冷気パーティー待望の重装型保護機！アルキュオネを使いこなせ！[ラストオリジン]

　冷気属性を使いこなす冷気パーティーに、期待の新人がやってきた！
　

　SSランク重装型保護機、アルキュオネ！
　なんと身長199cm、体重121kg！ でっか！ほぼジャイアント馬場！
　

　SSランク重装型保護機の実装は、これで7体目。先輩には、A-1ブラッディパンサー、エキドナ、ブラックワームS9、エタニティ、フリッガ、ブラインドプリンセスがいる。
　重装型保護機という時点で「（回避型ではなく）防御型の壁役」という基本の役割はほぼ確定しており、そのうえでどんな個性を持っているかが差別化のポイントになるわけだが、その点、アルキュオネはかなりわかりやすい。なぜならば……
　

　SSランク重装型保護機で唯一の冷気攻撃の使い手だからだ！
　アクティブスキルはふたつとも攻撃系で、どちらも冷気属性！ アクティブ2には浸水付与もある！
　冷気パーティーに防御型の保護機を入れるならアルキュオネですよ、と言わんばかりの性能だ。さすが海の王者たるシャチの遺伝子が組み込まれているだけのことはある。
　

　これは、冷気パーティー大好き人間としては見逃せない！ 研究せねば！
　これまで、冷気パーティーの代表的な保護機と言えばSランク機動型保護機スノーフェザーだった。彼女は能力傾向的には回避盾である。
　スノーフェザー以外だと、SSランク軽装型保護機ムネモシュネ、Aランク機動型保護機フロストサーペントなどが主要な候補だが、彼女らは運用にちょっと工夫が必要で、汎用性には難がある。

　そんななかでアルキュオネは、冷気業界初の本格的な防御盾！ 可能性が広がる！ 冷気業界ってなんだよ？
　アルキュオネの性能をチェックしたうえで、具体的なパーティー案をふたつほど出していくぞ！
　

【アルキュオネの性能】

　レベル120、フルリンク、誓約済みの状態がこれ。
　重装型保護機なのでHPや防御力が高く回避率や行動力が低いのは当然として、下記の特徴がある。
　

[1] 火炎と冷気に35%の属性耐性があるので、物理攻撃以外にも強い。属性耐性は重装型保護機では珍しい。

[2] アクティブ1『スキャッタリング・ブリニクル』が浸水付与つきの冷気攻撃。パッシブ3『咆哮する怒涛』に反撃効果があり、反撃ではアクティブ1を使うため、反撃で浸水を次々にばらまける。

[3]アクティブ2『錨を上げろ！』が極めて強力。直線3マスの冷気属性範囲攻撃で威力も高め。さらに浸水状態の敵には行動不可と持続ダメージも付与。これがあるゆえにアタッカー運用も視野に入るほど強い。自動戦闘時の優先スキルは迷わずこちらにすべき。

[4] 後列中央に置いたときの保護能力がかなり高い。中列後列をすべて指定保護でカバーでき、さらに後列は列保護もできる。指定保護と列保護で二重に後列を守るのは一見意味がなさそうだがじつは安定性がすばらしく、たとえば列保護が剥がされても指定保護で守れるし、範囲攻撃が来ても列保護で複数体を守れる。後列でアルキュオネの両隣にいる味方は超安全と言ってよい。

[5] 自分以外にも保護機がいるとき、パッシブ3『咆哮する怒涛』の中のBattle Tendency効果が発動し、自身が攻撃を受けるたびに自分を含む味方全体にAP+0.75をもたらす。
 

　ちなみに、[5]のBattle Tendencyは直訳すると「戦闘傾向」だが、意訳すると「戦闘潮流」。『ジョジョの奇妙な冒険』第2部 戦闘潮流の英語版がBattle Tendencyである。
　自身以外にも保護機がいてくれることで意識が攻めに向き、海の王者たるシャチの好戦的な本能が目を覚ますのだろう。

　この[1]～[5]をふまえたとき、おおよそふたつの運用方法が思いつく。
　重装型保護機らしい防御力や独自の属性耐性を素直に活かしたタンク（防御盾）としての運用と、高威力のアクティブ2やパッシブ3のBattle Tendencyを活かしたアタッカー＆バッファーとしての運用だ。
　

【タンク運用のパーティー案】

　アルキュオネ、エンプレス、グラシアス、慈悲深きリアン、天空のエラ。
　これはかなりシンプル。ぼくがいつも使っている「エンプレス、スノーフェザー、グラシアス、慈悲深きリアン、天空のエラ」の編成から回避盾のスノーフェザーを抜き、防御盾のアルキュオネを入れただけ。
　スノーフェザーとアルキュオネは能力値の傾向はまったく違うが、「冷気属性＆浸水付与の反撃持ち保護機」という点はじつは同じなので、似た役割が果たせる。反撃で浸水をばらまいて、エンプレスやグラシアスにトドメを刺してもらおう。
　

　このとき、アルキュオネの戦闘員強化（ステータス振り）や装備は基本的に防御力特化でよい。
　わかりやすさ重視で考えるなら、ステータスは防御力にすべて振り、装備はワクチン処理EXや防御力場EX（バリア）などで耐性や生存能力強化に充てるのがよい。あとは、反撃を当てることを考えて、演算強化回路EXで命中率をちょっと補強してあげるくらいでよいだろう。
　

　この編成だと、アルキュオネの火炎耐性と冷気耐性は常時100%を超え、2属性を完全に無効化する頼もしい保護機が完成する。防御力も充分なので、ほぼすべての攻撃をバリアの効果範囲内にとどめ、ノーダメージで立ち回れる。
　「とりあえず防御全振りでワクチンとバリア持たせとけば強い」というのは、初心者でも非常にわかりやすいのでオススメ。
　もちろん、ステージによっては防御型保護機が適さない場面もあるわけだが、そこはスノーフェザーの出番。防御が重要なステージではアルキュオネ、回避が重要なステージではスノーフェザー、と保護機を入れ替えるだけでかなりのステージをラクに攻略できるのでオススメ。
　
　

【アタッカー＆バッファー運用のパーティー案】

　アルキュオネは冷気攻撃が使えることもあって攻撃性能が高い。
　クリティカルを100%にし、命中率も350％程度まで上げてみた。余った強化ポイントは防御力に振りつつスパイクシールド（防御力の一定割合を攻撃力に加算）を持たせることで、攻撃・防御両面の強化を図る。
　で、編成は……
　

　アルキュオネ、エンプレス、ムネモシュネ、慈悲深きリアン、天空のエラ。
　先に言っておくと、この編成は恐ろしいほど強い。試しに戦わせてみて「えっ……怖……」と引くほど強かった。異常に強いという点でも、アルキュオネの個性が発揮できているという点でも、オススメ度の高いパーティー。
　

　なぜ強いかと言うと、アルキュオネとムネモシュネの相性がすさまじくよいことが大きい。
　まず、ムネモシュネが保護機であるおかげでアルキュオネのBattle Tendencyが発動するので、アルキュオネが攻撃を受けるたびに味方全体のAPが+0.75される。全員が爆速で動ける。
　さらに、ムネモシュネは保護機ながらもともと冷気アタッカー寄りの性能をしており、アルキュオネの保護も邪魔しない。アルキュオネと役割を食い合うことなく、むしろ多大なシナジーを生みながら立ち回れる。
　

　たとえば、この状況。
　画面下の行動順表示をみる限り、次のラウンドは敵にけっこう動かれそうだ。
　しかし、アルキュオネが攻撃をくらうたびにAP+0.75を味方全員に配ってくれるので……
　

　次のラウンド開始時には行動順が入れ替わり、全員で先手が取れる！ ずっとこっちのターン！ 最強か！？
　

　アルキュオネが全員を保護してAPを配り！
　

　アルキュオネとムネモシュネがアクティブ2の行攻撃で敵の数を減らし！
　

　やっかいな大物はエンプレスがペンギンサプライズで仕留める！
　

　もちろん状況にもよるが、これ、いままでメインで使ってきた「エンプレス、スノーフェザー、グラシアス、慈悲深きリアン、天空のエラ」の編成よりも強い場面がわりとある気がする。
　1ラウンド目の破壊力だけで言えばグラシアスがいたほうがいいのだが、2ラウンド目以降に延々と先手が取れ続けるのはどう考えても強すぎる。ぜひ試してみて、アルキュオネの可能性と冷気パーティーの凶悪さに震えてほしい。
　

　すごいぞ、アルキュオネ入りの冷気パーティー！
　ちなみに、アルキュオネは高身長でおっぱいがとてつもなく大きいので相対的に下半身がスラッとして見えるが、
　

　よく見ると脚もちゃんとほかのバイオロイドに負けないほど太いぞ！ 頼もしいぞ！
　冷気に耐えうる充分な脂肪を蓄えたむちむち冷気パーティーを使いこなせ！