ぼく「おっ、順番が来た。行こう」
娘「なんかきんちょうしてきた」
息子「わかる」
ぼく「わはは、大丈夫大丈夫」
来たぜ、ボウリング!
小学生の娘と息子が「行ってみたい」と言うので、連れてきた。
彼らはもっと小さいときにボウリングをやったことがあるのだが、おそらく覚えてはいないだろう。物心ついてからは初めてになるはずだ。
息子「パパはボウリングやったことある?」
ぼく「やったことはあるけど、めちゃくちゃひさしぶりだな~。何年ぶりだろう」
息子「ボウリングってたのしい?」
ぼく「めちゃくちゃ楽しいよ! ぼくも楽しい思い出がいっぱい……いっぱい……」
【ゲムぼく。ボウリングの楽しい思い出】
■小学生のとき町内こども会のボウリング大会で優勝したら学校のリーダー的存在の男子のお父さんに「チッ」と舌打ちされてそれ以来全力を出せなくなった。
■中学生のとき町内こども会のボウリング大会であのときの舌打ち保護者がいて怖くて手加減していたら他の親に「真面目にやれ! 馬鹿にするな!」と怒鳴られて怖くて途中で帰った。田舎だったのでボウリング場まで車で20~30分かかった道を歩きで3時間かけて帰った。
■高校生のとき文化祭が終わってひとりでゲームセンターにクイズマジックアカデミーをしに行ったらその上のフロアのボウリング場でクラスメイトほぼ全員が集まってぼくの知らない打ち上げをやっていた。
ぼく「……いっぱいあるよ! ボウリング超楽しいよ!」
息子「そうなんだ! じゃあきょうもたのしいね!」
子どもたちには健やかに育ってほしいと心から願う。
ちなみに、ボウリングというのは値段がけっこう高い。
今回はラウンドワンの4ゲーム+ドリンクバーで、レンタルシューズ込みで6,530円だった。
まあ、しょっちゅう来るわけではないから、たまにはいいだろう。6,530円で子どもたちに新鮮な体験をさせることができて、ついでに自分の過去の闇も楽しい記憶で書き換えられると思えば安いものだ。
よし、やるぜ!
ちなみに、子どもたちはNintendo Switch Sportsをプレイしているので、ルールはある程度わかっている。
ぼく「投げた結果がこの画面に出てくるようになってるんだよ。8本だったら8とか。ストライクだったらリボンみたいなマークとか。ガターだったらGのマークとか」
息子「へえ~」
ぼく「で、まずは手本を見せてあげよう。思いっきり投げるよりは、真ん中を狙う感じで、こうやって……!」
“ゴロゴロゴロゴロ……ガタン”
ぼく「……」
娘「……」
息子「……」
娘「いくぞ~」
ぼく「真ん中を狙うといいよ! 真ん中を!」
しょっぱなのガターにより親としての威厳が早くも薄れているぼくだが、まだ大丈夫だ! めげずに上から目線でアドバイスしていくぞ!
ちなみに、娘と息子はバンパー(ガターを実質なしにする柵)をONにしている。とはいえ、いきなり上手に投げることは難しいだろうから、ぼくがしっかり助言してあげないと
娘「7本たおれた!」
天才か?
すごいけど、やめてほしいのだが? ぼくの威厳がいよいよ失われるおそれがあるのだが?
娘「やった! スペアー!!」
威厳が完全消滅したのだが?
息子「9本! おしい~」
バンパーに当てずに9本倒してるのだが?
おかしくない? なんなの? 前世がプロボウラーなの?
これはもしかして、Nintendo Switch Sportsがボウリングシミュレーターとしてめちゃめちゃ優秀、ということなのだろうか。いくらなんでもうますぎる気がする。
その後も順調にゲームは進行。
ちなみに、ラウンドワンのボウリングにはいろいろなサービスがある。
たとえば『ムーンライトストライクゲーム』という、特殊照明のもとに全レーンの人がいっせいに投げてストライクを狙うイベント。1時間に1〜2回ある。
ほかにも……
ぼく「へえ~、リプレイが見られるんだ」
息子「おもしろい」
ぼく「これはいいな。フォームチェックとかに使うのかな」
息子「ストライクとったときに、これさいせいして、どうがとったらいいじゃん」
ぼく「たしかに! リアルタイムで撮り損ねても、これで撮り直せばいいのか」
ぼく「おっ、アイスも売ってるらしい」
娘「えっ、アイスたべたい!」
ぼく「えっ、うーん……いや、でもな……そうだな……」
ぼく「よし、じゃあこのゲームでぼくに勝てたら、買ってあげよう」
娘「やった! かつ!」
息子「ぜったいかつ!」
ぼくはよくボードゲームでは子どもたちに負けてしまうのだが、今回はボウリングだ。
最初こそ豪快なガターをぶん投げてしまったが徐々に調子を取り戻してきたし、それなりに自信がある。
その証拠に……
ぼく「アッハハ! アッハハハハ!!」
娘「ええ~!」
息子「パパつよすぎ」
ぼく「アッハハハハハハハハ!!」
完全勝利! 親の威厳、大復活!
これが小中高とボウリングで辛酸を舐めてきた人間の底力だ! なにがアイスだ! アイスを舐める前に辛酸を舐めろ!
娘「さいごのほう、スペアーとストライクばっかりじゃん。すごすぎ!」
ぼく「そう? エヘヘ、エヘヘヘ」
息子「どうやったらそんなじょうずになげられるの?」
ぼく「ウェヘッ、エッヘヘヘヘヘ」
娘・息子「パパすごい~」
ぼく「エッヘヘ、エッヘヘヘヘ~!!」
ぼく「いっぱいホメてくれたからアイス買ってあげる~!」
娘・息子「ありがとう~!」
コメント
チョロすぎる
イイハナシダッタナー
親の威厳を二重で見せられたね
よかったね…よかったね…;;
まさかボウリングにまでいつもの闇の思い出があるとは…
それにしてもせっかく勝ったのに結局アイス買ってるこのパパぼく。チョロすぎる
ゲムぼく。も双子ちゃんも健やかに育てよ
ちょろい
この流れでマジでゲムぼくさんが勝つとは思わないじゃないですか! 騙された!!
色々あっても今子供と一緒にすごい楽しめてるならめちゃくちゃ良いやん
チョロいパパぼく可愛い
親子で楽しい休日を過ごされたようで何より!
ゲムぼくの性癖はおっぱいがでっかい元気な子……つまりルキア(名推理)
試合に勝って勝負に負けてるから実質子供たちの勝利になってるの好き
ぼくのしってるゲムぼく。さんじゃない……
ゲムぼくの闇深すぎて、泣きそうになってしまった。流石にネタだと信じたい…
走る飛ぶはいいけど、球技はそこまでって言ったじゃない!どうしてボウリングできるのよ!?
>>ついでに自分の過去の闇も楽しい記憶で書き換えられると思えば安いものだ。
ここ見たときイケメンかと思ったわ
途中辛酸を舐めさせるクズだったけど
なんだよお前畜生めっちゃいい親じゃねぇか
即堕ち2コマで負けるゲムぼく。はどこ?
スコア100超えるのすご
お子さんたち健やかに育って…
子供達に勝ってるパターン初めて見た
今までガチで負けてたって事?
ボーリングの本当の楽しさを知った日
ほんとに子供いたのか
今回勝ったことから、今までの記事でも子どもとの勝負を手加減なしの本気でやってたことがわかったし、本気でやって負けてたこともわかった
ゲムぼく。がお子さんと楽しい時間過ごしてるの見るの好き
3人にとって良い思い出になりましたね
相場はよく知らんのだけど、アイスの価格設定がとてもお手頃に感じる。
ついつい頼んじゃいそう。
食べ放題ばりに闇エピソードが次から次に出てくるのつらすぎる
今までガーターだと思ってたらガターが正式名称なんですね、ありがとうございます。ゲムぼくさんに教えられるなんて屈辱過ぎて泣きそう
闇エピソードがマジで他人事じゃなくてつらすぎる
アイスで忘れようぜ…
闇エピソードがマジで病みだったせいで私までマジの過呼吸と軽く吐きましたが、
とても微笑ましい親子のボウリングで良かったです。
>なにがアイスだ! アイスを舐める前に辛酸を舐めろ!
最悪すぎて草
誰だ貴様!ゲムぼくをどこへやった!!
ゲムぼくさんって性癖と文才がイカレてるだけで相当人格者だよね
やさしいせかい
これ本当にいい話、ちょっと涙でた
ゲムぼく。は普段ちんちんから涙だしてるだろうけど
この流れでゲムぼく。さんが勝つことあるんだ。
ゲムぼくさんはマジで田舎暮らしに向いてないタイプだな
出る杭すぎる
ボウリング絶対闇の思い出があるやつだと思ったらそうだったけど、記事の締めはいい親してて安心したわよ。
普通にゲーム負けるよりも勝ったときのほうが100倍威厳無くしてて面白い
名前がドオーなの可愛い
辛酸を舐めろ!がクズで安心した
過去辛すぎだろ!
その流れだと絶対に負けると思うじゃん!
ゲムぼく。さんはボウリングに勝った
子供たちはアイスが食べられた
これもう全員の勝ちでいいよね
ゲムぼく。さんが自分のアベレージより高い点数出してて負けた気がしたけど、よく考えたらお子さん二人相手にいいパパぼく。してる時点で既に人間的に完敗だった
楽しいボウリングエピソードが辛すぎる
プレーヤー名「ドオー」て。
ゲムぼく。子育て部だ!と思ってウキウキで読みにきたら、冒頭から闇の思い出で心臓を抉られました。
思い出読んでたらゲムぼくのママになりたくなった
最近のボウリングはドリンクバーとかあるのか…
子供の方がオトナだな。
学園祭準備でも闇の思い出ありませんでしたっけ?
本番でも何かしら闇がありそう
チッ
ゲムぼく。さんの闇深すぎでしょ…
これもう実質深淵だろ
誉められてチョロぼくになってる
こうやってたまに勝つことで、逆に普段はマジで勝負して負けてるんだなと再確認できる
初手ガーターも2投目で9倒してるし、
その後は最低で6、基本的に8~9倒してるやんけ
マジで初手だけ久々で鈍ってただけなんだな
あと闇の過去の当たり判定がそこら中に散らばりすぎてるが
そもそも普段の生活で生まれた闇なんだから当然生活の中でフラッシュバックするんだよな くるしいぜ
途中まで娘に負けてるの好き
この流れでゲムぼく。が勝つパターンあるんだ…
チョロぼく。さんかわいい
体育祭のダンスといい学生時代の闇が深すぎる
凄惨な過去からの幸せそうな現在とのギャップで泣いちゃいそう
いいお父さんだしお子さんも楽しんだと思われるのでいい記事なんですけど途中で挟まれた闇が深すぎる(特に高校)のでトントンになりました
やさしい
自分だけ知らないクラスの打ち上げが開かれてたの、私も経験あります……辛いよね……仲間がいて救われました
闇の話キツすぎてどうなるかと思ったけど最終的に温かな家族の話で終わってくれて本当に良かったぜ。
タイトルを見た瞬間ボールとピンでお下劣なギャグをとばすだろうと思ってしまったことを謝罪いたします
パパぼくとムチぼくの比率が乱れてますね
親子なかよし記事助かる。
ゲムぼく、俺はお前のこと好きだぜ
今日だけはちんちんが虹のようにデカいってことにしといてもいいよ
小学校と中学校の理不尽コンボかわいそすぎる
ほっこりちょろぼく。さんに癒やされるぜ…
パパぼく。回はいいですなあ
可愛いなこの人
むちむちの悪魔のくせに
初めてで100超えるのはなかなか
ガーターなしだからかな?
普通に上手くてコメントが無い
それで…ルキアか? ユリか?
どっちだ?
ちょろすぎ(にっこり)
楽しそうでなにより。
しばらく行ってないし、久しぶりに行こうかな~
子供たちにチョロ甘なの良い
ゲムぼく。さん本当に楽しい思い出が増えたようで何より
即落ち二コマ面白かった(ニッコリ)
パパぼくがチョロくて子供たちもニコニコやで
かわいい家族じゃん
なにがアイスだ! アイスを舐める前に辛酸を舐めろ!の勢いすき
マジでムカつくことがあったけど、この記事思い出して「ゲムぼくさんはもっとひどい目にあってるしな……」という気持ちになったし、過去にムカついてるより未来を良くする方法を考えていたほうが建設的だなという気持ちになった(ありがとう)