『先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち』(金間 大介)という本をKindle電子書籍で買った。
非常におもしろく、買ったその場で1時間ほどかけて一気読みしてしまった。
現代の若者は、なぜ目立ちたくないのか。なぜ成功よりリスク回避を優先するのか。なぜまじめで優しいと自称するわりに主体的に行動しないのか。
著者の研究結果が、実体験もまじえながらわかりやすく紹介されている。
そして、本書ではあえて「若者」とくくられて書かれているが、個人的には、これは若者に限らない話だと思った。人間とは、大なり小なりみんなそういうところがあるよな、と。
たとえばぼくは、ごくまれに「よい文章を書くにはどうすればいいですか」と質問されることがある。たぶん、質問者が若者ではないこともある。
よい文章とはなにか、の定義はさておいて、ここで起きる問題のひとつは、「そう質問してくる人の多くは、よい悪い以前にそもそも量が足りない」ということだ。
なので、もし「そう聞いてくるからには毎日なにかをアウトプットしてる人だよな」と思い込んで回答し始めると、「あ、いや、毎日じゃないんですけど」とか「これから始めるんですけど」とかのズレが生じる。
そうなると、アドバイスとしては「とにかく毎日なにかをアウトプットしましょう」みたいな、「とりあえず走り込みましょう」程度のことしか言えないわけだが、すると「いや、表に出すのはちょっと」「ヘタな文章出したら恥ずかしいじゃないですか」となる。リスク回避型思考の典型だ。
なんなんだ! 恥ずかしいってなんだ! ラストオリジンドスケベスキンフェスティバルを21回やってる人間より恥ずかしいものがあるなら見せてみろ!
そういう意味では、ぼくは我ながら挑戦心の塊だと言える。恥を恐れない強さを持っている。
ぼくはどんなことがあろうと何かを「恥ずかしい」と思うことなんてない。
まあ、それはさておいて……
……ん?
あれ……? なんか、注文履歴を見ると、同じ本を2回買ったことになっている……?
しかも、Amazonポイントで購入したのだが、2回ぶんポイントが引かれている。つまり、-1,500ポイントくらいで済むはずが、-3,000ポイントくらいになっている。
Amazonの仕様上、同一のKindle電子書籍を2回買うことは不可能なように思えるのだが、たとえば注文ボタンを連打するなどしていたら処理にミスが起きて二重注文になる、などがあるのかもしれない。
キャンセルボタンがあればいいのだが、電子書籍は決済が確定したら基本的にキャンセルができない。調べてみると、カスタマーサービスに連絡するほかないようだ。
……よし。ちょっとめんどくさいが、やってみるか!
同じような境遇で困っている人がいたら、ぜひ参考にしてほしい。
【1】問い合わせ用ページを見つける
Amazonカスタマーサービスのページを開く。Webブラウザから開いた場合とスマートフォンアプリ(Amazonショッピングアプリ)から開いた場合で必要な画面遷移が異なる場合があるので要注意。
ただ、基本的には「Kindle本の返品」というメニューを探して、そこから手続きを行うことになる。Amazonショッピングアプリなら『Kindleコンテンツ、Prime Video、ミュージックなど』というところから行けるはずだ
今回のようなケースは、定型のQ&Aを見れば解決するものではなく、個別の問い合わせになる。
「今すぐチャットを開始する」を押して、AIチャットボットを起動する。
【2】チャットで相談を行う
AIチャットボットが選択式の質問をしてくれるので、それに沿って回答していく。
で、このまま選択肢を選んでいれば対応が完了するのかと思いきや……
“まもなく担当者におつなぎします……”
えっ!? 担当者!?
ロボットじゃなくて、人間の対応に切り替わるってこと!?
ホントに人間の対応に切り替わった。
ここでは出さないが、フキダシ上部には対応してくださっているスタッフの方の苗字も表示されている。便宜上「田中さん」と呼ぶ。
おそらく、Amazonお客様対応スタッフのお仕事をされている方だと思う。
急に切り替わってびっくりしたが、ユーザー視点で言えば、やることは変わらない。田中さんの質問に対して答えるだけだ。
ただ、相手が人間なので、当然ながら丁寧かつわかりやすい文章を心がけたほうがよいだろう。
おっ、すごい!
「同一のKindle電子書籍が2回購入されており」と言っただけなのに、すぐ書名を挙げて確認してくださった!
たぶん、問い合わせを受ける側の操作画面ではぼくの注文履歴が見られるようになっていて、それで「あ、これだな」とわかったのだろう。
で、どうやら今回に関して言えば、二重注文ではなかったらしい。
Amazonの注文履歴上は2回注文したことになっているが、最初の1回はキャンセルされているらしく、その旨を連絡するメールも送られているのでキャンセルが成立している、とのことだ。
なるほど。Amazonの注文履歴はいつも正しいものと思っていたが、そうでないこともあるんだな。
あと、自分ではキャンセルした自覚がなかったのだが、キャンセルできていたことにも驚いた。もしかしたら、「注文→キャンセル→注文」を自覚なく繰り返してしまったのかもしれない。手でやっていなくても、たとえばスマートフォンをポケットに入れているあいだに誤作動でそうなってしまった、みたいな可能性もなくはない。
ともかく、これで無事に解決!
迅速丁寧な対応をしてくださった田中さんにお礼を言い、チャットは終了。
こんな感じで、電子書籍を二重注文してしまった可能性がある場合は、カスタマーサービスのチャット問い合わせから問題を解決できることがある。
相手がチャットボットではなく人間というのは少し緊張するが、そのぶんとても丁寧だし的確な対応をしてくださるので、安心して利用しよう。なにも恥ずかしがることはない。冒頭でも書いた通り、ぼくはなにがあっても「恥ずかしい」なんて思わない強靭なメンタルの持ち主なので……
……
…………
あれ?
待てよ……
瞬時に書名を確認してもらえたということは、田中さんはぼくの注文履歴を確認できるということであり、おそらく注文履歴を上から最新順に目を通したはずであり、つまり……
『チチチチ』とTENGAメンズブーストをセット購入したのがバレてるってこと!?
イヤァァァァァ! 恥ずかしい! 見ないで! 田中さん、違うんです! これは違うんです! 他意はないんです! ぼくはただチチチチを読んでものすごく興奮しようと思っただけなんです!!

コメント
わあ!急にまともになるな!
これは書く勇気が出る良い記事
ドスケベスキンフェスティバルやってる人と比べたら世界全員が恥ずかしく無い事になっちゃう
kindle本ってAmazonの問い合わせ担当に連絡しないとキャンセルできないんだと思ってました。
何度か申し訳ねぇAmazon問い合わせ担当さん
でもワンクリックで買えるのがミスを誘発するんや……
定期
『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』はすごい良い本だからゲムぼく。に取り上げてもらって嬉しい。嬉しいよな、うん……。他の人にも是非読んでみてほしい。
『チチチチ』もすごいからみんな読もうな。すごいぞ
前にFireタブレットがマジもんの買った時から不具合だった時に問い合わせしたら遠隔操作でちゃんと不具合確認してくれて無償交換してくれたりとAmazonってサポートがちゃんとしっかりしてるよね。
いつフラグ回収されるのか
ドキドキしながら読んでしまったw
ゲムぼく。さんクール教信者さん好きなの納得
おれもDLsiteで二重会計されちゃって同じような対応してもらったから気持ちはわかるぜ
ちゃんとタイトル挙げて確認されて恥ずかしかったぜ
ゲムぼくトラブルシューティング系の記事は困った時の検索で引っかかる古の個人ブログ感があって良い
チチチチ他、クール教信者さんの作品はもれなくムチムチ女性がいるし、一部作品はその恵体を使ったエッチな描写もあるのでとてもオススメです。みなさんも買ってデカパイ大好き人間になってください。
こういうやりとりも全部AIで済んで、人がいらない時代が早くくればいいのに
ゲムぼくの生活感のあるドスケベムチムチ履歴を見せつけられた田中さん(仮名)がかわいそう
毎日ブログを観に来る人達に痴態を晒しているんだから、田中さん一人にバレたところで誤差だよ誤差
多分守秘義務があるから大丈夫だろうけど見られたくないものを見られてしまった感じがする
この手の奴って本当に中の人が対応するんだなぁ、知らなかった
金間 大介さんの本も概要からして自分がそういうタイプの人間なので買ってみました
多分リスク回避型人間に当てはまると思うのでどういう書かれ方をしてるのか興味が出てきた
『チチチチ』とTENGAメンズブーストのセット購入履歴を閲覧されるのはDSF21回分よりも上だったかー!
(……あれ?!ずいぶん話のレベルが高いな?!
この配信見てて、とりあえずブログコメント残すようにしようと思ってたら気づいたら週間になってた
2重注文してたのが「チチチチ」じゃなくて良かったですね
むちむち本意じゃねえかw
自分も前にAmazonで返品対応でやり取りさせてもらったけど
本当にこんな感じで迅速丁寧に対応してもらったわ
電話じゃなくてチャットだからゲムぼくさんや俺らみたいな
人と触れ合うことを恐れるモンスターでも気兼ねなく相談できていいぞ!
新しい露出プレイの紹介かと思った
チチチチはしゃーない
田中さん(あ、ゲムぼくだな…)
他意が無いのはよくわかったよ
お姉さんなむちむち先生が若き生徒の性癖を破壊する本だと思ったら真面目な本だった…
先日の記事を笑えない…
Amazonセール攻略記事でこのブログを知った一般人読者もみんな田中さんと同じ目に遭わされてるよ
チチチチは割りとディープなストーリーだから何も恥ずかしくないだろ!
表紙だとエロ漫画に見えるだけだ!
何も違わないじゃないですか
くよくよするな! 俺がAmazonで初めて買った品物は「ふたなりマキシマム」だぞ!
Kindle本は間違って購入押しちゃって、遷移した画面でキャンセルすると、注文履歴に反映されるのに時間差あるんで注意
反映されないんで問い合わせたことがある(1敗)
サムネ画像が「先生、ど0…」と表示されてたので、
ど0?奴隷!先生を奴隷にしちゃう漫画なの!?と
勝手に思い込んでおりました。大変失礼いたしました。
先日、私も誤クリックでエロ本を購入してしまった際に同じ方法でキャンセルさせてもらったが、お礼を言ったら「とんでもありません」と返ってきたよ。アマゾンジャパンのカスタマーセンターの丁寧さに恐れ入ったね。セミヌードエロCG写真集なんかの誤購入で手を煩わせたこちらが逆に申し訳なく感じたよ。
「なんなんだ! 恥ずかしいってなんだ! ラストオリジンドスケベスキンフェスティバルを21回やってる人間より恥ずかしいものがあるなら見せてみろ!」
この言葉に途轍もなくハッとする思いがありました。
これからは自身の作品なども恥ずかしさはあれども、もっと途轍もない事をやらかしている方がいると思い、頑張りたいと思います。
ラストオリジンドスケベスキンフェスティバルを21回やってる人間より恥ずかしいものがあるなら見せてみろ!
いや、ようわからん性欲モンスターが謎の儀式をしてるの見て、「よしじゃあ俺も恥ずかしくないわ!」とはならんやろ・・・