徹底考察!エンプレスの太ももは何のために太いのか?[ラストオリジン]

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 はじめに神は「光あれ」と言われ、天と地を、そして人をつくられた。
 人は営みのなかで美を求め、自らの理想を体現した美少女バイオロイドをつくった。
 神は「尻と脚もっとデカいほうがよくない? 下半身は太くあれ」と言われた。すると、
 

 エンプレスができた!
 サンキュー神!!
 

 というわけで、太ももごんぶとペンギンことエンプレスは太ももがぶっとい
 「太いか太くないか」みたいなレベルはとっくに通り越し、「これより太い物体は何があるか」「太さを保つ秘訣は何か」といった高次元の議論が有識者の間で日夜くり広げられている。太もも有識者会議は太ももに一家言あるあなたの出席をいつでもお待ちしています。
 

 ラストオリジンの設定上、エンプレスを含むバイオロイドは人によって意図的に造られた存在である。
 意図的である以上、そこには必ず理由がある。すなわち、偶然ではなく、必然によってエンプレスの太ももは太いのだ。

 とすると、当然の疑問が浮かぶ。
 「なぜ、エンプレスの太ももは太いのか?」だ。

 そこで今回は、まだどこの学会も取り上げていない新研究!
 Sランク軽装型攻撃機エンプレスの太ももが太い理由を論理的に徹底解剖だ!!
 

■ピラミッドストラクチャーを用いた整理

 「エンプレスの太ももが太い」というひとつの事実から、それに至った理由を明らかにする。
 複数の根拠からひとつの結論を導く一般的な論理展開の逆をたどるこのケースにおいては、元マッキンゼーの経営コンサルタント Barbara Minto が提唱したピラミッドストラクチャーを用いて考えるのが適切だろう。(参考文献:考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
 

 わかりやすいよう、食と健康をテーマにピラミッドストラクチャーの例を作ってみた。
 「食事は健康のために重要である」という結論が最初にあり、「それはなぜか」という根拠を下部につなげていくことで、ピラミッド状の論理構造ができあがるというしくみだ。

 これをふまえ、「エンプレスの太ももは太い」を起点とするピラミッドストラクチャーを作ると、下図のようになる。
 

 エンプレスの太ももが太い理由は、まず「目的があって太くなったから」「結果的に太くなったから」のふたつに大別でき、そこからA~Eの計5つに分化していく。
 シンプルかつミーシーな論理構造を作ることができたので、ここからはA~Eそれぞれについて考察していこう。
 

■A.機能面の目的

 エンプレスはウォッチャー・オブ・ネイチャーに所属する、南極の環境保護を目的に開発されたバイオロイドである。
 つまり、その活動の質を高めるために太ももを太く設計された可能性は極めて高い。

 ここで注目したいのは、エンプレスの太ももの太さがスピードスケート選手のそれに似ていることだ。
 同じ氷上競技でも、フィギュアスケート選手に比べ、スピードスケート選手の太ももは太く鍛え上げられていることが多い。これはおもに使用する筋肉の違いによるもので、スピードスケートは氷上の長い距離を高速で移動するために空気抵抗を抑えた低い姿勢で強く氷を蹴り続ける必要があり、そのために強靭な太ももが必要になるのだと言われている。
 そしてこの「氷上の長い距離を高速で移動する」というのは、エンプレスの任務においても当然に多々発生する状況であるから、同じ理由でもって強靭な太ももは必要だと言える。
 エンプレスの太ももは、地球環境を支えるために太い。これは真である。
 

■B.外見面の目的

 たとえば、人に愛されることが役割に含まれるバイオロイドであれば、人の好みに合わせ体型を調整され開発されることがおおいに考えられる。
 しかし、ウォッチャー・オブ・ネイチャーは自然保護団体の出資を受けて開発された単独任務を主とする環境保護用バイオロイドシリーズであるから、ふつうに考えれば外見面の優先度は低い。

 そのなかで、あえて外見面の目的があるとすれば誰のためか。
 それは間違いなく「保護対象生物のため」である。
 

 エンプレスはペンギンを模した外見を持つバイオロイドであり、ペンギンは彼女の任務において主要な保護対象である。
 そして、ペンギンは他の鳥類に比べ脚の骨および筋肉が非常に発達しており、脚が太い傾向にある。エンプレスがヒナを連れているコウテイペンギンは特にそうで、ヒナも成鳥も下半身がぶっとい。

 エンプレスは自分でも語っているが、南極で「ペンギンたちのリーダー」を務めていた。
 ペンギンたちの警戒心を解くにはある程度太い下半身が不可欠だし、リーダーとして認められるには彼らを上回る極太の下半身が必要だったのではなかろうか。
 エンプレスの太ももは、ペンギンたちから信頼されるために太い。これも真である。
 

■C.内面の目的

 「痛い思いをした人間は他者の痛みがわかる」とは、よく聞く話である。
 その真偽はさておき、人造人間の一種たるバイオロイドの製造過程において、「特定のコンプレックスを持たせることで、人格形成を任意の方向に誘導する」という調整が意図的に行われていたであろうことは想像に難くない。
 たとえば、「下半身をぶっとくし、それを自身の弱みと認識させることで、他者の弱みに寄り添える優しいバイオロイドを作ろう」というような。

 そして実際、エンプレスは「もう! 太ってるわけじゃないの!」というセリフがあるように自らのふくよかな体型を気にする描写がしばしばあり、かつ、他者に対して非常に優しい温和な性格である。
 エンプレスの太ももは、弱者に寄り添うために太い。これも真である。
 

■D.太くせざるを得なかった

 寒冷地では生命維持のための消費エネルギーが増大し、たとえば日本国内で1日2,500kcalを消費する人は南極では1日3,500kcalを消費すると言われる。(参考資料:南極観測隊の食糧と栄養 – 国立栄養研究所 成人栄養部 江指隆年
 そのうえ、南極は当然ながら食糧事情が厳しい。物資の補給はあるだろうが、過酷な環境下で不測の事態はいくらでも起こりうる。

 食事がいつ取れなくなるとも限らないから、ある程度のエネルギーをつねに身体に蓄えておかねばならない。
 しかし、上半身に脂肪を溜めこむと身体の重心が高くなり、氷上で滑りやすくなってしまう。すると必然的に、下半身を太くせざるを得ない。
 エンプレスの太ももは、生命を守るために太い。これも真である。
 

■E.想定外に太くなった

 ラストオリジンのメインストーリーにて登場するエンプレスは、「生存組」とも呼ばれ、旧人類が戦争で滅ぶ前からずっと生き残っている希少なバイオロイドである。
 人類がいなくなった世界で独力で生きるだけでも大変だというのに、エンプレスは極めて過酷な環境である南極で、ペンギンをはじめとする野生動物たちを守りながら力強く生き抜いていた。奇跡のような話だ。
 もともとエンプレスというバイオロイドは旧人類の手によって何体か量産されていたのだろうが、この「生き残ったエンプレス」はそのなかでも特に優秀な個体であったと考えられる。

 とすると、この奇跡のエンプレス、およびそれをベースとして我々がゲーム中で製作するエンプレスは、かつて旧人類が製作していたエンプレスよりも強靭な、特別に太ももがぶっといエンプレスである可能性がある。
 エンプレスの太ももは、奇跡を起こしたがゆえにぶっとい。これも真である。
 

■まとめ

 ピラミッドストラクチャーによる論理構造の整理、およびA~E各要素の考察を終えた結果、エンプレスの太ももが太い理由が明確に導き出された。
 

 エンプレスの太ももは、地球を支え、動物に好かれ、弱者に寄り添い、生命を守り、奇跡を起こすためにぶっとい。聖母か?
 

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コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    聖母じゃん…

  2. 名無しのゲーマー より:

    世界屈指の無駄な考察

  3. 名無しのゲーマー より:

    マッキンゼーも自分らのノウハウが太ももの分析に使われるのは想定外だと思う

  4. 名無しのゲーマー より:

    ガチの経営コンサル知識をラストオリジンに使うな

  5. 名無しのゲーマー より:

    何だろうこの世界一無駄なのに読ませる記事は

  6. 名無しのゲーマー より:

    考察はそれっぽいのに最初の段階が頭悪すぎて好き

  7. 名無しのゲーマー より:

    太ももの話するために南極観測隊の資料読み込むの前代未聞でしょ

  8. 名無しのゲーマー より:

    これはマスカッキンゼー

  9. 名無しのゲーマー より:

    これにはバーバラミントも困惑

  10. 名無しのゲーマー より:

    なんでこの人頭いいのに頭悪いの?

  11. 名無しのゲーマー より:

    ラスオリの話でマッキンゼーが出てくる時点で面白すぎる

  12. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくのごんぶとペンギン推しで絵師が次々にラスオリ始めてるのほんと面白い
    刺さる何かがあるんやな

  13. 名無しのゲーマー より:

    神よ、お前は腹も盛れとか言ったのにさらに脚と尻を盛れと言ったのか

    サンキュー神!一生ついてくぜ!!!

  14. 名無しのゲーマー より:

    ピラミッドストラクチャー、仕事の問題解決に使えそう。
    早速使った結果やっぱエロは世界を救うことがわかりました!

  15. 名無しのゲーマー より:

    今年一番笑った

  16. 名無しのゲーマー より:

    ピラミッドストラクチャーをビジネス的内容で長々説明されても途中で読むのやめちゃう可能性高いけど、これだと全部読んじゃうもんな…

  17. 名無しのゲーマー より:

    ピラミッドストラクチャーって聞く度にごんぶとペンギンを思い出す呪いにかかってしまった

  18. 名無しのゲーマー より:

    殆どの人間が「ラスオリだから脚が太いに決まってるだろ」で済ますところをこの丁寧な考察
    やはり只者ではない

  19. 名無しのゲーマー より:

    参考資料だけ無駄に真面目だった

  20. 名無しのゲーマー より:

    頭良さそうな理論を使って頭悪い考察をするという、あいはんする二つの要素を併せ持った混沌テキスト
    氷炎将軍フレイザードかな?

  21. 名無しのゲーマー より:

    > エンプレスの太ももは、地球を支え、動物に好かれ、弱者に寄り添い、生命を守り、奇跡を起こすためにぶっとい。聖母か?

    まぎれもなく聖母じゃん

  22. 名無しのゲーマー より:

    DMM版正式発表当日に性癖レベル高すぎる記事ぶち込んでくるのウケる

  23. 名無しのゲーマー より:

    これがゲムぼくさんじゃなかったら
    人生が辛過ぎて悲しいことになった人間の記事だと思いますわよ

  24. 名無しのゲーマー より:

    ピラミッドストラクチャーの危険性を見せつける良記事

  25. 名無しのゲーマー より:

    コンサルティングの教科書に載せて欲しい

  26. 名無しのゲーマー より:

    頭良いんだけど頭悪いな

  27. 名無しのゲーマー より:

    時代の先を行き過ぎてて死後に評価されそうな記事

  28. 名無しのゲーマー より:

    参考資料と考察対象の温度差でアイスエイジされてる

  29. 名無しのゲーマー より:

    いくら似せようとしたからと言って、自分の動より太い太ももはペンギンも怖いと思う

  30. 名無しのゲーマー より:

    太ももガリガリペンギンは南極の環境に耐えきれず極太ペンギンだけが人間と合流したと

  31. 名無しのゲーマー より:

    題材 太ももは何故太いのか

    10分でレポート仕上げそう

  32. 名無しのゲーマー より:

    各方面から訴訟されそうだから、訴訟ビンゴやろう。

  33. 名無しのゲーマー より:

    神がロリコンだったら神ごろしに及びそうなブログNo. 1

  34. 名無しのゲーマー より:

    大変興味深い考察でした。
    丸い体型による表面積の減少は寒冷地の体温維持に適しているのは一般に知られるところですが、他にも多角的な推察が見られ面白かったです。
    次の学会も楽しみにしています。

  35. 名無しのゲーマー より:

    頭の良い馬鹿は実在するかどうかの命題に答えが出ちまったな

  36. 名無しのゲーマー より:

    ラスオリ界のゴールドシップ

  37. 名無しのゲーマー より:

    聖母じゃん・・・

  38. 名無しのゲーマー より:

    太ももについて書いてある部分を除けばためになった。

  39. あぶさん。 より:

    ゲムぼく。さんには、JAぎふの岩永明奈さんのフトモモを是非ご覧いただきたいと思う。

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