スーパーロボット大戦BXには、ファルセイバーとブルーヴィクターという2機(グリッターファルセイバーを含めると3機)の味方オリジナルロボットが登場する。
そして、「なんで『ブルー』ヴィクターなのに赤いんだよ!」というのは誰もが思った疑問だろう。
せっかくなので、それぞれの機体名と武器名の由来と意味を調べてみた。
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機体名
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ファルセイバー
(Fail Savior)
「ファル」はケルト神話におけるリア・ファル (Liath Fail/運命の石)から取られている。アイルランド語。
「セイバー」は救済者、救世主の意味。英語。
スパロボBXのストーリーの根幹にも関わる「四つの至宝」は、ケルト神話の「四種の神器」(リア・ファル、ブリューナク、クラウ・ソラス、ダグザの大釜)をモチーフにしていると公式で明言されている。
ブルーヴィクター
(Brio Victor)
「ブルー」は青(Blue)のことではなく、ケルト神話におけるブリューナク(Brionac/貫くもの)。アイルランド語。
「ブリュー」だと語感が悪いので「ブルー」にした、と公式で語られている。
「ヴィクター」は勝利者、征服者を意味する英語。
「力の至宝」から造られたブルーヴィクターにふさわしい名前だと言える。
グリッターファルセイバー
(Glitter Fail Savior)
グリッターは「輝き」を意味する英語。
本来の輝きを取り戻したファルセイバー、ということだろうか。
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武器名
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ペンタクルショット
(Pentacle Shot)
ペンタクル(五芒星)のショット(発射)。
戦闘アニメをよく見ると、相手にヒットした瞬間に五芒星が浮かび上がっていることが確認できる。
また、タロットカードの「ペンタクル」のモチーフはケルト神話のリア・ファル。このつながりも考慮された命名かもしれない。
セイバーナックル
(Savior Knuckle)
救世主の拳。
ファルブレイズ
(Fail Blaze)
ブレイズは「炎」の意味。「運命の炎」とでも訳すべきか。
エリアルスパーク
(Aerial Spark)
エリアルは「空気の」「大気の」といった意味。スパークは「閃光」。
ヴィクターブリット
(Victor Bullet)
勝利者の弾丸。
Bulletは日本人としては「バレット」と読むイメージが強いが、「ブリット」のほうが実際の発音には近い。
フレイムスラスト
(Flame Thrust)
炎の突き。
リライアブルスロウ
(Reliable Throw)
リライアブルは「確かな」「信頼できる」といった意味の英語。スロウは「投げ」「投擲」。
戦闘アニメでの会話によると、意識を集中させることで思念誘導や自動追尾のように槍を操作できるようなので、命中率の高さからその名が付いたとも考えられる。
エクスプローシブピアース
(Explosive Pierce)
エクスプローシブは「爆発性の」「強力な」。ピアースは「貫通する」「突き刺す」。
ピアースは動詞だが、ここでは日本でいう「ピアス」のように、名詞的な使われ方をされていると考えられる。
グリッターキャノン
(Glitter Cannon)
輝く大砲。
グリッターメイス
(Glitter Mace)
輝く槌。
グリッターバスター
(Glitter Buster)
Busterは「破壊するもの」「退治するもの」「デカいもの」といった意味がある。
エリアルフェアスパーク
(Aerial Fair Spark)
フェアは「美しい」「正しい」といった意味の英語。
本来の姿を取り戻した真のエリアルスパーク、という解釈ができる。
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