
やるぞ! 初代ギルティギア!
『GUILTY GEAR』は、対戦格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズの第1作。1998年にプレイステーションで発売された。現在はPS4、Nintendo Switch、Steamなどで遊ぶことができ、Steam版がセールで300円くらいになっていたので買ってみた。
ぼくは最新作の『ギルティギア ストライヴ』しかほぼ知らないが、ストライヴが超名作なので、これもきっと超名作のはず! さっそく遊んでいこう!

プレイアブルキャラクターは10人。隠しキャラも含めると13人いるらしい。
最新作のストライヴにも参戦しているキャラがほとんどで、この時点からキャラクターデザインがある程度完成されているのがわかる。そして音楽がかっこいい!
ストライヴの大きな魅力に「キャラと音楽のかっこよさ」があるわけだが、これは初代からそうだったんだな。やはり超名作の予感!

コンピューター相手に勝ち抜いていく『ノーマルモード』をカイ=キスクでプレイしてみる。
1戦目の相手は鎖鎌使いのアクセルだ! ストライヴよりだいぶ筋肉ムキムキなアクセル!

ぼくはいちおう最新作のストライヴを「闘神」という最高ランクに到達するくらいには遊んでいるのでわかるのだが、ギルティギアシリーズは一見すると派手で大味に見えるが、じつは緻密な駆け引きが要求される、読み合いが楽しいゲームだ。
なのでもちろん、その元祖である初代ギルティギアも、

ウオオオオオオオ! 殺界(さっかい)!

ツヴァイボルテージ!

開始5秒で2ラウンドをいっぺんに取って終了!
なにこれ? 緻密さのカケラもなかったが? 大味すぎない?
初代ギルティギアには「殺界」というシステムがある。
「P(パンチ)+K(キック)同時押し」で殺界発生技が出て、これが相手に当たって画面が赤くなっているコンマ数秒の間に「↓↘→+任意の攻撃ボタン」を入力すると一撃必殺技が出て試合が終わる。カイのそれはツヴァイボルテージという名前。これが当たると残り体力も残りラウンド数も関係なくその瞬間に終わる。正真正銘の一撃必殺。文字通りにもほどがあるだろ。

アクセルを一撃でぶっ倒しておいて「変幻自在、素晴らしい攻撃でしたよ。」とのたまうカイ。煽ってるのか?

ステージ2は、メイ戦。
メイはストライヴとイメージがあまり変わらないな。声優も初代からずっと変わらずこおろぎさとみさんらしい。
初代のメイは豊富な突進技を持つほか、なんと現在はジョニーの代名詞となっている必殺技『ミストファイナー』も使える。こ、これは強敵だ……!

ウオオオオオ! 殺界! ツヴァイボルテージ! 終了!
なんだこのゲーム?

で、出た! ポチョムキンだ!
ストライヴのポチョムキンと比較すると身体が小さいが、それでもやはり迫力がある。明らかにパワータイプのキャラだ。
パワータイプのキャラが相手なら!

ウオオオオオ! 殺界! ツヴァイボルテージ! 終了!
なんだこのゲーム?

しかし、ステージ4のザトー戦でついに異変が。

ウオオオオオ! 殺界! ツヴァイボルテー……

あれっ!? 当たってない! 避けられている!
そう。当たり前だが、一撃必殺技は万能ではない。回避方法がある。殺界発生中に、防御側は「↓↙←+任意の攻撃ボタン」を入力すると、一撃必殺技を回避できるのだ。
これは……マズい! どうしたものか……
かくなるうえは!

ウオオオオオ! 殺界! ツヴァイボルテージ! 終了!
一撃必殺技を避けられても直後に殺界発生技を当て直せばまた一撃必殺技チャンスが生まれるので、殺界→一撃必殺技→殺界→一撃必殺技……をくり返していればいつかは決まる!
なんだこのゲーム?

ちなみに、やっていることはめちゃくちゃだが、殺界と一撃必殺技の演出自体はかなりかっこいい。何回見ても気持ちいいし、全員ぶん見たくなる。
このゲーム、キャラも音楽も演出もすべてがかっこいい! でもなんか、かっこよければめちゃくちゃやっても許されると思ってない?
その後も、一撃必殺技に頼る形で着実に勝利を重ねていく。

チップ。
ストライヴより声と動きがだいぶうるさい。

ミリア。
ストライヴより露出度がだいぶ高い。ストライヴもこうなってほしい。

Dr.ボルドヘッド。
これはストライヴにはいないキャラだが、体型や姿勢、技のモーションがファウストに酷似している。どうやらファウストのかつての姿のようだ。

クリフという、ストライヴ時点では死んでしまってもう存在しないキャラもいる。
聖騎士団の団長であり、カイにとっては先輩にあたる。ここは先輩に敬意を込めて、

殺界! ツヴァイボルテージ! 終了!

いよいよ終盤のステージ9。ライバルであるソルとの戦いだ!

このあたりから、コンピューターの強さがケタ違いに跳ね上がる。
こちらの攻撃はほぼガードされ、そのくせ向こうは的確にコンボを決めてきて、

さらには、スキあらば殺界→一撃必殺技まで狙ってくる!
そう、一撃必殺技はプレイヤー側だけの特権ではない。コンピューターも当然使ってくるのだ。ソルの怒涛の攻めをしのぎながら一撃必殺技まで警戒するのは至難の業。
そもそも、殺界→一撃必殺技は発生が極めて速い。おそらく0.5秒あるかないか。ストライヴでいう溜めダストアタックくらい、『ストリートファイター6』でいうドライブインパクトくらいだろう。意識していれば反応できるが、とっさには難しく、反応できなかったら即試合終了である。怖すぎる。
これがプレイステーション専用タイトルでよかった。もしゲームセンターで対戦ゲームとして置いてあったら、100円が5秒で溶けるアーケードゲームとしてなんらかの暴動が起きていた可能性がある。クレーンゲームでも15秒は遊べるぞ。

ステージ10は、隠しキャラのテスタメントとの戦い。
当然ながら、ハチャメチャに強い。さすがに殺界→一撃必殺技はもう当たらないので、ちゃんと格闘をやる必要がある。
怪奇! ステージ10に来てようやく格闘をやる格闘ゲーム!

ウオオオオオ! HS(ハイスラッシュ)からのスタンディッパー! そしてまたHSで起き攻めしてスタンディッパー!
HS→スタンディッパーをひたすらくり返すことにより、どうにか倒した。大味すぎない?

そして、ステージ11。いよいよラスボスが出現。

生体兵器『ギア』の第一号にして完成形。すべてのギアを統べる存在。
その名は……

ジャスティス!
ジャスティス自身は最新作のストライヴには登場しないが、名前は出てくる機会があり、ストーリーの根幹に関わる存在としてぼくもある程度は知っている。
初代のラスボスということも聞いてはいたが、こういう感じで登場するのか。やはり実際にプレイしてみるといろいろ知れてよいな。

ジャスティスは狂ったように強い。いや、狂ったようにと言うか、実際に狂っている。
すべての技が強いのだが、特に、どこにいてもほぼ不可避のレーザー『インペリアルレイ』と、

極太すぎてやはりほぼ不可避であり、ガードしても体力をゴリゴリ削られ、カオスゲージを使って削りを防ぐフォルトレスディフェンスをしてもカオスゲージが先になくなるのでけっきょく削られる『ガンマレイ』がどうかしている。
まっとうに戦って勝つことは難しく、かといって殺界→一撃必殺技もほぼ無理。絶望的としか思えない。
しかし、思い出してほしい。
ギルティギアシリーズは一見すると派手で大味に見えるが、じつは緻密な駆け引きが要求される、読み合いが楽しいゲームだ。
なので、

ウオオオオオ! スタンエッジ・チャージアタック!
からの!

スタンエッジ・チャージアタック!

スタンエッジ・チャージアタックを当てている間に次のスタンエッジをチャージしてスタンエッジ・チャージアタック! これだけを無限にくり返してゴリ押しすれば勝てることを発見!
なにこれ? 緻密さも読み合いもあったもんじゃないが? 大味すぎない?

でも爽快感はあるし、達成感もあるからいいか!
十数回のコンティニューの末、ついにエンディングを見ることに成功! 隠しキャラ3人のうち、テスタメントとジャスティスを解放できた! あとは梅喧(ばいけん)だけだ!

楽しいぞ、初代ギルティギア!
「このゲーム、すべてがかっこいい! そりゃシリーズ化されるわ」と「このゲーム、かっこよければめちゃくちゃやっても許されると思ってない? よくシリーズ化されたな」が交互に押し寄せてくるぞ! あなたもぜひやってみよう!

























コメント
昔のゲームだしね…
でも大味なところもそれはそれで良いものだ
>これがプレイステーション専用タイトルでよかった。もしゲームセンターで対戦ゲームとして置いてあったら、100円が5秒で溶けるアーケードゲームとしてなんらかの暴動が起きていた可能性がある。
これは本当にそう
ゼクスでマイルドになって安心した思い出
エルフェルトのいない初代ギルティギアに行くほどギルティギアを楽しんでるようで何より
こういうオタクの深掘り履修は側から見てる方も楽しくなれていい
初代はお世辞にも名作とは言い難く、
当時でも「光る所のある佳作orバカゲー」の評価だったと思う
その後で大化けしていったのよ
ストライブのミリアが初代レベルの露出になったら使用人口めっちゃ増えそう
ゲーム中心の趣味ブログの謳い文句に偽りなしだな…
この頃は各キャラのバックストーリーがだいぶ暗くて重いんすよね
それ知ってるとストライヴでみんな色んなものから解放されてるのが
また味わい深くていいんすよ
チャージキャンセルを覚えたら更に「なんだこのゲーム?」になると思う
この時のジャスティス、CPUが開幕インペリアル→デストローイするやべー仕様の奴だった様な
当時のゲーム雑誌でもアーケードでやったら暴動だろとか言われてた気がする
ストライヴでのテスタメント見慣れてきてたけどこうして見るとやっぱイメチェンすごいな
殺界発生技に発動条件なんて無いし発生速度も別に全然遅くないしヒットどころかガードしても殺界発生するし何なら誰も殺界発生技を使ってなくても急に殺界が発生して試合が終わることがある狂ったゲーム
これのキャラがめちゃくちゃ綺麗なグラフィックになってゲーセンで戦ってるのを初めて見たときは三度見くらいした
ジャスティスのモデルはテッカマンブレードだったかな
ガンマレイはボルテッカなのでそりゃもう即死級です
続編のゼクスで大化けしましたね
ポチョムキンちっちゃくない…?
ジャンプや空中ダッシュでうかつに攻め込むと、インペリアルレイを対空に使われてしまい
ほぼ発生の中央で食らうことになり地獄のヒット数を叩き込まれてしまう
インペリアルレイ最後のヒットと動けるようになる時間がほぼ同時のせいで
ジャスティスの気分により2回目、3回目も発動されて空中で焼かれつづけて死ぬことも稀によくある
ゲムぼく。さんには是非ともメーレーアクションであるギルティギア2をやってみて欲しいです。格ゲーじゃないギルティギアなので新鮮に感じると思います。個人的にはかなり好きなタイトルでした。ジャンル的に当時はイマイチ人気が出なかったけど、今なら受け入れられそう…かも?
コンボゲーになったのX(ゼクス)以降じゃけんねえ
ミリアの露出が見たかったら、X~XXのどれかをオススメ。
ついでに蔵土縁紗夢は1技に1コマパンチラしているので更にオススメ!
ブシドーブレード「なんだか呼ばれた気がした」
実は「ボルドヘッドはファウストのかつての姿」とは公式は頑として明言してなかったりする
「もはや公然の秘密だし、その公式が状況証拠は挙げてるだろ!」と言われたらソレはそう
初代は「あの頃のPSによくある大味格ゲー」でしかなかったんですよね。
続編のX(ゼクス)がすごくちゃんとした格ゲーとしてゲーセンに出てきてビックリした思い出。
初代のギルティギアはソルとカイのデザインと関係性が大きなお姉さん方に刺さって話題になってた記憶があるな……。
こんな大味だったのか。
家庭用オンリーだからこそ出来た割り切りっぷり
高校生当時めちゃくちゃ遊んだなぁ
おーソルの声が石渡大輔氏の時の初代じゃないですか。他にもゼクスやイグゼクス、スラッシュ、イスカ、アクセントコアなんてーのもありますよ。
テスタメントとポチョムキンって初代からいたんだ…!ストライヴとはだいぶイメージ違うけど
メイのミストファイナーって初代基準の技だったの初めて知った………!
家庭用XX、イグゼクスのEXメイ(技構成が普通とは違うVer)が使ってて、「大好きなジョニーの技マネしてるの可愛らしい〜」とか思っていた。初代の技再現だったのか!
ただ初代の時点でもジョニーは世界観上もう居る(いつでも出られる癖に看守のねーちゃんが美人なのであえて牢屋内に捕まっていた…らしい)し、メイが「ミストファイナーを真似している」のは事実なのかもしれない…ですね、居合術の腕前が免許皆伝レベルなのはジョニーだし、どっちが原点なのか?といえばジョニーのハズだからね
俺の初見はゲーセンの緑カラーディズィーだったからXかXXからの参戦だと思うんだけど、初代ってこんな文字通りセットを殺るタイプの一撃必殺技があったのか……
ボルドヘッドはちぃっとばかり重すぎるし聖戦管理機構たがの秘密組織のクズっぷりがヤバい
恥知らずなカイ使いがいた!
中学生の時にやったせいでモロに刺さってメタルの沼へズルズルと…
この頃は石渡氏の趣味でBGMどころか世界観のワードチョイスが全てメタル関連だったんすよね
当時通ってたプログラム系の専門学校で、昼休みにギルティギア大会を開いてたクラスがあったのを思い出した。
教室に14インチのブラウン管モニターとプレステ本体を持ち込んだ強者がいたんですよ…
ジャスティスはゲムぼくさんが使っているエルフェルトやディズィーの母親みたいなもんですね
リアルタイムでやってました
・チップの殺界が鬼強かった(早いうえに裏に回るから相殺コマンドミスる)
・クリフの咆哮返しLv3で即死狙えた
・隠しで使えるジャスティスが雑に強い(インペリアルレイ連発でどうにかなる)
・梅喧がジャスティス以上の隠しキャラ(このころから畳が強かった)
・「メーイダイナミック!」(CVこおろぎさとみ)
うっすらと残っている記憶
かっこよければめちゃくちゃやっても許されると思っているギルティギアのめちゃくちゃさに心を掴まれたオタクがいたのもまた事実なのだ
家庭用だから出来たゲーム
そしてこれがストライヴに進化するかたわら北斗とかいう世紀末バスケがぴょこっと横に生える
そんなアークゲー
梅喧ノーミスクリアが必須だからジャスティスの殺界で死んだ時のストレスがやばい
懐かしい。
ミリア使って前パンチ→ラストシェイカーだけでジャスティス倒した思い出。
懐かしい…w
梅喧がまだ「おろ?」と言い出しそうな
某ジャンプ漫画浪人みたいな感じだった頃ですね。
クリフはGGシリーズでもトップレベルで好きなキャラなんですけど
死亡しているので今後復活が望めないのが残念…
(もうこうなったらクリフクローンとか出してくれないだろうか…)
メタル! ファンタジーとみせかけた崩壊した古代文明! 秘密いっぱいの主人公!とまさしくバスタードの系譜なんですよね初代。
紆余曲折あったけどちゃんと続いて一応の終着点に辿り着けたのは本当に良かった…
あと攻略本にあった石渡氏のラフが素敵でした。剣に魚ブッ刺して料理するソルとか。