい。
ちなみに、「山手通(やまてどおり)」というのがわからないので、調べてみた。
全国にいくつかあるらしいのだが、アリスギアの主要舞台をふまえて東京の話だとすると、

出典:https://www.douroweb.jp/region13022/c004yamate.html
このへんの道路(都道および国道)のことらしい。
ざっくり、板橋~品川。ちょうど真ん中あたりで成子坂製作所がある新宿を通るので、おそらくこれのことだろう。
勉強になった。400年後の宇宙のゲームをやっているのに現代の東京に詳しくなってしまった。

ゲーム内容は、ざっくり言うと「道路パネルを入れ替えて道をつなげ、自動で歩き続けるキャラをスタートからゴールまで導く」というもの。
それだけで言うと、チクタクバンバンの派生作品であるエポック社の『つなげルート』に近いが、下記のような独自性がある。

■道中に「困っている人」がランダムに出現。そのパネルを通ると人助けをしたことになる。
■人助けをするごとにスコアが上がり、一定ごとにランクアップする。
■スタート(自宅)とゴール(成子坂製作所)の位置は固定だが、最初はゴールは表示されていない。一定人数以上の人助けをするとゴールが出現する。
■制限時間があるが、早くゴールしてもスコアにタイムボーナスはつかない。
■ゴールすると「助けた人数×100点」が出勤ボーナスとしてスコアに加算される。ゴールしなかった場合でも、出勤ボーナスが得られなくなるだけでスコアはつく。
■道路工事など、いくつかのお邪魔パネルが出現することがある。
つまり、このミニゲームは、延々とスコアを稼ぎ続けるゲームでもなければ、早くゴールに行くゲームでもない。
「可能な限り散歩して片っ端から人助けをしつつ、遅刻で怒られないギリギリの出勤をめざし、でもまあ最悪遅刻しても人助けがたくさんできればOKなゲーム」なのだ。
……

めちゃめちゃよくできている!
操作キャラであり、アリスギアの主人公である比良坂 夜露(ひらさか よつゆ)の生態が完璧にゲームに落とし込まれている!
夜露は、散歩が趣味で、困っている人を見たら放っておけない性格。そのせいで遅刻することも多い。もちろん遅刻は悪いことだとはわかっているのだが、どうしても優先順位は「人助けすること>遅刻しないこと」なので、あまり改善されない。

そう、これは単なるチクタクバンバンのパロディではない!
もともとボードゲームだったチクタクバンバンや派生作品のつなげルートにデジタルならではのゲーム性を加えつつ、それがすべて「比良坂夜露でなければならない理由」にもなっているという、パズルゲームとしてもキャラゲーとしてもとんでもなくハイクオリティな作品なのだ! エイプリルフールの一発ネタでそんなハイクオリティなものを作るな!

けっこう夢中になって何回もやってしまった。
いったんSランクを取るところまではいけたが、突き詰めれば30,000点くらいまでは狙えそうだ。かなりやりがいがある。エイプリルフールの一発ネタでそんなやりがいのあるものを作るな。

すごいミニゲームだ。
アリスギアが作るミニゲームは毎回おもしろいのだが、今回は「ゲーム性」と「比良坂夜露のキャラクター性」の2点で特に独自性が高く、歴代でも屈指の完成度だと思った。
あえて文句のつけどころを探すなら、やはり「なぜ2026年に45年前のゲームを……?」ということだろうか。いくらなんでも、2026年4月にチクタクバンバンはあまりにも関係がなさすぎる。
……
…………

えっ!?

えっ、えっ!?

出典:https://www.megahouse.co.jp/megatoy/products/item/5552/
なんと!
この2026年4月、『チクタクバンバン』が復活してメガハウスから発売されるらしい!
なにこれ!? 偶然!? それともこれに合わせてミニゲームを!?

出典:https://www.megahouse.co.jp/megatoy/products/item/5552/
しかも今回のミニゲームと同じような、ゴールをめざす新ルールも追加されている!
なにこれ!? 奇跡!? それともそこまで合わせてきたのか!?
怖い! どっちにしても怖い! エイプリルフールにこんな怖いことするな!!
(2026/04/03(金)22:00~ やろうぜ!アリス・ギア・アイギス!エイプリルJKSP)



















コメント
アリスギアは年齢層高めのゲームだからチクタクバンバンリアタイ世代もギリいるかもしれない
45年前は嘘だよ
嘘だよ……
3.5インチFDD搭載機に外付け5インチFDDドライブを増設してるとことか、PC本体にモニターや周辺機器用のコンセントが付いてるとことか、レトロPCに対する解像度が高すぎる!
タイトルは江戸時代に存在した「東海道五十三次」という宿場と、それをモチーフにしたサン電子のゲーム『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』から来てるかも。今から40年前のゲームです。
これはブラダス2コラボの布石…!?
やだ…このブログ昭和の臭いがする…
レトロゲーム週間が始まってるな…
年中エイプリルフールみたいなトンチキイベントを連発しているせいで逆にエイプリルフールでやることなくて真面目にミニゲームを作るしかなくなった哀しきモンスター…
原作(?)と違ってパネルをかなり自由に入れ替えできるけど
咄嗟に必要なルートを組み立てないといけないのでそれがちょうどいいバランスのゲームで楽しい
これ常設してくれてもいいのでは…?
最初は全然点数でなかったけど無限にぐるぐるするサーキット作ったりできるようになってから楽しくなって時間が溶けた
空き時間にやりたいからもう買い切りのアプリで出せ
本体と8インチFDDドライブを接続するSASIケーブル&ドライブ本体にあるデイジーチェーン用コネクタといい、本体のサービスコンセントといい、レトロPCに対するこの解像度の高さは何なんだよw
(しかも拡張バスが縦向きなのでPC9801ではなくまさかのAT互換機)
メガハウスと言えばデスクトップアーミーを出してるところですね
超エキサイティングなオモチャを思い出すわあ
外付けドライブの厚みを見ると、8インチフロッピーディスクのような気がする。
PC再現度高い
懐かしすぎるw
おじいちゃんじゃないと分からない話題を平気でぶち込んでくるアリスギア
・スペースキーで高速化
・お邪魔パネルも困った人パネルもUIとして制限時間が一目でわかる
・同じ所をグルグルすると安定するけど後半はその周回毛色をシステムが潰しにくる
・Sを目指すだけなら簡単だけどSNS上で最高点を狙うとかなり高度になるゲーム性
すごい面白かった
>「可能な限り散歩して片っ端から人助けをしつつ、遅刻で怒られないギリギリの出勤をめざし、でもまあ最悪遅刻しても人助けがたくさんできればOKなゲーム」
よろちゃんのミニゲームとして完璧すぎるデザインだ
もしかして後からチクタクバンバンコラボが来るのか…!?
>> 外付けドライブの厚みを見ると、8インチフロッピーディスクのような気がする。
本体のFDDドライブがラッチの形状的に5インチなので、外付けは8インチで間違いなさそうですね。
本体5インチFDDに外付け8インチFDDを繋げるようなPCの割には色数が出過ぎている
400年後の技術ってすごい(ぐるぐる目)
400年後の世界からしたら400年前と445年前は誤差だからセーフという理論
なおアクトレスたちはスマホで連絡を取っている模様