ぼく「よし、まだ朝イチだからそんなに人が並んでないな。泊まったシャボテンヴィレッジがすぐ近くで助かった」
娘「歩いてすぐなのすごいね」
ぼく「すごいよね。いい場所にあるなあ」
ぼく「えっ! こ、これ……? これに乗るの……? 高くない……? 落ちるのでは……?」
息子「みんなおちてないからだいじょうぶだと思うよ」
ぼく「ほんとに……? 怖くない……?」
息子「こわいのはこわいと思うよ」
ぼく「ギエエエエエ! ヒィィィィ! お、落ち着け! アリスギアアイギスExpansionのOPを歌って落ち着くんだ! 駆~け~だした未来をつ~かま~えヒィィィィー!!」
という感じで……
大室山(おおむろやま)にやってきた!
静岡県の伊豆高原という場所にある、国指定の天然記念物である。標高580m。
『ゆるキャン△』に登場した場所のひとつでもあり、それきっかけで訪れる人も一定数いるようだ。
山全体が緑に覆われており、噴火口だった部分は平たいグラウンドのようになっている。ここはアーチェリー場として、売店で用具をレンタルすれば中学生以上かつ身長140cm以上なら誰でも使えるようだ。
そして、大室山のなによりすごいところは……
火口の縁がそのまま円周1km程度の遊歩道になっていて、歩いてぐるっと一周できる!
これにより、伊豆半島の全体を見渡せるし、富士山や伊豆諸島、天気がよければ東京スカイツリーまで見えてしまうのだ!
これはすごいな……
個人的にはインドア派なので、こういうのにもともと興味がないほうなのだが、さすがにこの景色を見ると素直に感動してしまう。
580mというのはかなり高所なので最初は怖かったがだんだん慣れてくるので、下りのリフトに乗るころにはすっかり平気に
ぼく「ギエエエエエ! ヒィィィィ! お、落ち着け! アリスギアアイギスExpansionのEDを歌って落ち着くんだ! Just a little ヒィィィィー!!」
出典:Googleマップ
大室山を歩き、伊豆高原を目と脚で楽しんだあとは、タクシーで東に移動して……
身体全体を動かして楽しむべく、伊豆ぐらんぱる公園にやってきた!
「公園」という名前だが、遊園地やテーマパークだと思ったほうが実態に近い。かなり大きい。何十種類にもおよぶアトラクションのほか、無料で遊べる遊具エリアなどもある。
ぼく「おっ、立体迷路あるじゃん! 楽しそう!」
娘「みんなでバラバラに行って、だれが早くゴールするかしょうぶしようよ」
ぼく「いいね。言っとくけど真剣勝負だからハンデなしね。本気でやるからね」
ぼく「あっあっ、ここどこ? どうやってこの扉開けるの? あっあっ」
息子「パパ~! どこ~!?」
ぼく「えっ、大丈夫!? どうしたの? 迷っちゃったの?」
息子「もうゴールしたから早く来て」
ぼく「えっ」
娘「次のアトラクション行くよ」
ぼく「えっえっ」
息子「なんかロボットがいるよ」
ぼく「えっ! これ乗れるの!? 操縦してレーザー銃みたいなのでシューティングバトルするのか! こんなん絶対楽しいじゃん!」
息子「これ対決しようよ。パパこういうのうまそう」
ぼく「うまいよ! アリスギアアイギスで鍛えたシューティングの腕前を見せてあげよう」
息子「かてたらアイス買って」
ぼく「いいけど、ごめんね。ぼくが勝つから無意味な約束になっちゃって」
スタッフさん「では、スタートしますね~」
……
スタッフさん「おっ、お兄ちゃんのほうがスコア上でしたね。お父さんに勝ったね~」
息子「ありがとうございます」
ぼく「……」
その後、パターゴルフでふたりを完璧に打ち負かしてことなきを得た。
ぼくは人と関わらないひとりのスポーツなら強いんだぞ! ひれ伏せ! アイスを舐める前に辛酸を舐めろ!
さらに、ぐらんぱる公園の真価は夜にある。
伊豆高原グランイルミと言って、昼とは別に入園料がかかるのだが……
園内すべての場所がライトアップされていて!
こんな感じに!
日本最大級のイルミネーションが展開されるのだ!
規模がでっかい! 演出もたくさんあって見始めたらキリがない!
しかも、いくつかのアトラクションは夜でも稼働しており、このイルミネーションのなかで遊ぶことができる。
うちの場合はお風呂の時間が遅くなりすぎないように早くホテルに戻る必要があったので長居できなかったが、時間を気にしなくてよい大人同士の旅などなら何時間でも楽しめそうだ。
……
…………
すごいな、静岡。すごかったな、伊豆。
これでもまだ伊豆のうち「東伊豆」と呼ばれるエリアの一部である伊豆高原のこれまた一部を楽しんだだけであり、伊豆にはほかにもたくさん見どころがあるというのがなお恐ろしい。
たとえば、西伊豆エリアには伊豆・三津シーパラダイスとあわしまマリンパークというふたつの水族館があるらしくめちゃくちゃ行きたかったのだが、旅程に組み込めなくて断念している。
いつかまた来ることになるかもしれないな、伊豆。
帰りの電車は、サフィール踊り子という高級そうな特急列車のグリーン車に乗った。
行きに使ったふつうの踊り子号のほうが安く帰れるのだが、こうやって旅の最後を贅沢な気分で締めくくるといい思い出が残りやすいので個人的には好きだ。
せっかくなので、この贅沢な列車にふさわしい、思いつく限りの贅沢な過ごし方を……
えっ、贅沢……?
思いつく限りの贅沢……ええっと……
お菓子食べながらアリス・ギア・アイギス Expansionの最新話でも観るか……
庶民あるある:贅沢の発想が貧困。
コメント
大人気ない…
アイスを舐める前に辛酸を舐めろ!
クズの名言で好き
“踊り子のサフィール”にすると
途端にエロ衣装を着て口元を薄いヴェールで隠したえっちなお姉さんになりますね
富士山見えてる
高級列車でアリスギア見るの
高級焼肉屋でウインナー食うみたいな暴挙
サフィールのグリーンはラスオリの肉量くらい十分すぎる贅沢だから自信持って
リフト怖がる子どもさんに微笑ましいと思ったら、怖がってるのげむぼくさんだった
アリスギアならこの勢いで静岡県コラボをやりかねない
堪能してるなぁ〜
バタピーを食ってムチムチになろうとしてる
事なきを得るな
後にアリスギアでも小結さん達と共にゴルフをすることを、ゲムぼく。は知らないのであった…なんて
ぐらんぱる公園のイルミネーションは日本一らしいですよ
子供たちにいい思い出を作ってあげてるのとゲームにボロ負けなのとで父親の尊厳がプラマイゼロ
サフィール踊り子には個室もあるんですよ
ゲムぼく。さんが地元に来てる・・・!
戸締りしとこ
普通に参考になる記事で困る
アリスギア…ゆるキャン…
うっ頭が…
怪しい少年少女博物館…?
あのタイプのリフトは怖いのとてもよく分かる
ぐらんぱる公園、施設やイルミみたいなイベント充実してて楽しそう、ロボットに乗って撃ち合うの絶対楽しい
アリスギアとゆるキャンを絡めるな
ロボットって言うよりパワードスーツみたい
楽しそうで何より
読んでて気づいたけど伊豆って配信のお便りで紹介されてた所か!
紹介した人これ見てるのかなあ
深海水族館も良いので、ぜひ!
アリスギアとゆるキャンを混ぜちゃダメなのよ
なぜかは言えないけどダメなのよ
1週間くらい使って静岡を観光しながらゆっくり横断したい
西部中部東部でだいぶ雰囲気違うらしいし(某漫画の受け売り)
ゲムぼくさん、いいお父さんだな。
高所を怖がったことよりもロボットで負けた事よりも、
その後パターゴルフで自慢げになってることの方が100倍くらい大人げない
対人戦だと急に弱くなるの好き
その代わり個人戦であまりにも強すぎる
静岡の西と東は別世界すぎて、県民ですら行ったことないって人もザラ(静岡東部民感)
イルミネーションすごい
ペンギン好きなパパぼくなら、みとシーの方が楽しめると思いますよ
間近でフンボルトペンギンが見れますから
大室山、シャボテン公園は近くにあるからお子さん連れて行きやすいですよねー
本当はパターゴルフでも負けたんでは?
いつもの下半身だけで書いてるような記事を見た後に
ちゃんといいパパもやってるの見るとなんか困惑する
旅行先の候補の一つになりました