女たちの英雄譚。番外編『アルムなんていらなかった』[FEエコーズ]

　前回、ラストバトルをクリアしエンディングを迎えた、初見クラシックハード女性キャラ限定旅。
　クリア後に初めて情報収集を解禁し、攻略サイトなどを見てみたわけだが、衝撃の情報を目にした。

「ラスボスのドーマは、リザイアでも倒せます」

　な、なんだと！どこにもそんなヒントなかったじゃん！どう考えてもファルシオンしか効かない流れだったじゃん！

　……と思ったらそれもそのはず、これは裏技だった。正確には、原作の『外伝』に「ドーマにはファルシオンしか効かないはずがリザイアも効いてしまう」というバグ（設定ミス）があったらしく、『Echoes』では原作リスペクトであえてそのバグを仕様として残した、ということらしい。

　なるほど……リザイアでいいということは、必須と思われていたアルムがじつは不要ということか……
　あの弱っちいアルムを介護しなくていいならば、ぜんぜん違う戦い方ができるかも？っていうか、もしかしたらドーマを瞬殺できるかも……？

　よし、やってみよう！
　神竜ドーマを最強の聖女コンビでぶちのめす！
　

【下準備】

　ラストバトル直前のデータをそのまま使うが、余っているドーピングアイテムをエフィとシルクに使っておく。
　

　両者の装備は、LUCが上がる天使の指輪で統一。必殺率を少しでも高めるのが狙い。
　

【1ターン目】

　まず、エフィとシルク以外の全ユニットをマップ端に逃がしておく。敵がだんだん迫ってくるが、衝突する前には決着をつけるつもりなので問題ない。
　

　シルクのワープで、エフィを限界いっぱいまで最前線に飛ばす。
　そしてすかさず……
　

　エフィのレスキューで、シルクを呼ぶ。シルクはエフィよりも前に立つことになるが、これでよい。ドーマにシルクを攻撃させることが狙い。
　エフィだとDEFが高いため、ドーマは射程外からの魔法（アイビーム）で攻撃してくる。シルクだとDEFが低いため、ドーマは射程1-2の触手で攻撃してくる。これならリザイアで反撃でき、ドーマのHPを少し削れるのだ。
　

【2ターン目】

　強いので死ぬ心配がないエフィはエンジェルで、HP吸収で安全を確保したいシルクはリザイアで、ドーマを削る。
　ちなみに、エフィとシルクは互いに支援効果があるため、ペア適性は高い。
　

　必殺（クリティカル）も出て、削りは順調。
　必殺率はもともと40%程度あるため、2回攻撃なら一度も発動しないほうが珍しい。
　

【3ターン目】

　ドーマのHPは残り60程度。
　エフィとシルクのリザイア計4発が全弾当たるか、エフィが1回でも必殺を出せば撃破できる。
　そして……
　

　エフィが攻撃を仕掛けた瞬間、戦闘前会話イベントが発生！これは勝利確定だ！
　なお、本来はアルムがトドメを刺す前提のため、戦闘前会話も当然アルムが「ここまでだ、ドーマ……！」と叫ぶ。叫ぶのはアルムだが……
　

　戦うのはエフィ！
　どういう状況？ポケモントレーナーとカイリキーみたいなもん？
　

　いけっ、カイリキー！インファイトだ！
　カイリキー渾身の一撃により、ドーマはあっという間に倒れた。
　

　まず、リザイアで本当に倒せたことにびっくり。次に、アルムが不要になるだけでこんなにラクにクリアできるのかとびっくり。

　また、今回は3ターンかかったが、極めれば1ターンクリアできることもわかった。
　たとえば、エフィ、ジェニー、アルムあたりから2名を限界まで育て、同2名をシルクとティータのワープでドーマ前に飛ばし、2名が必殺を複数回出す。それで1ターンクリアできるはず。
　ヒマな人はぜひ試してみてほしい。
　

　エフィに指示を出す以外はマジで何もしていないのに立てなくなり片膝をつくアルムの図。おじいちゃんかよ？