Amazonを利用しているとまれに出会う、この犬。
おもに、サーバーエラーなどでうまく通信できず問題が発生したときに出現するので、ここでは「エラー犬」と呼ぶことにする。
このエラー犬、じつは3種類いることをご存じだろうか?
この3匹。
aのエラーが出て心底申し訳なさそうな表情と、cの「知るかバーカ!!」みたいな表情が最高に好きなのだが、まあそれは置いといて。
エラーが出た場合、この3種類いずれかの犬画像がランダムで表示されるのが仕様だ。
しかし、ぼくは以前からひとつの疑問を抱いていた。
「なんか、aの犬ばっかり表示されてないか?」
ぼくのエラー犬のイメージは、明らかにaだ。申し訳なさそうな申しわ犬だ。
逆に、知るかバカ犬ことcの存在は最近まで知らなかった。
bのスフィンクス犬は、aほどには見かけない気がする。
じつはAmazonエラー犬は完全ランダム表示ではなく、出現率に偏りがあるのではないか?
タモリさん、これってトリビアになりませんか?
誰もやったことがなく、やったところで誰も得しない、前代未聞のムダ検証に挑む!!
【検証方法】
じつは、エラー犬は意図的に出現させることができる。
方法はカンタンで、Amazonを開いているあいだに機内モードに変更するなどして、わざと通信エラーを起こせばよい。
いちどエラー表示に入ってしまえば、あとは更新ボタンを押すごとに画面が更新されるので、更新ボタンを連打しながら、a~cどの犬が出たかを記録し続ければよい。
【検証回数】
1,000回。
まあまあの回数ほしいが完全手作業かつ何の生産性もない、ということを考えたときの限界がこれ。
左手で更新ボタンを連打しながら、右手でGoogleスプレッドシートに記録していく。
なんだかんだ1時間くらいかかった。気持ちよく晴れた休日の早朝に散歩するでも洗車するでもなくリビングのノートPCでこれを黙々と1時間やっているおっさんを想像してほしい。キモくないですか。でもなんか人生楽しそうじゃないですか。ぼくは楽しいです。
【検証結果】
エラー犬3種類の出現確率は、おおよそ1/3ずつに近いが、若干の偏りがある。
具体的には、aの出現率がもっとも高く、cの出現率がもっとも低い。
a(申しわ犬)の出現回数が373回。c(知るかバカ犬)の出現回数が293回。
1,000回試行してなおこれだけの差があるというのは、けっこう大きい。もしかしたら、誤差の範囲では済まない可能性がある。
やはり、Amazon運営側もエラーに関しては「知るかバーカ!」よりは「申し訳ないです……」と思っていて、ゆえにエラー犬の出現率もわずかに偏らせているのではないだろうか。
知るかバカ犬ばかり出現させたらさすがにユーザーの怒りを買うと思ったのではないだろうか。
この検証結果が正しいとすれば、エラーが出たときに一発で知るかバカ犬を見ることができたらちょっと幸運だ、と言うことができる。
そう思うと、あなたのエラー犬に対する向き合い方も変わってくるかもしれない。むしろエラーが楽しみになるかもしれない。あなたのその笑顔は世界を救うかもしれない。トラックの脇から急にバイクが出てくるかもしれない。
この誰も得しないムダ知識を、どうにかしてポジティブにあなたの人生に役立ててほしい。

コメント
ぽじ・・・てぃぶ・・・?
ゲムぼくは熟女記事とリサーチ記事だけは信用できる
げむぼくさんの暇さほんと見習いたい
関連記事が怒涛のヤマザキ春のパン祭りで草生えますよ
またしょうもないことやってる……
正直もっと偏ってるのかと思ったから意外
エラー犬の存在、はじめて知りました
誰かパクらないかな
この記事は炎上する。俺は詳しいんだ。
試行回数の1000回って足りなくない?
10000万回したほうがいいと思う
この記事のテンションと内容が大好きで定期的に見てる