Amazonほしい物リストのギフトで、なにかが届いた!
サイズはそれなりだが、重くはない。食料・飲料系ではない気がする。
開けてみると……
テーブルゲーム『バウンス・オフ』だ!
前から気になっていたやつ! ありがとうございます!
ちなみに、『ゲムぼく。』のもとにはたびたびボードゲームやテーブルゲームの類が「これおもしろいぞ」と贈られてくる。いわゆるボドゲを愛するボドゲ界隈の方々は布教の熱量がすごく、ぼくもすっかりそれなりのボドゲ好きに育成されてしまった。お返しにむちむちを愛するむちむち界隈としてボドゲ界隈の全員をむちむちボディに育成したい。
これは、『UNO』『ブロックス』などで知られるマテル社の製品で、日本では8年前くらいからあるらしい。
一般的にテーブルゲームと言えば、カードやボードを多く用いるイメージだが……
これはカラフルなボールが16個入っている。サイズや軽さはピンポン玉くらいで、落とすとちょっと跳ねる。
あとは、カードが数枚と、ボールを載せる台座らしきものが4つ。台座が4つなのは、最大4人でプレイできるかららしい。
……よし。
どんなゲームかはまだわからないが、とりあえず……
娘と息子を打ち負かして遊ぶか!
ぼく「君たち、新しいゲームをやらないかね」
息子「やるやる」
娘「ボール使う系?」
ぼく「使う系。そしてぼくのために負けてほしい系」
娘「は?」
いくぞ! ボコボコにしてやる!!
このゲームにはいくつかの遊び方があり、テーブルゲームなので自分たちでローカルルールを開発してもいいわけだが、まずはもっとも基本的な遊び方のひとつを試してみる。
[1] お題のカードを1枚引き、みんなから見える場所に置く。
[2] 各プレイヤーは、順番にボールをボードに向かって投げる。ただし、ボールは必ずテーブル上でワンバウンドさせなければならない。
[3] ボード上にお題のカードと同じ形をそろえた人が勝ち。お題のカード1枚を手に入れる。
[4] [1]~[3]を繰り返し、3勝した人(お題のカード3枚を最初に集めた人)が優勝。
なお、この遊び方ではボールの色は関係ない。好きなものを選ぼう。
ルールを読むだけではよくわからないだろうから、実際にぼくがいちど勝つ様子を見てもらったほうが早い。
今回のお題は写真左の通り、凸の形。これを盤面上に作ればよい。ほかのプレイヤーが投げたボールも使えるので、それをうまく利用するのがコツだ。
ぼく→息子→娘という順番で投げていき、2周したので、盤面にボールが6個ある。
そしてふたたびぼくのターンだが、ここは大チャンス! なんとダブルリーチの状況であり、上図の赤丸のどちらかにボールを入れることができればお題の凸の形ができて勝ちだ!
これは……もらった!
ぼく「いや~、お膳立てありがとうございます。助かります。対戦ありがとうございました」
ボールをバウンドさせる関係上、狙い通りの場所に投げ入れるのはカンタンではなく、特に奥行きのコントロールが難しいのだが、今回はリーチ箇所が直線状に並んでいるのがありがたい。
ビビって手前でバウンドさせてしまうことでもない限りは
は?
入らないが? ビビって手前でバウンドさせてしまったが?
息子「いきまーす」
は?
負けたが?
おかしいんじゃないか? なんだこのゲームは? ビビって手前に投げてしまう年長者への配慮が足りないのではないか? マテル社は米国企業だから年功序列を知らないのか?
そして、その後も……
娘「おっ、入った! 四角できた」
息子「お~」
ぼく「……」
息子「よし、だいぶわかってきた」
娘「けっこうねらったとこでバウンドできるようになってきたかな」
ぼく「……」
娘「いい戦いじゃない? 2対2?」
息子「2対2。次の1まいを取ったほうが勝ち」
ぼく「わたくし0枚なのですが?」
娘「わはは」
ぼく「わははじゃないのですが?」
おかしい。だいぶおかしい。
百歩譲って、これが反射神経のよさがものを言うゲームだとか、ぼくが手加減しているとかだったらわかるが、順番にボールを投げ入れるだけのゲームを大人が全力でやってシンプルに負け続けるのはおかしい。不正の疑いがある。この世は狂っている。人類は愚かだ。地球が泣いている。
……よし。こうなったら……
ぼく「ちょっとここで気づいたんですけども、よく見たらボードの位置がテーブルの真ん中からずれてませんか?」
娘「そう?」
息子「まあそうかも」
よし、言質を取った!
これで、ごく自然にボードをちょっとだけ自分のほうに引き寄せることに成功!
こういう盤外戦術こそがテーブルゲームの真骨頂だ! 大人をナメるなよ! 大人をナメる前に辛酸を舐めろ!!
そして、お題はこれだ!
いいお題だ。これはボールが5個必要なので長期戦になりやすく、かつ長い直線状の部分があるので左右または奥行きのコントロールが重要になる。ボードが近くなっているぼくが有利!
ウオオオオオオ!!
見ろ! ここから始まる、0対2対2からの大逆転を!!
息子「そろった!」
ぼく「えっ?」
えっ?
息子「対戦ありがとうございました」
娘「ありがとうございました」
ぼく「……ありがとう……ございました……」
コメント
> お返しにむちむちを愛するむちむち界隈としてボドゲ界隈の全員をむちむちボディに育成したい
恩を仇で返すな
確定で跳ねさせるから、なんかこう物理的な感じでゲムぼく。さん得意そうなのに
微妙に揃いそうな時とかの駆け引きとかおもしそうでやってみたくなる
大人をナメる前に辛酸を舐めろ!
小物感が強すぎる
子供を勝たせてあげるなんてヤサシイナー
1回以上バウンドさせて目標地点を狙うゲームなんだから、ボードを自分の方に引き寄せてもあんまり意味無くない?って思ってたら普通に負けてたわ。
格ゲーで培った精密な動作は一体?
久々のボドゲ部だ
大人げないなと言おうとしたらあっさり負けてて草ですよ
辛酸をなめたのはゲムぼく。さんでしたね
草草の草臭の草
ゲムぼく。が負ける姿で今日も飯がうまい
>>娘と息子を打ち負かして遊ぶか!
こんなに結末の見えている完璧なフリあります?
どのタイミングでボールのことを金玉呼びしてくるかヒヤヒヤしながら見てたけど、普通に家族と微笑ましくボドゲをやってるだけの記事だった、、、
このゲーム面白いのでオヌヌヌヌメです、
私は買ったものの友達がいないので押入れの奥底に行きましたが
パパぼくさん好き
子どもの遊びへの本気は大人をも打ち負かすぞ
それはそうとしていいお父さんですね
大人とは……
ラスオリの冷気パーティ編成の勝負でなら勝てそう
パパぼく。たすかる
娘さん息子さんが楽しそうで何よりです
歳とるとね…手先の細かい制御とか苦手になってくるのよね… 回を増すごとに上達する子どもには敵わんよ
パパぼく。の記事は心が温かくなります。
ゲムぼく。の記事は下半身が
なんだかんだイキリながら子供の為に負けてあげる優しいゲムぼくさんが好きやで
ゲムぼく。さんの敗北姿からしか得られない栄養がある。
返り討ちワロタ
格ゲーは上手くなっても対人ゲー全般が上手くなるわけじゃないんだな
年功序列等の雇用体型に鋭くメスを入れる社会派のゲムぼく。さん
子供に負けることもまた大事。
相手は子供だもん。そりゃあピンポン球の扱いも上手い
大人になったらピンポン球に触る機会なんてほぼ無いし
終わったらちゃんとありがとうございましたが言えててえらい
ゲムぼくにあるまじきほのぼの回
完璧なフリからの完璧なオチwww
この手のゲームは子供強いよねぇ
大人気ないはそうなんだけど親子間で忖度なく競えるのはそれはそれで羨ましく思う
パパぼく。が理解らせられる記事大好き
今回のゲムぼく。セコくて好き
子供に辛酸を舐めさせる前にゲムぼくくんが床舐めよ?
>ボドゲ界隈の全員を
どさくさに紛れてギフト送ってないボドゲ民までむちむちにしようとするな
>大人をナメる前に辛酸を舐めろ!!
クソッ…こんなので…ww
親とは仲悪いんだが、幼少時に家族でボードゲームを囲んだ事もあったな……と思い出して泣きたくなった。
ちゃんと「対戦ありがとうございました」が言える。百点満点
子供に一度も勝ったことなくて草
パパぼく好き
ベストファーザー賞とって欲しいけどゲムぼく部分があまりにも致命的
ええ思い出になるね
他の遊び方見たいので第二回も期待したい