やるぞ! ユミアのアトリエ!
2025/03/21(金)、アトリエシリーズの最新作『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』発売!
気になる! とりあえず体験版で最初の4~5時間くらいは遊べるっぽいから、それで感触を確かめよう!
豆知識だが、アトリエシリーズは外伝作や移植作を除いた本編作品には「A○○」というナンバリングが振られており、たとえば初代の『マリーのアトリエ』はA1。最新作のユミアはA26にあたる。えっ、もう26!? 怖い! なにそのペース!? 親戚の子どもの成長より早くない!? 1年に5本くらい出てない!?
ぼくはアトリエシリーズのそこそこのファンである。
全作やっているわけではないが、やったことがある本編作品の主人公を軽く平等に紹介しておくと、下図のようになる。
①マリー:『マリーのアトリエ』の主人公。錬金術士アカデミーの劣等生。同作は当時としては斬新な「世界を救わなくていいRPG」として人気を博した。
②エリー:『エリーのアトリエ』の主人公。マリーに憧れて錬金術士に。ファミ通PSで連載していた『エリーのアトリエ 南からの留学生』という漫画が個人的にめちゃめちゃ好きだった。
③ヴィオラート:『ヴィオラートのアトリエ』の主人公。愛称ヴィオ。異常にんじん愛者。エンゲルスピリットが狂ったように強い。いつもなにか食べていてかわいい。
④ロロナ:『ロロナのアトリエ』の主人公。シリーズ中興の祖で、ロロナで初めてシリーズに触れた人はかなり多い。その人気から続編にも引っぱりだこ。
⑤ライザ:『ライザのアトリエ』の主人公。いまに至るシリーズ人気を確立させた、アトリエシリーズの顔。人気がありすぎて主役作が3作も出ている。
⑥レスナ:『レスレリアーナのアトリエ』の主人公。オールスター系のスマートフォンゲームだが立派な本編作品。根っからの錬金術士オタクで各作品の主人公を先輩錬金術士として心から尊敬している。
⑦ユーディー:ユーディット・フォルトーネ。マリー、エリー、リリーと続いたザールブルグシリーズから心機一転、ストーリーもシステムも刷新したグラムナートシリーズ最初の作品『ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士~』の主人公。同作はプレイステーション2で2002年に発売された。10月10日生まれ、身長160cm。早くに親を亡くし、16歳にして錬金術士としてひとりで店を切り盛りする少女。苦労の多い生活だが、持ち前の明るく元気な性格でみんなから好かれており、相棒のおしゃべりなオウム「フィンク」とともに日々を過ごしている。しかしある日、客からの依頼で『竜の砂時計』という時間を操る道具を調合している最中に爆発事故が発生。目を覚ましたユーディーは、なんと竜の砂時計の暴走によって200年後の未来に飛ばされてしまっていた。なにもわからない未来の世界。混乱と不安で頭がいっぱいになってしまった彼女は絶望……しなかった! そりゃあ、ちょっとは怖いけど、たぶん、きっと大丈夫! どこにいたって私は私だし、フィンクもいるし……なんたって、錬金術があるんだから! 錬金術士としての腕前と、生来の積極性と行動力、おっちょこちょいだが優しくて誰からも愛される人柄を武器に、200年の時を超え、ユーディット・フォルトーネがグラムナートの歴史に名を刻む! そのハチャメチャだが人を惹きつけてやまない生き様から、ついた異名は「嵐の風雲児」! はたしてユーディーは未来世界で『竜の砂時計』の材料を集めて調合し、元の世界に戻ることができるのか!?
あいつユーディーのことになると早口になるよな。
というわけで、『ユミアのアトリエ』を3~4時間くらい遊んだ。YouTubeで配信しながら2時間くらいプレイし、そのあとも少しプレイした。
アトリエシリーズの本編作品にしっかり触れたのはけっこうひさびさなのだが、率直な感想は……おもしろい! これは体験版だけで済ませるのはもったいない! 製品版も買うぞ!
以下、「グラフィック」「キャラクター」「システム」「価格とエディション」の観点から、それぞれの個人的所感をいい部分も悪い部分も含めてまとめておくので、ぜひ参考にしてほしい。
【グラフィック】
う、美しい……!
グラフィックはかなりよい。
もちろん、機種による違いやPC版の場合はスペックによる違いが多少あるだろうが、個人的には、ムービーシーンも通常プレイ時も、キャラクターも各種オブジェクトも背景も、すべて大満足。
これは期待通りで、もともと準最新作である『レスレリアーナのアトリエ』が異常なほどグラフィックのクオリティが高いので、まあユミアもそうとういいだろう、とは思っていた。
特にキャラのグラフィックに関しては「それだけでウリになる」と製作陣も強く認識しているようで、ことあるごとにユミアをはじめとする味方キャラをポージング&カメラワークで見せつけてくる。
メニューを開いただけでこれである。すばらしい。作品の強みをよくわかっている。
ぼくはPC(Steam)版でプレイしているが、グラフィック設定はかなり細かく変えられるので安心。
ちなみに、ぼくは『MSI Stealth 15 A13VF-2603JP』という1年半くらい前のゲーミングノートPCを使っており、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptopなのだが、「High」設定で問題なく動く。ライブ配信など、バックグラウンドで負荷がかかる処理をする場合は「Normal」にしたほうがいちおう安心かな、くらいの感じ。
いろいろ試した感じだと、フレームレートを30fpsで妥協すればかなり軽くなりそうだったので、PCで遊びたいがスペックがギリギリという人は参考にしてほしい。
【キャラクター】
ユミアかわいいね!
ユミア・リースフェルト、むちむちでかわいいね!
豆知識だが、「ユミア・リースフェルト」をローマ字に変換して並び替え、それをぜんぶ捨ててぼくの好きな文字列を並べると「アア〜・ムチムチフット〜」になる。ユミアがむちむちなのも必然かもしれない。
そして、ユミアはいい性格をしている! 想像よりだいぶアクティブで粗雑!
キャラクターデザインを初めて見たときの印象は「ちょっと暗くておとなしめ?」だったのだが、プレイしてみての実態は……
抜群の身体能力とジェット噴射機能つきのブーツで、蹴り技で戦うゴリゴリの格闘戦キャラ!
銃も使うが、遠距離戦で敵を仕留めるわけではなく「銃でビビらせてからダッシュで近づいて蹴り飛ばせばええやろ」という戦闘スタイルだぞ! 文明の利器を得た野蛮人か?
宝箱を足でゴンッと蹴って開ける!
開け方がわからないならまだしも、目の前に取っ手があっても蹴って開ける! プレイしていると十数分に一回は箱にローキックをかますユミアが見られる! どういうプレイなんだ!
鉱石はハンマーでていねいにコンコンと叩いて採取……ではなく、「そりゃ!」と言いながら杖の頭をゴンゴンゴンと激しく打ちつけて破壊! 銃も兼ねてる精密な杖なのにそんな扱いでいいのか!?
そして見てくれ! このドヤ顔を!
銃の弾切れを心配する仲間に対し、「錬金術なら銃の弾丸もすぐ作れますから」と説明するユミアのこの顔を! 今年のDOTY(ドヤ顔オブザイヤー)最有力候補!
ユミア以外のキャラも魅力的で、たとえば序盤から仲間になる明るくて優しいアイラや、
いまにも乳首が浮きそうなむちむちアンダーシャツのヴィクトルがいる。
ゲームを進めていけば、きっとほかにもいろんな
!?
出典:https://atelier.games/yumia/jp/characters/nina.html
とんでもないむちむちのお姉さんがいる!!
【システム】
全体的には、「素材収集&アイテム作成の要素が特に充実しているオープンワールド系のアクションRPG」と考えればよい。
基本操作は「最近のアクションRPGってだいたいこうだよね」というのに準じているので、多くの人になじみやすいはず。
特徴のひとつは、戦闘。従来のアトリエシリーズに比べると、アクション要素が強くなっている。
ただ、アトリエシリーズのファンにはアクションが苦手な人も多いであろうことも考慮してか、じつは見た目よりだいぶやさしい。そもそも難易度設定があるし、敵が強い攻撃をしてくる前には明確な警告(攻撃範囲の表示)が入るので回避しやすいし、自キャラの移動も完全に縦横無尽に走り回るわけではなく、いわば「2ライン制3Dバトル」みたいな感じになっているからだ。
図にすると、こう。敵を中心に見えないサークル状のラインが2本あって、そのライン上で戦うイメージだ。
最初は「なんかわかりづらいな……」と思ったのだが、少し遊ぶと、これのおかげで「距離や方向がずれて攻撃が当たらない!」とか「敵の攻撃の避け方がわからない!」とかが起きづらいことに気づいた。アクション性がありつつも、アクションが苦手な人への配慮も感じられるので、アクションが苦手なぼくとしてはかなり気に入った。
全滅してしまったときのペナルティは『エナジー』が約半分になるというもの。
エナジーは冒険開始時には基本的に100%あり、容易に補充が可能なものなので、実質的にペナルティはほぼないと言ってよい。
ただ、50%以上ないと復活できない関係上、ペナルティを踏み倒せるのは1回の冒険につき基本的に1回限りなので、「やられたらアトリエに戻って回復する」のが基本となる。
「1回までならペナルティはないけど回復に戻らなきゃいけないリスクはあるよ」というのは、いいバランスの取り方だと思う。
シリーズの象徴である錬金術は、「なにかを作るにはそのレシピの習得が必要」「選んだ素材によって完成物の品質や効果が変わる」といった基本は同じ。
チュートリアルをやっただけだと理解しづらい部分もあるが、何回か自分でやるとだいたいわかる。仮にわからなくても、自動調合機能が優秀なので、それをポチポチやっているだけでもいい感じの物ができる。
それはそうと……
なんだその「製作スタッフがユミアのおっぱいとお尻を両方見せたくて用意したんだろうなぁ……」みたいなポーズは!
なんだその!
謎の錬金ダンスは!
史上初! ダンスでアイテムを作る錬金術士!
いちおう設定としては、大気中などに存在する『マナ』を操る関係でユミアはこういう動きをすると錬金術の精度が上がるらしいのだが、真の理由は製作スタッフがユミアに踊ってほしかったからである。そんなことが許されていいのか!?
まあかわいいからいいか……
ちなみにこの「かわいいからいいか……」は極めて重要な感想で、ハウジング(家具配置)が操作しづらいことや、一部UIがわかりづらいことなどの細かな不満も、これのおかげでだいぶ許せる感じになっている。ユミアのかわいさはすべてを解決する。
ただ、フォトモードのズームインがかなり遠くで強制ストップになるのだけは許さんぞ!
接写させろ! ユミアの太ももを接写させろ! ここだけいますぐアップデートしろ!!
【価格とエディション】
出典:https://atelier.games/yumia/jp/
ユミアのアトリエは、展開されている機種も多いが、エディションもかなり多い。
パッケージ版も3種類あるし、ダウンロード版も3種類ある。ダウンロード版は、11,110円の『デジタルデラックス』、15,620円の『デジタルデラックスwithシーズンパス』、9,680円の『通常版』がある。新作かつ大作なのでしょうがないが、正直どれもかなり高い。
ただ、結論から言えば、これは通常版を買えば充分。デジタルデラックスやデジタルデラックスwithシーズンパスは、攻略に有利な装備・アイテムなどがついてくるわけではなく、ただ着替えが増えるだけなので、
そりゃあ!!
ウオオオオオオオオ!
アッ、アッ!
アアアアア~~~~!
ありがとう!
デジタルデラックスwithシーズンパス!
(2025/03/21(金)22:00- やろうぜ!ユミアのアトリエ!)
コメント
更新遅いなと思ってたらめっちゃハマってたw
やっぱりゲムぽく。さんの、記事はイイ。
案件でもないのに、良さが伝わる。
あいつユーディーの事になると早口でキモいよな…
ボトムズのコピペかと思う箇所があった
発売日にこれだけ分かりやすい解説記事出すエネルギーが凄い
宝箱の開け方雑で可愛い
ヨシ!!!!!!!!
思ったよりだいぶおもしれー女だった
ライザじゃなくてユーディーのほうで早口になってるのは意外だった
>ただ、フォトモードのズームインがかなり遠くで強制ストップになるのだけは許さんぞ!
言うべき事はハッキリ言う漢ゲムぼく
冒頭から強火のユーディー長文で読者を威嚇するのやめな?
結構面白そうだな
買ってみるかなぁ
>やったことがある本編作品の主人公を軽く平等に紹介しておくと
平等とは…
愛がアップ!みたいなポーズしやがって……
ちゃんと所々不満点がある部分ははっきり言うゲムぼくすき
バトルシステムの解説がゲムぼくのくせに分かりやすかった
少しガリガリに痩せてる主人公と思ってたので(末期)
ムチムチお姉さんとムチムチ胸板があるなら興味でてきた
シーズンパスに雑に水着セット入れてくるのずるい
つい買っちゃう
正直ライザ(というよりリラとか)があまりにもムチムチすぎてちょっと合わなかったのでこれくらいがちょうどよくて好き。あと単純にユミアの造形めっちゃいいよね・・・
ただイラストがジェノサイドカッターじゃん、て言われてもうそれにしか見えない
スマホで記事読んでたらユーディーの説明がスクロールしてもしても終わらなくて怖くて泣いちゃった
ユミアのレビューを読みに来たはずなのにユーディーの怪文書を押しつけられた
>ちなみにこの「かわいいからいいか……」は極めて重要な感想で、ハウジング(家具配置)が操作しづらいことや、一部UIがわかりづらいことなどの細かな不満も、これのおかげでだいぶ許せる感じになっている。ユミアのかわいさはすべてを解決する。
今まで見たどのレビューより核心を突いてる
お疲れ様です。
「蹴り技主体。銃も装備しているが、基本的には銃撃を牽制に用い蹴り技を本命とする」
なんて平成1期の銃ライダーみたいな戦い方を生身でやるなんて随分大胆な娘ですね……。
アトリエシリーズ触ったことないんですが今回は気になってます
えっ◯なのはよく分かりました買います
そもそもズンパス自体が見当たらない?ので、withズンパスを買うしかない気がする。
アトリエはトトリから入ったけど、狂ったようにやってたのは不思議シリーズだなぁ。ソフィー良いよ……。
GPUが2080Sで全部High設定でも60FPS張り付くくらいには軽い
どどど童貞ちゃうわ!
ライザのゴン太むちむち下半身体型に比べて、ユミアは下半身カチカチのケツ肉がケツ筋に変わってるタイプの下半身だから差別化がしっかり出来ている
文字を全部捨ててるだけだから「・(中黒)」はちゃんと残ってるの小賢しいな
ユーディの長文語りはいつものゲムぼくと耐えたのに、ヴィクトルの『乳首浮きそう』で不意打ちくらったくやしい。
い つ も の
ところで鉄拳コラボ来ますがどうします?
(やるとは思ったけど鉄拳ってまじか。とは思ってる)
買うか♠
ユミアは脚がよく見える格好にすると太ももがムッチムチ
デジタルデラックスとデジタルデラックスwithシーズンパスには「ぷにバッチ」っていう攻略に有利な装備が(一応)付いてるっす
ギリギリ遊べなくはない程度のオンボロPCでプレイしてるのが申し訳なくなる程度には面白い。プロローグでガラス窓を突き破りながら登場するユミアちゃんワイルドすぎて好き
ユーディーの早口長語りを生放送中に口頭でやってたのが一番の衝撃。
ムチムチの権化みたいなライザじゃなくユーディーで早口になるのは予想外でした
ユーディット・フォルトーネは、
くまさん
むにー
が可愛すぎて永遠に聴いていられると言うことは覚えておくといい
有能で最速なレブーをありがとう!感謝!
ひたすらムチムチ言い続けるかと思ったら
ちゃんと紹介していた
エライ
ファンタジーなRPGは敬遠してたけどFar Cryシリーズみたいなオープンワールドなら興味が出てきた
蹴り箱空けは某超忍を思い出すな
そういえばブサさんもムチムチだった
着替えをもらえるのは大事だからね
ユミアさん可愛いなー、買おうかなー
南からの留学生懐かしいですね
ユーディ愛が溢れた紹介ありがとうございました!
ドヤァ好き
並び替えの件反則だろ
ヴィクトルをそう言う目で見てるのがわかった
ユーディー画像デカいし長いよww
BotWのリンクも蹴ったりパンチしてたりしてたけど、やっぱりちゃんと丁寧に開けるモーションにしたとしても距離を合わせるのが難しくて結局亜空間鍵開けみたいなのになっちゃうだろうから仕方ないんだろうな
キックやパンチならある程度距離感あってればいいわけだし
ズンパスはしばらく待つが追加マップがあって追加素材と追加レシピもあるから調合ガチる人には必須だぞ
不思議シリーズのフィリスのアトリエがオープンワールドだったけど、同シリーズと比べてPS4が轟音立ててたから壊れそうかもわからんしどうしようかな…って悩んでたけど、ゲムぼく。とコメント見るに割と軽め?な感じだから買うかぁ!
フラミィを的にして銃の練習してたとかフィールドで話してて草生え散らかしたわ
ええんかそれで!
この時期はやりたいゲームが多くて悩んでいたけど、この記事見て購入を決意した
ところでコーエーテクモといえば謎のゲームDOA VVPがもうすぐ出るわけですが
ゲムぼく。さんは如何されますか?
やってみたけど概ね似た感想になって笑った
操作性とかUIがカスでも世界観とキャラの魅力でカバーしてるからトータルではヨシ!って感じ
…んまぁ正直、令和のゲームとして微妙な物足りなさが無いわけではないけども
アトリエシリーズだとマナケミアが好き
Switch版を買いました!
コンシューマーではイリス以来、きっちり最後までやったと言う意味ではエリー以来のアトリエですが、すでにめちゃくちゃ楽しいです!
調合システムがなんとなくエリーのブレンド調合感があるのと、ユミアがとにかくアグレッシブに動くのでみてるだけで満足度が高いですね
戦闘はどんなもんかなと思いましたが、記事を見て納得しました
確かにこれ、テイルズで言うところの2ラインLMBSだ
ちょっと戦闘中に画面がごちゃごちゃするのが難点といえば難点ですが、勝利ポーズでコケるユミアでプラマイ+2千万点くらいあるので些細なものですね
冷静に考えると、アトリエシリーズの女主人公(男主人公は2人しか居ない気もするが)の大半はおもしれー女な気もする