恐怖! 健康が気になりだした人にメロンクリームソーダを推奨する自販機!
ここは東京都新宿区。
健康不安の人にメロンクリームソーダを飲ませる不思議な街。
そんな謎多き街に何をしに来たかと言うと……
リアル脱出ゲームだ!
世界一謎があるテーマパーク、東京ミステリーサーカスにやってきた!
【解説:リアル脱出ゲームとは?】
リアルに脱出するゲームのこと。
【解説:東京ミステリーサーカスとは?】
東京のミステリーのサーカスのこと。
あんまり調べずに来たので知識がペラッペラである。
リアル脱出ゲームというのは、ざっくり言うと体験型の謎解きゲームみたいなもの。株式会社SCRAPの登録商標であり、同社が開発・管理・運営している。
遊園地にいろんなアトラクションがあるのと同じように、これにもさまざまな種類のゲームがある。アニメや漫画とコラボしたゲームもあり、たとえば『HUNTER×HUNTER ハンター試験からの脱出』や、『名探偵コナン 100万ドルの絡繰館からの脱出』などがある。
基本的には店舗内で楽しむものが多いが、「浅草」「奈良」など街全体が謎解きの舞台になる「街歩き」系のゲームや、おうちで遊べるゲームブックのようなゲームもある。
なんだかよくわからないが、とにかくたくさんあってすごい人気らしい、ということはわかった。
謎解きの難易度はゲームによるが、基本的には12歳以上が対象になっているものが多い。
ただ、「for kids」というしくみがあり、一部のゲームは「親子おすすめ」マークが付いている。これは、小学生以下だと半額で参加でき、謎が比較的易しく、さらに制限時間がなかったり所要時間が短かったりする、というもの。
なるほど、これはよさそうだ! 親子に限らず、初心者全般に優しい!
リアル脱出ゲームは、個人的には「ゲームの展開に従い、ときに知らない人同士でチームを組んだり会話したりして協力や競争する」イメージがある。そういうコミュニケーションが醍醐味のひとつだとも聞く。
それはもちろん楽しいと思うが、初参加でそれは心理的ハードルがまあまあ高い。特にぼくなんてコンビニの店員さんに「粗大ごみの券を2枚ください」と言うのすら怖くて15分は店内をうろうろして様子を見る人間である。リアル脱出ゲームで死因が「人見知り」になるタイプの人間である。そんなタイプの人間いる?
今回は、『くまっキーのミステリーツアーからの脱出 ~ようこそ、世界一謎があるテーマパークへ~』というゲームをやってみることに。
for kids対象なので、子どもたちが半額で参加できる。公式の説明文に「謎解きデビューにもおすすめ」と書かれており、イラストの雰囲気もかわいいので、わりと易しそうだ。
また、人数や制限の時間がなく、ガイドを読みながら館内を歩き回って謎を解いていくらしい。つまり、周りを気にせず自分のペースで身体を動かしながら楽しめるということであり、これは元気な子どもと人見知りの大人にピッタリである。やるしかない!
チケットは店舗でも購入できるが、今回は事前にオンラインで購入しておいた。料金は大人1,500円、子ども(for kids対象)が750円。
おそらく朝早い回のほうが館内に人が少なくて回りやすいだろうと考えて、朝10:00の回にした。ちなみにこれは結果的に大正解で、昼過ぎくらいからは館内がかなり混雑していた。
さあ、ゲーム開始だ!
ただ、当然ながら、ゲームの内容をここに書くことはできない。ネタバレ厳禁だ。
終えた後の感想だけ先に言うと「めちゃくちゃ楽しかった! また行く!」なのだが、ネタバレにならない範囲で、なにがどう楽しかったのかをいくつか挙げてみると……
■LINEを使うことが前提となっており、ときにLINEを通じて問題や指令が出たり、LINE自体がギミックのひとつになっていたり、困ったときにヒントをもらえたりする。「紙(問題用紙)」と「ネット(LINE)」と「リアル(自分の脚)」をすべて組み合わせることで謎が解けるしくみが新鮮。
■身体を動かして謎を解くのが楽しい。「歩き回る」だけでなく、いろいろな物を「覗き込む」「動かす」「押す・回す」、ときに「待つ」といったギミックが随所に盛り込まれており、この場所、このゲームでしかできない体験がたくさんある。家や動画では絶対に味わえないものが味わえるという体験価値がすばらしい。
■困ったときのヒントは、段階的に少しずつ教えてもらえるしくみになっている。いきなり答えに近いものが出てくることはないので、謎を解く楽しみが奪われることはない。また、子どもと一緒にやる場合、「自分は答えがわかったが、子どもたちはまだわかっていないので、軽くヒントを出してあげたい」という場面がしばしばあるわけだが、そのときにこの段階的ヒントが役に立つ。「1段階目のヒントだけ見てみる?」みたいなことができる。
■これは期待通りだが、周囲や時間を気にせず、自分のペースでじっくり遊べるゲームだった。ほかの参加者と話す機会はない。ひとりプレイも可能だし、ざっと見る限り、ひとりで来てひとりでプレイしている人も何人かいた。
■プレイ時間のめやすは60~90分くらいらしいのだが、今回は子どもと一緒にじっくりやったので120分かかった。長く楽しめたし、階段をけっこう何回も上り下りしたのでいい運動にもなった。
■当然といえば当然なのだが、謎がとてもよくできている。ひとつひとつが考え甲斐があっておもしろいのはもちろんだが、前に解いた謎が後の謎につながっていたり、特に意味がないと思っていたものに意味があることがあとでわかったり、館内の思わぬものが謎と関係あったり、ということがいくらでもある。驚くほどすべてのものが謎につながっているので、最終的に館内のすべてがあやしく見えてくる。ほかの参加客すらなにかのギミックに見えてくる。本当にこの人々は人間か? くまっキーが操っているアンドロイドではないか?
2時間をかけて、無事にクリア!
さすがに疲れたのでこの日はこれで終わったが、「近いうちにまた絶対来よう」ということになった。それくらい楽しかった。
特に、子どもたちは参加後のオンラインアンケートを「自分で入れたい!」と言って自主的に入力していたから、よほどよい体験になったのだろう。
「リアル脱出ゲーム」の名前は知っていたものの、どういうものかわかっていなかったので、行く前は怖かった。
が、実際には思ったよりハードルがかなり低く、多くの刺激が得られ、なにより単純に謎解きが楽しかったので、とてもよい経験になった。時間さえあればひとりでも何回か行ってみたい。
「ミステリーサーカス」の名の通り、館内に一歩入れば謎がいっぱい! すごいぞ、東京ミステリーサーカス!
ちなみに館外にも、
……
…………
「なぜこんなに治安が心配な場所に建物を……?」という謎があるぞ!
うっかり夜に行くと混沌の歌舞伎町から無事に抜け出す本当のリアル脱出ゲームが始まってしまうので、朝か昼の明るい時間帯に行こう!
コメント
最後の歌舞伎町脱出ゲーム要る?
人と話さずにできるタイプのもあるのは知らなかった
コミュ力は無いが行動力はあるゲムぼく。
なんでわざわざ歌舞伎町に? と思うかもしれないが
新宿駅が脱出ゲームのチュートリアルなのだ
地下鉄のやつが割と気軽にやれて都内いろいろまわれて楽しかったのでおすすめ。
オチに声出して笑った
くまっキー丸っこくてかわいいなと思ったけどむちむち判定にはならなかったか
方向音痴なので歌舞伎町脱出ゲームでなかなか脱出出来ずに漏らしそうになったことあるわ
リアル脱出ゲームってやったことないけど、LINE使ったり、建物内動き回ったりと結構ハイテクかつアクティブなイベントなんだ時間制限とかないなら焦って、しっかり楽しめなかったみたいな事もないし良さそう
オチに笑うけど、子供連れとか考えるとマジで帰りが夜になるのは笑えない土地柄なので注意喚起にもなっててありがたい…
リアル脱出ゲームやってみたいけど、多分謎が解けなくて一ヶ月くらい館内で過ごすことになりそうだから行けないわ
いいですね!
だいぶん前にシンデレラガールズとコラボしてたときに行ったなあ
実に楽しかったよ
新宿駅は再開発が本格的に始まってさらに迷宮感が増した気がするわ
新宿にある大人のお店に行く時は歌舞伎町が怖いから昼頃に行ってる
東京ミステリーサーカスはマジで立地だけは困りものなんよな……。
小規模の謎解きであれば各地にあるリアル脱出ゲームの店舗や、ミステリーカフェでもいいかもしれませんね。
電車や遊園地とコラボしたイベントもありますし。
以前訪れたことがありますが、お子さん連れの方は西武新宿駅前通りの方から行ったほうがいいかも…。結構すごいところにありますよね。うっかり細い路地に入らないように注意してほしいです。
うっかり帰るのが遅くなると強制歌舞伎町脱出ゲームは泣いちゃうかもしれない
東京や大阪などの大都市圏だと電車を使ったリアル謎解きゲームなんかもありますね。
キットを買うと一日乗車券と謎を解くための冊子やらシートやらが入ってて、
謎を解くと駅の名前が出てくる
→その駅に行って指示に従うと新しい謎が出てくる
→以下繰り返し
って感じです。
お子さんが電車の頻繁な乗り降りに耐えられるならオススメですよ。
人生脱出するのかと思った
ジョジョ5部とコラボしてた時に行って、ギリギリで脱出できなかったのが悔しくて後日完全クリアしに2回目参加した 記憶を消してまたやりたい!ってくらい楽しかった
歌舞伎町(夜間)脱出ゲームは難易度高そうっすね〜
脱出ゲームを題材にした「私と脱出しませんか?」ってマンガも面白いよ。ヒロインは隠れむちむちだよ。
オチも良かったけど最初の『健康が気になりだした人にメロンクリームソーダを推奨する自販機』もメチャクチャ面白かった
次はルーム型に挑戦してほしい
実際に部屋に閉じ込められて手掛かりを探す形式だから、子どもにも仕事があって置いてけぼりになりにくいと思う。
あと一つのルームに一人のスタッフがつくから、アシストもしっかりしてくれる
ゲムぼく。さん、なんだかんだ新しい事にたくさん挑戦してて尊敬する
>特にぼくなんてコンビニの店員さんに「粗大ごみの券を2枚ください」と言うのすら怖くて15分は店内をうろうろして様子を見る人間である。
さすがゲムぼく
最後に龍が如くで笑ったわ
冒頭のメロンソーダでめちゃくちゃ笑ってしまった
夜の歌舞伎町の民度をオチに使うのはやめたまえ!
東京いいなあ
地方だから本当羨ましい
最近の歌舞伎町は治安が良くなったから夜でも大丈夫
オチに笑いました
昔行ったときはちょうど龍が如くのコラボ謎解きやってたのでなつかしい
コナンの脱出ゲームやりにこの間行ったけど、本当になんでこんな治安の悪い場所にあるんだ…?と思ったとこまで一緒で笑った