『ゲムぼく。』、RKBラジオお昼の情報番組に出演する。

　ヤマザキ春のパンまつり徹底攻略2020の記事がネットメディアで多く取り上げられた結果、テレビやラジオからも出演依頼が来た、というのは以前も書いた通り。

　全国ネットの人気テレビ番組からもお声がけをいただき、とても魅力的だとは思ったのだが、いつもお世話になっている警察の人に「テレビで仮性包茎のおちんちん出したら捕まるぞ」と忠告されたのでやめておいた。仮性包茎でさえなければなあ。全国におちんちん出せたのになあ。
　

　というわけで、出演先はラジオに絞った。ラジオは映像が出ないので仮性包茎OKらしい。
　また、全国ネットだと『ゲムぼく。』読者が聞いているかもしれず、「こいつマトモな人間のフリして出演してるぞ！社会不適合者のくせに！ぽっちゃりお腹を揉むことだけが生きがいのくせに！」みたいに騒がれるかもしれないので、ローカル局に絞った。
　結果、出演させていただいたのが……
　

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　福岡のRKB毎日放送のお昼の情報番組『よなおし堂』。
　依頼のメールがとても丁寧で、打ち合わせの電話も親切かつやさしく、これは信頼できそうな番組だということで出演を決意。
　出演したのは、2020年2月17日のオンエア回。番組内の1コーナーに5分ほど出させていただいた。

　当日は緊張したが、パーソナリティ（仲谷氏、下田氏）の軽妙なトークと配慮に満ちた質問のおかげで、社会不適合者のぼくでも楽しくしゃべることができた。
　以下、収録前や収録中に行われたやりとりをいくつか抜粋してお伝えしたい。
　

（収録前）
仲谷：ゲムぼくさん、今日はよろしくお願いします。
ぼく：はい、こちらこそ。よろしくお願いします。
仲谷：事前打ち合わせをさせていただいたスタッフからさきほど聞いたんですが、ゲムぼくさんはとてもしっかりしたお仕事をされている方なのでは、と言ってましたよ。喋りがとても丁寧で、落ち着いていて、わかりやすくて。
ぼく：えっ、そうですか？ドゥフフ、ドゥフフフ、ドゥッフフフフフ。まあそれほどでもドゥッフフフフフ。

　キモくない？落ち着きをホメられたそばから落ち着きのない笑いを抑え切れないぼくめっちゃキモくない？
　

（収録中）
仲谷：では、呼んでみましょう。ネット上のお名前は『ゲムぼく。』さんです。ゲムぼくさーん？
ぼく：ﾊｰｲ

　緊張しすぎてヘーベルハウスみたいな声が出てしまった。
　

下田：いちばん効率のよいパンというのは、なにかありますか？
ぼく：そうですね。有名なところでいくと、食パンのダブルソフトってあるじゃないですか。

　「みなさんご存じダブルソフト」みたいなノリでしゃべり出してしまったが、よく考えたらこの番組のリスナーには中高年も多いだろうからダブルソフトはそんなにご存じではないかもしれない。やってしまった。熟女好きとしてはもっと熟女に寄り添ったしゃべりをしたかった。
　

仲谷：どうですか？この春の注目すべきことは、なにかありますか？
ぼく：はい！ドゥッフフ、この春はですね、ドゥッフフ、とても大きな事件がありましてですね、ドゥッフフフ、ダブルソフトが点数が下がってしまったんです3点だったのが2.5点になってしまったんですハイ0.5点あっ0.5点刻みなんですけどねこれドゥフフ下がっちゃったんですドゥッフフフフフ

　限界オタク、「よくぞ聞いてくれました！」の喜びでしゃべりのキモさも限界を迎えるの巻。
　

仲谷：最後に、ゲムぼくさんはパンとごはん、どちらが好きですか？
ぼく：（食い気味に）ごはんが好きです！

　質問の途中で「あっ、これはボケを期待してくれてるやつだ！ボケなきゃ！」と気づいたはいいが、気がはやりすぎて食い気味に「ごはんが好きです！」と叫んでしまい、ガチでごはんがめっちゃ好きな人みたいになってしまった。クソスベリした。死のうかと思った。でも生きる。パーソナリティのお二方がやさしくフォローしてくださったので生きる。
　

　自分のトークを聴くのは恥ずかしいが、せっかくの記念なので、radikoプレミアムに加入し、エリアフリーでオンエアを録音した。
　楽しかったなあ。また出たいなあ。ラジオっておちんちん丸出しでしゃべっても捕まらないからうれしいなあ。また出したいなあ。地上波デビューを果たしたことで、ぼく自身、なんだかひと皮剥けた気がする。下も剥けてほしい。
　