かつて、WILLCOM(ウィルコム)というPHS(携帯電話ではない)事業者があり、『ウィルコム定額プラン』という一世を風靡したカップルご用達の料金プランがあった。
ウィルコム定額プランとは、カンタンに言えば、基本料2,900円でウィルコム同士の通話が無料になるというもの。
いまでこそ通話定額プランが当たり前の世の中になったが、これを日本で初めてやったのがウィルコムだったのだ。
しかも安い。2,900円で話し放題はべらぼうに安く、常用の携帯電話とは別に、恋人との通話専用にウィルコムを追加契約するユーザーが多く生まれた。いわゆる「2台持ち」が一般的になり始めたのもこの時期である。
いまでこそ通話定額プランが当たり前の世の中になったが、これを日本で初めてやったのがウィルコムだったのだ。
しかも安い。2,900円で話し放題はべらぼうに安く、常用の携帯電話とは別に、恋人との通話専用にウィルコムを追加契約するユーザーが多く生まれた。いわゆる「2台持ち」が一般的になり始めたのもこの時期である。
そして、ウィルコム定額プランを活用するカップルにもっとも愛されたPHS端末が、京セラの『HONEY BEE(ハニービー)』シリーズなのだ!
これがその初代モデル、WX331K。
シンプルながら、ポップで洗練されたデザイン。2008年発売だが、見た目のセンスはいまでも充分通用しそうだ。
また、本体重量が73gと軽く、連続通話時間も7時間と長く、そのあたりも含めて長電話をするカップルには最適だった。
多くの恋する男女がこぞって家や街中で楽しそうにこれを使い、それを見た人々がぶち殺すぞと思っていた時代が、2010年前後には確実にあったわけである。
シンプルながら、ポップで洗練されたデザイン。2008年発売だが、見た目のセンスはいまでも充分通用しそうだ。
また、本体重量が73gと軽く、連続通話時間も7時間と長く、そのあたりも含めて長電話をするカップルには最適だった。
多くの恋する男女がこぞって家や街中で楽しそうにこれを使い、それを見た人々がぶち殺すぞと思っていた時代が、2010年前後には確実にあったわけである。
押し入れの奥で見つけたので何年かぶりに電源を入れてみたら、一部データがリセットされており日付が2008年になっていた。時代を感じるなあ。
解像度はQVGA(320×240)なので、当時の基準から言っても高くはない。液晶の明るさもイマイチ。
しかし音質はけっこうよく、まさにウィルコム定額プランでの運用が前提とされた端末だったと言える。
しかし音質はけっこうよく、まさにウィルコム定額プランでの運用が前提とされた端末だったと言える。
そんなウィルコムはいま、ご存じの通りソフトバンクグループのY!mobileに吸収され、社名やブランド名としてはもう存在しない。
HONEY BEEシリーズは、2012年の『HONEY BEE 5』が最後となった。
新作は……さすがにもう出ないだろうなあ。
無料通話アプリ・SNS全盛のいま、通話特化の料金プランや端末のニーズは決して高くない。
新作は……さすがにもう出ないだろうなあ。
無料通話アプリ・SNS全盛のいま、通話特化の料金プランや端末のニーズは決して高くない。
ある意味では消えるべくして消えた端末だが、間違いなく当時の名機だったことは覚えておきたい。
コメント
相変わらずの筆者の発言とそれに対する辛辣な態度に草
何となく思い出してWILLCOMのことを調べてたらここにたどり着き、なつかしーと読んでいたところ、急にぶち殺すぞは笑いました笑