Amazonほしい物リストのギフトが届いた!
わざわざギフト包装までされている! ありがとうございます!
バーモントカレーはリストに入れていたが、ギフト包装されているほうは、リストには入れていなかったサプライズの品っぽい。気になるその中身は……
『クラッシュアイスゲーム』というボードゲーム!
ペンギンを落とさないように氷を砕くゲームらしい!
……ん?
あれ、待てよ……この1日前にもたしか、別の方からギフトが来て、なんか似たようなボードゲームが入っていたような……?
やっぱり!
なんだこれ!? めちゃめちゃ似てる! でもどっちもありがとうございます!
左は「セーブ・ザ・ペンギン」、右は「クラッシュアイスゲーム」という名前。
箱が違うだけで、中身はまったく一緒か? と思ったが……
よく見たら、中身はちょっと違う。基本的にはほとんど同じだが、ペンギンの模型やルーレットのマス数が異なる。
また、左の「セーブ・ザ・ペンギン」はパッケージが英語で、右の「クラッシュアイスゲーム」は日本語。そして右は、販売元が愛知県の玩具輸入・企画の会社「友愛玩具」となっていた。
ということは、おそらくこれはもともと海外で生まれたボードゲームで、「セーブ・ザ・ペンギン」がその原典。で、「クラッシュアイスゲーム」が日本用にローカライズ&アレンジが施されたものなのだろう。
どちらでも遊び方はだいたい同じだと思うが、まずは原典と思われるセーブ・ザ・ペンギンのほうで遊んでみよう。
箱にいろいろなパーツが入っている。
なるほど……?
なるほど!
こういうことか!
六角形の氷パーツを敷き詰めると、これがステージになるようだ。ヘックス式だ。ベルウィックサーガみたいだな。誰もわからないたとえをしてしまった。
で、こうやってステージ中央にペンギンを置く。
ペンギンはいちおう自立するのだが、油断するとすぐコテンと転びそうな不安定さ。ペンギンらしいまんまるむちむちボディがあだとなっている。
あら~!
まんまるむちむちでかわいいねぇ~!!
息子「なにそれ?」
ぼく「新しいボードゲーム。ペンギンが落ちたら負けみたいなやつ」
娘「そのスティックみたいなやつは?」
ぼく「あ、これはハンマー。氷をぶっ叩いて割っていくらしいよ」
娘「えっ、やりたい!」
息子「やろうやろう」
たいていの子どもはシンプルになにかをぶっ壊すゲームが好きである。
カードゲーム系も楽しいが、これは直感的で、説明しなくても道具を見ただけでなんとなく遊びの想像がつくので、ボードゲームに慣れていない人や小さな子どもにも向いていると思う。実際、これの対象年齢は6歳以上なので、小学校低学年から問題なく楽しめる。
【基本的な遊び方】
[1] 順番を決める。
[2] 順番が来たプレイヤーは、ルーレットを回す。ルーレットには、どの色の氷を割るかが書いてあるので、それに従ってハンマーで氷を割る(叩き落とす)。
[3] 自分の順番のときに、ペンギンが足場から落ちてしまったら負け。
ぼく「そりゃあ!」
狙いを定めて、スコン、と氷を打ち抜く!
力が弱すぎると氷が落ちないし、かといって強すぎると台が揺れてペンギンが落ちてしまうかもしれないので、よく狙い、ほどよい力加減で落とすことが重要だ。
娘「回します。えっと、青1個。ここだ!」
娘「せいっ!」
ぼく「お~、攻めるね」
自分の番をしのぐことだけを考えたらペンギンから遠い氷を落としていったほうが安全だが、ほかのプレイヤーの妨害を考えると、あえてペンギンから近い氷を落とすのも手。
なにも言っていないのに、初手の時点でそこを理解して攻めてくるとは、なかなかやる。
息子「青1」
ぼく「お~、青が続くなぁ」
息子「はしっこにしよう。ここだ!」
息子「あっ」
息子「あぶなっ! 止まった」
ぼく「転んだけど踏みとどまった!」
なるほど、おもしろい!
たとえ安全圏の氷を落としたつもりでも、叩き方によっては台が揺れてペンギンが転び、思わぬ方向に行ってしまうことがあるのか!
これは見た目的にもドキドキして盛り上がるし、戦略性という面でも奥深い! さっきまで安全だったエリアが一気に危険エリアに変わりうるし、逆もしかり!
その後、何周か慎重な攻防が続き……
娘「いきまーす。ここなら安全そう」
しかし、場の氷が少なくなってくると、氷同士にはすきまができてしまう。
場の氷は敷き詰められて互いに押し合うことで浮いているので、当然、すきまが増えるごとに浮く力は弱まるのであり……
娘「あっ」
崩れた! 安全圏の氷をつついた瞬間に均衡が崩れ、遠くの白い氷ともどもペンギンが落下!
ペンギンを落としてしまったので、このゲームは娘の負けということになる。
娘「え~、なんで! そっちさわってないのに!」
ぼく「ウェヘヘ! 勝った! 勝った!」
息子「もともと不安定になってたんじゃない? ちょっと下がってた氷あったし」
ぼく「ウェーーーイ! 勝った~! フッフ~!!」
ふだんボードゲームをやると負けることが多いので異常に喜んでしまった。誰が保護者かわからない。
1ゲームが終わったら、次のゲームに向けて、みんなで氷を敷き詰め直していく。
娘「これってさぁ、白と青の氷をまとめて半々で置いたらどうなるんだろ」
息子「あえてきれいに順番にしてバラバラにするのもいいかも」
ぼく「なるほど~いい発想ですねぇ~まあ勝つのはぼくなんですけどねぇ~」
ゲームのいろいろな可能性を考察する若きボードゲーマーふたりと偶然の1勝におぼれる小物ひとりである。
その後、何回もプレイしていく。
1ゲームがだいたい2~3分、終わったあとに氷を敷き詰め直す時間を含めても計5分くらいなので、かなり速いテンポで何回も遊べる! 氷をハンマーでスコンとぶっ叩くのが気持ちいいこともあり、ぜんぜん飽きない!
プレイしていると盛り上がる場面がたくさんあるのだが、たとえばこんな感じのシチュエーションはかなり白熱する。
大きな穴ができてしまっており、少しでも揺れたらペンギンが落ちそう。
こういうときは、なるべく遠くの氷を慎重に割っていくことになるわけだが、ちょっとでも力加減を誤ると即失敗! 「テーブルゆらさないで!」「ゆらしてないって!」みたいな声が飛び交う。
ルーレットの目には「スキップ(なにも割らなくていい)」があるのだが、それが出たときの喜びようはすさまじい。なお、逆に「白1青1(白と青を両方割らないといけない)」もあり、それが出てしまうと絶望的である。
……という感じで、1時間以上ずっと遊び、いよいよラストゲーム!
このあと外出予定があり、外でご飯を食べようと思っているので、勝った人の希望のお店に行くことにした。娘と息子はコメダ珈琲店に行きたいらしく、ぼくはくら寿司に行きたい。ぼくはくら寿司の胡麻香る担々麺が大好きである。
昼食がかかっているだけのことはあり、みんな真剣そのもの。
ゲームは白熱し、氷の数がかなり少なくなったころ、ぼくの番が来たのだが……
は?
これ……手詰まりでは? どこを叩いても均衡が崩れてほぼすべての氷が落ちそうなのだが?
いや、しかし……まだわからない! あきらめるな! この世に不可能なんてない!
あるじゃねーか!!
息子「コメダ行きましょう」
娘「決定ですね」
ぼく「……」
……
…………!
ぼく「いえ、ちょっと待ってください」
ぼく「じつはですね、ゲームはもう1個あるんですよ。似てるけどちょっと違う、クラッシュアイスゲームっていうのがあるんです。こっちが本番なんですよね。じつは」
息子「なにそれ」
娘「ずるくない?」
いまこそ! ギフトをふたついただいたことを活かすとき!
こちらのほうが、ルーレットのマス目が多く、やや複雑なぶん戦略性は高そう!
戦略性が高いということはすなわち、大人が有利ということ! 覚悟しろ! ボコボコにしてやる!!
店員さん「お待たせしました。こちらコメダ特製ピザです」
娘「ありがとうございます」
コメント
ベルウィックサーガは名作SRPGなのでセーフ
いつやるかな~と思ってたゲームを取り上げてくれてうれしい
ピザ美味しそうですね
ほっこりした
子供たち相手だと途端に小物化するパパぼく。すき
クラッシュアイスゲームはやったことないけど見たことはあった、結構有名だよね
PS2世代なのにベルウィックサーガまじで知らなかった
ペルヴィックスラストなら知ってるのですが
コメダ珈琲という普通に頼んでも
ムチムチになるボリューム満点の店
ワイは一緒にやる彼女も子供も友達もいないので
デリヘルを呼んでこれやるか………………
店員さんにお礼が言える娘さんの知性を見るに
やはりパパぼく。の父親力が伺える
なおゲームには負ける模様
これ面白いですよね!大人でも結構ムキになっちゃうの分かる気がします
けっこうお安く買えるのね
このゲーム、友達と深夜テンションでやったらめちゃくちゃ楽しかった記憶
そういえば昨年11月に八景島シーパラダイスにヒゲペンギンちゃんが来たらしいのですがゲムぼく。さん行きましたか?
即負けてて草
親子仲良いのホッコリする
たいていの子どもはシンプルになにかをぶっ壊すゲームが好きである。
真理ね
輸入ボドゲは気が付いたら色んなバージョンが出てる事は時々ある
店員さんにお礼言えるのえらい
結局のところ摩擦の物理に乱数の女神が絡むから性別年齢関係なく詰むときゃ詰むのよねバランスゲームって
喜び方の小物っぷりとても好き
ゲムぼく。さんもじわじわとアナログゲーマー歴伸びてきたし、気づいたらゲムマ参加してそう
昔祖父母の家にこれの蜂と蜂の巣バージョンのゲームがあった気がする。蜂は造形がリアルで子供心に怖かったけどペンギンはかわいくていいですね。
面白いですね!
>>なにも言っていないのに、初手の時点でそこを理解して攻めてくるとは、なかなかやる。
たいていの子どもは他人が嫌がることが好きである。
今気付いたけど、お子さん達のセリフが昔はひらがなオンリーだったのに漢字混じりになってる!
ちゃんと成長にあわせて表記変えてるの、子供の事をしっかり見てるいいお父さんだなあ
(大人げない勝利アピールは見なかったものとする)
小学生低学年かそこらの年頃で店員さんにお礼が言えるの徳がお高い……。
先週くら寿司行ったわ
カニ、担々麺、太刀魚丼と全部うまかったわ
どこかのタイミングで行けるといいね
父親(荒らし)がウェーーーイしてたら普通は「うっぜ」となるのに
スルーしてるところに行き届いたリテラシー教育を感じます
エ、エムブレムサーガ……
いやぁパパぼく。記事は微笑ましくてええのぉ
ベルサガはいいぞ
数年に一度はプレイしちゃう
読み終わったあと満面の笑顔になりました。いつものムチムチ記事も好きですが、ほっこり記事も素敵ですね。
こういうの見るとワイルドアームズ4を連想しちゃう
冷静娘息子さんのファンになっちゃった
いつもほっこりする
パパぼく回ほんとすき
所要5分のゲームで1時間遊んでくれるパパに感動
店員さんにお礼ができる良い子でなによりです
精神年齢が逆転しているようにみえるけど親子仲良く楽しそうで何よりです
小物悪役的負け方を見せつけることで情操教育の糧にされるとは流石です。
いつもの即墜ちにニヤリとしました。
コメダ珈琲店に行ったことはありませんが、おいしそうなピッツァですね。
まんまるむちむちペンギンの代わりにアニスのドスケベ水着フィギュア乗せてやりたい
クラッシュアイスゲームのほうをサプライズ送り付けした者です。
遊んでいただけて嬉しい〜!!これ本当に面白いんですよね!!
そして安定の息子さん娘さん勝利でほっこりしましたw
パパぼく。ほんとに好き
親がゲームに熱中してくれてると子供はやっぱり嬉しいと思うので、これからも全力で小物でいてください!
即堕ち2コマゲムぼく。好き
くら寿司サイドメニュー(平日ランチの丼含む)が美味しすぎて
寿司屋に来たのにサイドメニューばっかり頼んじゃうくらい好き
ほんまか?ってなるくらい毎回ボドゲで負けてるけど
これまでの記事への信頼があるせいで本当に弱いんや……ってなる
次はコソ練という名の大人の本気を見せつけて欲しい
みんなで氷を敷き詰めている様にほっこりすると同時に、この手のシリーズに出てくるお子さんが妄想上ではなくてちゃんとリアルにいらっしゃるんだなぁと実感しました。
子供2人はパパぼく。のあしらい方を完全に取得してるなぁ
前にボーリングかなんかでパパぼく。が勝った時あったけどその後子供達にアイスをプレゼントしてたのなんだかんだで親ぼく。してるのほっこりする
6マスのルーレットから6ピースの特製ピザへ
この負け演出、好き
ボードゲームちゃんねる、微笑ましくて好き。
コメダ行きましょう(冷徹)
学生時代部活の部室になぜかあったけど、記事を見て子供も大人もワイワイ楽しめるよな…と懐かしくなっちゃった
今日もお子さんたちも元気そうで何より
あとペンギンかわいい
パパ僕いいぞ!
ボドゲとペンギン、パパぼく回が大好きなのでにっこりした。これからもたくさんあそんで更新してほしい
ぺんぎんのビジュ良すぎない?
被ったギフトを上手く記事にしてくれてこの辺は流石だよな。贈った人も嬉しかろう