よし、覚醒技のチャンス!
ここでジュガント・ダ・パルフェーオ(632146+HS)を当ててウォールブレイクすれば倒しきれる!
必殺! ジュガント・ダ・
……
Missシャルロット(236+HS)が出たけど!?
ジュガント・ダ・パルフェーオと見せかけてのMissシャルロットという誰も望んでないフェイントが出て倒し損ねたけど!?
あっ、あっ、
ああ〜〜〜〜〜〜!
太ももふっと〜〜〜〜〜!!
ぼくは対戦格闘ゲーム『アアアア〜〜 フット〜〜』(別名:ギルティギア ストライヴ)をプレイしている。
相手と戦いながら、太い太ももが揺れる技を探す宝探しゲームだ。
ぼくにとってはこれが初めて本格的に遊ぶ格ゲーなので、楽しくていろんな記録をよくつけている。
たとえば、プレイ時間。エルフェルト=ヴァレンタイン実装のほぼ直後にあたる2023/12/10(日)に購入し、そこから毎月20時間くらいプレイしている。
ただ、2024年2月はまるまる1週間くらいプレイしなかった時期があり、その影響もあってプレイ時間は15時間と少なめ。自分の体感値としても「もうちょっとやりたかったな」というのがある。
そのせいか……
オンライン対戦で自らの腕前の指標となるランクタワー適正階層は、2月上旬に10Fに到達したのだが、約1週間のブランクの後に8Fまで落ち、いまは9Fにいることが多い。
まあ、これ自体は別によいのだ。初心者が1週間も手を止めれば実力が落ちるのは当然な気がするし、そもそも適正階層は直近5~6戦の結果でコロコロ変わるので、わりと相手しだいなところがある。
問題は、感覚として「実力が落ちた」ことはわかるのだが、具体的になにがどう落ちたのかはわからないことだ。そのせいで、「なんかアレかな~、慣れの問題かな~、とりあえずやってれば調子が戻るかな~」と、深い考えなく対戦をくり返し、特段の発見や手ごたえなく、なんとなく勝ったり負けたりする、という時間がしばらくあった。
これはかなりもったいない。
いや、それでも充分楽しいからいいと言えばいいのだが、努力している実感がないのが気になる。
「オンライン対戦をくり返す」というのは努力っぽく見えそうな行為ではあるが、ぼく個人の定義では努力とは「理想と現実のギャップを埋めるための主体的な行動」のことを指すので、ただ漫然と対戦するのは努力とは呼びがたい。
ぼくの理想はエルフェルトの太ももをご神木より太くし太陽より輝かせることなのだから、それに向かって自ら考えて行動してこそ努力だ。
やはりここは、しっかり自己分析して課題を発見することから始めなければ。
いちおう、ただ漫然と対戦していた時間も含めて直近の戦績はそれなりに把握できているので、相手キャラ別に「対戦頻度×勝敗」で整理してみた。
もしかしたらこれで、「実力が落ちた」の正体がわかるかも……と思って作り始めたのだが、すぐわかった。なんなら作っている途中で課題が特定できた。
問題はここだ。
負けているほうではなく、対戦回数が多くてもいまだ安定して勝ち越せている相手。ソル、ブリジット、カイ、エルフェルト。もちろん相手によるし調子にもよるが、だいたい8:2~6:4で勝っている。
これらのキャラになぜ勝てているかは自覚がハッキリあって、読み合いに勝てているからだ。
特に、ソル、ブリジット、カイはわかりやすい。いわゆる「昇竜拳」と呼ばれる、無敵時間のある対空必殺技を持っているキャラだ。ソルならヴォルカニックヴァイパーがそれ。
そういう技はエルフェルトの主力必殺技であるチェーン・ロリポップやボンボン・ショコラへのわかりやすく強力な対抗策になるのだが、わかりやすく強力であるがゆえに、エルフェルト側としてはいつ撃たれるかが予測しやすい。
よって、チェーン・ロリポップを撃つフリをしてヴォルカニックヴァイパーを誘い、それをガードしてカウンターする、みたいなことが狙ってできる。
もちろん、失敗すればリスクはあるわけだが、直近ではわりと読みが当たることが多い。
対エルフェルトは同キャラ戦なので、相手がどんな技を持っているかはすべてわかった状態での戦いになる。
なので、これも読み合いの要素が強く、直近でも読みが当たることが多いのでいちおう勝ち越せている。
というわけで、ハッキリしたことがある。
冒頭で「自分の実力が落ちた」と感じたとき、ぼくはそれを「読み・勝負勘」のような思考・感覚的なものか、「操作の速度・精度」のような技術的なもののどちらか、あるいはその複合だと思った。
しかし、どうやら前者ではなさそうだ。いままでできていた読み合いができなくなった、みたいな話ではない。
ということは……操作の速度・精度が落ちている!
ジュガント・ダ・パルフェーオが出ない! 空中Missシャルロットも出ない!
明らかに前より出せなくなってる! 人は1週間サボるだけでこんなに目に見えて腕前が落ちるのか!
でもまあ、スポーツなどを思い浮かべれば、そりゃそうか、という気もする。なんなら勉強だって、毎日やっていた英語を急に1週間休んだらいくつか英単語を忘れるなどするだろう。
トレーニングモードで相手が動いていない状態で落ち着いて入力すれば、いまもほぼ確実に出せる。
しかし、ウォールブレイク狙いで急がなければならないときや、あと一撃で勝負を決められるときをイメージして入力すると、かなりの頻度で失敗するようになっていることがわかった。
さすがに入力成功率は過去の記録を取っていないが、以前が70~80%くらいだったとしたら、いまは50~60%くらいに落ちている感覚だ。50~60%ではさすがにリスキーすぎて実戦で使えない。
よし、これで今回の課題がハッキリしたな。
課題と言うにはいまさらすぎる気もするが、とても大切なことだ。
いま足りないのは、コマンド入力の基礎練習だ!
今日からしばらく、ギルティギア ストライヴを起動したときは最初の十数分をコマンド練習の時間に充てるぞ!
問題があるのはジュガント・ダ・パルフェーオと空中Missシャルロットのふたつなので、まずはこれを1P側と2P側でそれぞれ25回ずつ! 2×2×25=100回を欠かさず反復! 時間がある日は200回でも300回でも反復!
プレッシャーがない状況なら100%成功は当然として、厳しい状況でも80~90%は成功するようになりたい!
というのを、1週間くらい続けて……
とりあえず、ふたたび10Fにある程度いられるようになった!
まあ、適正階層の変動は表面的な結果に過ぎなくて、本質はコマンド入力ミスが明らかに減ったことだ。思った通りに太ももを揺らすことができている。
いい感じだ。やっぱり、ただ対戦をくり返すよりは、分析に時間を割き、課題を設定して努力したほうが最終的な解決が早い気がする。これからもメニューを改善しながら続けていこう。
そして今回、大きな発見がひとつあった。
この「コマンド入力の反復」というのはいわゆる基礎練習なので、めちゃくちゃ地味であり、正直すぐ飽きてしまうのではないか、と心配していたのだが……
ああ~~~~!
太ももが太い~~~~!!
入力するたびに躍動する太ももを観察できる!
こんなんいくらでも続けられるよ! ご褒美タイムだよ! これをメインモードにしろ!
基礎練習、楽しい~~~~~!!
コメント
キッ…
モチベって何よりも大事なんだなぁ…(社会性フィルター)
> ぼく個人の定義では努力とは「理想と現実のギャップを埋めるための主体的な行動」のことを指す
ここめっちゃかっこいいこと言ってない?
勝ち負け関係なく楽しめるのはすごいなぁ、と常日頃思ってたけど太ももだけでここまでエキサイトできるのはさすがにすごいを通り越して怖いかもしれない
それはそれとしてエルフェルトの負け顔もめちゃくちゃかわいいですね
勉強になります(性癖以外)
相変わらず滅茶苦茶対戦からの分析能力が高く、基礎練習の大切さも認識しており
それを対戦に活かすこともできる
>相手と戦いながら、太い太ももが揺れる技を探す宝探しゲームだ。
ただこのゲームへの認識が人と違うだけなのだ
>ぼくは対戦格闘ゲーム『アアアア〜〜 フット〜〜』(別名:ギルティギア ストライヴ)をプレイしている。
ここの滅茶苦茶さ毎回好き
これを見に来てるまである
>ジュガント・ダ・パルフェーオと見せかけてのMissシャルロットという誰も望んでないフェイントが出て倒し損ねたけど!?
相手は望んでたかもしれない…と思ったけど自分だったらいっそ潔く倒して欲しいから望んではないな
もはやパブロフのげむ……
サイコパス並に冷静で思考の根源がおかしい
プロもコマンド練習は毎回やってるし、正しい
自分でたどり着けるのはすごい
「好きなキャラなら練習も苦じゃない」は実は本質情報かもしれない
大学出てから英単語がほぼ全てすっぽ抜けた身には突き刺さる例えがあった
エルフェルトは正直上に行くほどキツいから初心者が10Fに居座れてるのは相当凄い
これも太もも愛の成せる技か
途中いい話してたのに結論が毎回キモいんだよな
> 努力とは「理想と現実のギャップを埋めるための主体的な行動」のことを指すので、ただ漫然と対戦するのは努力とは呼びがたい。
これ、対戦数だけ無駄に重ねても意味がないという定説の簡潔で適切な説明になっていて良いと思った
やはりエ…キャラ愛に勝るモチベはないな
>>努力とは「理想と現実のギャップを埋めるための主体的な行動」のことを指す
ゲームでも他のことでもこれを意識して実践できるのってすごく立派な人だと思う、見習いたい
思わず努力について辞書を引いてしまった
皮肉ではなく心から見習いたいと思う
ちょっと時間空いてやると技出ない、判断ポンコツになるからちょこちょこやるか、やり直す時に簡単に操作のリハビリやらなきゃとは思うけど、ついつい対戦やりたくなっちゃうからちゃんと基礎練やってて偉いです。
コマンド練習でトレモ篭るのはつまんないけどそれが出来る奴が強くなるというのは格ゲー界の鉄則だがそれが楽しめる奴がいるなんて…
ウメハラの配信中の虚無の如き昇竜反復練習とか見ると、ね
あと、キャラが好きで動かして楽しいってのは本当に大事。
デカ乳居合キャラがテクニカル過ぎて諦めたことが2回もある
今日の毎日新聞夕刊で取材されていたのを見て来ました
太ももの話ばかりしてて怖いです
ゲムぼくを倒すにはポチョムキンかアクセルだな
この人太ももさえあればどんなゲームでも本気でやってくれそう
ワァ…ムチムチダァ…
フトスギヤ モモサイズ
新聞デビューした日にどんな記事出してんですか
いや、平常運転か
エルフェルトの太もも、ラストオリジンじゃん
いち格ゲーマーとして真面目に尊敬できる。
ただ対戦をするより、自分の負けた課題の発見や分析が出来るのは凄いし、それを克服するための練習を時間かけてやれるのは偉すぎる。
俺も太ももに脳を浸すか…
好きなキャラは勝っても負けても地味な練習でも動いてるだけで可愛くて幸福度が増すから気持ちはちょっとわかる
動機は何であれ基礎練のモチベになってるのなら良いと思う
『アアアア〜〜 フット〜〜』(別名:ギルティギア ストライヴ)
もはや原型が無くなってて草
適正階層のデータこまめにとってたり得意苦手をパワポ化してるの偉すぎる
>ぼく個人の定義では努力とは「理想と現実のギャップを埋めるための主体的な行動」のことを指す
まともな事言ってる…
PCDAをちゃんと回せるやつは何やってもうまく行くんだという説得力が凄すぎる
でも性欲ドリブンなんだよな…
これは強くなる人
デッドオアアライブやってむちむち発狂するゲムぼくもみたいな
凡事徹底とはまさにこのこと
何事も基礎の上に応用が乗るものだから、地味に見えて効果は計り知れないですよね
ほんとにすげえよ
格ゲープレイヤーが言い訳しがちな「読み負け」に逃げずキチンと分析をして次に活かす姿勢に背筋が伸びるけど太ももモンスターなんだよなぁ