そ、その声は……ミケランジェロ・ブオナローティ!?[ガールズクリエイション][モンスター娘TD]

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 『ガールズクリエイション -少女藝術奇譚-』は、絵画・彫刻を中心とする『芸術』をテーマにしたDMM GAMESのRPG。
 ゴッホ、ラファエロ、ドナテッロなど、実在した芸術家たちと同じ名前のキャラが『藝術家』として登場。遊ぶだけで芸術に詳しくなれる。
 DMM GAMESといえば破廉恥な美少女のイメージが強い人もいると思うが、それは「古い」と言わざるを得ない。いいかげん認識を改めていただきたい。
 

 !?
 

 ミス破廉恥2026!!
 

 DMM GAMESといえば破廉恥な美少女ゲームです!!
 

 ……いや、しかし。これはさすがに露骨じゃないか?
 ほぼ裸だぞ。もうちょっとこう、ワビサビというか、オブラートと言うか……これだとおおっぴらに好きと言いづらいような……芸術的なゲームでこれは……
 

???「裸体は芸術にはなり得ぬとでも?」

 こ、この声は……ミケランジェロ・ブオナローティ!? あの 『ダビデ像』の!?
 なぜ脳内に声が!? ここ数日、趣味で西洋美術史の本を読み始めたからか!?
 

???「印象派時代の私の作品を語るうえで、裸婦を外すことはできません」

 オ……オーギュスト・ルノワール!?陽光の中の裸婦』など多くの裸婦習作を描いた!
 このふたりに言われたら、もう納得するしかない!
 

 ありがとう、ミケランジェロ、ルノワール!
 おかげで目が覚めたよ! 裸は芸術だ! そして我々は、
 

 芸術が好きだ!
 

 全身イラストを改めて見るとすさまじい!
 本当にほぼ芸術! 半芸術どころか全芸術!
 

 なお、ガールズクリエイションには、アダルト表現を伴う「R版」も存在する。
 まあ、それはいったん見なくてもいいかな。さすがにちょっと表現が直接的すぎるし。仮に見るとしても、ここで表立って書くようなことでは……
 

???「直接的な表現こそ、欺瞞に満ちた社会を糾弾する力を有する」

 そ、その声は……ギュスターヴ・クールベ!?
 ベッドの上で足を開いた女性の裸体を写実的に描いた世界の起源により、フランス第二帝政の偽善的な風潮を批判したと言われる、あの!?
 

 ありがとう、クールベ!
 おかげで目が覚めたよ! 直接的な表現こそ社会正義! そして我々は、
 

 社会正義を追求する!
 

 この『アイアンゴーレム娘 アイレン』は、同じくDMM GAMESの『モンスター娘TD』からのコラボ参戦キャラ。
 モンスター娘TDにもいわゆるR版があるので、アイレンはこちらでも「寝室」と呼ばれるアダルトシーンを見ることができる。

 ……が、当然ながらガチャで引くにはコストがかかるし、もうガールズクリエイションで見たから、今回はいいかな。
 もちろん寝室の内容が違うことは知っているが、まあけっきょくキャラという題材が同じなわけだし……
 

???「題材が同じなら」
???「見る価値はないと?」
???「それは美術史を」
???「冒涜する発言ではないかね」

 !?
 レオナルド・ダ・ヴィンチサンドロ・ボッティチェリフラ・アンジェリコエル・グレコ

 そ、そうか! 受胎告知か!
 『受胎告知』といえば一般的にはダヴィンチのイメージが強いが、じつは世界的に著名な画家だけでも15名前後が描いたと言われている! 『最後の晩餐』に並んで、多くの画家が挑んだテーマ!
 たしかに、同じ題材でも、作者が違えばそのアプローチはまったく違う! どの受胎告知も見応えがある!
 

 ありがとう、ダヴィンチ、ボッティチェリ、アンジェリコ、グレコ!
 おかげで目が覚めたよ! 同じテーマでも作り手が違えば作品性が変わり、そのすべてが芸術なんだ! そして我々は、
 

 すべての芸術を愛している!
 

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    ちょっと勉強になってしまった

  2. 名無しのゲーマー より:

    受胎告知ってよく見るなぁと思ったらそういう事だったんだ…

  3. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくのガークリ記事はアカデミックだなぁ

  4. 名無しのゲーマー より:

    モノホンの作家側のwikiリンクを付けるんじゃあないよw
    それはそれとしてアイレンさんその格好でなんの風紀を取り締まるつもりなんですかね

  5. 名無しのゲーマー より:

    広く言えば芸術を楽しんでいるだけだ。異論は認めない。もちろん何も問題はない。…たぶんね?

  6. 名無しのゲーマー より:

    「世界の起源」初めて知った
    なんかこう…芸術って凄いな…

  7. 名無しのゲーマー より:

    知的なことを言いながら芸術家に罪を押し付けていくスタイル

  8. 名無しのゲーマー より:

    「世界の起源」初めて見たけど、これに「世界の起源」って銘打つの中々思想が強すぎるな……

  9. 名無しのゲーマー より:

    吉良吉影だってモナ・リザを見て
    ふふ、その、下品なんですが…
    しちゃったもんな

  10. 名無しのゲーマー より:

    とりあえず名前を挙げられた皆さんに謝りましょうか……
    あ、フラ・アンジェリコの「受胎告知」は自分も大好きです

  11. 名無しのゲーマー より:

    勉強になるな~

  12. 名無しのゲーマー より:

    ガールズクリエイションを始めてから今まで微塵も興味がなかった美術品に興味が出てきてしまった
    芸術の世界は(色んな意味で)深いなぁと思いました

  13. ミケランジェロ より:

    (そんなこと言ってない…)

  14. 名無しのゲーマー より:

    世界の起源、素直に絵が上手いなと感心してしまった
    あと意外とエロくなかった
    なんにしてもアカデミックな一時を過ごせたありがとうゲムぼく

  15. 名無しのゲーマー より:

    お疲れ様です。
    この記事から知ってギュスターヴ・クールベの『世界の起源』を調べてみたらあまりにも直球過ぎて「何考えてんだ?!」と度肝を抜かれる思いでしたが、写真史も併せ調べてみたら『世界の起源』が制作された1866年は1827年のニセフォール・ニエプスによる写真の発明を境にクールベが生きた時代のフランスを中心に急激に写真技術の改良や利用が進み出していた頃。
    我々ですら衝撃を受けるほど生々しい表現を、まだ肖像画より精巧な写実表現がないに等しく油彩の肖像画も生産速度の制約が写真の普及に繋がったほど多くは作れなかった時代の人々が目の当たりにした衝撃はどれほどのものだったのか?

    数日前に「ジャポニズムの隆盛には、写真の登場に伴い西洋絵画界において写実主義が壁に突き当たったこともあった」とふと目にしたのを思い出し、試しに「こんな生々しい絵が生まれた時代、写真技術はどれほど発展し普及していたのか?」という発想が生まれより一層衝撃がわかった気がします

  16. 名無しのゲーマー より:

    アイレン、めっちゃ良いなと思いました。やってみようかな。。。

  17. 名無しのゲーマー より:

    リンクを開くと、おっさんと裸婦画が交互に出てきてなんとも言えない気分になる

  18. 名無しのゲーマー より:

    社会正…なんだこのバカな服装は(褒め言葉)

  19. 名無しのゲーマー より:

    DMM GAMESに破廉恥な美少女のゲーム以外ってありましたっけ?

  20. 名無しのゲーマー より:

    アイレンかわいいな…服装はさておき

  21. 名無しのゲーマー より:

    半裸や全裸を半芸術や全芸術と呼ぶ言い回しはぜひ取り入れていきたい。

  22. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくがDMM GAMESを開いてる時点で普通なわけがない

  23. 名無しのゲーマー より:

    「モン娘のアイレンみたいだなー」と思って読んでたら本当にアイレンだった。
    そうか、チームくまさんコラボか。

  24. 名無しのゲーマー より:

    この記事のおかげで頭が良くなった気がする

  25. 名無しのゲーマー より:

    これが西洋美術史教養ブログですか

  26. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼく。はむちむちが好き
    ルノワールもむちむちが好き
    つまりゲムぼく。はルノワール

  27. 名無しのゲーマー より:

    これが世界の起源だと言われれば納得せざるを得ないな

  28. 名無しのゲーマー より:

    どうやら奴さん幻聴が聴こえているらしいですぜ…?(ギャラリーフェイクのフジタ風感想)

  29. 名無しのゲーマー より:

    なぜ西洋美術で裸が重視されたのかを知ることは美術史を通じての大きなテーマですね。
    西洋美術の大きな変化が起きたのはルネッサンス期でした。
    大航海に代表される技術の発展により、ヨーロッパの人々もさまざまな世界観に触れました。そしてその興味は地理的広がりのみならず歴史的な広がりにも向けられます。つまり、過去の世界を研究することが一大ブームになりました。

    特に注目されたのが古代ギリシャです。
    「ミロのヴィーナス」や「サモトラケのニケ」を代表とした古代ギリシャの彫刻がルネサンス美術のお手本になりました。
    古代ギリシャ彫刻の大きな特徴が、写実性と理想化のバランスです。
    まるで本物のようでありながら、実際の肉体よりも美しい肉体表現は神々の像を作る上で洗練されていったのかもしれません。

    そんなギリシャ彫刻をお手本にしながら、一方でキリスト教的な倫理観も同時に漂うのがルネサンスの雰囲気でした。
    ですから、写実性と理想化に加え、倫理観についてもバランスを取る必要がありました。
    簡単にいうと、「裸の中に恥じらいがあるといいよね!」という描写が確立されたのです。
    ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」に見られる恥じらいのポーズが代表的です。

    こうして、絵画や彫刻の世界では裸を描写しながら、「これは古代ギリシャの教えを表現してるから……」とか「これは天使だから服はいらないんですよ」といった、「美しい肉体を言い訳しながら描く」ということが西洋美術のルーツになりました。
    そしてこのことが、『ガークリ』でもちらっと描かれた19世紀のブグローらとマネらの対立まで400年にわたる美術史を通しての一大テーマになっていきます。

  30. 名無しのゲーマー より:

    まさか数百年後の極東の国で自分の言葉がドスケベの言い訳に使われてるとは芸術家たちも草葉の陰で泣いてるよ…と言おうと思ったけど、芸術家って割とエキセントリックだったり人としてダメエピソード多いから許してくれるかもしれない

  31. 名無しのゲーマー より:

    べんきょうになるとは。。。

  32. 名無しのゲーマー より:

    受胎告知はクリヴェッリもいいぞ
    生で見たことあるけどテンペラ画特有のテカテカ感と絵の細密さが併さって神々しさがとんでもなかった

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