合皮財布にカビが！水洗い＋アルコール消毒液で落とす。

　少し前に大雨に遭って、カバンがびしょびしょになってしまった。
　そのままにしておくと湿気でエラいことになってしまうので、帰宅後、中身をぜんぶ出し、2日ほど自然乾燥させた。

　……と思ったら、うっかり財布だけカバンから取り出すのを忘れていた。
　その結果……

※注：ここから先は、カビの写真が出てきます。苦手な方は見ないことをおすすめします。

　……あれっ？
　なんかサイフのフチに、白っぽいものが……？

　えっ、これってもしかして、カビ！？
　じゃあ、サイフの内側は……！？
　

　ギャッ、ギャアアアアアアアアア！！
　

　めちゃめちゃ気持ち悪ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅい！！

　エラいことになってしまった……汚すぎる……
　まあ、10年前くらいに5,000円くらいで買った合皮製の財布だから、これを機に買い替えればいいだけかもしれない。
　でもなあ。いまさらわざわざ財布にお金かけたくないんだよなあ。愛着や思い出も多少あるし。だいたいのことは電子マネーで済む時代だから、財布を持ち歩く機会も減ってきてるし。

　というわけで、お金をかけずに済ませるため、いま家にあるモノだけでカビを落とすことを試みる。
　

　とりあえず、サイフの中身をぜんぶ出し、サイフ本体だけにする。
　そして、手始めに除菌ウエットティッシュで拭いてみたが、カビはほぼ落ちなかった。もう少し強めにやる必要がありそうだ。

　そこで……
　

　バシャー！
　水＆スポンジで丸洗いする！

　なお、本来、革製品に水はNGである。劣化や色落ちに直結する。
　専用の手入れ用品を使ったり、洗うにしても革製品対応の洗剤を用いたりするのが正しい。
　今回は「10年モノの安物なのでいまさら品質が気にならない」「お金をかけず、いま家にあるモノでどうにかしたい」という理由があるため、こうしているのだ。何卒ご了承ください。
　「わざわざご了承くださいって書くほどじゃないだろ」と思われた方もいるでしょうが、こういうのをちゃんと書いとかないと革製品警察が来て炎上するんですよ。水で炎上するとはこれいかに。

　雨でもそうだが、革製品を水びたしにしてしまった場合、大事なのは「速乾」と「保湿」である。
　

　タオルとドライヤーでざっと乾かしたあと、室内で陰干しして水分をしっかり飛ばす。
　すると、1日後……
　

　おお、よかった！ほぼ元通りだ！
　なんなら、カビ落としのついでに10年間でついた手垢などの汚れも落ちたので、前よりキレイになった感じがする。
　

　しかし、よーく見ると、端っこのあたりに少しだけ白っぽい部分が残っている。おそらくカビの残骸だろう。
　でもこれくらいだったら、水洗いでバシャバシャしなくても、
　

　除菌ウエットティッシュや、アルコール消毒液を含ませたティッシュでさっと拭けば充分。めでたしめでたし。
　理想を言えば、革用のクリームなどを塗って保湿するのがいいのだろうが、いまうちにそんなものはない。保湿に使えそうなものなんてサラダ油かローションしかない。
　

　お金がある人はちゃんと相応の用品で手入れしましょうね、というのが前提ではあるが、お金がない場合や緊急の場合は参考にしてほしい。
　

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