
やってきました!
東京スカイツリー!

高い! 怖い!

ぼく「おお~、高いビルがいっぱい。あのいちばんかっこいいビルさ、じつはぼくのビルなんだよね」
娘「小学生みたいなウソ言うのやめなよ」
ぼく「ごめんなさい」
小学生に「小学生みたいなこと言うな」と怒られながら、展望台を一周。
しかし、今回の真の目的地は展望台ではなく、スカイツリーの下にある……

スカイツリースペース!
ここでやっている、

『におい展PLUS+』だ!
“2016 年の初開催以来、全国各地で大好評を博している「におい展」。これまで35万人以上が参加し、普段は体験できない独特なニオイや体験を楽しんでいます。におい展PLUS+では、ソニー独自のにおい制御技術を活用した「未来のにおい体験」を提供します。”
出典:におい展PLUS+ 公式サイト
……ということらしく、10年ほど継続的に開催されている人気展らしい。バージョンアップを重ね、最新技術もどんどん取り入れていっているようだ。
ぼくはそこまで香りに興味があるほうではなく、そもそも嗅覚にあんまり自信がないのだが、こういう企画展は好きなので、終了間際に駆け込みで来てみた。

所要時間は40分~1時間くらいらしいので、規模自体はそんなに大きくなさそうだが、どんな感じだろうか……?

おっ、なるほど! こういう感じね! ビンがいろいろ並んでいて、そこに香りが詰まってるのか!
これは「12ヶ月の花のにおい」。それぞれの季節の花の香りを楽しめる。
花は自然で嗅いだことがなくても芳香剤やディフューザーによく使われているので、「あっ、これは知ってる香りだな」となるものが意外と多い。ラベンダーなどが典型的な例。

これは「偉人の香り」のひとつ、徳川家康。おもしろい!
たしかに、家康は香木のコレクターだった、みたいな逸話はどこかで聞いた覚えがある。ここでは家康が好んでいたとされる香りのひとつが再現してある。
なんかすごくいい匂いがした。外に雪がうっすら積もった元旦の仏間で特選毎日香を焚いたときの香りだ。高級な香りになじみがなさすぎて庶民のたとえしか出てこない。

これは……「男女の媚薬」?
異性を強く惹きつけるとされる香りをTシャツにまとったマネキンが2体置かれていて、片方が強い男性的魅力の香りで、片方が強い女性的魅力の香り。どっちがどっちかわからない状態になっていて、あなたはどちらに惹かれますか? というしくみ。
ぼくは性別はどうでもよくてむちむちボディが好きなので、素直に「こっちの匂いのほうがむちむちしてるな」と思って選んだら、強い男性的魅力の香りのほうだった。この世は男性のほうがむちむちなのかもしれない。

こちらは「Magic Fragrance Cup」。
ただの水なのだが、Aのボタンを押しながら飲むとオレンジ系のジュースっぽい味に、Bのボタンを押すとイチゴ系のジュースっぽい味に変化するというハイテク機器。
もちろん実際に味が変わっているわけではなく、要はボタンに対応した香り成分を出すことで脳をだましているだけなのだが、理屈がわかっていても「ジュースだ!」と驚いてしまう。
これは本当にすごい。「ジュースとしか思えないただの水」なので、今後もし一般に普及したら、いわゆるジュース依存症であるペットボトル症候群の治療にも使えそう。

なるほど。この『におい展』、さすが10年も全国各地で続いているだけあって、かなりおもしろい!
しかもいい香りばかりで、どんどん気分がよくなって……

(カメムシのにおい)
……

(ステルクス(糞)の香水)
……

(満員電車のにおい)
一気に雲行きがあやしくなってきた!
満員電車のにおい、特にイヤすぎる! いろんな人の柔軟剤、制汗剤、香水、体臭、汗、さらに密集による湿気など、あらゆるものが入り混じった絶妙なにおい! 東京メトロ日比谷線のにおい!
ぼくは「通勤の満員電車がイヤ」という理由だけで毎朝4:30に起きて始発通勤していた時期があるほどなので、来るものがあった。どちらかと言うと、においではなく人との距離感や圧迫感がイヤなだけなのだが、すし詰めの記憶が鮮明に蘇った。やはり嗅覚は記憶と密接に結びついている。
せっかく記憶を呼び起こすなら「初恋のにおい」とかにしてほしい。ぼくの初恋のにおいは小学校の鉄棒でかっこつけようと思って鼻の下を強打したときの血のにおいです。

シュールストレミング、臭豆腐、くさやなど、特ににおいが強いものについては特別に個室が用意されており、中に入って嗅ぐしくみになっている。
シュールストレミングはおそらく現物ママだと一瞬で衣服ににおいが染みついてしまうほどなのでさすがに薄めてあるようだが、それでもかなり強いにおい。めちゃくちゃむせてしまった。
ただ、テレビなどでしか見たことがないシュールストレミングを実際に嗅ぐことができたのは、貴重な体験! 娘と息子もYouTube動画などでシュールストレミングは見たことがあるようで、ゲホゲホむせながらも満足気だった。

すべての展示のなかでダントツでもっとも臭かったのは「ラクダのよだれ」。
尋常ではない。シュールストレミングなんかの比ではない。「くっさ! これは絶対ブログのネタにしよう」と思ったにもかかわらず写真を撮り忘れてしまったくらい臭い。完全に鼻が破壊されてしまって食欲が減退し、この日は昼ご飯を食べる時間が14時台にずれこんでしまったくらい臭い。
もう二度と嗅がなくてよいと心の底から思っているが、それくらいラクダのよだれはとんでもない、ということがわかったのはいい経験だ。人生の引き出しが増えた。臭そうな引き出しだな。

ちなみに、会場内には鼻をリセットするための「コーヒーの香り」瓶が置かれており、これには何度もお世話になることになる。10回くらい嗅ぎに戻った。
さらにちなみに、コーヒーの香りをもってしてもラクダのよだれはどうしようもない。ラクダはコーヒーより強い。

そして、最後はこれだ!
におい当てクイズ! 真実の口から出てくるにおいを当てよう!

息子「これは……けっこう好きなにおい。トーストかな」
ぼく「おっ、自信あり?」
息子「ちょっと。いや、でもバナナかも……?」

“正解:バナナ”
息子「あっ、バナナだった」
ぼく「惜しい~! たしかにバナナサンドとかもあるし、ちょっとごちゃっとしやすい香りかも」

娘「うっ。くさっ。これ、なんだろう……」
ぼく「これは難しそうだな。錆びた金属と血なんて区別つかなさそう」
娘「血かな……たぶん」

“正解:錆びた金属”
娘「ちがった! 金属か」
ぼく「惜しい! やっぱり鉄分つながりで、近いにおいではあるんだろうな」

ぼく「フフフ、どうやら君たちは人生経験が足りないようだな。トーストと血に謝っておきなさい。私がお手本を見せてあげましょう」
息子「フラグだ」
娘「絶対ダメそう」

ぼく「あ~。これはね、わかりました。完全にわかりました。これはピザです。なんならマルゲリータです。これが人生経験の差なんですね。一流の大人になるとピザというだけでなくその種類まで」
息子「早くボタン押して」

“正解:トイレのにおい”
ぼく「……」
娘「ピザにあやまっておきなさい」










コメント
ピザに謝っておきなさいめっちゃ好き
久しぶりのパパぼく。記事だ
ゲムぼくポンコツ回好き
娘「ピザにあやまっておきなさい」
ここつよい
ゲムぼく。はこういうレポ記事が一番おもろいと思ってる民
フリとオチがしっかりしている
ピザ…ごめんなさい…
ピザ食ってる時にトイレの話すんなよ!
トイレの匂いって芳香剤?それとも…
楽しそうなイベントだ
名古屋でもやってたんだな また来て欲しい
パパぼく。記事ありがたい
楽しそう…
でも慢性鼻炎なのであんまり分からなさそうだ
>ぼくの初恋のにおいは小学校の鉄棒でかっこつけようと思って鼻の下を強打したときの血のにおいです。
血に謝っておきなさい
変に威張るから…
小物ムーブしてるゲムぼくからしか得られない栄養がある
>>娘「小学生みたいなウソ言うのやめなよ」
ぼく「ごめんなさい」
序盤から娘にダメ出しされるゲムぼく。好き
シュールストレミング嗅げたのいいな
名前は知ってるけど先ず嗅ぐ機会無いよね
日比谷線ってやっぱりなんか独特の臭いあるよね…
ピザにあやまっておきなさい。
>「ジュースとしか思えないただの水」なので、今後もし一般に普及したら、いわゆるジュース依存症であるペットボトル症候群の治療にも使えそう。
急に真面目な部分がにじみ出てくるゲムぼく。
何これ行きたいと思ったら今日で終わりだった…